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【第203回】インボイス制度について考えよう

ニュースブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

 

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役 会長 河本 尚吾

MC

FM GENKI  パーソナリティー 脇 たまき さん

 

 

わからない・わからない

  さて、河本さん。

河本 はい。

  10月からですね~、私はある事で泣いてまして…(笑)

河本 はい(笑)

  何かと言いますと“インボイス”が始まりましたね。

河本 始まっちゃいましたね。

  そうなんですよ。ぶっちゃけますと、私年収1000万以下なんですよ。

河本 はい。

  なので、今まで免税事業者だったんですね。

河本 はいはい(笑)

  でも、インボイスっていうので、事務所の方から「課税事業者になってくれないか?」と。別に免税でもいいみたいなんですけど、何となくよく分かってなくて、「課税の方が何かいいんじゃない?」みたいな空気感があって。それで「わかりました~」って感じでその登録番号みたいなのを貰うんですよね?

河本 そうですね。

  で、それを貰って、私は何となくいいんじゃない?って空気感だから良い事あるのかなーって思って(笑)

河本 いや~…まあねぇ(笑)

  そう思ってたのに蓋開けて色々聞くと泣いちゃう…っていう事が(笑)

河本 そうですね。まあ、単純に10%減ったみたいなもんですよね。

  そうです。最近、手取りが減るっていう事を知って。私もちょっとボーっとしてたなって感じなんですけど(笑)1000万円以下の今まで消費税が免税だった人も結局は払わなきゃいけなくなったっていう事ですよね?

河本 そうですね。

  そうすると手取りが減っちゃうって事でなかなか辛いですよね。

河本 そうですね。これを増税じゃないって言い切るのは無理があるんじゃないかなと思いますけどね(笑)

  無理があると思います(笑)

河本 税収っていう意味で言うと底の部分はだいぶ増えますしね。

  増えると思います。私、実際これ消費税増税じゃないの?って思ってるんですけど。

河本 1000万未満か以下かはちょっとアレですけど、今まで免除だったものが無くなったっていうイメージですよね。

  そうですね。国としてみたら「特別にしてあげてただけだよ」って(笑)

河本 色んな団体が反対の署名だなんだってやってましたけどね。結局、普通に実行されましたね。

  そうですよね。

河本 税は僕は専門じゃないので、やっぱり税理士さんに聞いた方がいいんでしょうけど。一般的に会社として思うのは、なんせ手間なんですよね。

  あっ、そういう事ですか!

河本 なんせ手間なんですよ。

  色々と手続きもあって?

河本 そう。何故か会社に結構それの確認とか義務があって、手間が増えただけみたいな感じなんですよね。だから、何でこんなデジタルの時代に余計アナログな事をしないといけないんだろうみたいな。またそこもクリアされていくんだったらいいんですけど。

  はい。

河本 小規模事業者でインボイスをしない人も結構いるっぽいですけども。でも、企業からすると消費税の二重払いみたいになっちゃうので一部でも。そうすると番号を持ってる人にっていう流れにはどうしてもなっちゃうんじゃないかなっていう。

  そうですよね。会社側が被らないといけなくなっちゃうから。

河本 何で??って感じなんですけどね(笑)よく分からないんですよ。

  そうすると免税のままいますっていうところもあると思うんですよね。そうすると取引相手の方がその人の分の消費税を被らなきゃいけなくなっちゃう?

河本 今のところ8割は免除らしいですけど。

  そうですね。猶予期間みたいなのがあるみたいですけど。

河本 5年だったかな?あるみたいですけど。

  それもね、被ってもらうのも何か申し訳ないなっていう気もするし。

河本 なかなか混乱していくだろうなって。まだ10月でそんなに決済が動く月で閉まってないから、色んな物がまだ動いてないかも知れないですけど。大変だろうなと。

  そうですよね。

河本 それに温度差も色々あるでしょうしね。各企業の。

  それはどういう?

