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こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役 会長 河本 尚吾
MC
FM GENKI パーソナリティー 津雲 あおい さん
どれだけ本気になって取り組めることがあるか?
津雲 さて、河本さん。私この間、いつもよく見ているブログで、ちょっと面白い言葉を見つけたんですね。
河本 うんうん。
津雲 とあるアーティストさんのブログだったんですけれども、その方が「マイナスがプラスを作る」っていう言葉を書いていたんですね。「何のこっちゃ?」って感じですよね(笑)
河本 うんうん(笑)
津雲 これがその「音楽家を目指す為には、どういったことが必要ですか?」っていう質問に対しての答えなんだそうなんですけど。「音楽よりも面白いものに出会わなければいいんだよ。野球やサッカーが得意でなければ、音楽しかできなかったら、もちろん、ピアノの練習を一生懸命してピアノが上手くなるでしょう」と。「もし、野球やサッカーが得意だったら、ピアノの練習しないから音楽家になるのは難しいよね?だから、マイナスが楽しみが何もないけど、プラスになるよ」という(笑)
河本 ほぉ~。楽しみが他にないけれど、と(笑)
津雲 そう(笑) それが「マイナスだけれども、実はそれが音楽家になるっていうことを取るとプラスだよ」ということですね。
河本 なるほどね~。表現が面白いですね。
津雲 そうなんです。ちょっとした言葉遊びだなと思ったんですけど。
河本 皮肉っぽいというか、ジョークっぽいっていうんですか、何ていうんでしょうね?
津雲 それしかなかったから、頑張ったみたいな。
河本 まぁ、言いたいことはわかるんですけど。まぁ「没頭しろ!」っていうことだと思うんですけど(笑)
津雲 そうですね(笑) それにかける時間が多ければ多いほど、その道を極められるのかなという気はしたんですけれども。仕事とかその道を極めるとかっていうのって、やはりそれだけの時間をやらなきゃいけないと思うんですけど。小さい頃に自分の仕事を決めるって、すごく難しいかな? って。その仕事って決めるから時間を費やせるわけで。今の話でいうと、ピアノとか音楽って決めたから野球、サッカーはシャットダウンできますけど、でも、「もしかしたら野球に才能があるかも知れない」と思うと、ピアノに時間を費やすのすごい難しいような気もしますし。
河本 難しいですね。あー、なるほどね~。どう言ったらいいんだろう…? この“マイナスがプラスを作る”っていう表現が、聞けば聞く程結構味がでるなっていう感じがして。
津雲 そうですね!スルメ言葉だと思います。
河本 今は没頭しにくい時代だからっていうのも、あるんじゃないですかね? 逆にいうと楽しみがいっぱいあるから。
津雲 あっ、そうですね! 誘惑も沢山ありますし。
河本 そうそう。便利ですしね! NetflixやYouTubeで。
津雲 マイナスが作りにくいというかね。
河本 TVってリアルタイムにそこに行かないといけないじゃないですか?
津雲 はい。
河本 でも、NetflixとかYouTubeって「自分の観たい時」に観れるじゃないですか?
津雲 オンデマンドですよね?
河本 そうそう。それとか、スポーツ観戦するにしても、自分がやるにしても、やろうと思えば身近にバッティングセンターもあるし、フットサルコートもあるし。
津雲 いろんな手段とか、夢が広がりますよね。
河本 そうです。単純に没頭できるかどうかは別として、楽しいじゃないですか。多少好きなら。
津雲 はい。
河本 その没頭しにくい中で、「敢えて不自由を作っていく」っていう考えなのかなという風に、ちょっと思ったりしちゃいましたけど。
津雲 なるほど。うちのスタッフはこの話をした時に、「何か怒りがパワーみたいだな」って言ってましたけどね(笑)
河本 うーんと…。それも一種あるけどこれは…(笑)
津雲 あははは(笑) まぁ、だから、言葉遊びという点ではいろんな物が感じられるというか、そんな風なのかなと。
河本 「エネルギーの使い方が」って感じはしますね。その怒りがパワーになるっていうのは。モチベーションの使い方というか。
津雲 それもマイナスですもんね。
河本 ただ、野球の才能もあるのか音楽の才能もあるのか。これは子供のことですよね?
