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こちらのブログではFM GENKI(ゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役社長
河本 尚吾
MC
FM GENKI パーソナリティー
中村 佐織さん
中村 河本さん。最近では、働き方の多様化というのが進んでると思うんですが、そんな中でも“フリーランス”の人が増えているそうですね。
河本 そうですね。新聞によると、“フリーランス!300万人超え”っていう風に出てますので。就業者の5%くらいがそうだっていう事ですね。
中村 フリーランスと言うと、「自分でお仕事をしている人」「会社勤めをしていない人」っていう風に考えてよろしいんですか?
河本 そうですね。「特定の事業主に雇われていない。」・・・まぁ、プロジェクト毎とか、「自分のスキルを買ってくれる」っていうそんなイメージですかね。
中村 という事は、会社に正社員として勤めていて、副業している人は、フリーランスとはまた違うという事ですか?
河本 副業なんですけど、ここでは、その“フリーランスの働き方をしている”にはカウントされてますね。
中村 先程おっしゃった300万人超えの中には含まれていると。
河本 含まれています。
中村 これはどんどん増えて来ているという事ですよね?
“フリーランス”は今後どんどん増える?
河本 これ、内閣府が“初推計”って言ってるんで、過去にこういう統計の取り方していないんだと思うんですよ。調べてみたら、今これだけいたっていう事みたいですけど。予想ですけど、恐らくって言うか、確実に増えていくと思います。
中村 派遣社員も?
河本 2019年で言うと、142万人なので、既にそれより多いって事ですね。
中村 倍くらいですよね。それは、やっぱりそういう働き方の方が良いという風に考える人が増えて来ているという事ですか?
河本 そうですね。やっぱり色々影響があると思いますよ。昔話した、いわゆる、「年金が遅れる。」昔だったら、「正社員は安定している」だったんですけど、別に今、正社員が安定してる訳ではないですし。
中村 ええ。
河本 じゃぁ、やっぱり、自分の腕で食っていく方が良いんじゃないかとか・・・。色々仕事が出来た方が面白いんじゃないだろうかとか。そういう色々な動機で、正社員で働きながらフリーランスもするとか、様々な働き方が、今後もっともっと増えて来ると思います。
中村 このフリーランスという働き方は、日本と海外で比較してみても、割合的にはどうなんでしょうかね?
河本 まだ、日本は全然少ないと思います。
中村 これから増えてくるという感じですかね?
河本 これから増えて来ると思います。いわゆる、戦前と言いますか、このフリーランスはカタカナですけど、いわゆる「個人事業主」。農家の人って個人事業主ですもんね。漁業やられている人も個人事業主ですし、商店街の人達も個人事業主としていたりとか、昔って個人事業主がすごい多かったんですよ。それが、企業に就職と言うか、サラリーマン化していったんですけど、それがまたより戻しが来てる感じですかね。
中村 なるほど。
多様化するフリーランスのカタチ
河本 ただ、昔で言うと、農家とか八百屋とか、すごい分かり易いものだったんですけど、これからはテクノロジーもいっぱい増えてるし、サービスもいっぱい増えてるので、どんな職業のフリーランスになるかっていうのは、もっと多様化すると思います。
中村 独立して商売をするだけではないと言うか・・・、例えば「フリーランスになります!」って言って、簡単になれるものではないですよね?
河本 うーん…。お客さんいないとなれないですしね(笑)
中村 自分自身が何か持ってないと、会社みたいに守ってくれるものがないじゃないですか?
河本 守ってくれるものはないですね、基本的には。なので、逆に言うと、自分の価値を必要としてくれる所に行かないといけないという事ですね。
中村 その自分の価値っていうのがあればいいんですけどね。
河本 最初は安く始めて、徐々に能力を付けて行って、適正な所に持って行く努力をするとか。いきなり最高級の待遇でなんか難しいですし。そんな人脈もないですしとか、ないないだらけだと思うんです。かと言って、何もしないっていうのもちょっと違うのかな、みたいな。
中村 そうですね。いわゆる、独立するっていう事になると思うんですけど、独立する為の必要な条件とか要素っていうのがある程度ありますよね?
