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こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役社長
河本 尚吾
MC
FM GENKI パーソナリティー
津雲 あおい さん
津雲 さて、河本さん。
河本 はい。
津雲 毎回「コロナ、コロナ」という話をしてしまってはいるんですけれども。
河本 そうですね。
津雲 どうしてもこの時代に生きている以上、避けては通れないかなと思うんですが。ただ、何か凄い変わっちゃったのかな?という気はするんですけどね。
河本 そうですね。個人的には、だいぶ慣れたなっていう感じですけど。
津雲 この時代に!?
河本 そうそうそう(笑)
津雲 でも、こういう風に変わっちゃうっていうのは、想像されてました?
河本 いや。「2020年に景気の崖が来る」みたいなのは随分前から言われてたし、悪くなる要素は多かったので。ただそれがコロナとはね…。
津雲 うんうん。
河本 感染病?パンデミックだとは全く思わなかったですね。
津雲 そうですよね。誰も想像していなかったかも知れないですけれども。
新型コロナが時代の流れを急激に早めていった
津雲 それでも、この“アフターコロナ”の世界っていうのは、全然誰もが想像していなかった訳ではなくて、「いずれはこうなったのかなぁ」なんていうことも言われてはいるんですよね?
河本 そうですね。都市部に集中し過ぎてるのが、コロナによって地方が見直されてるとかっていうのも…、「都市部に集中し過ぎではないのか?」っていうのは元々あった話だし。
津雲 そうですね、言われてましたよね。
河本 それを考えると、全然違う方向に進んでるんじゃなくて、もっと遅~い時間をかけて変わって行く変化が、急速にこう「ビュン!!」っていう(笑)
津雲 ビュン!?(笑)
河本 凄い変化の時期を早めたっていう方が、正しいのかなと思いますね。
津雲 なるほど!時代は変わっていっていたけれども、もっと時間をかけて変わっていくはずのものが、このコロナによってキュッと、ギュッと、このスピードが早まったっていう。
河本 オンライン診療なんてね、いずれはっていう話はあったんでしょうけど、こんなことでもない限り、動かなかったでしょうね?
津雲 そうですね。多分、お医者さんも怖いなって思って、なかなか進めなかったと思うんですよね。責任持てないと言うか。
河本 オンライン教育もそうだと思いますね。
津雲 そうですね。いずれはという話は出てましたし、リモートワークもそうですよね。
河本 うん。あとは、講演会とかああいう系って、もはや、そっちの方が楽かなっていう。…聞く側は(笑)
津雲 あははは(笑)そうですね。わざわざ行かなくていいしみたいな。
河本 今まで東京に行かないといけなかったのが、会社、もしくは家で、同じ内容のものが聞けるんだったら、これはもう止められないですね。
津雲 そうですね。
河本 元に戻りたくないですね。絶対嫌だ(笑)
津雲 あははは(笑)何か本音がチラリと聞こえましたけれども。確かに、そういう風な感じで、いずれは変わっていってたはずだと思えば、まぁ、受け入れることも可能なのかなという気はしますけれども。ただ、何か私個人の感じ方からすると、妙に「え!?こんなに暇だったっけ?」って思うところもあるんですよ。
河本 うん?
津雲 これを言うと、私が仕事を増やされてしまうかも知れないですけど(笑)「会社にくる時間を減らしましょう」「8割くらい人間を減らしましょう」と午前だけ出社するとか、午後だけ出社するとかっていう風に、時間をずらして出社しました。そうなると「あれ!?」って。家に居る時にやれる仕事っていうのはやるんですけれども、そんなに会社に居る時ほど、バタバタバタバタ人に話し掛けられる訳でもなく、サクサクと仕事が終わって「あれ!?何か暇!?」…って言っちゃいけないな(笑)、「何か時間が余っちゃうかな~」なんてことも思うんですよね。
河本 棚卸としては、最高なんじゃないですか?
津雲 ふふふ(笑)
河本 仕事のね。
津雲 はい。今までいっぱい時間をかけてきたけれど。
河本 何か、いわゆる現場、体を使わないといけない“ブルーカラー”とかって言われている仕事って、どうしても目に見えるじゃないですか?
津雲 はい。
河本 物があるので。
津雲 そうですね。成果物もだし。
河本 なので、見え易いんですよ。効率化って、結構進んでたりするんですよね。実は。
津雲 もう既に?
