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【第170回】時間を大切にしたい人へ。 2022.5.26放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

 

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役 会長 河本 尚吾

MC

FM GENKI  パーソナリティー 津雲 あおい さん 

 

仕事をする上で大切にしている事について

津雲 さて、河本さん。今日はですね~、質問が幾つかきていますので、お答えいただきます。

河本 はい。ありがとうございます。

津雲 ありがとうございます。まずは、こちらですね。「方法とか、やり方とかで、上司と意見が合わなく、それも話し合えず、上司の方に押し切られてしまいました。」ということですね。で、「突破する糸口を教えてください」ということですね。又、この方「逆に押し切ってしまうこともあります。良くないとは思うのですが、何かアドバイスを頂ければと思います」ということなのですが(笑)

河本 うんうん…。感情の話のところですよね。

津雲 これは感情なんですかね?

河本 うん…多分。答えと言うか、成果をその上司と共有してるかどうかが結構胆かなと思いますね。ひとつは。

津雲 あっ、この方は、「方法とかやり方で意見が合わない」ということなので。成果と言うか結果?

河本 何かの目的があって、いついつまでにこうなるとか、このイベントやるとか何でもいいんですけど、それがあって、何人集めるとかがあると思うんですけど。そのやり方で揉めてる訳ですよね?

津雲 はい。

河本 ここをちゃんと共有できてるかどうかと言うか。単純に「どっちがより成果が出るんだろう」っていう話じゃないですか?

津雲 あっ、はい。そうですよね。

河本 どっちの意見が正しいとかっていうのは、本来はどうでもいいじゃないですか?

津雲 うん…まぁ、結果に行き着けさえすれば。

河本 そうそうそう。そこに強烈にコミットする。理屈で言うと、自分の意見であろうが、部下の意見であろうが、成果が出たらそれは上司の手柄じゃないですか?

津雲 そうですね(笑) 部署的には。

河本 だから、上司からしたら理屈で言ったら、自分の意見だろうが部下の意見であろうが、どっちでもいいんですよ。

津雲 はい、そのはずですよね。

河本 そのはず。どの意見かを採用していく訳ですから。でも、それが押し切るや押し切られるやっていう話っていうのは、そこの成果へのコミットとかの共有の所が少し曖昧になっちゃてるからかなって思うんですよ。

津雲 あー。その方法とかやり方にスポットが当たっているっていう感じですかね?

河本 そうそうそう。どっちかって言ったら、能力の見せ合いをしてるだけかな? みたいな。

津雲 あー! なるほど。

河本 能力が高い方に、片方が嫉妬するとかね。 

津雲 あははは(笑) 何かこう人間ドラマと言うか…何かちょっと(笑)

河本 なので、論点をちゃんとずらす。外枠を収めていく? 囲っていくって言うのかな? だから、相談形式で持っていくのが上手いやり方でしょうね。

津雲 相談形式で持っていく? 具体的に言うとどんな感じなんですかね? 

河本 「ここをこうしようと思うんですけど、でも、今部長が決められてるこっちの方が正しい様な気もするんですが、どっちが良いと思いますか?」みたいな(笑) 敢えて、向こうに決めさせるみたいな。

津雲 あ~。なるほど(笑)

河本 その部下からしても同じです。自分の手柄であろうが部長の手柄であろうが、何せ成果が出たらいいんですよ。

津雲 うん。本来はそうですよね。

河本 それが、最終的には自分に返ってくるので。そこに強烈にコミットできるかどうかが、凄い大事になってくるんじゃないかなと思います。

津雲 はい。何とか話し合いに持っていって欲しいところなんですけど、その話し合いを持っていく時に、相談する、決めていただく?

河本 そう。これはちょっと例えになるか分からないですけど。“ワークスアプリケーション”っていう、大きなシステム会社があるんですけど。

津雲 ワークスアプリケーション?

河本 そこの社長、マキノさんだったかな? もう社長は退任されてるんですけど、アドバイスで若い人には特に、嫌われてるプロジェクトとか、嫌われてる上司とか、ほぼ失敗してるプロジェクトにどんどん行けって。

津雲 うえ~! それは行きたくないですね…(笑)

河本 何故かと言うと、失敗したって、自分のせいにならないから(笑)

津雲 なるほど~!! それは目から鱗な感じですね(笑)

河本 元々失敗してるからっていう(笑)

津雲 自分のせいにならないじゃん! って。もし、万が一成功したら?

河本 手柄になるんです。

津雲 ですね~!!

河本 失敗してもキャリアに傷付かない、文句を言われない、みんな諦めてるから、結構好きにさせてくれるとか(笑)

津雲 あははは(笑)

河本 そこで、ガリガリ自分の能力を上げていくことを目的に行けと。しんどい仕事をする程、嫌な上司とかはどの会社にでもいると。でも、そういう人は大体人は居ないけど、何回突き放されても行くと、今度滅茶苦茶可愛がってくれるっていう(笑)

津雲 あー。そんな方がいらっしゃるんですね!

