本文までスキップする

Blog ブログ

【第120回】一人一人の行動で、希望が持てる“アフターコロナ”に。 2020.4.23放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役社長
河本 尚吾

MC

FM GENKI  パーソナリティー
津雲 あおい さん 

 

津雲 さて、河本さん。毎回毎回「コロナ、コロナ」と言っているんですけど、今日もコロナです。

河本 はい(笑)

津雲 なかなか、外に遊びに行く事が気軽に出来なかったりとか。

河本 そうですね。こんなに移動に気を使うんだっていうのは初めてですね。

津雲 逆に「こんなに人は移動するものなんだ」とも思いましたけれどもね。

河本 はい。何か…蓋をされてるみたいですね。

津雲 “蓋をされてる”ってその感覚すごくよく分かります。ギューっと、手を伸ばせないと言うか、そんな気はしますけれども。

河本 まぁ、しょうがないですけどね。

津雲 そうですね。とは言え、姫路にいる私達は、まだ都市部よりはマシなのかなという気もするんですよね。

河本 温度差があるのはあるんじゃないかなとは思います。

津雲 はい。ちょっとお散歩に行くのも、家出て少し歩いたら、もう広々とした空間が広がっているっていう所もまだまだいっぱいあると思うんですよね。

河本 言っても田舎ですもんね(笑)

津雲 そうですね(笑)はい。良い意味で田舎だと思います。

河本 そうです、はい。

 

コロナ禍で見直したい地方の魅力とこれから

津雲 東京とか都市部も含めて、今後、例えば、こんなに新型コロナウイルスが感染拡大をしていても、それでもやっぱり元気なところ、ちょっと希望が持てるところとか分野とかはあるんですかね?

河本 今、キャンプとか釣りとか、コロナだから流行ったものじゃなくて、しばらく前からずーっとトレンドが来てますけど。

津雲 “ゆるキャン”とかね。

河本 そうそうそう。でも、結局そういった資源があるのって地方じゃないですか?東京にもあるのかも知れないですけど。

津雲 そうですね、ちょっと外れたら。

河本 でも、圧倒的に多い、良い環境なのは地方だと思うんですよ。こういう風に制限されても、自然の所で何かをするっていうのは、逆に何の心配もないじゃないですか?

津雲 そうですよね。

河本 ストレスは解放されますし、楽しいですし、そういう所がより価値が上がるんじゃないかなと思うんですよ。そういったところに、本当の地方の良さがあるっていう事を、もっともっと地方としては、発展させないといけないんじゃないかっていう風に思います。

津雲 声を大にして言いたいですね!

河本 はい。そこに住んでるとかじゃなくて、要するに、誰もここに住んじゃダメですよ!くらいにした方いいんじゃないかなっていう。

津雲 それは大胆!(笑) だから、過疎化とか人口が流出してしまって寂しい所ではあるけど、逆に安心安全だよという感じですかね?

河本 はい。いわゆる、ラグジュアリーホテルみたいな事はできない訳じゃないですか?

津雲 そうですね。

河本 でも、ラグジュアリーホテルの価値と匹敵する事を自然でできるとは思うんですよ。

津雲 その時間に縛られない、のんびりゆったり深呼吸できる。

河本 美味しいとか、普段できない遊びを簡単にできるとか、それこそIT使っちゃダメとかじゃないので、それと上手く組み合わせて、ちゃんとコーディネートできるとは思うんですね。そこに価値をもっと付けていって、地方って言うか、まぁ…田舎ですね(笑)

津雲 はい(笑)

河本 都市の良さもあれば、田舎にも良さがあるでしょう、必ず。

津雲 そうですね。はい。ウェルカム田舎!

河本 画一的にならない方がいいなという風に思うので。都市部のミニチュア版みたいになったってしょうがないじゃないですか。

津雲 あっ、なるほど。副都心ではなく?

河本 スケールでは絶対に負けるんで。

津雲 はい(笑)田舎には田舎の良さがある。

河本 まぁ昔みたいに、あちこちに遊園地作ったって、ディズニーランドには勝てる訳ないじゃないですか?USJとか。

津雲 なかなか難しいですね(笑)

河本 そんな張り合い方しなくても、全然違うところでいけばいいのになっていうのは思うので。

津雲 確かに、ただ広い野原が広がっているだけでも、開放感っていうのは味わえますよね。

河本 味わえます!いっぱいあります!

