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【第156回】視野を広げて今後の人生の選択肢を広げよう 2021.10.28放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役
河本 尚吾

MC

FM GENKI  パーソナリティー
津雲 あおい さん 

 

何歳まで働く計画を立てていますか?

津雲 さて、河本さん、最近だったかと思うんですけれども…。とある会社が早期退職を募ったら「結構、何かバラバラと、重要なポストに期待されていた人達まで辞めてしまった!あら大変!」みたいなニュースがあったような気がするんですけれども。

河本 はいはい。

津雲 早期退職とかFIRE(Financial Independence, Retire Early)とか、何かもう早くリタイアしちゃうっていうのが、よく耳にすることが増えてきたんですけれども。「一体、どのくらいあったらFIREとか早期退職とかできるものなのかなぁ~?」って考えることもあるんですけどね。

河本 いや、そりゃアレじゃないですか。FIREって言うか、早期退職する年齢とか、後は生活レベルとか独身かどうかによって何もかも変わると思いますよ。

津雲 まぁまぁ、そうですけど…。例えば、年収の何倍くらいとか?

河本 独身だったらですか?

津雲 そうですね。

河本 独身で何歳くらいで?

津雲 どうしよっかなぁ~…50歳くらい!

河本 50歳くらいで!?独身!?幾らあったら…?

津雲 あははは(笑)どのくらいですかね~?よく「年金生活に入るまでに2000万は必要」とか、いろんなことを言うじゃないですか?

河本 まぁ、あれは、年金貰っても2000万じゃ足りないですけどね。

津雲 あっ…そうですね。だから「それまでに貯めておきなさい」って言う話だと思うんですけど。

河本 まぁまぁ、そうですね。あとは、何歳まで生きるかにもよりますしね?

津雲 あぁ…そうですね。何歳まで生きましょうね~?

河本 80歳を30年で考えて、毎年幾ら使うか?

津雲 あまり考えたことないですね。

河本 300万くらいですか?

津雲 そんなもんにしときましょう!

河本 年300万の30年。まぁ…年金もあるんでね。

津雲 はい。あるのかな…?

河本 一概には言えないですけど。9000万くらい!?

津雲 あぁぁ~。それは、なかなか凄い金額ですね!

河本 プラス年金っていうことですかね。

津雲 そっかぁ…。

河本 別に300万も使う必要ないですしね。

津雲 まぁ、そうなんですけど。

河本 まぁ、年金が仮に65歳?70歳くらいから貰えるとして、20年でいいんだったら6000万でいいっていう話ですしね。でも、不要不急とかってコロナでよく言いますけど、「いやいやいや、不要不急が人間らしさじゃないの?」っていう。

津雲 あははは(笑)

河本 「植物のようにしてなさい!」っていうことなのか?

津雲 おとなしく(笑)

河本 理屈では「何もしなかったら月15万もあったら十分ですよ」とか。でも、その空いた時間は、ずっと体操座りしておくんですか?

津雲 あははは(笑)

河本 ほぼ修行ですよ。

津雲 そうですね(笑) まぁ、それだったらそのくらいで足りる、っていうことなんですよね。

河本 うん。何かね、手段と目的がまた逆転してきてるような気がするんですよ。

津雲 手段と目的が逆転?

河本 うん。要するに、早期リタイア、FIREでもいいんですけど「やりたいことがあるから」っていう目的があってなんですよ。

津雲 あー、はいはいはい。

河本 要するに、そのやりたいことに全ての時間を使いたいと。

津雲 なるほど!だから、会社勤めをリタイアするっていうことですね?

河本 リタイアしても生きていかないといけないので、その為にこういうお金をこれくらい貯めておく、運用をするという。お金ってどこまでいっても手段なので。それが、FIRE自体が目的になっちゃうと、訳が分からなくなっちゃうんですよね?さっきみたいに、体操座りみたいな話になっちゃうんですよ。

津雲 あははは(笑)「だから、辞めてどうするの?」って話ですね。

河本 そうそうそう。何かそれがね、お金のことをちゃんと考えることは、めちゃくちゃ大事なんですけど「幾らあったら?」って言っても人によるし、人間そんなにじっとできます?

津雲 あははは(笑) 何かこう…「一日ずっと寝ていたいわ」って思ったりはするんですけど、でも、そうなると困るんですよね。

河本 コロナの自粛で、楽になった人もいるけど、苦しかった人の方が多いと思うんですよ。

津雲 ね!遊びに行きたい!ライブに行きたい!お芝居観たい!買い物したい!って。

河本 それがコロナどころか、30年過ごしなさいですよ!

