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【第173回】自分で考えられる人になろう 2022.7.14放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

 

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役 会長 河本 尚吾

MC

FM GENKI  パーソナリティー 津雲 あおい さん 

 

応援できる人は、言動が一致している人

津雲 さて、河本さん。暑くなりましたぁ~。

河本 めちゃくちゃ暑いですね。

津雲 って言うか、ちょっと前から、だいぶ暑かったんですけど(笑)

河本 梅雨終わりましたね。

津雲 あっという間に(笑) 梅雨が明けましたね~。

河本 こんなに短い梅雨は、初めての経験ですね。

津雲 そうですね。大体、梅雨入りするのも遅かったですけど、梅雨明けが早かったので「あれ? 雨降ったっけ? 」なんてね(笑)

河本 ほとんど降ってないですね。

津雲 そんな感じで、暑い暑い夏がやってきてしまいましたけれども。この暑い中、スーツを着て、就職活動をされている方をよく見かけるんですよね。未だに、この暑いスーツを着て、就職活動ってね…。大変ですよね。

河本 まぁ、だいぶ一時より減ったと思うんですけどね? クールビズっぽく。

津雲 はい、ちょっとラフな感じで、されてるところもあるのかもしれないですね。で、そういった方達を見るにつけ、採用する側の企業さんて、どんな人達を求めてるんだろうな? っていうのを、いつも考えるんですね。

河本 はい。

津雲 これは、新卒にしても、中途の人にしても、同じかな? と思うんですけど。企業の立場からして、河本さんだったらどんな人を欲しいですか?

河本 やっぱり、僕は…。今までの経験上で言うと、“言動一致”。

津雲 言動一致?

河本 正しいことを言える人よりも、言ってることとやってることが一致してる人。

津雲 うぉ~!! これはなかなか、難しい気がしますね。 

河本 まぁ、自分もずっとそれを心掛けているんですけど。
津雲 さすがです!!
河本 いえいえ。やっぱり、人って「大きなこと」を言いたくなりますし。
津雲 そうなんですよね。その場のノリで、何となく言っちゃいます…。
河本 自分を良く見せたい。高く評価して欲しい。

津雲
 はい(笑)


河本
 まぁ、面接の時はその最たるものじゃないですか(笑)

津雲 そうですね(笑) 誰だってよく思われたいです!

河本 そう。高く評価して欲しい。いろいろな事を美化するし。でも結局、言えるのは誰でも何でも言えるんですよ。

津雲 そうですね。

河本 人がやった手柄を「俺がやった」とも言えますしね。

津雲 ズルいな~!(笑)

河本 できないことを「できる」って言えますし。

津雲 バレるとは思いませんしね。

河本 そう。でも、それよりも言動一致の人の方が、信用は貯まるんじゃないかな? っていう。

津雲 お~。

河本 まぁ、その人が、例えば「朝5分早くきて、本を読みます」ってしてるとするじゃないですか? それを言って本当にしてる人が「次にこれをします」って言ったら、するだろうなって思うじゃないですか?

津雲 そうですね。

河本 それなら応援できるじゃないですか?

津雲 うん。確かに。

河本 でも、「それをします」って言ってしない人が、「次にこれします」って言ったって誰も協力しないでしょ?

津雲 「どうせしないだろうな~」って思いますね。

河本 そうやって言動一致してる人が本当に困ってる時は、多分本当に困ってるんだろうなって思う。

津雲 だから、助けてあげようっていう気にもなりますよね。

河本 そう。でも、そうやって言うだけでやらない人が「困った」って言ったって、行動がないから嘘か本当か、本当に困ってるかどうかって分からないんですよ。

津雲 はい。

河本 しかも、困ってるけど何に困ってるかも分からない。自分が原因の場合も多かったりしますし。

津雲 あははは(笑) 「そりゃ~自分が悪いんだ~」と(笑)

河本 そう。別に、崇高なことを言ったりやったりする必要はなくて、ちゃんとやれることを言うっていうか…。やれる最大のことを言うようにして言って、ちゃんと自分に信用を付けないと、周りの人が協力しないですし、期待も段々下がっていくんですよね。

津雲 なるほど。オオカミ少年みたいなものですかね?

河本 そうですそうです。だから、言動が一致してる方が、会社としても入ってから活躍し易いですよね。

津雲 はい。

河本 それがない人は、活躍するのが非常に難しい。

津雲 賭けですよね? 本当にやってくれるかどうか、コイツは分からんぞ? と。

河本 はい。そういうのを、言動一致してところを、引き出していくって言うか。

 

“答え”がないことを前提に、考えることができるように。

津雲 ただ、面接は限られた時間ですよね? そんな中で分かるものなんですか? 勘ですか?

