Blog ブログ
こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役
河本 尚吾
MC
FM GENKI パーソナリティー
津雲 あおい さん
コロナ禍だからこそできることを見極め、経験値を増やしていこう!
津雲 さて、河本さん。師走に入りまして。
河本 早いですね。
津雲 早いですねぇ。最近よく話すのが、「一年一年どんどん経つのが早くなってくるな」って。そう思うと、後ろを振り返って「あぁ~、自分達はこういう人生と言うか、こう過ごしてきた訳だけど。今の若い人達って、これからどんな人生を送ることになるんだろうな?」みたいなことを、ふと思うんですよね。
河本 はいはいはい。
津雲 我々とは多分、全然違う感じなのかな?って。
河本 そうですね。間違いなくそうだと思います。
津雲 そういう若い世代に向けて、どういう…まぁ「頑張れ!」としか言いようがないんですけど(笑)大変な時代がこれからくるだろうなーっていうのを思うんですけど。
河本 まぁ、若い人は大変ですけど、僕らよりかは可能性ありますよ。
津雲 あっ、そうですかね?逆に、私達の方が楽だったような気もするんですよね?
河本 自分達が若い時と比べてってことですか?
津雲 はい。
河本 あー、いわゆる「レール」と言うものがありましたもんね。まあ基本路線をやっていれば、まあ飯は食べていけるよね!みたいな基本路線がありましたもんね。
津雲 はい。そうですよね。その意味では楽だったかなって思いますけど。これからの世代って、そういう訳にはいかないかな…って。
河本 いかない…ですね。だから僕ら昭和の時は、多くの人が「欲張らなければ、普通に生活できるだけのお給料がある」と。要するに、就職できるとか、定年まで勤められるとかが、まぁ基本路線です。その仕事が好きかどうかとかはちょっと置いておいて、それがあったと思うんですけど。よく不確実性とかって言うんですけどね。
津雲 不確実性?確実じゃない。
河本 そう。確実じゃない(笑)まさにそのままなんですけど。
津雲 はい(笑)
河本 しかも、このコロナで第二の…“ロックダウン世代”みたいなことも言われたりとか。
津雲 ロックダウン世代!?
河本 はい。全世代にも関係があるとも言われてますけど。明らかに、今の就職活動してる人達にとっては、このコロナっていうのは、有利なのか不利なのかって言ったら、不利でしょうね。
津雲 不利ですよね。だって、教育を十分に受ける機会もだいぶ失われて、就職するにしても、求人倍率がこんなに悪いみたいな感じのことを聞くとね。
河本 企業も一般的には、先程の「不確実性が強いので、採用は抑え気味」になりますよね。
津雲 うーん。
河本 だから、まさに僕の場合は、“就職氷河期”だったので。
津雲 あっ、河本さんは就職氷河期?
河本 全く就職の時に不利と言うか、あれが初めてだったので、後々そう呼ばれたんですけども。
津雲 その時は、まぁ、そう言わないですよね(笑)
河本 そうそうそう(笑)
津雲 「大変だな」みたいな感じですけど。
河本 だから全く同じで。だからこそ不利な部分もありますけど、「就職以外の道」に進むチャンスでもあると思うんです。
津雲 ちょっと待ってくださいね。就職以外の道って、私には「遊ぶ」くらいしかないですけど(笑)
河本 いやまぁ、遊ぶもそうですし、今まで全然興味のなかった牧場に住み込みでいくとかでもいいですし。
津雲 おー!!
