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こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役
河本 尚吾
MC
FM GENKI パーソナリティー
津雲 あおい さん
不確実な時代を知ろう!
津雲 さて、河本さん。
河本 はい。
津雲 もう1月も中頃ではあるんですけど。2022年最初の放送ということで、今年も宜しくお願いいたします!(笑)
河本 宜しくお願いいたします。
津雲 一年の最初って、何かしら計画を立てたりとか、目標を立てたりとかっていうことがあるかも知れませんけれども。河本さんの場合は、何か個人的に思ったりすることってあるんですか?
河本 ねぇ。毎年、やっぱり~(笑)
津雲 お決まりの?(笑)
河本 はい(笑)会社でも、当然「昨年はどういう一年でした」「今年はこういう一年にしましょう」とか。「こういう予想ができますね」とかっていう話はするんですけど。
津雲 はい。するんですね。
河本 するんですけど、年々それが難しくなっていってるなっていう実感があって。
津雲 ええ。ええ。
河本 何というのかな…。「昨年はこういう一年でしたよね」みたいな、全国的なニュースみたいなのを振り返ったり。例えば、オリンピックがあったとか。
津雲 ありました!
河本 あったんですけど、良かったんですけど。そういうのを除くと、一人一人が、昔だったら皆が紅白を見てたかも知れないですけど(笑)今、SNSやら、YouTubeやら、いろんなチャンネルがあって、しかも、出てくるものも全部カスタマイズされてあって。全員で同じものを体験したり経験したっていうのじゃなくて、そのSNSの中自体が世界だったりするじゃないですか?
津雲 そうですよね。
河本 だから、全体を一括りにするのが非常に難しくなったなーっていう感じがしてて。更に、「今年は経済がね~」みたいな話をするはずなんですけど。
津雲 するはず?あれ?(笑)
河本 その、マクロ指標が結構アテにならなくなってきてるというか。
津雲 あ~…。
河本 政治の指標とか、経済的な指標とか、一人当たりGDPが韓国に抜かれてどうのこうのとか。そういう政治社会指標、少子高齢化とか、人口のこととか、ハッキリ言って良い指標ゼロなんですよね。
津雲 あ~…。
河本 じゃぁ、生活している我々がダメかっていうと、個別に見ると全然そうでもなくて。
津雲 なるほど。自分としての実感、周りを見てての感覚と、出てくるものがちょっと離れてるというか乖離してる?
河本 乖離してる…そうですね。比較する理由とか必要性がどんどん無くなってて。何か、過去最高益を出してる企業が多数出てきてたりとか。じゃぁ、全体のマクロ指標って、一体何の為に使わないといけないのかなって。説明しきれなくなってきてるというか。そういうのをいろいろ考えていったときに、国全体としての指標を見る場合は、国全体としてのビジョンがあったときにだけ、正しく判断できるんじゃないかなっていう風に思うようになって。
津雲 あー。つまりは、今、国のビジョンがそう響いてきてないっていうことですか?
河本 今というか、平成ってそこがなかったと思うんですよ。
津雲 あー
河本 何か、強烈な方向性ってあったのかな?っていうと、良いか悪いかは別として、何かあったら良かったと思うんですけど。でも、ないんですよね。
津雲 もしかしたら、あったのかも知れないけど、何かこう今一つ響いてこなかったのかも知れない?
河本 例えば、昭和、戦前、明治維新以降だったら、欧米列強に追い付け追い越せみたいな。
津雲 そんな分かり易いのはなかったかも知れないですね(笑)
河本 経済成長だー!みたいな。
津雲 はい(笑)
河本 そういう分かり易いのはなかったので。だからかなぁと思うと、これからもそういうものが出るのかっていうと、何かより多様的になっていく中でそれも難しいんだろうなと。
津雲 あぁ…。
河本 じゃぁ、どういう所を目指して行かないといけないのかなっていうと、やっぱり自社のビジョン、自社の掲げてるミッション、理念。そういったものを本気でより実現していく為に、同士、仲間と共にやっていくっていう所を、より明確にしていくことこそが必要なことであって、世の中の景気が良くなるから悪くなるからというものを目安にしても、そんなに実感できないというか、自分達が掲げたものに対しての進捗割合でしか最早図れないのかなみたいな。それも会社によって違うことですし、個人の人生においても、他の人と比べる必要がよりなくなってきてるので。
津雲 それだけバラバラっていうことですよね?
