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【第116回】本日のテーマは“デジタルネイティブ” 世代によって異なる仕事観 2020.2.27放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

 


メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役社長
河本 尚吾

 

 

MC

FM GENKI  パーソナリティー
中村 佐織さん 


 

 


 

中村 私は初めて聞いた言葉なんですけれども、“デジタルネイティブ”っていうワードがあるんですね。

河本 はい、あるんです。

中村 ラジオをお聴きの皆さんにちょっとご紹介しますとですね、デジタルネイティブっていうのは、“生まれた時から生活の中に、インターネットやパソコンが当たり前に存在していた世代のこと”なんですね。大体1990年以降に生まれた世代のことを指すと。そうなんですね?

河本 はい。

中村 デジタルネイティブ。

河本 1990年。今、30歳未満?とかですかね。

中村 そうですね。あぁ、そっか!

河本 2020年。

中村 うん。それでも考えたら、結構な年齢ですね。

河本 そうですね。

中村 30歳くらいだと“デジタルネイティブ”って呼ばれるんですね。

河本 でもこれ、“20代前半まで”って書いてありますね。

中村 うーん。イメージ的には『今の子は~』って言うと、大体10~20代っていうイメージはあるんですけれども。

河本 まぁまぁまぁ、はい。

中村 でも、実際にインターネットを使いこなすって言うか、お家にパソコンがあるっていう時点で。我々なんかは、小学生の時に初めて家に導入されたっていう感じですから。

河本 うんうんうん。

中村 何が違うのかっていうことなんですけれども、デジタルネイティブとそうでない人っていうことですね。

 

知っておきたい、デジタルネイティブの特徴

中村 デジタルネイティブの特徴としては、これも諸説があるんですけれども、ざっくり言いますと“現実とネットの世界を区別しない”。これはどうですかね?

河本 うん。まぁ、そういう特徴があるんでしょうね。

中村 我々は違いますからね。そうなんだーっていう感じになるのかも知れないですけれども。

河本 僕は、比較的こっちよりかも知れないですけど。

中村 現実とネットの世界を区別しない…?

河本 まぁ、そりゃリアルにある物は物ですけど、それすらの区別もしないっていう意味だったらちょっと違いますけどね。

中村 ええ。混同してるっていうことじゃなくてね。

河本 バーチャルの世界も、リアルなコミュニティって言うか、世界として認識してるっていう意味だったら解るなっていう気もしますけど。

中村 抵抗がないっていうことですよね?

河本 はい。

中村 あとは“情報は無料と考える”。あっ、そうなんだ。

河本 まぁ、Google先生がいますからね。

中村 そうですね(笑)確かに、そこにはデータ通信料とかいろいろかかってるんですけど、情報は無料と考える。でも、これって紙媒体とかもある意味そう。本なんかはね、情報は無料っていう感覚に近いのかなって私は思ってたんですけど、デジタルとなるとまた感覚が違うんですかね?

河本 うーん。たぶん、何か分からないですけど、情報をお金払って教えてもらうとかじゃなくて、自分で調べるっていう意味なのかなって思うんですけど。

中村 あー、確かに。欲しい情報が簡単に手に入るっていう意味ではそうですよね。

河本 そうそうそう。

中村 あとね、これはどうなんですかね。“上下関係を気にしない”。

河本 まぁまぁ、人による様な気はしますけど。どっちみち、昔よりは明らかに緩くなってますしね。

中村 そうですね。ちょっと違うかも知れないですけど、最初に私がインターネットを始めた時代って、うちの祖父もやってたんですけど、すごくメールのやり取りが手紙っぽかったんですよ。

河本 あー!はいはい。

中村 『拝啓』『敬具』で、自分のことを『小生』、相手のことを『貴殿』っていう風に言って(笑)。巨大掲示板とかあるじゃないですか?そういう所で、ものすごく丁寧な言葉遣いをしてたんですけれども(笑)

河本 あー、なるほどね。そういう意味か。

中村 なんか、それが凄い平たくなって、ネットスラングがあったりとか、相手が年上であろうが年下であろうが関係ないっていうのに慣れてしまったのが、現実に持ってきても上下関係を気にしないっていう感覚に繋がってるのかなって。私はそういう理解をしたんですね。

河本 うんうんうん。気にしないと言うよりかは、上下関係の…関係の方法が変わり出したっていう様な気がしますけどね。

中村 方法ですか?