津雲 川の水が綺麗!それだけでも心が洗われる気がしますよね。

河本 はい、無料で見れます。

津雲 はい(笑) そう、入場料取らなくていい訳ですね。なるほど。そういった辺りに、もしかしたら今後何か希望が?

河本 うーん。そこに価値を付けていかないと、逆に、そこに行くっていう事が起きないじゃないですか?

津雲 そうですよね。

河本 もし、写真とか映像だけで済んでしまうんだったら、全然商売にもならないですし。住まなくてもいいんですけど、そういう所に、高いお金を払ってでも来るっていう様な人達が増えた方がいいと思うんですね。まぁ、コロナの時に、そんな移動とか何とかはあれですけど…(笑)

津雲 そうですね(笑)「今は来ないで」って感じかも知れないですけど。この先っていう事ですよね。

河本 そうそうそう。

津雲 確かに私、一年ほど前にミラーレス一眼のカメラを買ったんですけど、田舎と言うか、ただの山だったりとかに行って、写真を撮って、どこかで見た様な綺麗な景色が撮れると嬉しいですし、逆に綺麗な景色の写真を見ると、そこに居て自分も写真を撮りたいって思ったりするんですよね。だから、そういった感じで、また新たな価値が生まれてくると良いですよね。

河本 趣味って人それぞれなんですけど、そういう趣味とか好きな事自体がどんどんできるような社会。“アフターコロナ”になれば凄くいいなと。

津雲 “アフターコロナ”(笑)今、夢が広がりました!蓋をされてるような気持ちから、何かパカっと蓋が開くような、そんな“アフターコロナ”。あー!早く来てください…。

河本 あははは(笑)それが、新しいリゾートの価値みたいになればいいのになって思いますけどね。

津雲 でも、そうなる為には、我々も含めて、地方ってどうなって行けばいいんですかね?

河本 うーん?やっぱり、昭和からの脱却じゃないですか(笑)

津雲 あははは(笑) 昭和ってそんなに悪い時代じゃなかったような気もするんですけどね。

河本 いや、昭和は良い時代やったんですけど、今でも30年前の事を正しいと思ってやっちゃうと、それはちょっと時代が合ってないでしょみたいな。

津雲 時代と共に変わらないといけないんですね。

河本 昭和って人口が増え続けた時代なんで、子どもが多かった時代ですからね。

津雲 そうですね。私も4人兄弟です!

河本 あははは(笑)

津雲 普通でした(笑)

河本 その時にでき上がった秩序を、高齢者が増えて子どもが減る時代に、その秩序を維持しようとする方に無理があるんじゃないかなって思う訳ですよ。子どもが沢山いるからまとめて管理するとか、労働者が沢山出てくるからとかっていう時代じゃないのに。

津雲 同じことをやろうと思ってもダメだと。

河本 その前提の仕組みばっかりなので。そもそも無理があるっていう事を、「いや!このやり方が!」とかじゃなくて(笑)

津雲 はい(笑)「今まで上手くいってたんだから~」って言いたいんですけど、そうではなく…?

河本 そうではなく、その人口の背景に合った柔軟さが一番いるんじゃないかなと思いますけど。

津雲 うん。何となく、今までではいけないんだなっていうのを、そろそろ皆気が付かないといけない?

河本 はい。ちょっとずつ変わっては来てると思いますけどね。

津雲 変わってるんですかね?

河本 うーん。最初の頃は、例えば、言ってもまだ子供会は入らないとダメやったのが(笑)今は本当に自由になってますし。

津雲 あははは(笑)そうなんですね。

河本 それも地域ごとに、ちょっとずつ違いますけども。

津雲 はい。

 

地方の文化も時代を見据えた変化が必要な時代に

河本 やっぱり都市って、移動してそこに住む人が多いじゃないですか?

津雲 元々は地方に住んでいて、その都市に移動して来る?

河本 …っていう事は、住居の移動に比較的柔軟な環境ができてるって言うんですかね?コミュニティの作り方も、そこに頼ってないですよね?

津雲 あー。まず、その3軒両隣のお隣さん、ご近所さんっていうのが単位ではない訳ですよね?

河本 そうそうそう。でも、地方は移動が無いが前提じゃないですか?

津雲 まぁ、普通はそうですね。

河本 親もこことか、その親もこことか、ずっとここみたいな。

津雲 はい(笑)

河本 そういう前提が全然都市と違うので。違う所から来た人に対しては閉鎖的になったりとか、どうしてもなっちゃうんでしょうね。

津雲 あー、なるほど。そういった更に文化ですよね?

