兵庫労働局よりハローワークシステムの変更に伴い、求人票と公開方法が変わる旨のリーフレットが公開されています。

詳細は、

「2020年1月6日から求人票と公開方法が変わります」（兵庫労働局ホームページ）

「2020年1月6日からハローワークのサービスが充実します！」（厚生労働省ホームページ）

にてご確認ください。

新システムでどう変わるの？　

【ハローワークを利用する求職者にとっては？】
・「ハローワークインターネットサービス（ハローワーク求人情報）」がスマートフォンやタブレットに対応。
・「求職者マイページ」が開設できるようになります。これによりお気に入りの求人や検索条件の保存が可能になります。

【ハローワークを利用する企業にとっては？】
・「求人者マイページ」が開設できるようになります。これにより、求人申込みやハローワークへの採否連絡がオンラインで出来る様になります。
※求人媒体を使われたことのある企業さまなら想像していただけると思いますが、既存の求人媒体と同じような機能（応募ボタンや応募に関するデーターの蓄積）が可能になるのではと予想されます。

・お仕事情報がより詳しくなります。豊富な情報により、希望する企業や団体の事をもっと深く知ることができるようになります。
・求人票に載せることができる情報量が多くなるため会社情報やお仕事内容の記載が充実します。（用紙も「A4片面」から「A4両面」に変更されます。）
・公開方法が変わります。
⇒ハローワーク内に設置されたPCでもインターネット求人票・画像情報もインターネト上でも同じ求人情報が公開されるようになります。
※求人票・画像情報がインターネット上で公開されます。

拡充・集約される求人情報の項目

1.トライアル雇用併用の希望

2.就業場所ー在宅勤務（在宅勤務求人の場合）

3.就業場所ー就業場所に関する特記事項（地図）

4.必要なPCスキル

5.必要な免許

6.週所定労働日数

7.事業所からのメッセージ

8.障害者雇用に関する項目

9.採用人数（募集理由）

10.選考結果通知方法

11.選考場所ー最寄り駅名

12.UIJターン歓迎

13.外国人雇用の実績の有無

※上記追加のほか、「仕事内容」「就業時間に関する特記事項」「求人に関する特記事項」欄など、登録可能な文字数が増える項目もあります。

事前に準備出来る事は？

2020年1月6日以降、既に登録済みの求人情報については「新求人票」に一旦移行（反映）されますが、追加項目については一部を除き空欄となるようです。

ハローワークへ、いつから追加項目の受付を開始してもらえるのか問い合わせたところ「追加項目登録受付の案内は随時行っていくが、登録・確認については2020年1月6日以降でないという対応できない」という回答を頂きました。

事業所が事前に準備できる事としては、ハローワークからのお知らせ（封書）又はハローワークの窓口で「追加登録様式」を手に入れいただき、必要項目を記入の上、ハローワークの窓口に提出する必要があるようです。

※用紙については管轄のハローワークへお問合せください。
※ハローワークによって受付開始時期は違うようです。

求人票に追加登録された項目については、1月6日以降に随時インターネット上で反映されていくようですが、項目の確認や入力作業に時間を要するとの事で、通常よりも時間はかかるそうです。

求人公開に伴う注意点

新システムに伴い、ハローワーク内に設置されたパソコン（検索・登録用端末）と「ハローワークインターネットサービス」が一本化されます。

これにより、現在よりもより詳細な公開設定が可能になるようです。

公開範囲によっては求職者がわざわざハローワークに行かなくてもハローワーク内と同じ求人情報が閲覧出来るようになるので、利便性の向上も期待できます。（求人票や画像もインターネット上で公開されます）

ただし、新システムではインターネット上で求人票が公開されるので、採用担当者氏名や連絡先電話番号、メールアドレスなど、個人が特定されるような項目については、公開に差し支えないか注意が必要です。

（採用担当者の氏名については、「名字のみ」の表記や「採用担当者」の表記でも問題ないそうです。）

公開範囲は以下の通り選択設定ができます。（求人の公開範囲はいつでも変更できるようです）

❶すべての求職者に事業所名等を含む求人情報を公開する

❷ハローワークに登録している求職者に限定して事業所名等を含む求人情報を公開する

❸事業所名等を含めない求人情報を公開する
⇒ハローワーク内でもインターネット上でも事業所名等は公開されません

❹求人情報を公開しない
　⇒求職者への情報提供はハローワーク窓口のみ

現在と2020年1月以降で「事業所名等」の定義が変わります。

上記❶～❹で記載のある事業所名等については、現在と2020年1月6日以降で示す内容が変わります。

●現在
事業所名、代表者名、法人番号、所在地、担当者の電話番号、FAX番号、備考

●2020年1月6日以降
事業所名、事業所番号、所在地、ホームページ、労働者派遣事業許可番号、就業場所の住所（市区町村名まで公開）、地図・最寄り駅・設立年、資本金、会社の特徴、役職・代表者名、法人番号、選考場所の住所・地図・最寄り駅、応募書類の郵送先住所、担当者の課係名、氏名、電話番号、FAX番号、Eメール、支店・営業所・工場等、年商、主要取引先、関連会社、画像情報

まとめ

システムの変更後（2020年1月6日以降）は、求職者にとっても、ハローワークを利用する企業にとっても、サービスの充実と利便性の向上が期待されます。

変更点の中でも特に注目されているのが「仕事内容」欄の充実。

掲載する求人票の情報量が増えることにより、「求職者が求める情報を詳細に伝えられる」ようになります。

1月からのシステム変更に即対応ができるよう、当ブログでも新たな情報が分かり次第情報をお伝えしていきますので、是非当ブログをご活用ください。