河本 別に「一生それをしなさい」っていう訳でもないので。そういう、普通の時代だったら積めないであろう経験をたくさん積むっていう風に切り替えると。やっぱり不確実性が強い時代、どういうの人が優秀と言うか、どんな人材を企業が欲しいかって言うと、やっぱりいろんな体験を積んでいて、「いろいろな角度から世の中を見ることができたり」とか、「新しいことをすることに躊躇がない」とか、そういうアグレッシブ性って言うのかな?臨機応変性とかっていう方が、やっぱり大事になってくるんですよね。
津雲 はい。
河本 ですから、行動力。「こういうことをやってみよう!」って思って実際にやってみて、それが失敗だったとしても、その行動力の方が必要とされるので。普通ではしないようなこと、考えもしないようなことを、別に1円の得にもならなくてもやれる機会でもある訳なので。それを積んでるのと積んでないのとでは、後々、その人の人生のアドバンテージ、…貯金って言うんですかね?そういう風なものになってくるので。まぁ、不利を有利に変えると言うか、「これを機にやってみよう!」って、そういう風に捉えていってもらった方が良い。今、就職しなくても不利じゃないので、そういう時期なので。
津雲 はい。その言葉ですごく楽になった方が、たくさんいらっしゃるんじゃないかな?と思うんですけど。どうしても周りから「えっ?就職決まってないの?まだなの?」とか、「今、働いてないの?」とかっていうのが、物凄くプレッシャーになると言うか、ご本人は多分苦しいと思うんですけど。
河本 まぁ、僕もなってましたしね(笑)
津雲 あっ、そうなんですね!?経験者は語る?(笑)
河本 結局、それも自分の人生なので。まぁ、その時期は死ぬほど後悔しましたね。
津雲 死ぬほど後悔?河本さんが後悔するって、あまりイメージないんですけどね。
河本 まぁ、20代前半。若かりし頃の…気付きと言うんですかね。「何てアホだったんだ…」っていう。
津雲 うわぁ~(笑)河本さんも、アホな時代があったんですね!
河本 前半はだいぶアホでしたね(笑)
津雲 あははは(笑)
河本 何も得に、遊んだり好きなことをしてただけで、特に自分に対して、何かのスキルなり知識なり経験なりを積み重ねていってた訳ではないので。自分には何もないんだなみたいな「もっと勉強しておけば良かったな」とか「もっと、あぁいうキッカケの時に、海外に行っておけば良かったな」とか。やっぱり、山盛り後悔したので。
津雲 河本さんも普通の人間だったんですね!(笑)
河本 もちろん(笑)結局、その後悔を取り戻す為に、そこから死ぬ程いろんな恥をかきながら、とにかく行動をしていったっていう感じなので。今も、やっぱり「後で後悔したくない」っていうのが僕は一番強いかも知れないですね。
津雲 なるほど!そこが、河本さんが凄い、何かこう前向きと言うか、もの凄いエネルギッシュとか、バイタリティーあるなって思わせるのはそこなんですかね?
河本 そうです。多分、他人からしたらそんなの別にいいやんっていうことでも、自分が後悔するのって、自分しか分からないじゃないですか?
津雲 はい。
河本 他人から見たらどうでもいい話でも。誰しも、後悔とかはしたことはあると思うんですけど。
津雲 ですよねー。
河本 まぁ、嫌なもんじゃないですか?
津雲 そうですね。いつまでもウジウジしちゃいます。
河本 何回タイムマシンのことを考えたか。「やり直したい!」と(笑)
津雲 あははは(笑)河本さん、タイムマシンの設計してくれたら良かったのに(笑)
経験を重ねてできることを増やし、自信につなげていこう
河本 やり直したい!まぁ、そんな夢みたいなこと言ってたってしょうがないので。
津雲 そうですね。
河本 じゃぁ、現実に戻って「どんなことでもやってみよう!」と。っていうところから、結局今に至ってるので。これを機に、普段だったら絶対にしないことをしてみる。コロナ渦で制限はあるんですけどね。それでもできることはあると思うので、いろいろな体験を。例えば、それこそ、ボランティアなんて絶対行かないって思ってた人でも、一度行ってみると、それはそれで一つの体験なので。
津雲 あー!そうですね。
河本 既に行かれてる方は、逆にまた別のことを。無料でボランティアとして企業で使ってくれとか。アルバイトだけど無給でいいとか。そういう風に、どんどんいろんな体験を増やしていくって言うのかな?できることを増やしていくと、やっぱり自信に繋がるので。
津雲 できることを増やしていくと自信に繋がる?
河本 そうそう。不安って、「分からない」とか「知らないから」が不安の根っこだったりするんですよね。
津雲 確かにそうですね。
河本 じゃぁ、それがちゃんと分かったり、理解・体験・知識によって、そういうことがちゃんと分かってくると、不安はどんどん減っていくので。
津雲 はい。やってみると、自分がどれだけできて、どれだけできないかが分かる。だから、やるべきことが分かってくるっていうことですかね?
