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【第92回】“メンター制度”“ブラザーシスター制度”って? 2019.2.28放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(ゲンキ)にて放送中のラジオ番組、マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

 

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役社長
河本 尚吾

 

 

MC

FM GENKI  パーソナリティー
中村 佐織さん 

 

 

メンター制度とは

中村 さて今日はですね、河本さん。 “働き方改革”という言葉が、この番組でも何度も取り上げていますし、そしてマインズさんのセミナー等でも、会社に人を繋ぎ止めておく方法という事で、色々とテーマとしてお話はしていただいてますが。今回はその中で、社員の定着の為には、当然教育っていう所が問題になってくると思うんですが。とっても新しい言葉で、私は初めて聞いたんですが、“メンター制度”というものがあるそうですね?

河本
 はい。大手企業の中では、実は比較的導入が多い制度でして。まぁでもそんな難しい事じゃなくて、新入社員が来たら、相談する人はこの人ですよっていう風に決めるって感じですね。


中村 それは部署内の先輩とかそういう事ではなく?


河本 ではなく、出来るだけ利害関係のない他部署の人、比較的会社の従業員の数が多い所の方がしやすいですよね。


中村 カウンセラーを置いてる様なそういう感じ?


河本 そういう感じではなく、従業員同士ですね、基本的には。


中村 従業員同士で利害関係がない、ちょっと離れた距離で見てもらえる人?


河本 1年生になった時に、最初、6年生が連れて行ってくれたりするじゃないですか、小学生って。あんな感じですね。その時は特に脈略もなく、なるじゃないですか。そんな感じです。


中村 それってどうやって選ぶんでしょうかね?


河本 いやぁ、もう会社によりけりですね。


中村 そうですね。色んな関係性がありますからね。


河本 ただ、そのルールの作り方なんで、同じ部署ではダメですよ、とか。


中村 確かに本音は言えないですよね。近いと。


河本 仕事の相談とか教えるとかっていうのは、OJTと言って、先輩が直接教えたり、そういう事は昔からある話なんですけど。


中村 実務の部分ですね。


河本 そうそうそう。それ以外の、言ったら、学生だったのが、いきなり社会に出ていきなり会社に入って、仕事の仕方もそうですけど、過ごし方とか、分からない事が多かったりとか、相談しにくいとか、そういった物を解消するために、仕組みとして作っていったって感じですかね。


中村 確かに、日頃の日常業務の中では相談しにくいですよね。


河本 そうですそうです。やっぱり怒られるとかあったりとかね。


中村 「そんなん考えてる暇があったら仕事しろー!」ってなったりとか。


河本 「教えてくれてるけど、何言ってるか分かりません」とか、本人に言えないじゃないですか、あんまり。


中村 あははは(笑) そうですね。でも、そういう部分が逆になかったっていうのは、昔は大変だった訳ですね。

 

 

 

「強制」しない「寄り添い型」の管理の仕方

河本 やっぱり時代が違うという言い方になっちゃうんですけど。昔は、「こう言ったらこうや!」みたいな感じでいけたんですけど。いわゆる体育会系ってやつですね。色んな統計ありますけど、統計が全てじゃないですけど、「体育会系の会社は嫌」っていう風に答えてる若者が多いというアンケート結果が比較的多いので。じゃぁ、それに代わる育成の仕方とか、管理の仕方とかは何が良いんやろうって考えると、こういったメンター制度とかっていう寄り添い方のものが良いのかなっていう風になってきますよね。


中村 これはでも、メンターになる側としては結構大変ですね。


河本 そうですね。仕事増えるみたいなものですからね。・・・仕事と言うか、役割が増えると言うか。


中村 自分の業務以外にも、そういうプライベートな相談があったりとか、色々メンタル的な事の相談がある訳ですからね。


河本 それが上手く回った場合をイメージすると、自分が入った時に、そのメンターの人にすごく助けてもらったりしたとなると、今度自分が相談を受ける側になった時に、その恩返しじゃないですけど、親身になってあげるって事が繰り返されるとすごく良いですね。だから、入れていきなり効果が出るっていうのはなかなか。相談する側が、相談受ける側に回る頃になってやっと色々分かって来る、循環し出すんじゃないかなーっていう風に思いますね。


中村 このメンター制度というのは、最近出来たものですか?


河本 詳しくは調べてないですけど、7~8年前くらいから…。言葉としては、もっと前からあったかも知れないですね。


中村 という事は、そろそろ、メンター制度を経験してきた若手の人が、今度は相談を受ける立場になっているという企業もあるかも知れませんね。


河本 そうですね。ですし、言葉とか制度がないだけで、中小企業とかでそれが出来てる、無意識にそういう社風になってるっていう会社も当然あると思うので、それをちゃんと仕組みとして、こういう物ですっていうのを形にしたっていうのは分かり易いですよね。

 

中村 そうですね。安心して相談出来ますしね。・・・あと、メンター制度と別に、“ブラザーシスター制度”というものがあるそうですね?

 

 

「ブラザーシスター制度」とは?「メンター制度」との違い

河本 これもメンター制度と近いんですけど、どちらかと言うと同じ職場の先輩って感じですかね。


中村 先程は少し距離がありましたよね?


河本 はい。“ブラザーシスター”なんで上司じゃなくて先輩ですね。


中村 お兄さん、お姉さんっていう事ですね。こちらもプライベートな相談等も受けるんですか?


