本文までスキップする

Blog ブログ

【第99回】将来に向けての資産形成について考えてみよう。2019.6.13放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(ゲンキ)にて放送中のラジオ番組、マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

 

 

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役社長
河本 尚吾

 

 

MC

FM GENKI  パーソナリティー
中村 佐織さん 

 

 

中村 今日はですね、金融庁から発表された、話題のニュースから進めていきたいと思うんですが。


河本 はい。


中村
 金融庁が、「人生100年時代を見据えた資産形成を促す報告書をまとめました」と。そして、95歳まで生きるには、夫婦でおよそ2000万円の金融資産の取り崩しが必要になるとの試算を示したんですね。公的年金制度に頼った生活設計だけでは、資金不足に陥る可能性に触れまして、長期分散型の資産運用の重要性を強調したと。これって、以前から、河本さんがおっしゃってた事が・・・


河本 そうですね(笑)


中村 ここへ来て、ポロっと出たっていう感じですよね。河本さんとしては、以前から、警鐘ではないですけど、こういう風になって行きますよっていうお話をされてましたよね?金融庁は、どうしてこのタイミングでこういう事を発表したんですかね?


河本 このタイミングと言うよりも、働き方改革も含めて、社会保障制度の維持に限界が来てるのは分かってたので、そんなの増税なり何なりで対応するにも限界がある訳じゃないですか。根本的に変えていかないとダメなのを、30年間やらなかったからこんな事になったんかなっていう(笑)


中村 30年も放置していたって事ですか?


河本 そうですね。その結果が、国民に来る、我々に来るという事ですね。


中村 このニュースを見た人って、ビックリしてると思うんですね。多分、慌てる人もいると思います。


河本 でも、肌感覚では何となく分かってるんじゃないですかね?


中村 肌感覚レベルですよね。でも、95歳まで生きるには、具体的に夫婦で2000万円ですか。金融資産の取り崩しが必要になるっていう。具体的にそういう風に言われるとアレ?って。今の自分の状況・財政とかを考えると慌てませんかね?大抵の人は。


河本 うん、まぁ、慌てる・・・。僕はずっとそればっかり考えてるんで、アレですけど(笑)


中村 そうですね。そういうプロでいらっしゃいますからね。
ただ、ちょっと打ち合わせの時にも、うちのディレクターの預金金額を聞いて、「やっぱそういう感じですよね」っていう風になって。マジでこれ『ピー』って入ったら言えるんですけどね(笑)


河本 でも、逆に僕これもう一個言って来て欲しいなって思うのが、「健康寿命」をもっと真剣に議論して欲しいなって感じですけどね。


中村 健康寿命は今どんどん伸びてるんじゃないんですか?

 

 

「健康寿命」について考える

河本 健康である事の大切さ。要するに、予防ですね。治療じゃなくて。やっぱり健康に生きて行きたい訳じゃないですか。


中村 はい。


河本 その健康を続けるという事を、もっと真剣にやって行きたいなって感じがしますけどね。


中村 予防して健康であれば、別に医療保険だってそんなに膨らむ必要もないですし。


河本 そうそうそう。「不安」っていうのも、大きな不安ってそこじゃないですか?


中村 あっ、それはそうですね。


河本 若い時にそんなの心配にならないですけどね。


中村 ええ。


河本 じゃぁ、その健康にも、今までの健康の考え方と、これからの健康の考え方っていうのは、全然変わって来るんじゃないかなっていう。


中村 大前提が、健康で長生きっていう事ですからね。


河本 そうそうそう。健康なうちに、考えとく事かなと(笑)


中村 じゃぁ、今までの様にコツコツ会社勤めをして働いてっていう事では、とてもじゃないけど間に合わないっていう人も多い訳ですもんね。


河本 そうですね。まぁ「お金の勉強しましょう」って話ですもんね。


中村 お金の勉強ですか。


河本 はい。


中村 それはどういう風にしていけばいいんでしょうね?


