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【第108回】働き方改革は生き方改革。発想を変えて自分の人生を生きて行こう。2019.10.23放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(ゲンキ)にて放送中のラジオ番組、マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

 


メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役社長
河本 尚吾

 

 

MC

FM GENKI  パーソナリティー
中村 佐織さん 


 

 


中村 河本さん、前回は老後の心配という事で、こういう統計があるという所からお話を伺ったんですが、やはり今人生100年社会って言われてますよね?


河本 はい。降って沸いた様に。


中村 降って沸いた様に(笑) そうですね。降って沸いたからこそ、皆さん慌てているところもあると思うんですけれども。この長寿社会というものは必ず来るものですよね?


河本 来ますね。長寿が逆に短く、短命になっていく理由がないですもんね。


中村 そうですね。当然医療の事もそうですし。


河本 健康とか、化学、テクノロジー、全部アップデートしていくので、「長寿前提」って感じですよね。


中村 でも、その長寿になるという事を、非常に悲観的だったり、不安に思っている人も多い訳ですよね?そこをどう楽しんでいくと言うか・・・。


河本 やっぱり、色々発想や考え方を変えないとダメだと思うんですけど、僕はもう130歳まで生きる!って宣言してるんですよ。社内でも家族にも。


中村 どういう事ですか?100年時代ですけど、130歳!?(笑)


河本 130歳!後で調べたら、中国の老後か何かそういう系の本にも、還暦って2回周るらしくて、120年生きるみたいな事が書かれてたりとか。今の医学的にも、DNA上の寿命と言うか、120年くらいは生きれるみたいな事が証明されてるらしいんですよ。


中村 そこで河本さんは130歳を見据えてる?(笑)


河本 いやっ、それは後で知ったんですけど。


中村 後で知ったら、実はご自身が言ってた事は、あながち外れてなかったみたいな?


河本 僕が思ったのは、働き方改革と同時に、100年時代とかあの言葉が出て来てるんですけど、結局「生き方改革」だと思ってるんです。


中村 あっ、働き方じゃなく生き方改革?

 

働き方改革は生き方改革

河本 生き方ですね。前回の「投資の事をやらないといけない」っていうのは・・・、それってライフスタイルの変化が思いっきり起きるっていう事がどんどん増えてくるんだと思うんですけど、何て言うかな…。いわゆる老後っていう概念をなくさないといけないんだろうなと思って。


中村 老後と言うと、もう仕事も全て終えて、人生の残りの部分っていうイメージがありますよね。


河本 “余生”とか言うじゃないですか?余りものですか?っていう。


中村 確かに余ると書きますね(笑)


河本 その概念自体が、もうアップデートしないといけないんだろうなと。何となくの感覚で、80歳くらいまでが100歳。「20年延びるのか」みたいな考えだと、あんまり抜本的に変えれないので、いっそのこと130歳までにしてしまうと100歳でも現役じゃないですか?じゃぁどうしよう、今のやり方じゃダメだっていう。


中村 そこまで考えないと、やっぱり考え方ってアップデート出来ないんですかね?


河本 100歳で、もし何か仕事しろって言われたら、多分出来る事限られてると思うんですよ。


中村 そうですよね。ちょっと思いつかないですもんね。


河本 なので、何の能力を付けておいた方がいいんだろうな、とかっていうのを色々考えて、楽しい100歳を迎えたいじゃないですか。


中村 理想ですね。


河本 じゃぁ理想に向かってちゃんと頑張ろうっていう。


中村 うーん。


河本 なので130歳。


中村 あははは(笑)130歳っていうのは新しいですね。


河本 子供に言ったら、子供は可愛いもんですよ。『じゃぁ、私150歳!』とかってすぐ返してくるんですよ。


中村 ある意味子供さんの言う事は、すごく的を射ていると言うか真実ですね。


河本 そう。その頃になったら本当にね、テクノロジーがもっと進んで、あり得ると思うんですよ。


中村 そうですね。という事は、今までの通り、会社に行って勤めているだけでは生きて行けないですよね?130歳までは。

 

 

 

第二の人生をどう過ごす?