津雲 はい。
河本 僕は、わからないです。
津雲 あははは(笑) きた(笑)
河本 子供に何の才能があるかなんて、全然わからないです。
津雲 あー。親御さんとして、お子さんの才能の見極め方っていうのは、なかなか難しいですよね。
河本 難しいと言うか、不可能だと思ってますけど。
津雲 えー。
河本 だって、僕がやってたスポーツなんて、ちゃんとやってたのはサッカーだけですし。じゃぁ「サッカーの事なら何でもわかるのか?」って言ったら、普通の人より分かる程度で、そんなJリーガーになれるかどうかなんか、わからないです。自分より上の話ですから。
津雲 あははは(笑) そうですよねー。
河本 わからないです。
津雲 それが皆さん、一親として「分かる訳がない」と言ってしまえば。
河本 思ってた方がいい。だって、僕はピアノ聞く習慣がないので、上手いか下手かわからないんですよ。だから分からないですね。
津雲 なるほど。まぁ、でも、どうしても音楽家にしたかったら、他を与えずに…(笑) 「ピアノやれっ」て言えばいいんですかね?(笑)
河本 どれが一番本気になれるかを、聞いていった方がいいんじゃないかなと思います。
津雲 あっ、本気になれるか!? 向いてるか向いてないかとか、才能があるかないかではなくて?
河本 うん。才能があるかどうかは、ある程度上にいけば、その中でも更にそれより自分ができるかどうかで、分かってくるんじゃないですか?
津雲 うーん。ある程度上にいかないと、分からない事なんですよね。
河本 多分。それは親であろうと分からないです。なので、本気で取り組めないと応援できないじゃないですか? 適当にやられてても、応援できないので。
津雲 はい(笑)
河本 どれだけ本気になれるかっていうのが、言い方変えると「他の事を捨てる」っていう感じになるんでしょうね。それ位の本気さがあれば、音楽家になれる可能性があると。
津雲 なるほど! 可能性がある? だいぶ逃げましたね(笑)
河本 あははは(笑) でも、他を捨てるって結構な…。ねっ。
自分で自分のレールを敷いて生きていくために
津雲 この話って、先程も河本さんおっしゃいましたけど、味のある言葉っていうのはそこにあると思うんですよね。
河本 うんうん。まぁ、でも、それでプロになれるかどうかは置いておいても、そこまで振り切ったら、ある程度残るものがあると思いますけどね。ほとんどの人がそれをしないので、それを。
津雲 なるほど! そうですね。だから、その道に進まないまでも、残るものはあるよということですね。
河本 間違いなくあると思います。それは、将来的な人脈かもしれないですし。だって、一流とかトップランナー同士って、業界が違っても結構、繋がってたりするので。
津雲 ほぉ~。そうなんですね!
河本 はい。ってなると、今となってはYouTuberと芸能人もよくコラボしてるじゃないですか?
津雲 ほんとですね! トップランナー同士です!(笑)
河本 そこに、どこかの会社の社長とかが混ざってる場合もあるじゃないですか?
津雲 はい。よく見ます!
河本 やはり繋がるので。どこかのところでそれを振り切って、ある程度そういう業界トップクラスの人と会えるくらいまでになってると、後々の一流が一流を知るじゃないですけど、出会いにも影響があるんじゃないかなっていうふうに思います。
津雲 なるほど。そう考えると、昔の私とかが、職業を考える職業選択の時代と、今の職業とかお仕事選択って、全然事情とか可能性とか条件が違うなってのは思いますね。YouTuberもそうですけど(笑)
河本 そうですね。でも、その振り切るっていうのを「現代版」に直すと、多分調べたら出てくるのかもしれないですけど、何時間位それをやってたかっていうのは、たぶん出ると思うんですよ。
津雲 ほぉ。
河本 要するに、ピアノの練習ばっかりやればいいと。じゃぁ、1日8時間を10年やりますと。
津雲 うわぁ…、すごい。
河本 いや、知らないですよ(笑)
津雲 あははは(笑) まぁ、例えばね(笑)
河本 何時間って出るじゃないですか? そういう風な目安は。もしかしたら、それでもなれないかもしれないですよ。才能とかもあると思うので。
津雲 はい。
河本 でも、例えば、士業なんかは分かり易いですよね。弁護士とか、税理士、社労士、そういう士業なんて、ザックリ試験勉強をどれ位しないといけないとかっていう、目安があるんですよね。
津雲 あっ、その資格を取るのに平均して、どれ位掛かりますよっていうのはありますよね!