河本 バラバラですね。価値観も、年代も含めてバラバラになってきてるっていうことなので。国全体がどうのこうのっていうのは、良くなる要素的には殆どないと思うんですよ。
津雲 はぁ…。残念ながら?
河本 残念ながら(笑)だからって落胆する必要もなくて、自分達で考えて。レールがないので。
津雲 あっ、そうですね。
河本 昭和みたいに分かり易いレールがあるといいんですけどね。
津雲 あまり考えなくても済んでたお話しが、なかなかそうはいかなくて。
河本 そう。自分達でレールを作って行かないといけないので。それがビジョンであり、行動指針としての理念があったりとか、使命感としてのミッションがあったりとか。っていう所でしか繋がれることができないっていう風になってきてるのかなって。そこを強烈に発信したり、推し進めたりすることが、あまり言いたくないですけど…。“ブーカ”とかいうらしいんですよ。
津雲 ブーカ?
河本 不確実な時代。何があるか分からない時代っていう意味なんですけど。
津雲 お化け屋敷みたいですね(笑)
河本 まぁ、そうですね。じゃぁ、昭和は過去だから、確実な時代だったのかっていうと、振り返ったら分かるだけであって。
津雲 あっ、なるほど!
河本 当時のビジネス誌は、毎月毎月、革命だの、危機だの、クライシスだの何だのって特集してますのでね(笑)
津雲 はい(笑)そうですね。父親が読んでいたプレジデントにはそう書いてたような気がします(笑)
河本 だから、いつも不確実なことは間違いないと思うんですよ。
津雲 はい。
ビジョンの大切さ
河本 ただ、それが、先程言った、指標以外の技術、テクノロジーの所が、やっぱりインターネットによって途轍もないスピードで加速して行ってるので、そこが増してるっていうのは事実。どうなっていくのかが素人には分からないっていうのはあると思うんですけど。でも、未来は不確実なことには変わりはないので。
ただ、昭和とかと違うビジョンっていうものは自分達で掲げる、もしくは、掲げた会社を選んでそこを実践することによって、当然、お給料もそうなんですけど、やりがい的なものとか、そういったものを掴み取っていかないといけないんだろうなっていう。与えてもらう。多分、やりがいって売ってないし(笑)
津雲 はい(笑)
河本 頂戴って言っても見えるものではないので。頂戴って言ってくれたらいいんですけど、多分、掴み取るものだと思うんですよね(笑)
津雲 そうですね~(笑)
河本 そうすると、掴み取るプロセスでどうしても苦労が間にいるはずなんですよ。時には、失敗なり挫折なり、登山で例えたら雪崩が来たりあるんでしょうけども、それを乗り越えた先にしかやりがいってないんだと思うんですね。
津雲 うんうん。
河本 だから、まぁ、どうせそこまで本気でやるんだったら、やっぱり、自分達の自己存在感がちゃんと確認できるようなビジョンというものを、しっかりと目指せてるというのが必要なんじゃないかなという風に思いますね。
津雲 はい。マインズさんの場合は、そういうことを共有していらっしゃるんですよね?
河本 そのつもりです。繰り返ししないといけないとは思うんですけど。
津雲 やっぱり、繰り返し伝えていくということは大事なんですね?
河本 大事だと思います。一回で言ったって、僕も逆だったら忘れることもあるでしょうし。それを永遠に保ち続けるってなかなか難しい話だし、再度確認は必要なことだと思いますし、ときには迷いますね。それが必要なのかなっていう。
何ていうのかなぁ…。まぁ、全体のこと言ってもしょうがないと言いながら、岸田政権は賃上げを要望するみたいなことを言ってますけどね。
津雲 はい(笑)
河本 うーんそれって「はい!分かりました!」ってなる訳ないじゃないですか!?