河本 そうですね。第二の人生、それこそ第二第三とか、どんどん人生を謳歌したらいいんじゃないかと思うんですけど。


中村 河本さんがよくおっしゃるのは、「いつまでもひとつの事に縛られるな」と言うか・・・、「何かスキルを身に付けていった方がいい」というのは、常におっしゃいますよね?


河本 そうですね。そっちの方が出来る事も増えるし、視野も広がるので、コミュニティも増える。可能性も広がるので、デメリットゼロですよ(笑)外になんか、余裕が出てから遊んだらいいんですよ。何故先に遊ぶかなって。逆じゃないですか?


中村 今ディレクターが爆笑していますけれども(笑)なかなか放送では言いにくい…(笑)ところですか?大丈夫ですか…?あははは(笑)


河本 いやぁ、会社がどうこうって話じゃないですよ。個人として「どういう生き方をやりたいか」っていうのをやればいいだけなんですけど。


中村 そうですね。まずは気付く事。自分にはもっともっと先の長い人生が待ってるっていう事に気付くっていうのは非常に大切ですよね?


河本 そうですね。まぁ、よく研修なんかでも言うかも知れないですけど、人が一生に働くにあたって使う時間が、ザックリ10万時間って言われてるんですけど。


中村 10万時間って、人生の何割くらいでしょうかね?


河本 まぁ、途方もない時間ですけど、大体3分の1くらいだと思うんですよ。


中村 あっ、そっか。1日にしたら、1日の内に働いてるのが3分の1。


河本 ザックリですけど。大学卒業してから40年間なんで。


中村 はい。


河本 って考えると、20歳までと10万時間って昔言われてたんで、定年の65歳以降とかは、この10万時間の中に入ってないので人生のって言うと、4分の1とかじゃないですかね。


中村 じゃぁ、それ以外の時間をどう使うかっていう。

 

 

 

ライフスタイルをアップデート


河本 だと思うんですよ。昔は、この10万時間だけで食いっぱぐれなく一生を終える事が可能だったんですよ。今、10万時間だけだったらちょっとキツイんじゃないかな。シンプルに言うと、定年もなくなっていくでしょうし、年金も遅くなっていくでしょうし。っていう事は、もう少し何かを加えないとダメなんだろうなっていう・・・。何を加えるかは人それぞれだと思うんですよ。もしくは10万時間の単価を上げる努力をするとか。


中村 単価を上げる努力というのは、昇進という事ではなく?


河本 昇進もそのひとつですし、新しいスキルなり、色んな物を身に付けて、レアキャラになって希少価値を上げていくとか。


中村 あははは(笑)レアキャラかぁ…。


河本 それもアリですし、その方法は本当に様々だと思うんですけど。いわゆる、昭和の時代が良かったんですけど、もう背景が違い過ぎるので、これからも同じライフスタイルは難しいぞと。だから、色んな物を書き換える意味も込めて、僕は130歳って言ってるんですけど。


中村  河本さんの言葉をそのままお借りしますと、河本さんは今レアキャラでいらっしゃると思うんですね。色んなスキルを身に付けた上での今の河本さんっていう。


河本 うん。辛かったですけどね。


中村 辛かったですか?何か変わらなければっていうキッカケはその都度あったんですか?


河本 漠然とした不安ですよね、やっぱり。


中村 あっ、まずはやはりそこからですか?


河本 不安からです。僕の場合は。


中村 普通はそこでどうしよどうしよって思いながら、アンケートの前回の結果みたいになる訳ですよね?


河本 はい。


中村 そこで動かれた?


河本 そうですね。将来への不安からですね。皆さんと一緒ですね。


中村 やはり同じ事を抱えていらっしゃったんですね?


河本 やっぱり不安ですよ。


中村 じゃぁ、レアキャラになろうと思われたキッカケっていうのは?