河本 そうですね。どちらかと言うと、公私混同するなみたいなのが多かったじゃないですか。


中村 「プライベートを仕事に持ち込むな!」っていう事ですね。


河本 そうそう。そうではなくて、そういった事も相談しても良いんですよっていう事ですよね。かと言ってね、どんな相談が来るかは分からないんですけれども。結局、本来、仕事の会話しかないと、相手の事って実はよく理解出来ないんですよね。お互い。何が好きでとか。


中村 そうですね。性格が分からないと。


河本 分からない。例えば、一回でもちゃんと飯食うと、どういうファッションが好きとか、実はどういうタイプやったりとか、色々分かると、実は無意識なコミュニケーションと言うか、やり取りがスムーズになるので。


中村 ビジネスでも、性格が分かっていれば、こういう時はこういう対応を取るだろうっていう予測が出来たり、対応出来ますよね。


河本 はい。コミュニケーションの量は仕事のスムーズさに比例するんで。そういったコミュニケーションの量を、仕組みで確保していこうっていう側面もあるかも知れないですね。


中村 じゃぁ、“メンター制度”と“ブラザーシスター制度”っていう制度の違いっていうのは?


河本 結局、部署が同じ部署か違う部署かっていう。


中村 プライベートについて相談しやすいのはメンター制度?


河本 メンター制度の方がしやすいでしょうね。


中村 仕事の事だったら、やっぱり同じ部署の方が。


河本 うんうん。企業規模によって、メンターとして、他部署の人とやりたかっても、そこまでの人数じゃなかったら、なかなか難しかったりとかしますので


中村 そうですね。でもこういう制度がある事によって、今までは悩みを打ち明けることが出来なくて辞めるしかないっていう。そういう方に行っていた人が、ひょっとすると悩みが解決される事によって、会社に留まる事が出来るかも知れないという事ですね。


河本 そうですね。言えないっていうのは結構辛いんでね。ひとりで抱えるって事になるんで。


中村 そうですね。

 

「ひとりじゃない」・・・誰かに相談できる環境を

河本 それが内容がどうであれ、本人にとっては苦しい問題であるっていう事だと思うので。そういった制度があっても、言えない人も居るかもしれないですけど。そういう雰囲気を、しっかりと作っていくっていうのが良い事かなと思います。


中村 確かに、自分にはその会社が合ってないんじゃないかなーとかって考えても、相談することによって、「いやっ、私もこうだったよ。同じだったよ」って共感してもらる、っていう事があればやっていけたりっていう。


河本 ありますね。一人じゃないって思えるとやっぱり安心しますしね。


中村 そうですね。この一つの会社で、最後まで定年までいよう!っていう人が、少なくなっているって言う中で、すごく面白いと言うか、なるほどなって思える制度ですよね、これは。


河本 一つの会社に一生居る時代じゃないっていうのは、間違いないと思うんですけど、会社として、「うちはそれを目指します」っていう会社があったって、まぁ良い訳ですよね。そういう風に、色んな形で会社をやるんで、その会社に合った制度をやるのが一番良いのかなと。「ずっと会社に居続けてくださいね」っていう会社やったら、こういうのやった方が良いと思いますし。


中村 でも、実際その人離れで悩んでいたりする会社も、マインズさんはご存知だったり?


河本 人離れっていうのは辞めちゃう?


中村 はい。辞めちゃうっていう。セミナーなんかをされてる上でね。相談は?


河本 やっぱりほとんどの会社がそうですね。人不足の時代に辞めるという現象は、結構辛いですよね。


中村 ですね。今度、また新しい人入れるっていうのは、ものすごく労力のいる事ですよね。


河本 そこが、いよいよ本当に変わらないといけないんじゃないかっていう所まで来出してるとは思うんですけど。そういった会社に、こういう取り組みを紹介したりとか、工夫してやってもらったりとか、そういう事をやろうと思うと、結局、会社が変われるかどうかって話になってくるんで。


中村 そうですね。


河本 文化を変える話なんで。


中村 ええ。

 

 

企業文化・風習を変えられるかどうか。

河本 文化を変えるのが、これまた難しいんですよね。「文化」って形がないので。無意識に行われてる、習わしとか風習とか、空気じゃないですか?で、その文化の中に居る人は、その文化に気付けないので。文化変えるって言っても、何を変えるのかが…なかなか。外から見てたら結構分かるんでしょうけどね。


中村 その辺りを、マインズさんのセミナー等で、解決される場合もあるんでしょうね。客観的なアドバイスによって。


河本 そうですね。その、文化に原因があるんじゃないかっていう所にまで、辿り着いた会社さんとかは、やっぱりその文化を変える事をしようとされますもんね。


中村 そうですか。


河本 その文化は別にいいけど、って場合は別の課題でしょうし、結局、人が辞めるって行為の原因は、会社によってバラバラなんで。その課題を見つける事が、今は一番大事なんじゃないかなーって思いますね。


中村 マインズさんの会社自身、社内では、そういったメンター制度の様なものを取り入れていらっしゃるんですか?


河本 正式に制度として謳ってはないですね。ただ、他部署の人と関わる機会を作る様にはしています。積極的に。


中村 以前にも伺った事がありますが、臨床心理師さんがいらしたりとかね。


河本 はい。3名共、国家資格としての公認心理師になって。心理相談員とか、キャリアコンサルタント、キャリアコンサルティング技能士、そういった専門の資格を持ってる人がうちには多いですね。


中村 そういった方々がサポートしているという事ですね。


河本 そうですね。


中村 今日は、メンター制度についてのお話をお伺いしました。マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は3月14日の放送となります。河本さん、ありがとうございました。


河本 ありがとうございました。


中村 この番組は株式会社マインズの提供でお送りしました。