河本 そう。どこを取っても自分にとって得しかないと。オマケに能力まで上がる(笑)

津雲 あははは(笑) 修行にもなりますね!

河本 そうそう。なるほどなと、ちょっと思ったので。

津雲 上手いですね~!

河本 当然、無茶苦茶なことを言われたりもするでしょうし、無茶ぶりもあるでしょうし、簡単には意見が通らなかったりするでしょうけど。それってそれをクリアできたら、間違いなく自分の能力上がってるじゃないですか?

津雲 うーん。

河本 より難題に挑戦できると言うか。それが失敗しても、周りも「まぁ、あの上司やったら無理やで」みたいなので(笑)

津雲 美味しい~!!

河本 そう。なるほどなぁ~って。そういうキラキラした様なプロジェクトじゃなく。

津雲 皆が行くような、そういうところではなく?

河本 最もドロドロした(笑)

津雲 嫌だな~…(笑)

河本 最もひどいところに行くべきだと。

津雲 まぁ、嫌だけれども、行く価値はあるよと。

河本 それを聞くと確かに!! って(笑)

津雲 そうですよね!

河本 ピンポイントで見ると、難しい課題、難題だなと思うんですけど。少し長い目で、キャリア的に見ると、確かにそういうのを熟せていったら、やっぱりどこに行っても必要とされるよねとか。要するに、いろんな人とコミュニケーション取りながら、成果を出すスキルとかも身に付くだろうし、課題の解決力っていうんですかね? そういうのも間違いなく上がるでしょうし、引き出しも増えるでしょうしね。

津雲 あ~なるほど!

河本 メンタルは多少腹を括っておいた方がいいんだと思うんですけど(笑)

津雲 逆に、今日ご質問をいただいたこの方は、今がそういうところにいらっしゃるとも言える訳ですよね?

河本 そうですね。

津雲 なので、これは自分が修行をしてる場所だと。これで上手くいったら、非常に自分の為にもなるし、ということのように捉えられれば耐えられるかも知れない?(笑)

河本 まぁ、自分の能力を上げることに、何の損もないですからね。

津雲 そうですね(笑)

河本 上げれば上げるだけ、やっぱりできることが増えるし、必要とする人は増えるので。それって一種の信用を持つことにもなるのでね。

津雲 はい。

河本 それが付いてくると、お金はその後でも実際付いてくるものなので。

津雲 なるほど!

河本 まぁ、給料っていうお金が先か信用が先かって言うと、間違いなく信用が先なんだろうなとは思いますので。信用がなくてお金だけ上がるってあんまりない…。

津雲 まぁ、ないよりはね!良いですけどね!(笑)

河本 あんまり見たことない…(笑)

経験をスケジュールに落とし込む

津雲 ということなので、何か突破する糸口になればなと思います。ご質問ありがとうございました。続きましてのご質問にいってもよろしいでしょうか?

河本 はい。

津雲 もう一つは、「仕事をする上で、河本さんが大切にしていること。マイルール、モットーみたいなことがあれば教えてください!」とのことなんですが。

河本 多分、ワクワクすることに挑戦したいとか、そういう意味じゃないですよね?

津雲 ワクワクすることに挑戦したいって、いつも思っていらっしゃる?

河本 いや、まぁ、養殖とかはそれも思ってやってるので。

津雲 あー、はい。前にお話しいただきました、河本さんがチャレンジしている新しいお仕事。

河本 でも、多分そういう意味じゃないんですよね?

津雲 恐らくそうだと思います(笑)

河本 大切にしてることね…。スケジューリングかなぁ…。

津雲 スケジューリング??

河本 できるだけ、突発的な時間をどれだけ減らせられるかっていうか。

津雲 でも、突発的なことってありますよね?

河本 最初はあります。でも、突発的って予定外じゃないですか?

津雲 はい。予定外です。

河本 でも、その予定の精度を上げていければ、限りなく減ってくるじゃないですか? 突発的なことも想定していくって言うか。

津雲 だから、自分としては突発的だと思ってることの中には、本当に突発的なことと、もしかしたら予測できたんじゃないかなっていうことがあるっていうことですか?

河本 あっ、そうそうそう。予測できたら準備できるので、突発じゃなくなるじゃないですか?

津雲 おー! もしかしたら、一年のスケジュールを通して見た時に、「あっ、大体この5月くらいに○○さんはこういうことを言ってくるなー」みたいな感じですか?(笑)

河本 そう。仮にそうだとしたら、その前に飯食いに行っておこう! とか(笑)

津雲 あ~!(笑)

河本 それとか、できるだけ何もしない時間だったら、何もしない時間っていうのも計画的にできるだけ作るっていう。

津雲 あっ! この時間、1時から2時までは何もしない!

