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こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役 会長 河本 尚吾
MC
FM GENKI パーソナリティー 脇 たまき さん
休日は経験値を積み上げるためのもの!?
脇 さて、河本さん。
河本 はい。
脇 前回はですね、会社の経営理念というところで、「何故?何故?」と常に思う事が大事だというように話してくださったんですけれども。私、以前サラリーマンをやっていた事があって、普段会社で毎朝朝礼っていうのがあったんですよ。
河本 あー。はいはい。
脇 ラジオを体操やって、経営者の理念っていうのをテープで聞いてとか。マインズさんもそういったされてる事はあるんですか?
河本 朝礼はやってますけども、朝礼前に各自掃除をしてますね。
脇 掃除!?それは場所を分担みたいな感じですか?
河本 場所を分担して、一覧表にしてて、自分がやる所に自分の名前を書いておくっていう。そうすると、他の人に、「あっ、ここはやったんだな」っていう事が分かるじゃないですか?
脇 ええ。
河本 だから、やってない所をやるみたいな感じで。まぁ、あくまで任意ですけどね。強制じゃないですけどね。法律的にも難しい所なんですけどね。昔は、どの会社も始業前に朝礼やったりしてたんですけど。
脇 はい。やりましたね。
河本 今は、基本的にそれはダメっていう事になっていますので。
脇 あっ、そうなんですか!?
河本 掃除とかも、文化としては始業前にやってたけど、それもダメっていう事で。
脇 へぇ~。
河本 うちとしては、あくまでも任意っていう形で、どちらかというと、労働とかっていうよりも企業文化としてやっていきたいなっていうのでやっていってます。
脇 それは、どうして掃除をしようって始めたんですか?
河本 まぁ、ある研修に行った時に、掃除の大切さとか、それを続けていく事の精神とかを見習って、ちょっとやってみようかなと思って始めたのがキッカケですね。10年以上前ですかね。それが少しずつ広がって今も続いているという。
脇 掃除って、やっぱり、仕事と繋がってくるところがあるんですか?
河本 仕事そのものもそうかもしれないですね。整理整頓には繋がるかもしれないですけど、多分、自分の心、精神の方に繋がる事の方が大きいんじゃないかなっていう。トイレ掃除もそうだけど、汚いものを遠ざけるってあまり良くないわけじゃないですか?
脇 はい。
河本 やっぱり、汚い物をちゃんと見て改善していくっていうところと、自分のメンタルというか精神というか、そういったものがちゃんとリンクしてくると、誰かの為にやってるというよりも、自分の為にやってるっていう風になってくるので、やらないと気持ち悪くなってくるっていう。
脇 あっ、癖ついてくるとね~。
河本 そうそう。それは、良い習慣じゃないですか?悪い習慣だっていう人は一人もいないと思うので。良い習慣は多い方が絶対良いと思うので。人生においても結果やって良かったなとは思ってます。
脇 単純に、身の回りが綺麗になるのは気持ちがいいですもんね。
河本 そう。気持ちが良いです。それを汚いっていう方が気持ちいいっていう人はうちには合わないです(笑)
脇 そうですね(笑)
河本 合う会社を見つけた方が良いと思うんですよ(笑)わざわざミスマッチで苦しむ必要ないのでね。
脇 はい(笑)確かに、汚い物に目を背けるって、それは仕事にも良い影響与えないですもんね。
河本 うん。ちゃんと向き合わないとなっていう感じがしますね。
脇 それで、その掃除を毎朝されるっていう事なんですけど、その掃除もいつかはしない日がくるわけです。っていうのは、定年っていう日がきますよね?したくてもできない日がくるわけですもんね(笑)
河本 あー、はいはい。強制退場ですね(笑)
脇 ですよね(笑)私の兄の事なんですけど、兄も10年後くらいに定年を迎えるんですけど、いつも心配してるのが定年後どうしよう?と。
河本 何をしようかっていう事ですか?
脇 何をしようかっていうか、何をしようかも分からないし、生活?要は、お金がそんなに入ってこないわけですし、年金も今60歳でもそんなに貰えないですよね?
河本 そうですね。段階的ですけど、65歳からだと思っておいた方が良いですね。
脇 そうですよね。再雇用したってお給料はだいぶ減るわけですよね。
河本 その会社にもよりますけど、ほぼほぼ。
脇 どうしようって。多分、ラジオ聴いてらっしゃる方の中にも、漠然とそういった不安を持っておられる方って多いと思うんですよね。どう思われますか?
河本 あのー、一念発起っていうのかな。「喫茶店やろう!」とか、それを急にやりたかったけどずっと温めてたとか、そういうのはあまり良くないですね。
脇 あっ、そうなんですか!?
河本 はい。もし、そういうお店をやろうと思うんだったら、今やった方が良いですね。
脇 あー。もう今から始める?働きながらっていう事ですか?