河本 ここでは金融資産とか色々言ってますけど、じゃぁ金融資産って何が金融資産なの?ってやっぱり自分で調べてみる事が結構大事ですよね。


中村 うーん。


河本 現金も金融資産の一個なのかも知れないですけど、株、社債、色々あるじゃないですか?それをいきなりやるって難しいんですけど、分からない事を分からないままにしてると、将来自分が困るっていう話なので。自分事として、少額をちょっとやってみるっていうのをしながら、一生投資とかそういう活動と付き合って行くっていうのが大事なんかなって。


中村 これはなかなか、今までそういう事と無縁だった人にとっては、結構ハードルが高いなっていう風に思うんですが。


河本 何故、無縁でいれたのかっていう事を考えた方がいいかも知れないですね。


中村 まぁ、会社だったら、仕事一本で生活出来ていたっていう事ですよね?


河本 そうですね。生活出来てたのは、年金があったからですもんね。


中村 そうですよね。

 

「老後」が消える⁉ 「正しい」が変わる⁉

河本 いわゆる、老後というものが存在できたから。働かなくても、年金を貰って生活するというのが保障されてたので、60歳まで頑張ればあとは余生みたいになる訳ですもんね。


中村 そう思ってましたね。


河本 でも、ほとんどの人に、住宅ローンがあるって事は、2000万、3000万のお金を使ってる訳ですよね?で、今後もし、老後というものが存在しないという前提になったら、ライフスタイルも大幅に変わって来る訳ですし、そのローンを組むことが良い事かどうかとか。


中村 あー…。


河本 じゃぁ、そもそも何で組んでたんだっけ?とか。結婚してどうやって生活していくんだろうっていう事を、もう一回考え直さないといけなくなる、正しいが変わるっていう感じになるんじゃないですかね。


中村 今までの価値観がガラッと変わるかも知れませんね。


河本 何故新築じゃないとダメなの?とか。僕は個人的には、不思議な事いっぱいあるんですけどね。家族が多くて、そこに住む人数とか時期とかで、色々変えないといけないのに、ピークを想定したものを建てるじゃないですか?子供が一番大きくなった時とか。


中村 ええ。ええ。


河本 ライフスタイルに合わせて、時期に合わせて変えた方が、色んな事考えないで済むのになと思ったりとか。


中村 その都度その都度変えていけばいいじゃないかっていう事ですか?


河本 そうそうそう。
別に、それでも今がいいって言うんだったらそれも良いですし、そういうやり方でも良いですし、もうちょっと自由に考えて、こうじゃないとダメみたいな固定観念が、結構苦しめてるんじゃないかなっていう風に思います。


中村
 ただ、この長期分散型の資産運用っていうのが・・・。


河本 どういう意味なんでしょうね。


中村 あははは(笑)これ金融庁が言ってるんですよね。

 

 

極端な考えはせず、少しずつ・・・

河本 僕も金融専門じゃないんでアレですけど。


中村 この辺がね、難しいなって思うんです。これを国民に向けて発表する言葉としては、もうちょっと何か欲しいなっていう風に思うんですけど。


河本 例えば、「先物とかじゃなくって」っていう意味なんですかね?


中村 そういうのには手を出さない様にっていう(笑)。


河本 そういうのじゃなくて、もうちょっと手堅い所から、「少しずつやって行ってくださいね」みたいな感じなんですかね。


中村 そういう事なんですかね。もうちょっと具体的にアドバイスが欲しいなって思うんですが、そういう所になるとやっぱり河本さんの分野になってくるんでしょうか?(笑)


河本 いやっ、僕は金融が専門ではないですけど・・・。


中村 ただ、ご自身は早くから色んな事をお考えになって、個人的にも動いていらっしゃいますよね?