 

 

 

計画的偶発性理論

河本 いや、まぁ、世の中のエリートの人達と比べるとだいぶ出遅れてたので、普通の人と同じペースじゃダメだなっていう単純な・・・。だから、倍くらいのペースで行かないと、そりゃ時間を無駄に使っちゃった訳ですから、過去の時間を取り戻せないなっていう感じですよね。


中村 人と違う事をしようとか、スキルを身に付ける、社労士さんとかね、そういう事を勉強しようっていう風に思われたのも、色々と自分自身の為?


河本 会社の為ももちろんありますけど。会社としてもレアキャラになって行かないとやっぱり魅力ないじゃないですか?普通の一中小企業ですって言っても、今後生き残れる保証ないですし。やっぱり魅力ある企業って結局、何かユニークなことやったりとか、サービスなり、要するにレアキャラじゃないとキツイのかなっていう。

中村 河本さんが経営者として、マインズさんをレアな会社にしていくっていうところで、目指しているものっていうのはおありなんですか?


河本 ビジョンはありますけども、その手段としては、これは多分偶然の積み重ねの様な気がします。


中村 偶然の積み重ね?


河本 はい。以前もお話したかどうか分からないですけど、クランボルツさんの計画的偶発性理論だったかな…っていうのがありまして、その偶然を計画的に起こすっていう。平たく言うと、出会いとかを計画的に起こす理論なんですけど。


中村 一般的に言う偶然とは違うという事ですね?


河本 そうそう。石が当たったとかそういう意味ではなくて、主に人との出会いの話ですけども。


中村 それって、必然っていうか、なるべくして起こったとかそういう事でしょうかね?


河本 まぁまぁ、そうですね。要するに、『これがしたい!こうなりたい!』っていうのを言いながら色んな人に会えと(笑)


中村 色んな人に会うっていうのはやはり大切な事ですか?


河本 そうでうす。そういう行動をし続けなさいと。そうすると、そりゃそうですよね?そういった偶然っていうのは必ず計画的に数打ちゃ当たると同じなんで。


中村 会社の中だけで人間関係を作っていてもダメだよっていう事ですか?


河本 そうですね。昔はそれでもよかったんですけどね。60歳とかで終わりだったらそれでいいんでしょうけど。60歳、2回目のスタートですからね。


中村 そうですね!


河本 そうそう。


中村 そう考えると、いつ始めても遅い事はないですね?

 

 

 

人の評価は気にせずに

河本 ないと思います。それに、好きな事があればそれだけで仲良くなれますしね。年齢とか性別とか関係なく。好きな事とか、人より得意な事とかをやっていったら、そういうのを増やしていけばいいんじゃないかなって思いますけど。仕事を中心にしてもいいので。


中村 うんうん。多分そこで凄く迷ってる人が多いんじゃないかなっていう風に思うんですね。


河本 それして何の意味があるの?って言われたら、そんなの自分が決めたらいい事なんで。もう人の評価は気にせずに。


中村 割と人の評価を気にしてしまうと言うか、相対的な教育を受けて来てます。何かあると教育のせいにしちゃうのも良くないんですけど。


河本 そこからは脱却して欲しいですね。


中村 あー…。


河本 他人が自分の人生を決める訳じゃないので。


中村 そうですね。


河本 そうです。自分で決めるべきだと思うんで。


中村 ついつい人と比べちゃいますね。


河本 自分が良い、欲しいと思うものを目指して、自分でやっていけば良いんです。


中村 そうですね。余計なものを削ぎ落として、目標に向かって行く。


河本 友達いっぱい欲しいんだったら、友達いっぱい作ったらいいですしね。いらないっていう人はあんまりいないと思いますけど(笑)


中村 そうですね(笑)それを実現して来られたからこその、河本さんの御言葉だったんじゃないかなと今日は思いました。


河本 いえいえ(笑)


中村 さぁ、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は11月14日の放送となります。河本さん、ありがとうございました。


河本 ありがとうございました。

 

中村 この番組は株式会社マインズの提供でお送りしました。