河本 いやいや、いろいろ。一つには、さっき言った信用っていう話ですけど、「信用と信頼という言葉を使って、仕事上での人間関係を説明してください」みたいな。

津雲 ほぉ~。これは例えばの話ですね?

河本 はい、例えば。

津雲 信用と信頼という言葉を使って、人間関係を…? それについて、普段から考えておかないと分からないですね。

河本 例えば、僕が信用される場合って、僕以外の人じゃないですか?

津雲 …そうですね、自分で信用っていうのはあんまり。

河本 自分で自分を信じるっていうのは、大事っちゃ大事ですけど。一般的には他人が評価するものじゃないですか?

津雲 そうですね。信じるっていうのとはまた別で、信用って言うとそうですよね。

河本 「貸したお金を返してくれるのか?」とか(笑) 

津雲 大事です(笑)

河本 その信用は、自分では見えないんですよ。でも、周りには見えてるんですよ。

津雲 はいはい。

河本 自分の頭のこの辺に数字があって、自分だけが見えないみたいな(笑)

津雲 よく漫画とかでありますよね? いきなり数字が頭の上に見えるみたいな(笑)

河本 あるアニメの…、死神にだけ人間の寿命が見えていて、本人には見えないのとかあったじゃないですか?(笑) そんな感じで、他の人に見えているんですど、自分には見えてない。

津雲 うわ、怖いなー(笑) はい。

河本 それを高める方法って、結局、言ってることとやってることを一致させていくことの「信用貯金」じゃないですか?

津雲 何か、得を積んでるみたいな感じですかね。

河本 そう、得を積んでるのもあるかもしれないですね。それができてる人同士のコミュニケーションが「信頼関係」なのかな? みたいな。

津雲 はい。

河本 だって、お互い困ってたら助け合えるのも、その信用がある人同士だからこそ、疑う必要もなく、人として支え合ったり、助け合ったりできる訳じゃないですか?

津雲 先程ね、本当にこの人は困ってるんだろうか? っていうのが、疑うことなく「この人がこれだけ困ってるって言ってることは、本当なんだな」って思って、助けることができる。

河本 そうそうそう。

津雲 お互い様ということで、それが信頼関係?

河本 はい、同じ仕事をするんだったら、そういった関係が理想じゃないですか? ていう。っていうことは、まず自分が変わらないと、周りが変わってくれないですし、良い職場とか、良い人間関係も結局自分からっていう。与えられるものじゃないよ、っていうような話ですよね。

津雲 はい。なるほど。

河本 その「信用してない」要するに、言動一致の真逆が、詐欺じゃないですか?(笑)

津雲 そうですね(笑)

河本 結婚詐欺とか。「する」って言っていて、しなんだから。

津雲 酷い話ですよ…。

河本 それくらい、本来は酷いことなんですよね?

津雲 あっ、そうですね。信用信頼を裏切るっていうのは。

河本 だから、騙されないようにしようと思えば、やっぱり信用信頼のある人同士で付き合った方が良い。じゃぁ、信用をどうやって見極めるんですか? って言うと、正しいことを言うとか、カッコいいことを言う、偉そうなことを言うとかじゃなくて、言ってることと行動が一致してる。それでしかわからないですよね?

津雲 はい。その「信用と信頼という言葉を使って、人間関係を説明してください」という課題の他に何かあったりします?

河本 あとは…、人生グラフ。 

津雲 人生グラフ?

河本 はい。10歳刻みで、自分の調子が良かった時、悪かった時を、主観でいいのでグラフにしてみる。

津雲 なるほど! プラス・マイナスみたいなな感じで。10代の時にはプラス30ぐらいで、ちょっと下がってきてみたいなこと? まぁ、良い時悪い時ありますもんね。そのグラフから何が分かるんですか?

河本 まぁ、その山あり谷ありっていうところを経た時に、どういうことに気づいたかみたいなのが、聞きたいところですね。

津雲 あっ、なるほど。グラフの動いたところに、これは何があったんですか? っていう。

河本 まぁ、話せる範囲でいいんですけどね。

津雲 はい。

河本 っていう時に、どういう気づきがあったかみたいな? 振り返って、どうだったかみたいなのが聞けたら、その話と実際に過去の行動とかそういったのを見て、「あっ。なるほどね」っていう。「前に進めるようになったんだね」とか。

津雲 あー、なるほど。その方の、例えば30歳なら30歳の時点での、プラスマイナスっていうのはそんなに関係ないんですか?

河本 その現時点ですか?