河本 方法。それがもっと挨拶が簡易になってきたとか。

中村 あぁ。上の人は気にしないですか?この上下関係を気にしないっていうのは、たぶん下の人な訳じゃないですか?デジタルネイティブっていうのは。

河本 たぶん、下の人でしょうね。

中村 上の人に対して気を遣わないとか、そういうことも含まれますよね?

河本 まぁ…僕も比較的そうなんで。

中村 あははは(笑)

河本 ええ、ええ(笑)

中村 必要以上に気にしないっていうことですか? 

河本 必要以上にはしないですね。それで気を悪くされてる場合もあるかも知れないですね。

中村 あははは(笑)

河本 まぁ、それはそれで、しょうがないかなって(笑)

中村 これは、デジタル世代の特徴のひとつに一応挙げられているんですよね。それって、コミュニケーションの方法とかが、デジタルによって影響を受けてるっていうことなんですかね?

河本 でも、生まれた時からそういう環境があれば、そうなんじゃないんですかね。

中村 うーん。

河本 ただ、そういう世代、それが当たり前の世代が下には居るというころが言いたいんですかね?これは。

中村 そうですね。そういう認識を、上の人は気付かなければいけないよっていうか、分かっておいた方がいいよっていうことなんですかね。もちろん、きっと会社とかの縦社会、上下があるお仕事の中でですよね。いろいろとギャップを感じることも出てくるんじゃないかっていうことだと思うんですけれども。

 

価値観の違いを理解し、デジタルネイティブに活躍してもらう

中村 これもとあるアンケートって言うんでしょうか、『デジタルネイティブの仕事観』っていうのがありまして。まず、“自分の能力や専門性を高めることで社会性に認められたいか?”っていう。これは、20代であっても40代であってもあまり変わらない。能力を社会的に認められたい。これは当然ですよね?

河本 うんうん。

中村 ただ、ちょっと、20代前半と40代前半で割と差があるっていうアンケートがありまして。

河本 デジタルネイティブと前世代ですね?

中村 あっ、そうですね。あくまでも、このアンケートではそういう分け方で。

河本 結構、極端な比較だなぁ…。

中村 前提が、そういう前提なんですよ。

河本 まぁまぁまぁ、、、全然関係ない話ですけど(笑)

中村 あははは(笑)いやっ、でも、20代と40代って私は意外と近いんじゃないかって思ってたんですけど。これだけ違うんだっていう風に思ったのが、“たとえ収入が少なくなっても勤務時間は短い方がいい”。これは、かなり20代と40代では差があるんですよ。

河本 うんうん。

中村 デジタルネイティブと言われる世代の人達っていうのは、収入が少なくなっても勤務時間は短くていいんですって。

河本 そんなの独身か既婚かだけの違いじゃないですか?

中村 あはは(笑)それも大いにあると思います。

河本 ねー。

中村 ただ、でも今って、40代でも既婚者ってちょっと少なくなって。

河本 独身もいっぱいいますもんね。

中村 はい。

河本 相対的に言うと、そうなのかなっていう…(笑)

中村 まぁ、あくまでもそうでしょうっていう、推測にしか過ぎないですけれども。あとは、収入っていうことにはあまり重きを置いていないのかなっていうのが、もう一つ。“例え収入が少なくなっても、自分のやりたい仕事をしたい”。でも、やりたい仕事があるっていうことですよね?