河本 うん。問題は“ホワイトカラー”なんですよ。
津雲 うんうん。
河本 ここも、同じように時間で働くように法律上なっちゃってるんで、いわゆる残業をどれだけしたかとかが、判断基準になるんですけど。そうじゃなくて、ホワイトカラーは本来“タスク(成果)”で管理して、そのタスクがどれ位の精度とかスピードとか、納期を守れてるかとか、そういった質でやらないといけなかったんですけど、そこを成果の基準として見てなかった訳ですよね。
津雲 でも、なかなか計れない部分も今まであった訳ですよね?
河本 うんうん。でも、それを計らないとホワイトカラーは生き残れないと僕は思いますね。
津雲 おぉ。それが、今回のことで良いキッカケになったんではないかと?
河本 そうそうそう、コロナが早めたなって感じがしますね(笑)
津雲 あははは(笑)
河本 ITのことも、ブルーカラーがどうこうよりも、ホワイトカラーの方がやばいんですよ。本当は。
津雲 本当はやばい?
河本 やばい。情報処理とか、情報の整理とか知識とか、ITの得意分野じゃないですか?そこをもっと整理されてくると「あれ?仕事ないな」っていうことになる可能性は、ホワイトカラーの方が全然高いですね。
津雲 あぁ…。これはもしかしたら、お金が減っちゃうかも知れませんね。収入が減って時間は余るけど…みたいな。
河本 いや、できることを増やせばいいんじゃないですか?
津雲 あー!なるほど(笑)
河本 単純に(笑)
津雲 サボることばっかり考えてました(笑)
河本 「これしかしない」ってなると、これからの時代、結構キツイんですよね。
津雲 なるほどね(笑)余った時間を、余力をもっと有意義なものに!
河本 別な経験をして(笑)増やせば全然。
津雲 そっか…。はい!ついついサボり癖がね、出てしまいましたけれども(笑)
河本 あははは(笑)まぁ、好奇心に基づいてやるのが一番良いと思います。
津雲 なるほど。
“アフターコロナ”の新しいスタンダードが生まれてくる
津雲 そんな感じで、余った時間っていうのを有効に活用するというのも、ひとつの手なのかなという気はしますけれどもね。
河本 うん。
津雲 そんなように“アフターコロナ”と言われる、これも何か流行語みたいになっちゃってますけれども、そんな世界は今までとはちょっと違う?
河本 うーん…とは思いますけどね。何か、身近なところで言うと、緊急事態宣言が明けても、消毒液とマスクはスタンダードになりそうな感じがしますね。
津雲 あー、そうですね。
河本 2メートルか1メートルか距離を取ってないから、マスクはしておかないとダメな訳じゃないですか?
津雲 はい。
河本 それだけの距離を取れば、しなくてもいいんでしょうけど。
津雲 どこかに出入りする時には必ず手を洗うようにしたり、お店に入る時は消毒したりとかってしますよね?
河本 うん。これを全員が心掛けれるんだったら、日本は結構安全なんじゃないかなと思いますけどね。
津雲 なるほど。そういう風に、文化だったり習慣だったりっていうのも変わってきますし、価値も変わるんですかね?
河本 変わってくると思いますね。何て言うかなぁ…、その物自体に価値がある時代から、時間とか他の目に見えない物とか、そういった物の価値が多様化して来るようになるべきだと思いますけどね。
津雲 なるべき?そろそろ変わって来てはいるけれども、もっとそれは進んだ方がいい?
河本 と思いますね。「みんな一緒」をどれだけ止めれるかみたいな。
津雲 あははは(笑)でも、「みんな一緒」って安心するんですよね(笑)
河本 あははは(笑)その、意見がどれだけ違えられるか?みたいな。
津雲 はい(笑)
河本 みんな一緒の意見って、余程の例外を除いては、あまりない方がいい様な気がするんですけどね。
津雲 はぁ…。でも、日本人は同調好きですよねー。
河本 うーん。
津雲 私も含めてなんですよ。こうやって河本さんに言われると、「いやっ、違っていいかも知れないな」って、その意見を。同じがいいけど違うのもいいのかなって、すぐ言いそうになりますね(笑)
河本 あははは(笑)まぁね、どんな時代が来るかなんて、ハッキリ言って分からないじゃないですか?
津雲 はい。分からないです!