河本 正社員か独立かっていう風に、どちらかにしないといけない訳ではないので。
中村 あっ、そうですね。副業的な形っていうのもありますからね。
河本 スモールスタートで、どうしても興味があるんだったら、自分が興味のある業界、それがITでも農業でもアパレルでも何でもいいので、自分の休みの日に「半年くらいボランティアで使ってくれ」って行くのが一番良いんじゃないですかね。
中村 あっ、アルバイトみたいにお金を貰うのではなく、河本さんとしては、ボランティアの様なものでも良いと?
河本 無給。
中村 無給でやる事に意味がある?
河本 はい。
中村 それはどうしてなんですか?
「ボランティア」であることのメリット
河本 アルバイトとして行っても、アルバイト以上の事は出来ないですし、向こうにもそれを求められますし、それ以上でも以下でもないですもんね。
中村 ええ。
河本 それよりも、勉強しに行くんだから、単純に働かせてもらって、それを通じて自分が学び取っていく方が、フリーランスには近道だと思いますけども。
中村 同じ所へ行っても、自分の気持ちの持ち方とか、姿勢が違ってきますよね?ボランティアになると。
河本 そうですね。
中村 自主的に何かをしようとか、多分そういう自主性って言うんでしょうかね?
河本 単純にお金を貰っちゃうと、一応対価を得てるんで、それ以上頑張らないですよね?
中村 そうですね。その辺の気持ちも違ってきますね。
河本 お金を貰わないと、例えば6時間なら6時間、自分の時間を使って、そのお店なり何なり会社の仕事をして、お金貰わないんで、何かを掴み取らないと、何してるか分からないじゃないですか?それぐらい真剣と言うか、自分の本気度が高まるので、そっちの方がいいんじゃないかな。そっちの方が逆に成功するんじゃないかなって思いますね。
中村 それは自己投資と考えていいんでしょうか?
河本 完全に自己投資ですね。
中村 自己投資って色んな形があると思うんですけど、今おっしゃったボランティアの様に、お金を貰わないという以外に、逆にお金を払って自己投資っていうのもありますよね?
河本 ありますよ。ツイッターとかで、サッカーの本田圭佑さんとか、ちょっと前に呼びかけてましたもんね。『本気で僕に教わりたい人は、僕がお金を払うから来てくれ』って。ZOZOの前澤さんもやってた様な…。ちょっとこれは勘違いかも知れないですけど。お金払うから、本気の人だけ来てくれっていうのは最近多いですよ。
中村 へぇー。
キーワードは「本気」かどうか!
河本 キーワードは本気かどうかですから。
中村 あっ、本気。そう言われると、自分が本気なのかな?って改めて考えますよね。
河本 そうそうそう。
中村 すごい逆の発想って言うんですかね。
河本 逆です。一回りしちゃったなって感じなんですけど。でも、相手も本気やからそう言うんでしょうね。こっちが「本気で勉強させてください」って言ってるのに時給くださいってね、何か。
中村 そうですね。
河本 無職で今すぐお金がいるって言うんだったら、就職しないといけないですけど。
中村 あははは(笑)まずそこからがっていうね。
河本 先にそこからですけどね(笑)
中村 そうですね(笑)でも、今居る位置に甘んじてたらダメだよっていう事ですよね?
河本 まぁ、その会社で頑張るのもひとつですし、そういうフリーランスとかに興味があるって言うんだったら飛び込んでいけばいいし、どれが良いとかじゃなくて、自分がどうなりたいかで考えればいいんじゃないかなっていうのが、強く思うところですね。
中村 マインズさんとしても、やはりトップの河本さんは、社員さんの教育という事で、“啓発”と言うんでしょうかね、お話はされたりするんですか?
河本 今年に入ってからは特に言う様になってますね。やっぱり100年時代っていうのが結構効いてますね。
人生100年時代に向けての挑戦
中村 うーん。その危機感っていうのを皆さんに持って欲しいっていうお気持ちでお話されるんですか?