河本 良いことですね!頑張ったらいいと思う。

中村 あははは(笑)あとはですね、これはそうかも知れないなぁって感じたのは、“自分の仕事の目的は、会社を発展させることである”。これをデジタルネイティブの人達は、『あまり思いません』『そうではないです』っていう人が多いと。で、まぁ、40代の人は『会社を発展させたいと思っている。それが自分の仕事の目的である』と言う風に考えている人が多いと。これは結構差があるんですよね。

河本 うんうんうん。

中村 ここは、ずっと河本さんがおっしゃってたことに繋がるのかなって思うんですよね。価値観の違い。

河本 それが一緒に仕事をしないといけない訳ですからね。

中村 そうなんですよ。そこで、どうなんですか?っていう(笑)

河本 自分の気持ちと、若い人との気持ちが違うからって、いちいち腹を立ててもね(笑)

中村 うん(笑)

河本 それはちょっと目的が違うんじゃないかなと思うので。

中村 むしろこれからの仕事に関しては、そういうデジタルネイティブって呼ばれる世代の人達の力が必要になって来るじゃないですか?

河本 その人達が主役の時代になるっていう感じですかね。時代は明らかに進むので。なので、デジタルな時代にはなりますよね。

中村 うーん。

河本 仕事の目的は会社を発展させることであると。会社が発展してお給料が増えたら、そりゃいいですよね。で、会社が発展するプロセスを貢献して、そのキャリアを作って転職するのも良いですよね。

中村 その「転職するのもいい」っていうのを、経営者である河本さんから聞くっていうのが、なかなか大胆と言うか、新鮮と言うんでしょうかね。

河本 そりゃ結果的に居てくれるのが一番嬉しいですよ!

中村 ですよね!

河本 そりゃそうです!良い人材ほど。

中村 そうですよね。

河本 もちろん。でも、そんなことを言っててもね。それよりも情報をオープンにして、「自分が他のところの方が活躍できる」っていう確信があるなら、そりゃ行ったらいいと思うけど。でも、それを比較して、比較対象として外をずっと見て欲しいなっていう感じですかね。そうじゃないと自分の位置が分からないですからね。

中村 そうですね。

河本 やっぱりその市場での自分の価値と、企業内での自分の価値を比べてみて、簡単に言うと「企業内の自分の価値の方が低いな」って思ったら、転職すべきなんでしょうね。

中村 あー。ということはやっぱり河本さんは、マインズさんというご自身の会社に自信があるからこそ、そういう個々の判断に任せるよっていうことが言えるんじゃないですか?

河本 いやっ…、そうなんですかね?でも、そうしないと本人も困るし、僕も困るのでね。

中村 あははは(笑)

河本 その代わり、僕も能力は上げ続けますよ、もちろん。そうじゃないと、従業員にばっかり「やれやれっ」て、自分の能力上げてなかったら意味がないですもんね。

中村 そうですね。あとは、デジタルネイティブと呼ばれる人達が、働きやすい環境を作るっていうことも、その能力を引き出していかなければいけないっていうのも、企業としては必要なことですよね?

河本 まぁ、環境ね。難しいですよ(笑)

中村 あははは(笑)難しいですか、社長!(笑)

河本 うーん、やる努力はしてますけど。

中村 はい。

河本 業種にもよりますしね。

中村 そうですね。

河本 ただ、そういう方向には行きたいなとは思ってます。

 

姫路市からのお知らせ

中村 さぁ、デジタルネイティブをテーマに今日はお話をいただきましたが、ここで姫路市からのお知らせをいたします。

今年の9月頃から、マイナンバーカードを活用した“マイナポイント”事業の実施が予定されています。マイナポイントを活用する為には、マイナンバーカードを取得し、マイキーIDを設定する必要があります。

姫路市では、マイナポイントを活用する為に必要なマイキーIDの設定支援窓口を、姫路市役所1階住民窓口センターロビー等で開設しています。

マイキーIDの設定に必要なマイナンバーカードは、申請から交付までおよそ2ヶ月必要となりますので、早めのお手続きをお勧めいたします。詳しい事につきましては、姫路市のホームページにてご確認ください。

詳しい事につきましては、姫路市のホームページをご覧ください。

以上、姫路市からのお知らせでした。

今日も使わなかった鉛筆を最後に振ってましたね!(笑)

河本 あははは(笑)ちょっとこうやってやってました(笑)

中村 こちらでは、実は動画も撮ってまして。またYouTubeでアップしておりますので、そちらの方もご覧いただければと思います。さて、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は3月12日の放送となります。河本さん、今日もありがとうございました。

河本 ありがとうございました。

中村 この番組は株式会社マインズの提供でお送りしました。