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【第160回】地方の在り方について考えよう 2021.12.23放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役
河本 尚吾

MC

FM GENKI  パーソナリティー
津雲 あおい さん 

 

東京イコール日本?

タイトル

津雲 さて、河本さん。いよいよ押し詰まって参りまして~、年末でございます!

河本 早いですね!何だかんだで(笑)

津雲 早いですね~。「流行語大賞」なんていうのも発表されたりして、いろいろとこの一年を振り返ったり。

河本 これは候補ですよね!? もう決まったんですか!?

津雲 はい、12月の始めに決まりまして。

河本 へぇ~。

津雲 大谷翔平選手とかが年間大賞ですか? 「流行語大賞」の中でも、知らない言葉が沢山ありましたね(笑)

河本 半分以上、知らないですね(笑)

津雲 あははは(笑) 一応、何か気になった言葉とかってありますか?

河本 いや~。“イカゲーム”とかたまにでてきますけど…、見てもないですね。

津雲 あぁ~、いろいろと話題になった言葉は沢山ありますけど。河本さんの今年のご自身での、もしくは来年に向けての展望なども。年末ですからね! やっておきましょうか!

河本 うん。チョロチョロは言ってたんですけど、本格的に地方のことを自分達で考える。来年以降はそうしたいなと思っています。

津雲 はい、地方のことを?

河本 姫路市で今年の夏くらいから“ヨウショク”を始めまして。

津雲 ヨウショク?“ヨウショク”って言うと、同じ読み方で漢字がいろいろとあるんですけれども…。

河本 海で生き物を育てるやつです!

津雲 はい、そっちの“養殖”ですね!

河本 あさりの養殖を始めまして。

津雲 あさりですか! いいですね!

河本 この流行語とかも、結局、東京とか都会が中心になって決めている訳でしょ?

津雲 まぁ、そうですね。これの場合だと「ユーキャンの新語流行語大賞」とかってありますけど。

河本 何か「東京=日本」みたいな。

津雲 まだまだ、やっぱりそうですかね?

河本 メディア系とか一括りにする場合は、やっぱりそうなちゃってるのかなっていう。本来、最早、一括りにできなくなってる訳なんですけど。じゃぁ、それぞれの地方って、今までどうやってたんだっけ?っていうと、別にそれに依存してたりしながら、何だかんだやってたじゃないですか?

津雲 まぁ、そうですね。

河本 中央があって支店があるみたいな? 中央集権的な(笑)

津雲 はい(笑) そうですね。テレビとかを観て、みんな流行を知って「そんな言葉が流行ってるんだ~」みたいな?

河本 本店があって、出先機関があって、みたいな感じで。

津雲 必ず東京が本社でしたよね。

河本 それの結果、地方って活性化したんだっけ?衰退したんだっけ?って言ったら、衰退してるじゃないですか?

津雲 あぁ…。

河本 国全体がどうこうは分からないですけど、少なくとも地方の人口は明らかに減ってますもんね。

津雲 そうですね。まぁ、国でも減ってるんでしょうね。でも、地方はだいぶ減りましたね。

河本 減ります。会社の数も減ってるっていうことでしょ?

津雲 あっ、そうなんですか?

河本 商店街が閉まるって言ったら、それだけ数は減るし、お店の数だって減るし。当然、若い人は出ていくし、あれ? っていう(笑)

津雲 確かに(笑)

河本 普通にしてて、何かこの先良いことあるかな? みたいな。

津雲 はい。

河本 でも、我々は強制的に住まされてる訳ではないので。

津雲 まぁ、何とな~くですね。

河本 一応、移動の自由はあるんですけど。別にニューヨークに住むことだって、できるじゃないですか?

津雲 やろうと思えばできるかも知れないです。

河本 まぁ、お金貯めてとかね。

津雲 そうですね。

河本 それをしないっていうことは、ここに住むっていうことを選んでるので。

津雲 はい。

 

地域でしかできないことを咲かせよう!タイトル

河本 選んでる以上は「自分達でちゃんと見つめ直さないとな」っていう。そういった意味で、我々も雇用っていうのは、この地域でやってることなんで。やっぱり会社が減るっていうことは、B to Bの仕事も減っちゃうかも知れないですし、最終的に買ってくれるお客さんが減るっていうことは、お店も減っちゃうとか。ネットっていうものがでてきてますけど、付加価値の高い仕事を地方でどうやってしていくんだろう? っていうのを本格的に考えないとダメなんだろうなと。