津雲 あははは(笑)

河本 いやいやいやいや~!っていう。怖い!

津雲 そうですね。「ちゃっちゃと辞めたいわ~」じゃなくて、辞めて何をしたいかとか、何をして過ごすかっていうことを考えて辞めないと、もったいないよっていうことですかね?

河本 そうですし、凄く簡単に言うと、定年のない時代に突入しているというふうな考え方のほうが、いいんじゃないかなっていう。

津雲 あー。よくサラリーマンのおじ様が定年を迎えて「よし!定年後は、あーしたい!こーしたい!」とかっていうのとは、ちょっと違う世代と言うか、社会になってきたよっていうことですね。

河本 定年をしたいんなら、今したらいいじゃないの?っていう。24時間、365日、全部仕事に費やしてる訳ではないと思うので。空いた時間にやればいいと思うんですよね。単純に。

津雲 いわゆる定年後にしようとしていることを、今から始めたらいいじゃないかと?

河本 ダメな理由はないですよね。

津雲 本当そうですね(笑)

河本 そうそう(笑)

津雲 で、何をするかっていう話なんですね(笑)

 

体験することは人生にとっての大切な財産

 

河本 若い人とかだったら、当然『お金が欲しい』とかになると思いますけど。多分、一部の人は別ですけど、多くの人は体験が少ないんだと思うんですよ。

津雲 体験?

河本 失敗する体験とか、海外に行く体験とか、いろんな場面って言うんですかね?

津雲 はい。

河本 その体験が、どうしても少ないので。

津雲 割に単調に生きてきたっていう感じですか?

河本 いい加減に生きてきたっていう訳ではなくて、今の教育のシステムが「皆と一緒のことをしなさい」じゃないですか?

津雲 うんうん。

河本 じゃぁ皆、基本的に一緒の体験しかしてないわけじゃないですか?

津雲 はい。でも、皆一緒の仕事をする訳じゃないわけですよね(笑)

河本 そう。でも、自分の体験の中から何がしたいかこれがしたいかっていう、記憶を辿るわけでしょ?

津雲 はい。

河本 っていうことは、その体験を増やすしかないんですよね。

津雲 うんうん。

河本 なので、分からなかったら一回休みの日にボランティアにいってみるとかね。

津雲 はい。

河本 それで、ちょっとくらいしんどかったって、面白くなくったって、別にリスクないじゃないですか?

津雲 そうですね。ボランティアということで。 

河本 体験と記憶が残るので。

津雲 あーそれは一つの財産ですよね。

河本 財産です!それをまず増やしてから、考えればいいんじゃないかな?って、若ければ特に。何したらいいか分からなかったら、特に。自分が「もし、もう一回就職活動できるんだったら、こういう業界に行きたいな。」って思うんだったら、そういう業界に「ちょっと休みの日に(私を)使ってください。」でもいいじゃないですか?

津雲 うんうん。

河本 無料で。ボランティアでもいいと思いますし、興味ある趣味のコミュニティに飛び込んでみるでもいいですし。それで、別に否定されたって、他所に行けばいいので。

津雲 そうですね(笑)

河本 否定された体験と記憶も、全部財産になるので(笑) それをまず増やす。成功とか失敗とかではなくて、体験の数を増やしていくのが一番いいんじゃないかな?って思いますね。種類って言ったらいいんかな?

津雲 河本さんだったら、趣味の何かをしようと思ったら、何します?

河本 僕ですか!?正直あんまり…。僕は振り切っちゃってるので(笑) その余裕もないんですけど。

津雲 あははは(笑)もし、仮に!

河本 もし仮に!? いやぁ、分からないです。背負ってるものが何一つない、個人っていうものになってみないと、ちょっと分からないですけど。

津雲 あー、今背負ってるものがたくさんあり過ぎて?(笑)

河本 勝手に背負ってるので、いいんですけどね(笑)

津雲 あははは(笑)

河本 その上で好きなことをしたらいいんですけど。

津雲 いや、私だったら何するかな? って考えてたんですけど。何でしょうね~?

河本 たまたま誘われたものに行くとかでいいんじゃないですか?

津雲 あっ、そんな軽い感じで?

河本 そうそうそう。一応、緊急事態宣言も明けたし、普段だったら行かない同窓会に行くとか?

津雲 あー。それで、また出会ったところで「お前、今何やってんの?」と聞かれたり。

河本 そう。大学も一応同窓会があったりすると思うんですけど、ほとんどの人が行ってないと思うんですよ?

津雲 そうですね。

河本 行ってみるとか!