河本 キッチリしようっていうところと、様子見でいいんじゃないっていうところと。

  あー。

河本 それもいずれ徐々に固まっていくんでしょうけど。手間ですよ(笑)

  そうですよね。事務処理とかも随分増えるでしょうしね。逆に、その免税の人と課税事業者になりました、免税事業者のままでいるっていう人、私が所属しているタレント事務所とかだったらタレントさんの中でも色々といるんですよね。そしたら事務所側の処理としてはその分仕事が増えるんですよね?その8%の免除から5%の免除、5年間の間にその免除率みたいなものも変わるらしいので。またそれも仕事増えますもんね。

河本 増えます。本当にややこしいです。

  ですよね(笑)

河本 もう何って表現したらいいか分からないくらい。もうカオスみたいなものですよね。

脇  そうですよね。

河本 今しないといけないの?っていう(笑)それは凄い思いますね。

  そうですよね。物の値段の消費税を上げるのってなかなかしんどいじゃないですか?やっぱり大反発みたいなのがあると思うので。まずはここからって言うか…(笑)私の勝手な考えですけど。

河本 うんうん(笑)

  まずはここからいこうか!っていう感じになったのかなーって勝手に思ったりしたんですけど。

河本 いや~、それはどういう意図があってっていうのは分からないですけどね。確定申告ですか?そういうものの推進もそうですし、払う側は消費税を払ってるんだからそれをちゃんと貰ってもいいだろうって思ってるかも知れないですし、ちょっと分からないですけどね。もうちょっと手間の掛からない方法はなかったのかなっていう(笑)僕はそれですね。

  もう一つ怖いなーと思ってるのが、今の物にかかってる消費税ってまたそのうち上がる?消費税率を上げる為に今のインボイスは第一歩なんじゃないかなって想像してるんですけど。 

河本 まあ嫌な予感ですね(笑)

  あははは(笑)やっぱり河本さんも思われてましたか?

河本 何故そういう事をするのかもう意味不明なんですけどね。それが正しい政策の様に思えないんですけども。って言うか、今まで正しかった事あったっけ?っていう。正しかったらこんな状態になってないでしょうよっていうのがありますね。それを今後もこれが正しいって何を根拠に?っていう感じなんですけどね。

  ほんと、このラジオを聴いてくださってるリスナーさんの中でも同じ気持ちでいる人沢山いらっしゃると思うんですよね。

河本 まあ、でも個人ではどうしようもないですしね。

  そうなんですよ、これが…。

河本 最近なんて、選挙で言ってる事と実際やってる事が違うから、そもそもそれでいいの?みたいな(笑)

  あー…(笑)

河本 決めようがないね…っていう。

  そうですね…。

河本 何かシーン…ってなっちゃいますね(笑)

  はい(笑)言ってる事とね実際やってる事がね、あれ?ってね。あれも変だなってきっと皆さん思ってると思うんですけどね。

河本 それをやられると関心はどうしてもなくなっちゃいますよね。

  だから「どうせ投票にいったってまた違う事実際するんでしょ」みたいになってまた投票率が下がっちゃうっていう悪循環にはなってるのかな~とか思いますけど。

河本 下がった方が得する人達も一定数いますからね。

  そうなんですね。それも聞いたことあります(笑)

河本 やるせないなっていう。

長いトンネル

  もう一つね、皆さんに頷いてもらえると思うのが、やっぱり、それと同時にインボイスで消費税上がって苦しんでる私みたいな人も沢山いる+物の値段が上がってるっていう前回のお話の続きなんですけど。上がってますよね?

河本 上がってますね。だから企業がだいぶ飲み込んでた部分は多いと思うんですよ。原材料の高騰っていうものを価格転嫁をできるだけせずに。何て言うんでしたっけ?おやつとかでも、値段を変えずに量を少なくするみたいな。

  そうなんです!!

河本 隠れ値上げでしたっけ?

  隠れ値上げでした。どことは言いませんけど、美味しそうな私の大好きなお菓子パッて開けたら「アレ!?5枚!?」っていうのあります(笑)

河本 あははは(笑)それも一応工夫としてね。

  空気がいっぱい入ってるんですけどね。外見は同じ袋の膨れ具合なんですけど、開けるとアレ…??っていう(笑)

河本 とうとう、そういうのが難しくなって価格転嫁しなくてはいけないという形で、今月から色んな物がまたね。

  10月からね。

河本 ちょっと何々上がったのか調べてないんですけど(笑)

  400何十種類品目って言ってましたね。

河本 じゃあ、ほとんどですね(笑)

  そうなんです!