河本 そうです、そうです。どんどん自分の立ち位置が見えてくるっていうのかな?何もしなかったら、目を瞑って歩いてるのと一緒なので、そりゃ不安だと思うんですね。
津雲 はい。
河本 だから、ちょっとでも、いろんな業界・社会・世界のいろんな物を見たり体験したりして、その不安を解消する方にいって欲しいなーっていう。それからでも十分活躍はできるので。どうせ、80歳位まで今の若い人は働かないといけないのでね。長いです!だいぶ長いです!
津雲 長いですね(笑)
河本 だから、どちらのうちに経験を積んでおいた方が良いかって言うと、若いうちに経験を積んでおいた方が、その後使える時間が長いじゃないですか?
津雲 そうですねー。
河本 だから、若い人の方がチャンスはあると思います。
津雲 はい。まぁ、だからこそ“ロックダウン世代”ですか?これからの、コロナウイルスの影響で変わってしまった、これからの社会で生きていく人達に贈る言葉とすれば、「いろんな経験しろよ!」ということなんですかね。
河本 そうです。でも、あんまり大人の言うことを真に受けない方が良いと思いますよ。
津雲 あははは(笑)
河本 過去のことしか分からないので。
津雲 あっ、そうですね~。未来人でもなければね。
河本 挨拶しなさいとか、そんなのは別ですけど(笑)
津雲 基本ですからね(笑)
河本 それは基本ですけど。世の中がこうだから、若者はこうだからとかって言っても、今からの時代、何が正解なんかないので。
津雲 はい。
河本 そういうのを、自分達で考えたり見付けたりしていく時代だと思うので。
津雲 うん。なるほど。河本さんはお子さんの…親でもある訳ですよね?
河本 はい。
津雲 お子さんにもそんなお話はされるんですか?
河本 いやっ…したかも知れないですけど、なかなか客観的に言えないですね。やっぱりどうしてもね(笑)
津雲 客観的には言えない?うーん。
河本 ムキになると言うか(笑)
津雲 あははは(笑)
河本 そういうのって難しいですね。
津雲 でも、親として、いろんな経験をさせてあげる為の道筋を作ってあげるとか?
河本 いや、それもなかなか…。まだ、できていないですね。
津雲 これからな感じですか?
河本 うーん。させてあげたいんですけどね。いざ、自分ごとになると、そんなには子どもには特別な機会を与えられてるかな?って言うと…正直そんなにないです。
津雲 そうですか!意外です!
河本 もうちょと、これから増やしていければと思うんですけど。高校生・大学生くらいになると、またちょっと変わってくるかも知れないですけど。
津雲 やっぱり、接し方っていうのとか、距離感っていうのも変わってくるからですかね?
河本 時間がもうちょっと、有効に使えるようになるのかなっていう。
津雲 なるほど。これからの河本さんの子育てにも、注目です(笑)
河本 あははは(笑)いや~、ほんとに正解がないので、皆大変だと思いますよ。「何を教えたらいいのか?」等は昔からですけど、「こんな勉強して社会に出て役に立つの?」って。よくそういう話題あるじゃないですか?
津雲 そうですね。宿題をしながら、そういう話をするっていうのがパターンでしたね。「こんな算数なんて、何の役に立つの?」って、ずっと思ってました。
河本 うーん。まぁ、算数は役に立つと思うんですけど…(笑)
津雲 あははは、やっぱりそうかぁ(笑)はい。
河本 だから、それを本当に役に立たないことをさせるっていうのも可哀想だし、じゃぁ、親が自分で教育方針を立てて、教育プログラム作って、別にそれの専門家でもないですしね。
津雲 あー。
河本 だから、できる限りのことを勉強してやっていこうとは思いますけども。ただ、好きなことを見付けた方がいいとかいろいろ言っても、教育システムがそうじゃなくて、皆一緒っていうシステムなので、環境的には難しいなって思いますよ。
津雲 なるほどね~。本当、いろんな次の世代に贈る言葉っていうのはあるかも知れませんが、まずはいろんな経験をする!というお話をね、今日はいただきました。
マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は12月24日の放送です。河本さん、ありがとうございました。
河本 ありがとうございました。
津雲 この番組は、株式会社マインズの提供でお送りしました。