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【第143回】起業をするにまず何から始めたらいい?? 2021.4.8放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役
河本 尚吾

MC

FM GENKI  パーソナリティー
津雲 あおい さん 

 

起業は「手段」であって、「目的」ではない。

津雲 さて、河本さん。私の周りで、最近「起業」って言葉を聞くんです。

河本 はいはい。

津雲 たまたま入った珈琲ショップに、起業の為に修行をしている叔父様がいらっしゃったりとか。いろいろ聞くんですよね。

河本 一年前位からですかね?ちょっとずつ、ニュースにそのワードが増えてきたのかな?と思うんですよ。「起業」とか「フリーランス」とか「副業」とか。最初は副業が先だったんですかね?

津雲 なるほど、はい。

河本 何かどんどん増えてきたな、とは感じてますね。

津雲 はい。河本さんも起業された方の一人ですよね?

河本 まぁ、そうですね。はい。

津雲 起業って、どういうふうにして考えていくもの?始めるものなんですかね?

河本 結局、人それぞれだと思うので。何かやりたいことがあって、「これをしたい!」と思って会社を辞めてする人もいれば。僕もそれもありましたけど、僕なんかは、今このままその会社にいる方がリスクだなと思ったので。先が描けなかったのでね。

津雲 あー!先が描けなかったから、起業を考えた?

河本 そうです。それだったら、起業するリスクの方が低いんじゃないかって、自分では思ったんですね。実際にはリスクは高いんですけど(笑)

津雲 はい(笑)そうは言っても。

河本 はい。でも、最近使われている「起業」とかは、どっちかって言うと副業っぽい感じも含まれてますよね。

津雲 うん。インターネットでトレンドの言葉とかを調べてると、「出向起業」っていうのがあるそうなんですね?出向起業って、今いる会社を辞めずにっていうことですよね?

河本 そうです。僕これ専門じゃないので、今初めて見たので、詳しくは知らないんですけども。

津雲 あっ、はいはい。

河本 大手企業で、子会社の社長をやるっていうのを、籍を置いたままやるっていうだけなのかな?みたいな感じなんですけど。

津雲 まぁ副業、新規事業?

河本 それの新規事業版?既にある子会社じゃなくて、新しく設立した会社っていうことなのかな?という感じなんですけど。これが何故注目されるかは、ちょっとよく分からないんですけどね。

津雲 何か、補助金制度ができたっていうことなんですけど。

河本 本来の起業っていうよりも、何か大手企業にもどんどん新しいことをやって欲しいっていうことなのかな?と。新しいことを会社の中でやるのも、やっぱり古い会社ほどいろいろあるので。

津雲 はい(笑)

河本 若手の抜擢の方法とかも含めて、新しいチャレンジとかも含めて、こういう形をとった方が、大手企業の場合は進めやすいっていうのがあるのかも知れないですね。

津雲 なるほどー。だから、それぞれの起業の事情があったりとか、やり方があったりっていうことで、なかなか一括りにはできないとは思うんですけど。起業するにあたって、何から考えたらいいのか?っていうのが…。例えば中小企業に勤めている私みたいな人が、起業したいなって思った時は、何から考えたらいいんでしょうね?

河本 何から…?うーん。

津雲 どうやって進めていけばいいかとか。

河本 どうやって進めるかっていうのは、手段なので。

津雲 はい。

河本 起業するのも、厳密に言うと手段だと思うんですね。

津雲 あー、なるほど。目的ではないですよね(笑)

河本 目的ではないと思うんです。

津雲 はいはい。

河本 その「起業したいな」って思う理由があると思うんですよね。そこを考えるのが、一番先かなと思いますけど。

津雲 うんうん、なるほど。 

河本 お金欲しい!っていう理由ならそれでもいいんです。

津雲 あっ、それでもいいんですか!?(笑)

河本 全然いいです、全然いいです。

津雲 お金欲しいでーす!!(笑)

河本 だったら、別に起業じゃなくても、副業でもいいはずだから。

津雲 あっ、なるほど~(笑)

河本 そうです、そうです。

津雲 そうかぁ、「副業でもいいけど、起業したいわ」っていうことでもOKなんですね?

河本 まぁ、起業でもいいです。そのどの位お金が欲しいのかにもよりますしね。

津雲 はい、たくさん!

河本 月5万くらいとかね? 

津雲 あー、はいはいはい。

河本 じゃなくて、毎月何百万も欲しいとか?どっちですか?