河本 はい。じゃないと、思いばっかりが膨らんで、ちょっと現実から遠ざかっちゃうんですよね。
脇 いざやる時に?
河本 そうそう。成功して自分が幸せなイメージばかりが先行しちゃって、逆に失敗したイメージが持てなくなっちゃうっていうのかな。それだと、現実的じゃない方法ばっかりを選択しちゃうので。結局、失敗するのは僕は良いと思うんですよ。
脇 あっ、そうですか!?
河本 それで生きていけなくなるのが一番ヤバいじゃないですか?
脇 それはマズいです。
河本 再チャレンジできないじゃないですか?
脇 できないです。
河本 だから、もう全財産をかけてなんか絶対しない方がいいんです。
脇 あ~…借金抱えてとかね。
河本 はい。9回失敗しても生き残れる方が大事なんです。
脇 なるほど~。じゃぁ、チョビチョビ始めるくらいですか?
河本 そうです。それの経験値を今のうちから積み上げる為に休みがあると思っておいた方がいいかなと思います。
脇 なるほど~。じゃぁ、休みの日にゴロゴロ寝てちゃダメですね(笑)
河本 まぁ、そうですね(笑)寝ててもいいんですけど、勿体無い。
脇 ですね~。
河本 自分の経験値を積む為に、会社員以外の視野、世の中を見る訓練をつけておいた方が良い。ボランティア行って、普段出会わない人と出会って、普段出会わない人と喋って、色んな考え方や課題とかを知るとか。アルバイトに行くとかじゃなくて、ボランティアでもいいからマスターをやらせてもらうとか。
脇 なるほど~。雇われでもいいから、最初は喫茶店のマスターを週末だけでも。そこから学べますもんね。
河本 何でも学べます。別に、そこでお金貰う必要ないじゃないですか?労働じゃないので。自分の経験値の為にやる事なので、いろんな経験をそういう形で積んでいって、色々な社会、世界を色んな角度から見たりとか、あと、お金の勉強。
脇 あっ、お金の勉強?
河本 どうしても給料を中心に生活してたと思うので。その給料以外で生活するっていう事への慣れ。
脇 あ~。給料以外ってどういう事がありますか?
河本 事業だったりとか、年金も給料じゃないですよね?
脇 違いますね。
河本 給料以外で生活する事への不安があるんだったら、給料以外で生活してる人の話をちゃんと聞くとか。
脇 あー。不労所得であったり?
河本 不労所得もそうですね。どうやって作ったんですかとか。
脇 なるほど~。
河本 そう思うとやれる事っていっぱいあるじゃないですか?
脇 投資とかもありますよね?
河本 そうですね。まぁ、その僕は短期的なのはあまり良いと思わないですけど。
脇 長期的に?
河本 長期的に。10年20年30年掛けてやるようなやつが、やっぱり一番安全ですもんね。
脇 そうですよね。急激に上がるとかいうのはちょっと…。
河本 博打ですよね。
脇 怖いですよね~…。
河本 それこそ、ジェットコースターみたいにドキドキしてないとダメになるので。もうそればっかりになるので。しかも、勝ったらいいですけどね。負けたら何も残らない。下手したら借金が残る可能性もありますし。
脇 これは、事業の失敗と一緒ですよね?
河本 それより経験が得られないですね。
脇 そっか…。
河本 事業の失敗は、すごいお金とかやり方とか、色んな経験が得られるんですよ。だから、絶対同じ失敗しないじゃないですか?
脇 ええ。
河本 その為にも生き残る必要があるんですけど。博打の失敗って絶対繰り返すんですよ。
脇 そうなんですか!?
河本 負けたら取り返そうと思うじゃないですか?それで沼にハマっていくっていう。
脇 あららら~…。最悪ですね。
河本 最悪です(笑)
脇 じゃぁ、その投資にしても事業と一緒で、例えば9回失敗してもいいやくらいの所から始める感じですか?
河本 いやいや、逆に、資産形成は手堅くいった方がいいと思いますよ。
脇 あっ、手堅く?
河本 手堅く。その利回りって、例えば、「金利10%です」「利回り10%です」って、どちらかというと「リスクも高いですよ」っていう話になっちゃうじゃないですか?
脇 あっ、そうですね。
河本 金利ってリスクなのでね。利回りは金利とはちょっと違うんですけど。でも、あまり大きすぎるやつっていうのは、ギャンブル性が強いよっていう。それよりも、できるだけ多くの人が幅広くやってる所から始めていくのが良いですね。
脇 そうですね。じゃぁ、2~3%位の。
河本 それでもいいです。まずやってみるっていう。
脇 そして勉強ですよね。
河本 そうですね。勉強しないと分からないですからね。
脇 うーん。仕組みがね。
河本 仕組みもそうだし、お金自身の勉強をちゃんとしないと、やっぱりお金に不安があるからじゃないですか?