河本 分からないんですよ。予測はできるかもしれないですけど、合ってるかどうかも分からないし。でも、自分の人生なんで、それを人と合わすよりも、しっかりと自分の人生を豊かにする努力を、自分がすることにエネルギーを費やせばいいんじゃないかなと。それを他人と違ったとしても、別に責任取るの自分やから。
津雲 なるほどー。
河本 人に責任取って貰うんやったらって言っても、自分の人生の責任を他人に取って貰うって何か変だし。
津雲 確かに…。あっ、また同調した(笑)あっ、でもそれは本当に思いますね。
河本 より自分の人生っていうのを、ちゃんと自分の頭で考えないといけなくなる様になるんじゃないかなと。
津雲 なるほど。確かに今回のことで、姫路では多くなかったかも知れませんけど、お家時間が非常に多かった人達が、家族という一つの単体でずっと過ごすことが多くて、上手くいった家族と、もう崩壊寸前な家族と、私の知り合いがそれぞれいまして、いろんな話を聞くんですけど、それぞれにちゃんと自分達の人生を自分達で考えていたら、上手くいったかも知れないし。それぞれがまた別のことを考えてたり、相手のせいにしてしまうと、またちょっとダメなことになってるのかな?なんていうことも、今の話を聞いて思いました(笑)思いますね!!
河本 まぁね…。これも、例えば“家族”って言った時に、皆それぞれ“家族の理想像”が良いイメージではあるんだとは思うんですけど、多分皆ちょっとずつ違うと思うんですけど、一般的な家族像に合わせて行こうとするんだと思うんですよね。
津雲 皆こうだから。みんな我慢してるし。
河本 家事は分担するもの。もしくは、奥さんがするものだとか。
津雲 うん。
河本 それはそれぞれの価値観があると思うんですけど、何かどこかに寄せていこうとすると思うんですよ。
津雲 はい。寄せてね。
河本 うん。どこかに基準を作ってわざわざそんなところに寄せなくても、二人で決めればいいだろう!!っていう。
津雲 そうですよね!それぞれの家庭のそれぞれの事情があるので、話し合って決めればいいと。
河本 そうそう。別に他所と比べなくていいし。っていうことをもっとやるべきだろうな、っていう風に思いますけど。
津雲 うーん。
河本 それを人からどう言われようが、その人達責任取ってくれない訳ですから。
津雲 そうですね(笑)確かに、私もそれぞれの家族にいろんなこと言いましたけれども、それを聞き入れるかどうかはそれぞれの家族のね。
河本 まぁ、大体聞かないじゃないですか!?(笑)
津雲 聞かないですね(笑)
河本 うん(笑)
津雲 そうか…、私のアドバイスはあまり役に立ってなかったか…。
河本 誰のアドバイスもあんまりね…。
津雲 あっ、そうなんですね。そりゃ確かに聞いてなかったと思います。それがいいんですよね!!
河本 うん。自分で考えたらいいと思いますよ。
津雲 そういう自分で考える価値基準というのも、自分の考えで変えていくっていうことも大事だと思いますし、誰かに話をして変わっていくっていうのもいいんですよね?
河本 そう。だから「正解を探す」っていうような考え方じゃなくなるのは、間違いないと思います。
津雲 ほぉ。
河本 「正解」というものがあって、それを探して行くスキルとかじゃなくて。正解があるっていうことは、これ以外は間違いっていうことになるんで。
津雲 あー、なるほど。はい。
河本 小学校の試験とかがそういうやり方じゃないですか?正解を探すっていう。
津雲 そうですね。
河本 っていうのはもう終わったと思いますね。それよりも、自分が信じる好きなこととか、そういったことに取り組める行動の方が大事になってくるのかなっていう。
津雲 あー。
河本 それがあってるか間違ってるかっていう判断基準は、これまでの価値観っていう感じで、これからの価値観はそうじゃなくて、自分の人生を豊かに真剣に生きてるかどうかが価値基準みたいな。
津雲 うーん。なるほど。
河本 同じことしたって、もしかしたら、このAさんと同じことしても、僕は全然満足できないかも知れない訳ですよ。
津雲 あっ、そっか。
河本 でも、このAさんが満足してたらそれでいい訳であって、僕は僕の満足度が豊かに充実する方を、自分でやればいい。
津雲 はい。
河本 その方法をいちいち比べてもしょうがないので。
津雲 それぞれに正解というか、満足は違うということなので、正解を探さない。
河本 これが不幸の始まりかなと思いますね。
津雲 あははは(笑)あえて探しに行かないというのが大事なのかも知れないですね。
河本 はい。
津雲 分かりました!マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は6月25日の放送です。河本さん、ありがとうございました。
河本 ありがとうございました。
津雲 この番組は、株式会社マインズの提供でお送りしました。