河本 危機感…そうですね。恐らく、AIで仕事がなくなるとか色々言うんですけど、仕事ってそんなに簡単になくならないんですよ。いきなりボーン!って変わるとかそんなんじゃなくて、徐々に色んな所に置き換わっていくっていう感じなんで。
中村 はい。
河本 ただ、最終的に、ホワイトカラーと言われる仕事は、かなり減るんじゃないかなと思います。なので、「ホワイトカラーの能力ってなに?」とかって、そういった所を真剣に考えて、その能力を伸ばす事で備えるとか、特技を身に付けておくとか。一般的にホワイトカラーだけど、携わる事業が多ければそれだけ知識が身に付くので。
中村 ええ。
河本 色んな事業に携わってみるとか。っていう事をどんどんしていかないとキツイんじゃないかなって思ってるんで、色々経験した方がいいよっていう意味で言ってますね。
中村 ホワイトカラーっていうイメージは、凄く安定っていうそういうイメージがあるんですけど。
河本 いわゆる総合職みたいなね。
中村 ええ。その位置にいる人達自身は、危機感っていうのはまだそんなにないんでしょうかね?
河本 いやっ、どうなんでしょうね。
中村 マインズさんなんかは、社長自身がそうやって発破を掛けていくと言うか、言う事によって気付きみたいなものが生まれて来てますか?
河本 人によりますけど、少しずつイメージさせるようにはしてます。会社の中での地位に甘んじるんじゃなくて、能力でしっかりやっていってもらいたいと思ってるので。同時に僕も、自分の地位に甘んじるんじゃなくて、自分の能力をどんどん上げるつもりやから言えるんですけど。僕だけ能力上げる気がなくて、皆に上げろ上げろって言ったら変じゃないですか?
中村 ふふふ(笑)そうですね。
河本 それはちょっと理不尽だと思うんですけど。
中村 ええ。むしろ、河本さんが突っ走っているイメージがあるんですけど(笑)常に走って新しい事を新しい事をっていう。人材派遣のみならずっていうところでは。
失敗を恐れずに挑戦しよう!
河本 まぁ、そうですね。やっぱり刺激があった方が面白いじゃないですか?
中村 ギャンブラー的な(笑)
河本 いやー、チャレンジって言うんですかね。
中村 あー。チャレンジ。
河本 壮大に失敗を繰り返してますけども。
中村 失敗は怖くないですか?
河本 怖い…そりゃ、命に関わる様な失敗は怖いですけど。
中村 あははは(笑)
河本 失敗しようと思って失敗してないので。
中村 確かに。
河本 全力で成功する気でやったけど、失敗しちゃったんですよ(笑)なので、その失敗が何でやったんかとか、二度と繰り返さない為には、そこでまためっちゃ勉強して、またチャレンジ。
中村 その辺りも、今までの学校もそうかも知れないんですけど、失敗しない様にっていう教育って言うか、育てられ方をしてきた様な気がするんですが。
河本 失敗…ネガティブワードですね。僕も成功するつもりでずっとやってるんで、当たり前ですけど(笑)ただ、上手くいった事もありますけど、失敗したこともいっぱいあるんで。でも、何があっても失敗は絶対アカンってしてしまうと、挑戦しない事が一番良いになるんで。
中村 そうですね。
河本 そうそう。それだと、会社にも自分にも、新しい経験値なり能力なり何一つ身に付かないですし、出来る事も増えないですし、役に立つ事も増えないですし。まぁ、時代に取り残されてしまうっていう恐怖感もありますし。
中村 失敗を恐れないって言うのは簡単ですけど、やるのは結構難しいかも知れないですよね。
河本 恥をかくのを恐れなければいけるんじゃないでしょうかね。
中村 その辺りのお話も含めて、引き続き、また次回お話を伺って行きたいと思います。さて、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は8月22日の放送となります。河本さん、ありがとうございました。この番組は株式会社マインズの提供でお送りしました。
河本 ありがとうございました。