津雲 現時点。

河本 あまり関係ないですね。

津雲 あっ、そうなんですね。

河本 そんなの人は、山あり谷ありなので。別に今落ちてても、それは問題ないです。

津雲 あっ、そうなんですね。じゃぁ、どっちかって言うと、過去の下がっていた時から上がった時とかが重要?

河本 重要っていうよりも、上がり下がりがあるものだし、それを下がるって自分が下がってると評価してるのを、何でか?っていうことを、ちゃんと自己理解できてるかどうか。要するに、「テンション落ちてるのが何故か?」っていうのが、過去の話なので。ある程度自己理解できてたら、じゃぁ上がる方法も、好みとか好きとか…人それぞれじゃないですか?

津雲 そうですね。

河本 それが、ある程度自分で分かってるってことは、どこに熱中できるかとか、どれだったら得意かとかが、ある程度分かってる状態でもあったりとかするので。

津雲 はい。自分を客観的にも、主観的にも見てっていう感じですか?

河本 そうですそうです。こちらもそれの方が「どういう方なのか?」っていう理解ができるじゃないですか?

津雲 はい。

河本 同じ人はいないので。僕はラーメン好きだけど、ラーメン嫌いな人だっている訳じゃないですか?(笑)

津雲 はい。そうですね(笑)

河本 そこをすっ飛ばしていろいろ話をしても、分からないんですよね。お互い。

津雲 はい。

河本 それを踏まえた上で、本当に必要なのはどっちかって言うと、これからの方ですけどね。

津雲 あっ、過去だけじゃなくて、未来もそのグラフには書いてもらうんですね?

河本 そうです。どうありたいか?とか。ま、これは全員一緒ですけど。

津雲 そりゃ~右肩上がりと言うか、なってて欲しいですよね(笑)

河本 そうです(笑) その右肩上がりをやる為に、自分はどんな準備をしてるかっていうのを聞きますね。

津雲 なるほど! 未来のグラフっていうのは願望ですけれども、何の根拠もなく「あ~3億円手に入って、幸せだったらいいなー」っていうのではなくて?

河本 それは、昭和ですね(笑) 昭和なんか銀行に預けてたら、10年で倍になるんですよ。

津雲 良い時代でしたね~。

河本 一番簡単じゃないですか? でも今、あり得ないでしょ?

津雲 そうです。今は令和なんですよね~。

河本 だから「お日さん西西」っていう訳にはいかないので(笑)

津雲 あははは(笑)

河本 自分で考えないといけないんですよ。これはうちだけじゃなくて、他の会社でもそうだと思うんですけど、最終的に「自分で考えることができる人」。

津雲 自分で考えることができる人。つまり、ああして欲しい、こうして欲しいだけじゃなくて?

河本 言われたことしかしないとか、周りがそうだから自分もそう。とかじゃなくて。原因を見付ける時に、その原因の基礎となる情報を自分でちゃんと取れて調べて、ここがおかしいんじゃないかとか、これをこうした方が良いんじゃないかとかを、ちゃんと自分で考えることができる人。人に答えを与えて貰ったりするんじゃなくて、答えがないのを前提に動ける人。

津雲 どうしても、指示を待った方が楽ですし、すぐ正解に結び付けられるかなとかっていうのは、思いがちですけれども。自分でここがおかしいんじゃないかなと思って、自分でまずは考えてみるっていうことができる人。

河本 そうです、そうです。結局、全ての人が全く同じ情報で、「さぁ思考してみましょう!」みたいなテストなんてしたこと、ないじゃないですか? 学校のテスト位で。

津雲 そうですね。学校ではあったかと思います。

河本 あれは、正解不正解が、一応は良いか悪いかは別に、してありますけど。じゃぁ、人生で、全く同じ情報で思考を始めましょうなんて、できないじゃないですか?

津雲 できないですね~。

河本 だから、周りと一緒にしておくとか、そんな感じですけど。だから正解がないってそういうことだと思うんですよね。

津雲 なるほど。

河本 その自分が考えて決めた、もしくは出たアイデアが、別の情報を持ってる人からしたら、もう少しそれが違うグレードになるかもしれないじゃないですか?

津雲 全然違うものになる可能性もある訳ですよね。

河本 うん。その「考えの違い」というものを前提として受け入れないと、これまた○か×かっていう話になってくる。何故、そういう思考に至ったかっていうのを理解する。「ここの、ことが理解できなかったから、こういう答えになったんだね」みたいなことをお互いがちゃんと理解できるようにならないとなっていう。

津雲 そんな人間を求めているということでしょうか。

津雲 マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。河本さん、ありがとうございました。

河本 ありがとうございました。