河本 文化。それは今後も必要なのかどうかっていうのは、地方こそ一回考えた方がいいんじゃないかなと思いますけど。

津雲 でも、地方に行けば行く程、そういう“俺のとこ”“俺んち”“おらが町”がありますね。

河本 全然いいんですけどね。いいんですけど、それを人に強要すべきかどうかとか。自分がそう思うのは自由ですからね。

津雲 はい。

河本 自分がそこを好きなのは自由ですし。でも、人にまで強要する事の秩序。昔はそれでよかったと思うんですけど、これからも人口減少社会で、その秩序が正しいのかどうかとかは、そこの地域に住んでる一人ひとりが考えていくべき事だと思いますけども。

津雲 なるほど。これからは地方が頑張れる様な時代、地方にスポットライトが当たる様な時代が期待できる“アフターコロナ”ではあるけれど、その為には「地方も自覚を持って変わって行くぞ!!」とならないとダメっていう事ですよね?

河本 そうですね。まぁ、日本って、中央集権型の管理体制じゃないですか。だから、どうしても画一的になるので、いくら地方創生とかって言っても、何か画一的になりがちじゃないですか?

津雲 まぁ、中央からやってきた考え方とは思いますね。

河本 そうそう。それで、昭和のやり方だと相性が良いと思うんですけど、多様性には欠けますよね。

津雲 うーん。

河本 皆、「多様性、多様性」って言うんですけど、システムがそんな多様性にはなってないけどなっていう。

津雲 あははは(笑)言葉だけが一人歩きしてしまっている様な。

河本 そうそうそう。だから、それは自分達でどうにかできる以前に、法律の問題とかいろいろあると思うので。そういったところを、自由に考えて行ける方がいいかなと。一部の未来予測では、世界規模なんですけど、人口の8割が都市部に集中するであろうっていう予測も出ている訳ですよ。

津雲 ほー、8割!?だいぶですね…。

河本 じゃぁ、地方創生どころか、IT化とか工業化とか自動運転にしても、全ての環境が整ってないと自動運転できないので。

津雲 怖くてしょうがないですね。

河本 そうそう。人が運転してたらダメじゃないですか?全部自動じゃないとダメなんで。その環境はどっちが作り易いんですか?って言ったら、都市の方が作り易いんでしょうね。

津雲 うーん。

河本 やっぱり、便利だし仕事あるしとかで、より集中する可能性の方が高いっていう。

津雲 じゃぁ、逆じゃないですか?

河本 そうなんです。だからこそ、地方はその資源を生かして何をする?そこに住みたいのは我々なので(笑)嫌だったら都市部にね。移動の自由は持ってるし、別に制限されてないので。

津雲 あー。そうですね。

河本 好んで居る訳じゃないですか?

津雲 はい。

河本 好んで居続ける為に、そういう未来になる予測もある中で、どうやって豊かに生きて行くかっていうのは、いわゆる国任せだけじゃなくて、自分達で考えて行動していかないとっていう事になると思います。

津雲 それこそ前回おっしゃってた“健全な自己責任社会”ですよね?

河本 そうですそうです。ここで生まれたのにどんどん錆びて行ってますけど、より錆びる可能性の方が高い訳じゃないですか?人口減少なので。

津雲 そうですよね。だから、その少なくなっていく中、どうにか魅力をもう一回再認識して、何とか。

河本 皆、薄っすらとした不安はあると思うんですけど。

津雲 分かります!薄っすらとした不安です!

河本 うん。それを解消しようと思ったら行動しかないので。その行動を起こしていきたいなと僕は思いますけどね。

津雲 それをどんな行動にするかっていうのをじっくりこれから考えていかなければいけない。

河本 一人ひとり違ってもいいと思いますし、多様な世の中になった方がいいと思うので。これが正しい!これが悪!みたいなのじゃなくて。

津雲 あー。どちらかだけじゃなくて、沢山ある正解を皆で探して行くっていう事ですかね。

河本 そうそうそう。

津雲 さて、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は5月14日の放送です。GWはもう過ぎてますね。

河本 そうですね。

津雲 はい。河本さん、ありがとうございました。

河本 ありがとうございました。

津雲 この番組は、株式会社マインズの提供でお送りしました。