河本 前回も言いましたけど、お給料が上がっていくんだったら物価も上がっていってもいいと思うんですけど、それがなくコストプッシュ。出口がないなーっていう感じですね。

  円安も進んでるじゃないですか?だから日本円の価値が下がってるのかなっていうのが何となくある+輸入の料金が増えてるから、それで物の価格が上がっていっちゃってるんだろうなっていう風に思うんです。

河本 嬉しいのは外国人じゃないですか(笑)

  輸入されてる企業さんとかですか?

河本 いや、観光客として日本に来た時に全部が安い訳じゃないですか。

  そうですよね!

河本 こんなに安いの!?っていう話ですからね。

  喜んでらっしゃいますよね。

河本 こんなに美味しくてとか、こんなに品質が良くてこんなに安いの!?っていう話になるので。日本が経済的に強かった時代の東南アジアって安かったですよ。

  そうですよね。

河本 ただ、そんなに品質は良くなかったですよ。サービスも。日本は元々そこうるさいじゃないですか?

  そうですね。

河本 それを安くでこんなに良い物っていう、まさに夢の国みたいになってるんじゃないですか(笑)

  私が外国の方だったら絶対に日本に来ますもん。いっぱい買い占めます。

河本 そうですよね。逆に、日本人が外国にいくと物価が高すぎてね。

  そうなんですよぉ~…。

河本 海外旅行いけなかったり物が買えなかったり、本当に悲しくなる訳じゃないですか。飛行機も高いし(笑)

  高いですー!!

河本 何の為に一生懸命働いてるのかなっていう(笑)根本的なところに辿り着いちゃうんですけどね。

  ビックリしますよね。この間、京都の大原にいったんですけど、中国と韓国の方が大原三千院、宝泉院、寂光院にいらっしゃって、ここにまで!って。

河本 僕もね、ここのイーグレの1階のうどん屋さんに入ったんですよ。40席くらいあるのかな。僕以外全員オーストラリア人でしたね(笑)

  えー!!(笑)それも凄いですね!!

河本 それと通訳の日本人が一人と。

  姫路を見にいらしたのかな(笑)

河本 団体ツアーだったらしいです(笑)凄かったですね。

  それはそれでありがとうございます。日本に来ていただいてお金を落としていただいて。

河本 それは全然いいんですけども。あー凄いなあと(笑)

  それくらいやっぱり日本が有り難い国と言うか円安なので。

河本 やっぱり日本食は有名ですしね。外国人が良い思いするのは良い事なんですけど、日本人も良い思いしたいですけどね。

  そうなんですよ(笑)なかなか難しいところ。輸入品が多くて物が高くなってるんだったら、国内で物を全部作っちゃう様にしたらいいんじゃないかなって。

河本 それを推進してないですもんね。元々。

  そうですか~。

河本 だって、減反が一番分かり易いじゃないですか。

  “減反”っていうのは減らす田んぼですよね?

河本 そうそう。あれは何十年も前からやってるでしょ?

  そうです。最初知った時びっくりしました。

河本 最早、意味が分からないですもんね。

  日本の農業の方にお米を作る量を減らして、その分補助金か何か出るんですか?

河本 お米作らなかったらお金あげるよみたいな。

  それおかしいですよね(笑)

河本 おかしいんですよ(笑)小麦の値段が上がってコメの値段が下がるって意味が分からないですよ。

  はい…。

河本 米食べたらいいやんっていう。

  そうですね。小麦じゃなくてお米を沢山作ったら、私達の国内で全部賄えるようにしたらモノの値段も上がらないし、国内の農業の方とか国内で作ってる企業の会社が潤いますもんね。

河本 だから、国民の為にやってるんじゃないんじゃないですか。別の何かの為にやってるんじゃないですかね。

  うわあ…。ちょっと深そうなので(笑)これ以上はちょっと掘り下げない様にしときましょうか。

河本 あははは(笑)そうですね。

  という事で、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は11月9日の放送です。河本さん、ありがとうございました!

河本 はい。ありがとうございました。