津雲 うんうん。

河本 そういった時に、地方の支援をちゃんと活用するビジネスを新しい形でできればなっていうので、養殖業っていうところに参入したっていう感じなんですけど。

津雲 ほぉ~。

河本 上手いこといくかどうかっていうのは、なかなか。やっぱり自然が相手なので。

津雲 そうですよね。

河本 混乱だらけですけど(笑)

津雲 はい(笑)

河本 台風が来たらどうしよう?とか(笑) 風が強い、海に出れない、とか。もう~経験したことないことだらけなんですけど。それでも取り組んでいって、地方で住むのが本当の意味で豊かになるように。都市部と同じ価値基準じゃなくて、多様な価値で地方の豊かさっていうところを味わいながら、地方に住めたらいいな、っていうのを理想としてるんですけど。

津雲 なるほどー。河本さんにいろいろとお話を聞いていて、いろいろと不満とか愚痴みたいなものって、どうしても私達は吐きがちですけど。それに対して「それを何とかしていこう」とかっていうことって、なかなかできないですけど。やっぱり自分が変えないと何も変わらないですか…?

河本 そうですね。やっぱり皆もそうだと思うんですけど、結構ガッカリし疲れたとかないですか?

津雲 えー、ちょっと待ってくださいね。ガッカリし疲れた…? あっ、はい! 分かりました! ガッカリし過ぎてるんですね?

河本 そう。国に期待して、良くしてくれるんじゃないかとか思うけど、結果、何かガッカリさせられることの方が多いんですよね。

津雲 期待をし過ぎてしまってね。

河本 なので、人のせいにするよりも、自分達でちょっとずつコミュニティを作っていって。仲間を増やしてやっていった方が、まだ前向きだし、人のせいにしなくて済むし。

津雲 そうですね。

河本 生きてる感があるので。地方こそ、そうしていくべきなのかな?って、最近思うようにしてますね。

津雲 はい。そのあさりっていうのは、何年位前から考えていらっしゃったんですか?

河本 え~…、あさりっていう訳じゃないですけど。養殖に関しては2019年、コロナ前か。まぁ、地方っていうところの良さを取り込みたいなと思ってたんですよ。

津雲 地方の良さを取り込みたい?はい。

河本 地方こそ場所を選ばないんですけど。だから、ITとかに向いてるとか言われるんですけど。良い人材は東京に行っちゃうんですよ。

津雲 うん、どうしてもね。

河本 お金も東京に一番集まりますしね。大学はどこが多いですか? っていうと、やっぱり東京が一番多いですしね。

津雲 圧倒的に多いですよね。

河本 優秀な学生とかはそっちに行くんでしょうし、何なら海外に行くんでしょうし。

津雲 うん!多いです。

河本 ってなると、自然は都市部には無いところじゃないですか?

津雲 はい。

河本 っていう中で、農業とかはちょっと前から注目されてましたけど。

津雲 そうですね。

河本 なので、自動化とかっていう話もよく出てるんですけど。水産系っていうのは、ほとんどアンテナにあまり引っ掛かってこなくてですね。頭になかったっていう感じですかね。

津雲 へぇ~。

河本 だから逆に、それと出会った時に衝撃を受けたというか。それでやってみたいなっていう。

津雲 衝撃を受けたっていうのも、衝撃的な言葉なんですけど。

河本 アンテナは張ってる方だと自分では思ってたんですけど。

津雲 あっ、河本さん的に? ご自身は、いろんな方面にアンテナを張ってると思ってらしたけれども、なかなか引っ掛かってこなかった?

河本 引っ掛からなかったですね。それ位、注目が意外と低いんじゃないかな?っていうふうに思ったので。チャンスがあるんじゃないかなっていう(笑)

津雲 はい(笑)

河本 まぁ、軽~い動機ですね(笑)

津雲 いや、軽いとおっしゃいますけど、そこから実際に話を実現化させていくっていうのには、手間も掛かりますし、時間も掛かりますし。

河本 時間も掛かりますし、手間も掛かりますし、勝手も分からないので。やっぱり、助けてもらいながらとか、本当に一個ずつですね。何をするにも手探り感が凄くてですね(笑)

津雲 はい(笑)

河本 もっともっと準備したくても、予想できるから準備できるんですけど。予想ができないので準備すらできない。余計に効率が悪かったりとか、とりあえずこの一年はやるしかないと。

津雲 はい。やっぱりコロナの影響で、スピードが遅くなったりとかはあったんですか?

河本 いや、そんなレベルじゃないですね。

津雲 あっ、それはない?

河本 台風が来て、流されたとか(笑)

津雲 あははは(笑) さすが自然だ~(笑)

河本 雨降って一週間出れないとか。でも、衰退していってて、昔だったら漁具とかを作ってた会社も、今は倒産して無くなっちゃってるとか。

津雲 すみません、漁具っていうのは?

