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2018年流行語ノミネート
11月7日、「現代用語の基礎知識」が選ぶ、ユーキャン新語・流行語大賞の第35回 2018年ノミネート30語が発表されました。
(2018 ユーキャン新語・流行語大賞の発表は12月3日に予定されています)
2018年6月に働き方改革関連法案が成立し、この法律に基づき、「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」や、「有給休暇の消化義務化」、「同一労働同一賃金」などといった制度が制定されたのですが、「働き方改革」に関連するワード、「時短ハラスメント(ジタハラ)」、「高プロ(高度プロフェッショナル制度)」が30語の中にノミネートされたということは、「働き方改革」がもたらす世間、社会への影響も少なからずあるようで、多くの方の関心事項となっていることは間違いありません。
しかし…、2018年の流行語にノミネートされるぐらいの注目を浴びているとは言え、
「企業(経営者)としてどう取り組むべきか」
「いったい何から始めればよいのか」
「正直なところ、制度をイマイチ良く理解していない」など、
流れになかなか乗れずにいる…と感じておられる経営者さま、企業担当者の方は少なくないのではないでしょうか。
■2018 ユーキャン新語・流行語大賞 ノミネート語
あおり運転
悪質タックル
eスポーツ
(大迫)半端ないって
おっさんずラブ
ガーファ(GAFA)
仮想通貨・ダークウェブ
金足農旋風
カメ止め
君たちはどう生きるか
筋肉は裏切らない
グレイヘア
計画運休
高プロ(高度プロフェッショナル制度)
ご飯論法
災害級の暑さ
時短ハラスメント(ジタハラ)
首相案件
翔タイム
スーパーボランティア
そだねー
ダサかっこいい・U.S.A.
TikTok
なおみ節
奈良判定
ひょっこりはん
ブラックアウト
ボーっと生きてんじゃねえよ!
#MeToo
もぐもぐタイム(全30語)
時短ハラスメント(ジタハラ)とは
ジタハラとは「時短ハラスメント」の略称です。
何が「時短」なのかと言うと「労働時間」の短縮のことで、この労働時間を無理に短縮するなどの嫌がらせのことをジタハラと言います。
例えば、上司から早く帰れる手立てもないまま残業しないで早く帰るよう指示されたり、改善案も提示されないまま、強制的に退社を迫られたりといった様子を言います。
働いている側(従業員)からすると、
「残業をせずに早く帰れと言うのなら、時間短縮のためにどうするかという改善案を出してほしい…」
というのが本音であり、仕事量に変化が無いまま勤務時間だけ短縮されても困る…というのが時短ハラスメント(ジタハラ)の弊害になります。
高プロ(高度プロフェッショナル制度)とは
高プロとは、正式には高度プロフェッショナル制度の略称です。
高収入の一部専門職を労働時間の規制から外す制度で、制度が適用されると残業や休日出勤をしても労働者に割増賃金は支払われなくなります。
具体的には、年収1,075万円以上の人が対象とされるもので、労働時間の規制がなくなり、休日や深夜の割増賃金の支払い対象から外す、といった内容です。
いつからはじめる?働き方改革
「高度プロフェッショナル制度」は当初の予定通り2019年度からの運用予定であるものの、中小企業の多くに関係する「時間外労働の上限規制」「同一労働同一賃金」については開始が先送りになる予定です。
(大企業と中小企業では施行期間に違いがあり、同一労働同一賃金は大企業が2020年4月から、中小企業は2021年4月からの施行を予定)
しかしそれは「まだまだ先だから準備する必要はない」ということではありません。
諸制度の導入が遅れ、取り返しがつかないことになる前に、まずは各制度について理解を深めてください。
迫りくる2019年 未来の働き方セミナー
大企業と中小企業で施行日に多少の期間差はあるものの、「働き方改革」はそこまで遠い未来ではありません。
この記事では制度の内容については詳しく触れていませんが、マインズでは働き方改革についてのセミナーを開催いたしますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。
2018年11月16日(金)
14時00分~16時30分
センタープラザ西館(神戸市中央区三宮町2丁目11番1)
参加申し込み等、詳細はこちらからご確認ください。