河本 そうですね。僕は、色々するのが好きだからっていうのがありますけど。試してみるのが。


中村 それって大切ですよね。


河本 やらないと分からないので。まぁ、それを一発勝負みたいなことをしたら、そっちのがリスキーでしょ?


中村 全てを失いますよね(笑)


河本 そうそう(笑)だから、今月の小遣いを1万減らして、この1万円をちょっとそれに。旨いもん食うたと思ってやってみよう!みたいな。その位で良いと思いますよ、最初は。


中村 そのぐらいのレベルからでいいんですね。


河本 もちろんもちろん!いきなり新卒2日目に、大型案件任さないでしょう?もっと育ってからですよ。


中村 そうですね。もう自殺行為ですよね(笑)


河本 自殺行為です!だから極端に考えちゃダメっていう。


中村 本当に日本って、寿命はどんどんと延びている訳で、現在60歳の人の25%が95歳まで生きるっていう事ですから。もちろん体力はどんどん落ちて行きますけれども、その中でも、収入を得る事が出来ればいいですよね?


河本 いいですよね。今、年金貰っている人がもっと長生きしますよって話ですよね。我々はその為に年金払ってるんで。自分で資産築きなさいよって言われてる訳ですもんね?今の分は今の方に渡すのでと(笑)身も蓋もない事を言えば・・・。


中村
 そういう事ですね(笑) ただね、このタイミングっていう風に河本さんおっしゃいましたけど、今年の10月には消費税上げるのか、増税するのかしないのかっていうタイミングじゃないですか?


河本 そうですね。


中村 6月発表でしたっけ?決定ですよね、確か。となると、このタイミングっていうのはどういう?何か意図があるのかななんてちょっと考えてしまったんですけど。


河本
 いや、分からないです。上げるのか上げないのか。そりゃ、上げない方が良いとは思うんですけど。


中村 上げたら破綻するんじゃないかなって不安はありますよね。 


河本 でも、何故か、上げないといけないっていう方が、世論の様に見えさせられてる様な気はしますけど。


中村 あっ、そうですか。うーん。あれは公約でしたっけ?マニフェストで言っちゃったんですかね?上げます!っていう。どうだったんだろう。でも、確かにおっしゃる通り上げないといけない様な。もう上げますよっていう。


河本 そういう雰囲気作りをしてますよね。


中村 そうですね。安倍さんもね、トランプさんとの会談、接待も成功しましたし、勢いとしてはそっちの方に流れるんじゃないかなっていう不安もありますけどね。

 

 

「働く」が大きく変わる100年時代、「お金」についてもしっかり考えよう

河本 でも、この100年時代のひとつは、働くっていう所が大きく変わりますよっていう事だし、お金っていうのも本当に考えないといけませんよっていう事だし、それをこう一気に突き付けられるっていう感じですもんね。学校で教わってないのにっていう。


中村 これからは、そういうのを教えて行く必要もあるんじゃないでしょうかね?


河本 僕はあると思いますけども。N高っていう、ドワンゴがやってる通信の高校で、投資部っていうのが出来ましたもんね。


中村 投資部?投資を勉強する?


河本 そうです。そうです。だって、現実、そっちの方が現実的ですもんね。


中村 そうですね。実践ですよね。


河本 例えば、リーマンショックみたいな金融ショックで、実際に生活してる人は色々影響を受ける訳じゃないですか?それで、倒産する企業もあれば、リストラする。結局、全部繋がってるんで、やっぱりこれさえしてればいいっていうのが、逆にこれからはリスクになるんじゃないかなって。


中村 固定観念に縛られない、そして、ひとつの事にこだわらないっていう事ですね。


河本 それをプラスで言うと、やりたい事全部やっちゃえばいい!っていう。


中村 ワクワクしながらやりたいですね(笑)


河本 そうそう


中村 はい。さぁ、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は6月27日の放送となります。河本さん、ありがとうございました。


河本 ありがとうございました。


中村 この番組は株式会社マインズの提供でお送りしました。