河本 網とか、縄とか。

津雲 はいはいはい!

河本 そういうのも産業として、ニーズがあるからこそ、そういうのも作る会社があるんですけど。やっぱり、魚が採れなくなって減ってきてると。そうすると、それを作る会社も減ってきて、ほぼなくなってきてるっていう。 

津雲 それはどうするんですか?

河本 自分達で作るんです。

津雲 えーーーーーー!!!!!

河本 もしくは、頼んだら特注になるので。どうしても無茶苦茶高い値段になっちゃうので。ちょっとしたDASH村的な気分ですよね。

津雲 あははは(笑) DASH村…懐かしい言葉が出ましたけど。

河本 しかも、そっちのことに関して精通してたかっていうと、まるで精通してないので。まぁ、普通では絶対にやっちゃダメなんですけどね。ビジネス上は。

津雲 「知らないことに手を出すな!」ですか?

河本 まぁ、周辺は良いんですよ。既存のやってることと、相乗効果が明らかに見込めるとかだったら良いんですけど。今の時点ではまるで見込めないので(笑)

津雲 あははは(笑)

河本 何一つ、うちの今のグループの資源を活用できない。全く違う遠いところに。

津雲 今までのマインズさんの活動とは、ちょっと違う分野の?

河本 180度どころか、一周回っちゃったくらい違うので。

津雲 あははは(笑)

河本 ただ、そこを育てていくことによって「地方らしい企業にグループになっていけるんじゃないかな?」っていう思いでやってます!

津雲 はい。河本さんって、何か「大変だ、大変だ」っておっしゃりながら、凄い楽しそうなんですよ。

河本 うーん(笑) そうですか?

津雲 はい。そうやって見えます(笑)

河本 そうかなぁ…? でも、失敗することにあまり躊躇はないかも知れないですね。

津雲 人ってやっぱり、失敗したくないって思うんですね。前回の「成功する人、失敗する人」ってありましたけど、あまり失敗したくないですよね? 普通は。

河本 まぁ、そうなんですかね? 何を失敗と思うかにもよると思うんですけど。

津雲 あ~、はい。

河本 例えば、お給料で余分に、まぁボーナスでもいいです。仮に、例年の倍のボーナスが貰えたとするじゃないですか?

津雲 はい、嬉しいですね!

河本 自分の手元に沢山お金があるじゃないですか? これを何に使ったら成功で、何に使ったら失敗かって考えます?

津雲 いやぁ~…。もう何か普通は、美味しい物食べに行ったりとか、ちょっと買いたいなって思った物を買ったりとかしちゃいますよね?

河本 うんうん。僕の中ではそれは消費なので。失敗じゃないんですよね。 

津雲 失敗じゃない?はい。

河本 っていうことは、成功にも繋がらないというか。

津雲 あー…。

河本 試してないので。

津雲 失敗じゃないだけで、成功でもない?

河本 そうそう。だったら、例えば普段より20万多いんだったら、その20万を株に投資してみて、10万に減ったとするじゃないですか?結果、失敗したんですけど、経験にはなるじゃないですか?

津雲 あ~なるほど!

河本 逆に、10万増えて30万になったら、その増えた10万で旨い物食べたらいいと思うので。別に失敗したからって損じゃない。旨い物が食べれなかっただけじゃないですか?

津雲 あっ、そうですね。経験というものが得られたと。

河本 そうそうそう。だから、そういうふうに考えるとそんなに。実は、失敗って成功の裏返しだから可能性もあるので、それの経験値が上がれば上がる程、予測もつくし、「次この行動した方がいいよな」っていうのがわかるし。それの繰り返しっていう。

津雲 なるほどー。何かその辺りのお話で、河本さんの考え方の基盤みたいなものが、チラチラと見えてくるような気がしますね。

河本 そうですね。創業した時も借金しましたけど、失敗したら家を建てて、次の日に家が燃えたと思えばいいかな? と思って。

津雲 はぁ…。もう一回頑張ろうっていう?

河本 借金だけが残るじゃないですか?(笑)

津雲 はい(笑)

河本 でも、家建てて、借金だけが残る方が、悲しいだろうなと思って。

津雲 うーん。

河本 体験が残る方が、まだいいかなって(笑)

津雲 なるほど(笑) というあたりで、今年ももう終わりでございます。今年もありがとうございました。

河本 ありがとうございました。

津雲 よいお年をお迎えくださいませ。

河本 はい。

津雲 マインズのわくわくキャリア相談室。次回は来年1月13日の放送です。河本さん、ありがとうございました。

河本 ありがとうございました。

津雲 この番組は、株式会社マインズの提供でお送りしました。