河本 あくまで平均なので、それより短く取れる人もいますし、それの10倍掛けても取れない人もいるんですよ。でも、時間的な目安はあるので。そういう職業的な専門職的な要素って、結構没頭するっていうのは、どれだけそこに自分の時間をぶっ込むというか。
津雲 費やせるか?
河本 そう。費やせるかっていうところなのかな? ていうのは、ちょっと思いますね。
津雲 だから、先程、河本さんがおっしゃったように、本気になれるかどうかっていうのが大事?
河本 そりゃ~、誘惑は多いですからね。
津雲 今の時代は特にね(笑)
河本 まぁ、勉強なんかは…。「学ぶ」っていうのは楽しいですけど、試験勉強は嫌ですもんね?
津雲 楽しくはないですよね。
河本 楽しくないです。それは嫌な時期もありますしね。でも、それだけの時間をコミットするっていう決め方の方が、分かり易いなーっていう。本気さが分かるなーって感じはしますね。
津雲 士業というところになると、小さい頃からというよりは、ある程度大きくなってから、でも自分がどれだけ本気になれるか…。おっしゃったように時間を費やせるかっていうのは?
河本 もう一回、試験を受けらるかどうかですよね?
津雲 もーいいわ…、ってなりますよね(笑)
河本 そりゃ、大体嫌ですよ(笑)
津雲 もうね! 入試を何個か受けてきて「もうちょっと…」っていう風に思いますよね。
河本 そう。「また!?」みたいな。しかも落ちた日には「また来年?」みたいな。でも、「決めた以上は、もうやるしかないのでっ」ていうところだと思うので。やっぱり、チョロチョロっと適当にやってできないわ…だと何も掴めないと思うので。
津雲 うーん。何を目指すにしても、やっぱりしんどい積み重ねとか、時間とかっていうのは必要で。だからこそ、自分がそれをできるかどうかっていう、決意ができるか決心ができるかっていう辺りが、必要になってくるんですかね?
河本 と思いますね。言い方を変えると、小・中・高併せて何時間学校に使ってるんだろう? っていう。
津雲 はい(笑)
河本 それは、自分がコミットしたいものにコミットさせてるのではなくて、何か決められたものに、強制的に時間を奪われてるみたいにしか見えないんですよね?
津雲 うーん。昔は「自分が仕事を選ぶ上で、可能性を広げる為に行ってるんだよ」みたいに言われた事はあったんですけど。
河本 昔だったら、やっぱり基礎学力、集団行動、集団生活ができないと、やっぱり社会人として…役に立たないというか(笑)
津雲 不適合と言うか(笑)
河本 みたいな(笑) 逆に、それができれば、飯が食えるみたいな感じだったので。だから、一種の正解だったと思うんですよ。食いっぱぐれないためにとか、ちゃんと結婚してマイホーム建てて、子供を学校に行かせるだけの生涯収入はある程度約束されると。辞めなかったらね。
津雲 はい。辞めなかったら(笑)
河本 っていうので良しとされてたし、それが敷かれたレールの上でも。っていうか、敷かれたレールの上って今から思うと凄い素敵な…
津雲 そうですね! それこそマイナスじゃなくてプラスですよね! そこを走っていけばいいっていう(笑)
河本 どの人にも敷かれたレールがあるって凄くないですか!!(笑)
津雲 凄い話ですよね(笑)
河本 今、そんなの一部の富裕層だけですよ!
津雲 ね! レールが敷かれてるなんて! っていう感じですけど。
河本 凄い時代だなって改めて思いました(笑)
津雲 そう。今、マイナスな言葉がプラスに変わった、ていうのを気付かされた瞬間でしたね!
河本 ねぇ~。今、多分、皆レール敷いて欲しいですよね?
津雲 そうですよねー。
河本 不安がなくなりますけど。でも、もうレールはないですから。
津雲 はい。なので、全ての人にレールは敷かれてないですし、自分でそれこそレールをちゃんと一から敷いていかなきゃいけないっていう事なんだと思うので、その辺りのマイナスをどうにかしてプラスに変えてね。
河本 「何かを得ようと思うと、何かを捨てないといけない」みたいなのはあるのかなっていう? 何も捨てずに得れるっていうのはあまりない…。僕の経験上はそうだなと思います。
津雲 人生って選択の連続なんですね!
河本 はい。
津雲 マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は7月14日の放送です。河本さん、ありがとうございました。
河本 ありがとうございました。