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こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
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メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役社長
河本 尚吾
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MC
FM GENKI パーソナリティー
中村 佐織さん
中村 今日の河本さんは…、ちょっとお目々がウサギさんの様になってらっしゃいまして…。大丈夫ですか?
河本 そうなんですよ。ちょっとコンタクトに負けただけなので。
中村 あー、そうなんですね。
河本 久しぶりにコンタクトしてみたら、一日でダメでした。
中村 あははは(笑)花粉症じゃなかったんですね。
河本 花粉症じゃなくてコンタクトで。また、改めてコンタクトチャレンジしてみます(笑)
中村 あははは(笑)そんなにご無理なさらずに、メガネ男子で行きましょうよ!
河本 はい!(笑)
新型コロナウイルス感染症をきっかけに、働き方が変わっていく
中村 というメガネ男子の河本さんに今日もお話をお伺いする訳ですが。今はやはり、何と言っても“新型コロナウイルス”の影響がいろんなところに出てますよね。
河本 そうですね。大変ですね、本当に。
中村 これはいつまで続くかというのが、分からないですからね。
河本 「こういう事になるとは…」って、多くの人が思ってると思いますけどね。本当にまだ現在進行形なので大変だなぁって。
中村 ある意味、災害。
河本 災害みたいなものですよ。
中村 災害って、今までにも地震とか台風とかありましたが、その都度我々って、いろんな事を学んできましたよね。
河本 うんうん、そうですね。
中村 今回ももちろん、こういう大変な事があったっていうことだけではなくて、何かしらのものを得ないといけないなっていう風に感じるんですよね。
河本 実際僕もね、医者じゃないので「対策は?」とか、「危険性は?」とか、そういうのはテレビでもネットでもいっぱいやってるのでね。逆にそうじゃないところを、この番組でやりたいなっていうのはありますけどね。
中村 確かに。私も実際に、日々このコロナウイルス、まだ終息っていう目処が見えていない状況の中で、感染が拡大するっていう事についての心配はあるんですけど、正直経済の方ですよね。
河本 うんうん。
中村 日経平均がドン!って落ちた時に、株をやってる人間としては『ヒー!』って(笑)血の気が引いたっていうところもありましてですね(笑)
河本 はいはい(笑)
中村 もうその日は、仕事が手に付かなかったというか、手が震えましたけどね(笑)スマホ見るのも怖いし、でも見たいし、みたいなね(笑)
河本 見たくないし(笑)
中村 そう!見たくないし(笑)見たってしょうがないんですけど、っていうね(笑)まぁそんな中で、やっぱりそういう経済の面から、非常に今回の場合は影響を受けるっていうところが今までの災害とはちょっと違うと言うか。
河本 そうですね。
中村 まぁ台風とか、そういう自然災害の場合って、分野が限られていたところがあるじゃないですか?今回って本当に…。
河本 うん、全国的ですし。
中村 業界としてもかなりねぇ…。
河本 働き方自体がちょっとずつ対応として、物理的に変えないといけない環境になって来てるっていう感じですね。
中村 そうですよね!だから、以前から河本さんがおっしゃっていた「出社せずして仕事が出来る」っていう。大企業なんかは、実際に5000人とかの社員さんが一斉に出社しないっていう措置を取るとかっていう事をされてましたよね?
