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派遣スタッフとテレワーク

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派遣社員でもテレワークをすることはできる

2020年、新型コロナウイルス感染症の流行きっかけに、テレワークの推進が政府からも行われるようになりました。

多くの企業でテレワークが実施されていますが「派遣社員でもテレワークが可能か?」と、さまざまな企業様からご相談をいただいております。

 

結論から言いますと、派遣労働者のテレワークは法律でも禁止されていません。

昨年2月~4月には、派遣事業者団体や経済団体に対して、厚生労働省より派遣労働者に対するテレワークの要請が入っています。

また、他の雇用形態に認められているテレワークを禁じることによって、派遣労働者であることを理由に、労働者派遣法の趣旨・規定に反する可能性も出てくるようです。

 

厚生労働省:派遣労働者のテレワークについて

 

弊社においても、派遣先企業様の状況に合わせて派遣社員がテレワークを実施しています。

厚生労働省のQ&Aを確認すると、「緊急の必要がある場合についてまで、事前に書面による契約の変更を行うことを要するものではない」と記されています。

弊社では、テレワークを実施にあたり、派遣先企業様と派遣社員と三者間で十分話し合いし、覚書を交わさせていただきました。

しかし、状況によっては就業の場所などについて、労働者派遣契約の一部変更が必要な場合もあります。

緊急を要する場合でなければ、準備期間中に契約内容を確認した上で実施すると、未然にさまざまなトラブルも防ぐことができるでしょう。

 

テレワークをするにあたり留意したいこと

派遣社員がテレワークを実施するにあたり、以下を留意する必要があります。

・自宅での就業状況を確認できる方法を把握しておく

 →巡回でなくとも、電話やWEBツールを用いた方法であっても、同意してもらうこと

・派遣会社を通して、派遣社員の自宅住所などを把握しておくこと

 →個人情報を提供してもらうあたり、必ず派遣社員の同意をもらうこと

・適正に労働時間等を把握できるよう、仕組みを作ること

・その他、パソコンや通信機器の貸与についての規約を設けること

 

上記について、事前に仕組みを作っておくことが大切になります。

あらかじめ設定することが多いですが、テレワーク対応の準備をしておくことで、急な災害時やご本人の家庭の事情で出社できない場合にも、業務をスムーズに進めることが可能になります。

 

働き方が変化していく中、テレワークに留まらず、今後さまざまな対応が必要になると思われます。

「雇用形態を問わずテレワークを実施したい」「在宅勤務と出社のミックスという働き方を導入したい」など、新しい働き方の手伝いもさせていただきます。

お電話やWEBツールを使った非対面型の商談にも対応していますので、どうぞお気軽にお問合せ下さい。