津雲 あればあるほど~(笑)

河本 あははは(笑)たくさん欲しいほど、たくさんリスクを取らないといけないので。

津雲 ハイリスク、ハイリターン。

河本 まぁ、当たり前ですよね。

津雲 はい…。

河本 だから、どれ位っていうお金を一つの目安にするんだったら、それでもいいですけど、そこを決めないとなかなかその次にはいかないかなと。

津雲 じゃぁ~、月10万!

河本 あー、なるほど。だったら、今の会社は辞めるべきじゃないな、っていうことになると思うんですよね。

津雲 ほぉ。

河本 月10万で生活するの、キツイじゃないですか?

津雲 あっ、そうですよね。頑張ってもちょっと難しいです。

河本 となると、休みの日を使ってできることとか、仕事の時間以外でできることで、何かないかな~っていうところになって来ると思うので。そこから探していこうかっていう。あとは、いつ位までに?

津雲 あっ、期限ですね。じゃぁ…3年後!

河本 3年後!だいぶん時間ありますね。

津雲 あっ、3年後って、私あまり時間ないかなと思ったんですけど。

河本 いやっ、3年あったら、3年の休みを全部使うとなったら、だいぶん時間つくれないですか?

津雲 え~!休み、全部使うんですか~!?

河本 全部使います!!(笑)

津雲 はい(笑)

河本 だって厳密に言うと、休む理由ってあんまりないじゃないですか?

津雲 あははは(笑)いや~…、ゆっくりゴロゴロ…。

河本 あっ、その全くじゃなくていいと思うんですけど。嫌なことをしてる前提があるから、休みたいんだと思うので。

津雲 あっ!なるほどー!

河本 別に好きなことをするんだったら、別にそれがストレスにはならないので。休むという概念は、そんなに必要ないかなって。

津雲 なるほど!そういうことですね!

河本 別に嫌なことしにいく訳じゃないので。

津雲 はい!

河本 っていうふうに、3年っていう時間があるって言ったのも、やったことない業種だったら、休みの日にボランティアに行けばいい訳ですよね。「タダで使ってください」って。

津雲 はい。

河本 全然向こうも責任ないですし、コストじゃないですし。

津雲 そうですね、ボランティアだから。

河本 多少はコストはありますけど。普通にお給料を貰うっていうよりも、よほど幅広く挑戦できると思うので。っていう意味でいろいろとできるなーって思うんですよね。

津雲 はい。

河本 それで10万ができるようになれば、じゃぁその次とか?最終的には、その後に起業っていうことになると思いますけども。

津雲 はい。

 

まずは経験者に尋ねることから。よりたくさんの方から話を聞いてみること!

河本 多分、それをいろんな人に言って、いろんな人と話をするのがいいと思います。

津雲 おっ!!結構、秘密裏に話を進めるみたいな(笑)そんなイメージがあるんですけど(笑)

河本 いやっ、別に悪いことをする訳じゃないので(笑)

津雲 はい(笑)

河本 「そんなん止めとけ!」っていう人よりも、それをやったことのある人に、話を聞くべきだと思いますね。

津雲 なるほど!いますね!たまに何でも止める人。

河本 学校の先生は、大体何でも止めるじゃないですか?

津雲 はい(笑)

河本 そりゃ、学校の先生のなり方聞くんだったら、学校の先生に聞くべきだと思うんですけど。それ以外は分からないはずなんでね?

津雲 はい。

河本 進学だったらいいと思いますけど。進路?社会、会社、人生は分からないですよね?

津雲 はい。

河本 だから、親であっても分からないかも知れないので、それをやったことある人に聞く。勇気をもって聞く。それを、たくさんの人から聞くことによって、自分の視野が広がるので。

津雲 なるほど!

河本 視野が広がると、選択肢も広がるし、手段も増えるので。

津雲 はい。

河本 そこが増えると、考え方もいろいろと変わってくるので。一番最初にしないといけないのはそこかな?と思いますね。

津雲 あー。まず話を聞く。いろんな人から聞いて、自分の視野を広げる。そこからですね。

河本 そうです、そうです。「借金をするな!」っていう人もいますけど、「借金はこういうふうな考え方もあるよ」っていう考え方もある訳じゃないですか?

津雲 借金が全て悪い訳ではない?

河本 と、僕は思ってますけども。 

津雲 はい。

河本 借金した方がいい場合って、こういう場合とかっていうのを、ちゃんと教えてくれる人はいますので。

津雲 うんうん。

河本 そういうたくさんの人と会って話をする。結構これ、皆しないんですよね。

津雲 あー。それこそ、私がさっき言ったように、内緒で仕事を進めてしまう人が多い?