河本 そうですね。「いっぱいの人が集まっちゃいけません」って言われても、「仕事しないといけないし」となると、そういう方向になりますよね。
中村 それに「出来るんだ!」って思いました(笑)
河本 そうです(笑)きっかけですね。
中村 きっかけですよね。何もないのに、急に河本さんがおっしゃってた様に、リモートワークとかっていうのを、急に5000人の社員をそうやって動かす事って。きっかけがないと本当にしないですもんね。
河本 セミナーなんかも、講師の人の所に、会場に集まる訳じゃないですか?そうじゃなくて、オンラインでパソコンとかスマホでそのセミナーを聞くっていう形で、一旦は中止したけどそれで再出発しますみたいなのも増えて来ていますし。
中村 あー。
河本 ライブとかはちょっと違うんでしょうけど。
中村 そうですね。ライブ感って言うくらいですからね(笑)
河本 それをモニターで見るってなったらね、ちょっと違うんでしょうから、やっぱり行く意味ってあるんだと思うんですけど。
中村 ええ。
河本 そういう風に、どうしても必要な事っていうのは、方法はどんどんこういう風に変わって行くんじゃないかなと思いますね。
リモートワークに必要な仕組みづくり
中村 行かなくてもいいっていうものは、仕事においては結構あるんですね。
河本 あると思います。ただ、全員が足並みを揃えようと思うと、会社側もそうですし本人もそうですけど、ある程度のITのスキルと言いますかリテラシーと言いますか、環境と言いますか、そういったものがある程度用意できないと始められないっていうのはありますけどね。
中村 確かに。会社に行かないっていう事は、家でそういう仕事をする為の、何かしらのものが整備されていないといけない訳ですよね。
河本 そうです、そうです。ネットがないとかは出来ないですし(笑)
中村 そうですね(笑)そうなりますよね。
河本 じゃあ会社に来ないのに仕事をしたっていうのは、どうやって証明するんですか?っていう。
中村 あー。でも、会社に決まった時間いても、仕事をするしないっていうのは、人それぞれと言うか個人差がありますよね。
河本 差があります。それに、極端な言い方をすると、会社に行くことが仕事だったみたいな。
中村 ええ、ええ。
河本 そうじゃなくて、成果が本当にして欲しい事ですし、それで本当はお給料を貰ってるはずなんですけど。そうじゃないところに重きを置いちゃっていたのかな?っていうのは思いますね。
中村 という事は、リモートワークの方が成果のみで判断されますよね。
河本 そうです、そうです。ただ、会社がそういう評価を出来る体制とか、進捗を確認出来る体制とか…、営業なんかは成果が分かり易いかも知れないですけど「営業以外の成果は何ですか?」って言われるとね。「各セクションごとに成果は明確になってるんですか?」とか、「それを個人単位にまで落とせてるんですか?」ってなると、『うーん、難しいなぁ…。』っていう風になっちゃうと思うんですよね。
中村 うーん。
河本 いわゆる、評価の仕組みも変えないと。リモートワークていうのは、なかなか会社としては導入しにくいだろうなと。
中村 そうですよね。
河本 でも、これが進み出してるので、そういう評価を横並びじゃなくて「どういう事をやって欲しいんです」っていう事を、最終的に一人ひとりのところまで落ちていく様な仕組みのきっかけになるんじゃないかなっていう風に思いますね。
中村 あとは私が実感したのは、通勤ラッシュが減りますね(笑)
河本 減りますね。車も電車も。
中村 そうなんですよ。車の通りも少ないですし、「通勤しないっていうのはこんなにも効率がいいのか」ってちょっと思いましたね。
河本 いいと思いますね、物理的な話なので。でも、例えば介護のヘルパーさんは自宅でっていうのは無理じゃないですか?
中村 あははは(笑)気持ちだけみたいな?おかしい、おかしい(笑)
河本 何でもかんでも一緒にするのは良くなくて(笑)
中村 ええ。出来る仕事と、そうでない仕事があるっていう事ですね(笑)
河本 なので、そういう100:0の話にしないって言うんですかね。出来るところを探したりとか。いずれそれが当たり前の世の中になって来ると思うので、例えば「スカイプみたいなテレビ会議が嫌だ」とか、「やった事ないから…」とか言ってたら、雇ってくれなくなると思うんですよね。
中村 ふふふ(笑)そうですね。
河本 なので「自分は関係ない」じゃなくて、どんどんそういうものに触れていかないといけなくなるかなと思いますね。
中村 じゃあ、ネットとかパソコンとか、IT関係に接して来なかった世代っていうのは、今ちょっと戸惑いがあるかも知れないですね。
河本 そうです。実際、インターネットのシステムなしにリモートワークってね…。
中村 手紙とかね(笑)
河本 インターネットがあるからこそ、こういう事が可能なので。
中村 ですよね。前提ですからね。
河本 そう、前提なので。読み書き、そろばんみたいなところに入って来ると思いますけど(笑)
中村 うーん。ですから、そういうのに慣れてる世代としては、比較的今のこの状況の中では違和感なく…。
河本 年齢もそんなに関係ないんかなと思いますけどね。年配でも興味があれば覚えられてますし、若くても「スマホは見るけど、ネットとかの仕組みはよく分からない」とか。「何でそんな事しないといけないの?」とか。メールアドレス持ってなかったりとか。
中村 あー。そうですよね。
河本 まぁよく考えたら、携帯とかのアドレスじゃなくて、Gメールとかのアドレスを持ちなさいなんていう教育受けてないですもんね。
中村 ですね。
河本 今持ってる人は、自分が必要だと思ったから持っただけで、持ってない人は必要じゃなかったから持ってなかっただけじゃないですか。
中村 うーん。
河本 でも、こういうリモートワークになってくると、大部分で必要になって来ると思うんですよね。
中村 じゃぁ、今の新型コロナウイルスの影響で、急にリモートワークっていうのを導入した会社もあると思うんですけど、慌ててメールアドレス作った人もいるかも知れないですね(笑)
河本 そうですね。それに合わせて。
社会の変化と共に、“主流”も変わっていく
中村 でも、こういう急激な物っていうのは、もちろん、今回の新型コロナウイルスっていうのは非常に困った事ではあるんですけど、ひとつのブレイクスルーみたいな感じもあるのかなって思うんですよね。これをきっかけとしてボン!と日本のシステムって変わらないですかね?