津雲 あははは(笑)

河本 それって、普段と行動が違うっていうことは、自分の中の体験としては新しいですよね。

津雲 そうですね。あっ!あと、公民館便りとか来てね、教養講座とかに行ってみるとか。

河本 そうそうそう。そんなに難しいことはしなくていいんですよ。その種類を増やすっていうことだけを目標に、一旦やってみるっていう。

津雲 それから、その自分のやりたいことっていうのが、出てくるかも知れないわけですね。

河本 そうそうそう。とりあえず、100個体験するって決めて。 

津雲 100個!?

河本 それをコンプリートするのを目標にやってみて、あとは、100個やった後に考えるっていう(笑)

津雲 100個くらいやると、だいぶ自分の範囲も広がりそうですね。

河本 でも、一週間って一年で52週ある訳ですよね。仮に、その土日だけ数えても104じゃないですか?

津雲 おぉ~!一年。

河本 お盆と正月みたいなのを考えたら、120日くらいあるので。まぁ、それを全部使えとは思わないですけど。まぁ、決め方は自由ですよね。

津雲 かなり選択肢は広がるような気がします。

河本 まぁ、それをほとんどの人がやらないので、逆に言うと「やったもん勝ち」ですよ。

津雲 なかなか、自分から環境を変えるっていうのは難しいですけど、変わった環境の中に自分を置くっていうのはできますよね。

河本 そう。あと、それをやろうっていうのを、人に相談しないことですね!

津雲 え!?私、今、結構相談しちゃってるんですけど(笑)

河本 いや、友達とかには相談しない方がいい。

津雲 なるほど(笑)

河本 「何でそんなことするの?」とかね。

津雲 あっ、言います、言います!!(笑)

河本 「そんなのして、何になるの?」「休みなのに勿体無い~」とかね。

津雲 あ~、言いそう!

河本 「時間の無駄だ」とかね。意味がない答えばかり返ってくるので。

津雲 あー。逆に「いいね、いいね!それやったら?」って言うような友達だったらいい訳ですよね?

河本 まぁ、そうですね。「私も行く!」とかね。

津雲 あー!はい。

河本 それを「一緒に行かない?」「行く!」って言うような友達だったら、いいんじゃないですか? でも、そんな行動力がある環境だったら、多分、巻き込まれて既にいろんな体験してると思いますし。

津雲 あっ、なるほど(笑) もし、動いてないんであれば、ちょっと友達付き合いも考えた方がいいのかな…?(笑)

河本 でも、友達なのでね。無下にする必要はないと思うんですけど(笑)

津雲 そうですね(笑)まぁ、別の友達も探すっていうことですね。

河本 そうそうそう。

津雲 別の世界の友達を探すっていうのも面白そうですね!

河本 バーチャルでもいいからやった方が面白いと思いますよ。

津雲 あっ、バーチャルと言えば、昔の人に比べて今の人達って、自分が体を動かして得る体験ではなくても、バーチャルネットを通しての知見とか経験とかっていう、世界が広がるっていう意味では、いいのかなって思ったりもするんですけど。

河本 アバター⤴?アバター⤵?どっちなんですか?(笑)

津雲 アバター⤵かな…(笑)

河本 とかでしょ?

津雲 はい(笑)

河本 いいと思いますよ。今やってる人って、多分何らかしら得意だったり、好きだったりとかだと思うんで。僕はやってないから、知識はあっても多分。そんな今のところ個人的には、社会的には絶対発展するだろうなって思いますけど。僕は、個人の趣味としてはあまり興味がないのでアレですけど。

津雲 はい。中には、ピンとくる方もいらっしゃるかも知れないっていうことですね?

河本 好きな人は、結構いると思いますけどね。年齢は、関係ないと思いますしね。

津雲 そうですね。確かに。入口はいろんなところにあるのかも知れないですけど、いろいろとチャレンジしてみて、その中から何をしたいか、何がやりたいのかっていうのを考えて、そこからでもいい訳ですもんね?

河本 そうですね。体験、環境を変えていく。だから、僕自身も社長をやらせてもらって得た体験っていうものは、やっぱりそれを体験せずに同じ決断をしてるか、分からないですもんね。

津雲 あ~。全ての体験が、これからの決断に影響を与えている?

河本 それだけ体験が増えるっていうことは、視野も広がりますし。視野かな?これがポイントかな?

津雲 視野を広げるとこう、自分の選択肢も広がってくるっていうことですね?

河本 もちろん、そういうことです。

津雲 はい。マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでのお別れです。次回は11月11日“ワンワンワンワン”の放送でございます。河本さん、ありがとうございました。

河本 はい。ありがとうございました。

津雲 この番組は、株式会社マインズの提供でお送りしました。