河本 とか、自分に近い人にだけ聞く。友達とか。でも、自分に近い人って、似たような環境に居る場合が多いので。

津雲 全然視野が広がらないですね。

河本 そうなんです。全部想像でしか話ができないんですよ(笑)

津雲 はい(笑)

河本 リアリティがないんですよ(笑)だから、自分と属性が違う人のところにいかないといけないんですよ。

津雲 属性が違う人に話を聞く。それも、経験者で、リアリティのある話ができる人?

河本 年齢性別問わず。じゃないと広がらないと思うんですよね。

津雲 はい。

河本 だから、結局、日頃からいろんな人とコミュニケーションを取っていく。新しい人と会うことを定期的にするっていうのが結構大事になってくるっていう。

津雲 それも、もしかしたら、新しい起業した後にも役に立つことかも知れないですよね?いろんな人と話をする。

河本 そういう人は、いざやる時には、多少は応援してくれますよ。

津雲 応援…。応援って力になりますよね?

河本 「やめとけ!失敗するぞ!」って、本当に見て、失敗する場合は言うと思いますけど(笑)

津雲 あははは(笑)むやみやたらと、「止めとけ止めとけ」って、「今の何が不満があるんや」とかって言う人の話は、まぁ、聞かなくてもいい場合もあるよと。

河本 うん。そうですね。もうそれは散々聞いたと。そうじゃない経験や話を聞きたいと。「昔はな~」って言ってもね…。いや、もう昔じゃないからっていう…。

津雲 あははは(笑)

河本 これからの話だから(笑)これからの話ができる人に聞かないと分からないじゃないですか?

津雲 そうですよね~。確かになるほど!納得!なんですけど、何かそこまでいかないなーっていうのが多いのかも知れないですね。

河本 うーん。まぁ、いろんな人と会うって、前にも話したけど疲れるんでね。

津雲 はい。

河本 やっぱり気を使うし、嫌われたらどうしよとか思いますしね。逆に、嫌な奴だったらどうしようとかね。

津雲 そうですねー。怖いですね。

河本 そうそう。でも、自分も含めて人なので。まぁ、そういういろんな人ともコミュニケーションを取れるようになっておくっていうのもひとつのスキルなので。

津雲 うんうん。

河本 結果、起業しなかったとしても、いろんなところでネットワークは広がっていくので。

津雲 あっ、なるほどー。人に相談したからと言って、絶対に起業しないといけないという訳でもないですよねー。

河本 ないですないです。

津雲 まず、起業を考える前に、いろんな人と話をするのも悪くないよと?

河本 うん。ただ、やったことある人に…(笑)

津雲 その辺の人選はちゃんとしないといけないですよね(笑)

河本 友達のお父さんが実は社長をやってるとか、特殊な経験してるとか、聞いていったらあると思うんですよ。ちょっと話を聞かせてとか。っていうのを、ちょっと勇気を振り絞って、やってみるだけでも全然違うと思いますし。

津雲 うんうん。

河本 そういう場合、相手は僕だったら嫌だとは言わないですね。

津雲 河本さんなら嫌とは言わない?

河本 言わないですね。「自分で良かったら」というふうに普通なるんじゃないですか?

津雲 じゃぁ、私が起業を考えた時には、まず候補として河本さん挙げておきますね!

河本 全然聞いてください(笑)僕で良ければ!

津雲 あははは(笑)なるほどー。そんなふうにして、自分で候補をいろいろと探してお話を聞くっていうのも、まずは起業の第一歩っていうことですね。

河本 そうですね。これがやりたいっていう場合と、恐怖からっていうこともありますしね。

津雲 恐怖?

河本 未来への。

津雲 未来への恐怖から、余儀なくされる?

河本 自分でどこででも食べていけるようにならないと、怖いみたいな。

津雲 うーん。

河本 僕は多少それもありましたね。

津雲 へぇ~。あまりそういう恐怖を感じずにきてしまった人は、なかなかその感覚って分からないかも知れないですけど。

河本 でも、まぁ「年金、老後2,000万足りない」みたいなのあったじゃないですか?

津雲 はい。

河本 あれをきっかけに、このコロナとかで、投資とかが少しずつポピュラーになりつつあると言うか、証券会社とかの新規開設がすごく増えてるとか。やっぱり、感じなくてもいろんな出来事でマインドって変わるので。今回のコロナでも、100年時代とかいう中で、「自分でやっていかないとダメだな」って思う人は、やっぱり増えてると思うのでね。

津雲 はい、分かりました。起業の話はまた次回もお聞きするかな?という感じで。マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は4月22日の放送です。河本さん、ありがとうございました。

河本 ありがとうございました。

津雲 この番組は、株式会社マインズの提供でお送りしました。