河本 全部は難しいんじゃないですかね。
中村 あー。
河本 でも、変わらないといけないところから変わって行くので。
中村 やってみたら、「いいじゃん!」みたいなね。
河本 実際、民間の方では変わらないと死活問題なので。
中村 そうですね。
河本 変わらざるを得ないと言いますか。
中村 うん。だって、今まで新幹線使って通勤とかしていた人が、ひょっとするとそれ必要なくなったらものすごく楽ですよね。
河本 楽です。まぁそういう事が進むと、今度はホテルとかが困るんでしょうけどね。
中村 あー、そうなりますよね。流通関係、移動手段とかね、鉄道とかもそうですけど。
河本 社会の変化と共に、いろんなものがやり方を変えて行かないといけないので、ずっと一緒っていうのはなかなか難しいと思うので。
中村 あと、働く側としては、個人的に人間関係が苦手だっていう人でも、リモートワークになるとその力を発揮出来たりとかっていう、ちょっといいところもあるかなって。
河本 可能性はあります!それが苦手な人は困るでしょうけどね(笑)
中村 あははは(笑)そうですね、逆に。
河本 オフラインで直接やるのはすごい得意だけど、対面じゃなかったら何していいか全く分からないっていう人もいるかも知れないので。
中村 そうですね。その辺は働き手が考える事かなという風に思うんですけど。課題ですよね。
河本 そうです、そうです。
中村 あとは、河本さんがおっしゃった様に、企業の方の評価の仕方とか、そういうものの課題っていうものもありますよね?
河本 ありますあります。横並び的な評価って多いじゃないですか?年功序列って正にそうですもんね。頑張っても頑張らなくてもお給料はそんなに変わらないみたいな。今はもうそういう会社少ないですけど。でも、文化は根強く残ってるので。
中村 はい。
河本 それとは絶対に真逆なので。成果で判断するんだったら、勤続年数とかじゃないので。
中村 あー、そうですよね。
河本 働き方改革もそれを求めてるんですけど。いわゆる、文化がそういう風な方向性に変わって行ってるっていう事を受け入れるも受け入れないも変わるんでね…。
中村 あははは(笑)
河本 まぁ、しょうがないですよね。
中村 あとは、リモートワークっていうのがもっと普及してくると、ひょっとしたら少子化も解消するんじゃないかってちょっと思ったんですけど。お家でお仕事出来るわけですから、子育てとかしやすくなるじゃないですか?
河本 うん、そうですね。スキルが必要ですけどね。
中村 そうですね。まぁでも、お父さんでもお家でお仕事っていう事も出来るわけですしね。
河本 出来ます、出来ます。職種によっては。
中村 ですよね。
河本 今現在もそれをやってる人もいるでしょうし、ただ、それが圧倒的に社会では少数派と言うか、人数的に少数なのが主流になっていくんじゃないですかね。
中村 さて、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこのあたりでお別れです。次回は3月26日の放送となります。河本さん、ありがとうございました。
河本 ありがとうございました。