津雲 あははは(笑)まぁ、どこからそれが出てくるのかっていう話はあるかも知れませんけれども(笑)
河本 それ、ねぇ…?とんでもないことじゃないですか!?(笑)
津雲 軽く言ってくれるなみたいな(笑)
河本 社会主義みたいな。
津雲 どうなんでしょう?(笑)
河本 全体でいうと、上がる理由ってないんですよ。でも、個別でいうと、上がる理由って沢山あるんですよ。
津雲 うんうん。
河本 そうやって目指して、自分達のビジョンに向かってやっていってるような会社っていうのはやっぱり上がると思いますし、やりがいとか働きがいとかも高まると思いますし、自己肯定感みたいなものも高まると思うんですよね。だから、全体だけの指標とか見てたら、本当最悪みたいな指標しか出てこないので(笑)
津雲 そこにこう縛られて勝手に落ち込むんじゃなくて、そこはそこで、自分の所は自分っていう感じで仕切っていかないといけないんですかね?
河本 僕も思い直すようにしました。
津雲 あっ、なるほど!
河本 凄い残念がったり悲しがったりしてたんですけど、それを悲しがったり残念がったりしても仕方ないなっていう。
せっかく自分達が掲げてるものがあるので、そこに向かって、一心不乱にやっていくことこそが、多分、僕の個人的なスローガンでもあり、社員研修のサブタイトルでもあるんですけど。
津雲 社員研修のサブタイトル!?
河本 はい(笑)【令和時代を明るく元気に生きていこう】という(笑)
津雲 いいですね!(笑)
河本 難しいんですよ(笑)さっき言ったように、社会指標、経済指標、政治的な仕組み?“シルバー民主主義”みたいなことを言われているような仕組みって、良いことないじゃないですか?
津雲 はい(笑)
河本 なのに、明るく元気にってどうやって生きていくの!?っていう。
津雲 いや~。何かでも、今まで難しいお話をされていたのが【令和を明るく元気に生きていこう】って言葉を聞いただけで、何か凄い救われた気になりましたね!何かできそうな気がする(笑)
河本 いやー。これの準備が大変なんですよ。
津雲 これ難しいんですね?
河本 難しいです!100年時代っていうことは、80歳位まで働かないといけない訳でしょ?
津雲 そうですよね。皆さん幾つまで元気に働けるかっていう所ですけど。80歳まで?
河本 そうなっても人に必要とされるには何が必要なのか?
津雲 うーん…。
河本 偉そうにしてたって、誰も必要としてくれないはずなのでね。
津雲 あー、そうですよね。
河本 っていうようなことも考えないといけないですし、そもそも80歳でも体が動かないとダメっていうことは、健康もちゃんと管理しないといけない訳ですし。やらないといけないこと、準備しないといけないことがたんまりあるし、前も言ったかも知れないですけど、老後がなくなるので、お金の勉強をしないといけない訳です。
津雲 老後っていう言葉がなくなるかも知れないんですね!?
河本 まぁ~、事実、江戸時代はなかったですからね。
津雲 あははは(笑)でも、ご隠居っていうのはあったんですよね?(笑)
河本 うーんどうなんでしょうね?
津雲 でも、ご隠居は凄く働いてましたよね。
河本 うん。まぁ、余程財を成した商人とかはあるかも知れないですけど(笑)基本的には一つのことをずっと成し遂げる生活をしていましたもんね。
津雲 なるほどー。
河本 そうやって生きていったと思うんですよね。
津雲 はい。
河本 だから、生き方を変えないと、令和時代は明るく元気には生きていけないんじゃないかなという所と、雇用、就職、採用、働くにまつわるようなキーワードと不確実性とか考えたときに、マクロ指標とかも見ないといけないですけど、やっぱり、それより大事なのはビジョンなんじゃないかなと。
そこを目指せる機能体、指揮、命令がどうのこうのっていう。利益を生む為の機能体としての組織の顔と、共同体。そのビジョンを一緒に目指す仲間であると。この人とだったら一緒にやっていきたいっていうような両方がいるんだろうなって。
津雲 バランスを見ながら未来を見つめて明るく楽しく生きていくっていうことですね!
河本 はい。ちょっと喋り過ぎました(笑)
津雲 あははは(笑)
マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は1月27日の放送です。河本さん、ありがとうございました。
河本 ありがとうございました。
津雲 この番組は、株式会社マインズの提供でお送りしました。