河本 寝るんだったら寝る! でもいいので。

津雲 はい(笑) 一日中寝てたいな…(笑)

河本 休みの日はそれはできるじゃないですか?

津雲 そうですね! 自分に寝るぞ! と、予定を入れちゃうっていう?

河本 仕事だけじゃなくて、プライベートの時間とか休みの時間も含めて、何も決まってない時間っていうのが、僕はあまり好きじゃないんです。

津雲 へぇ~!!

河本 何もしないも決めるので。

津雲 あ、なるほど! 自由な時間が休みの醍醐味かなと思ったんですが? 河本さんの場合は、自由にするっていうのも予定に入れちゃう?

河本 そうそうそう。一日中寝るって決めてるのに何か予定が入ると、嫌じゃないですか?

津雲 そうですね(笑) ムカつきます!(笑)

河本 じゃぁ、一日中寝るって決めたら、何も予定が入らない様にその前段階で処理しておくみたいな。

津雲 ほぉ~!!なるほど!

河本 じゃぁ、一日中寝れるじゃないですか?

津雲 はい。電話切っちゃうとかね。

河本 そうそうそう。その準備もなく寝てたら、絶対に突発的なことが起こるので。

津雲 起きます、起きます(笑)

河本 突発的なことが起きると、しんどいじゃないですか?

津雲 そうですね。常に自分が何か対応しなきゃいけないっていうのは、しんどいですね~…。

河本 だから、できるだけ予定を入れて実行して、でも、最初からそんな上手いこといかないので。もっと予定より時間掛かっちゃったとか。

津雲 はい、あります。

河本 時間がなくなっちゃったとか。あとは、それの精度をどんどん上げていくって言うのかな? それをする為の準備にこれだけいるんだなとか。この時間にこれできるなとか。

津雲 はい。今「最初は」っておっしゃいましたし、「精度を上げていく」っておっしゃいましたけど、どうやっていくんですか?

河本 例えば、今日やったことを書いて、30分1時間スパン位で。明日の予定もそれ位のスパンで書くんですよ。実際明日やったらそれ通りだったかどうか。

津雲 あー、はいはい。

河本 例えば、料理を何するか決めてなかったから思ったより時間掛かったなと。じゃぁ、その次は料理は何をするか決めよう! とか。

津雲 献立をもう決めちゃう!?

河本 そう。って言う形を繰り返すと、時間に結構余裕が出てくるんですよ。

津雲 そんなもんなんですね?

河本 その悩んでる時間とか、迷ってる時間が減るって言うんですかね?

津雲 確かに、凄く迷ってる時間って、あっと言う間に30分位経ちますよね(笑)

河本 そうそうそう。行こうかな行かないでおこうかなとか、どうしようかなとかっていう。僕は、ああいう時間はあまり好きじゃないんです。どちらかと言うと「こう!」っていう(笑)

津雲 自分の決めた通りに一日が流れて行くって気持ちいいですね!

河本 こういうことを聞かれるんだろうなって、分かってるんだったら最初から考えておくとか(笑)

津雲 はい(笑)

河本 聞かれてから考えるのではなくて、聞かれる前に考えておくっていう。その受け身から時間を能動的に使えるようになるっていうのが凄い変わってきて、時間を先取りできると言うか、一周先回りしてるみたいな感じになるので。凄い自分の時間の使い方に余裕が出てきて、自分のできることが増えてくるって言うんですかね? 同じ24時間でもね。

津雲 はい。何かね、「前世の記憶を持ったまま転生したら、物凄い成功しちゃうよ」なんて言う、軽い読み物があるんですけど(笑) そんな感じですよね?(笑)

河本 まぁ、そうですね。後天的な努力によっての(笑) そんな感じです。

津雲 あははは(笑) 経験によって知見が得られて、それをスケジュールに落とし込んでいくと、どんどん進んでいくと?

河本 そう。例えば、GW寝てただけだなって、自分でせっかく休みだったのに、何かしようって思ってたのに、いざそこを迎えたら何も予約も取れなかったし…とかあるじゃないですか?

津雲 ありますねー!!

河本 じゃぁ、一年後のGWの計画を立てちゃおう!と。

津雲 おー! その悔しいって思いが残ってる間にやるといいですね!

河本 そう。一年後だったら絶対取れるので。

津雲 あぁ~。精度は上がっていきますね!

河本 そう。それで、実際立てた計画が近付いた時に「いや、違うかった。こんな計画じゃなかった…。」って思ったら、また精度を上げないといけないし。

津雲 あー! なるほど! ということが、モットーと言うか大切にしていること言うことでございます。また、質問もお待ちしております。今日はありがとうございました。

河本 ありがとうございました。

津雲 マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでのお別れです。次回は6月9日の放送です。河本さん、ありがとうございました。

河本 ありがとうございました。