脇 はい。
河本 どうやったら消えるんかっていったら、お金の事知らないからなので、お金の勉強するしかないんですよね。YouTubeでもいいですし、本でもいいですし、人に話を聞きに行くでもいいですし。それを知って、不安を消していく行動をしないと絶対に消えないかなと思いますね。
脇 そうですね。具体的に今は、本当にYouTubeっていう便利な物があるので、無料でもいけますもんね。
「違う属性の人」と話をしてみることが大事
河本 そうそう。どうしても、人は同属性で集まるっていうんですかね?
脇 同属性?
河本 強い物同士で集まるというか。社長は社長ばっかりで集まってるし、会社員だったら会社員ばかりで集まってるし。女性だったら女性ばかりと集まってるしとか。違う経験をしてる人と話さないといけないんですけど、周りに似た様な人達ばかりになっちゃうんです。
脇 そうですね。
河本 だから、環境を変える為にボランティアに行くみたいな。
脇 あっ、なるほど!あえて。
河本 そう。違う属性の人とちゃんと話をしてみるっていうのがすごく大事になってくるっていう。
脇 それがこの資産形成であったりとか、事業をやる上でも役立ってくる?
河本 周りに聞く人が居ないっていうのが、結構、大きな課題の上位に挙がってくるので。何で?っていったら、親も含めて、基本的には同じ生き方をしてる人達ばかりなので。
脇 そうですね。
河本 だから、分からないじゃないですか?だから、違う人生を送っている人の話を聞こうと思うと、そういったコミュニティに入って行かないと聞けないじゃないですか?そこに勇気がいったりするんですけど。
脇 ですよね。でも、そこに入ってブレちゃダメですよね?ブレブレになるんじゃなくて、自分の考えはしっかり持ちつつも、新しい材料っていうのを入れていくっていう事が大事ですよね?
河本 そうです。多分、脇さんとかも、会社員時代は会社員の人ばかりと一緒にいたと思うんです。
脇 はい。いました。
河本 でも、今フリーでやってると、全然違う人達とずっと一緒に居ると思うんですよ。
脇 はい。
河本 環境が変われば、交流する人は変わるので。
脇 そうですね。
河本 その環境を変えてみるっていうのがすごく大事です。
脇 なるほど~。その、事業を始めるにあたってなんですけど、さっきおっしゃっていた無茶な投資をしないところから始めるっていう感じなんですけど。何でしょう?例えば、この事業やりたいっていうのが具体的にない場合ってありますよね?
河本 はい。
脇 でも、これが好きなんだよな~くらいの軽く思ってる時ってありますよね?そういうのもちょっと始めちゃってもいいんですかね?
河本 それはもう事業としてじゃなくて趣味として全然やったらいいと思うんですよ。
脇 ほぉ~。。
河本 単純な趣味って結構強いですよやっぱり。
脇 あっ、そうですか!?
河本 趣味を通して色んな人と知り合えますし、すぐ共感できるじゃないですか?同じものが好きなので。
脇 はい。
河本 やっぱり仲間が増えますし、当然だけど、色んな思考持った人と話をすると、自分でもこういうのができるかな~とか色々なアイデアも思い浮かびますし、行動の背中を押してくれるというか、そういうのがあるので。趣味も好きな事だったらとことんやった方が良いと思いますね。
脇 私、羊毛フェルトを最近始めまして。
河本 え!?羊毛?
脇 分かります?
河本 いや、どんなのですか?
脇 羊毛っていうフェルトがあって、それから動物とかを作ってマスコットみたいなのを作るんですけど。例えば、そういった物をお店にするとか、売る、間借りするとか、そういうったものとかでもアリですかね?
河本 アリですけど、今の時代だったら、多分、リアルの店舗から始めるんじゃなくて、オンラインからの方がSNSでどんどん挙げていくとか、そっちの方がよりお金もかからないじゃないですか?
脇 はいはい。そうですね。
河本 同じ趣味を持ってる人達と繋がっていく事をまず最初にやっていく方がいいんじゃないかなって。
河本 そうそうそう。
脇 なるほど~。
河本 いきなり店舗にしても、興味のある人はお金かけてでも遠くでも行きたいでしょうけど、興味のない人は行かないですよね。
脇 確かにそうですね(笑)それで失敗しちゃう場合もありますもんね(笑)
河本 そうそうそう(笑)
脇 なるほど!ありがとうございます。いや~、何か私の相談みたいになっちゃいましたけれども(笑)
河本 いえいえ(笑)
脇 やっぱり、これからの時代っていうのは、自分でこれからの生き方、将来的な事も考えていった方が良いという事ですよね。ありがとうございます!マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。河本さん、ありがとうございました。
河本 ありがとうございました。