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【第111回】時代と共に変化する結婚観~“嫌婚”とは?~2019.12.12放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(ゲンキ)にて放送中のラジオ番組、マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

 

 


メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役社長
河本 尚吾

 

 

MC

FM GENKI  パーソナリティー
中村 佐織さん 


 

 


 

中村 今日はですね、河本さん。この言葉ご存知かなと思うんですが。“けんこん”・・・音だけで聞いたことありますか?


河本 あんまりない…ですね。


中村
 実は、私も初めて知る、聞いた言葉なんですけれど、“嫌”という字に、結婚の“婚”と書きまして。まぁ、最近の風潮と言うか、結婚する年齢も上がってますよね?


河本 はい。


中村 未婚化が進んでいるという中で。

 

河本 晩婚の次は嫌婚という事ですか?

 

 

「晩婚」の次は「嫌婚」?

中村 そうですね。


河本 そういう事なんですか。


中村 そういう事なんですよね。でも、敢えてちょっと強い言葉ですよね。“嫌”っていう、“嫌婚”っていう響きが。こういう時代になって来ているのかなという事で、ちょっと河本さんにお聞きしたいと思うんですけれども。


河本 はい。


中村 最近、本当に私もそうですけれども、結婚をしない、まぁ、何て言うんでしょうね…。30代40代、上は50代もいるかも知れません。そういう未婚化が進んでいるという。実際、そういう事はマインズさんとして実感をされていますか?


河本 会社として、実感があるかないかと言われると、そこまで実感はないですけどね。


中村 私の業界はね、やはりと言うか、結婚していないっていう人が割と多いんですよ。


河本 うんうん。


中村 なので、嫌婚なのかどうかっていうと分からないんですけれども。でも、結婚したいとか、しなければいけないみたいな意識は、ちょっと少なくなって来てるのかなっていう感じはするんです。ただ、会社の場合、企業とかってなると、どうなのかな?というところなんですね。


河本 会社によると思いますけど、男性社会の方が強い様な気がしますね。分からないですよ。女性社会は、女性だけで喋ったらどんな話になるか分からないですけど。


中村 ええ。


河本 やっぱり、「まだ結婚してないんか」とか、「結婚せなあかんで」とかっていう様なのは独身の人に向けられる。例えば「あの人は結婚出来るのかな?」とか。


中村 うーん(笑)


河本 っていう様な話題はそりゃあるでしょうね。一般的に。


中村 あと、信用度って言うんでしょうかね。


河本 結婚したら一人前とか?


中村 そうですね。そういうイメージっていうのは、未だにあるんでしょうかね? 


河本 僕は全くないですけど。じゃぁ、昔から全くなかったのかって言うと、そう教えられたっぽい様な感じはありますもんね。そうしないといけないのかなみたいな。


中村 そうですね。


河本 っていうのは、何となくはあった様な気がしますし、他の人もそうなんだろうなと。


中村 うんうん。


河本 多少、肩身が狭いっていうのは、今でも残ってる部分はあるのかも知れないですけどね。

 

中村 仮にですけど、中途採用の場合に、結婚してる人と結婚していない人っていうのは、採用には影響は出て来るんでしょうか?

 

中途採用の場合「結婚」の影響はありますか?

河本 うちは全く関係ないですね。


中村 あっ、そうなんですか?


河本 うちは全く関係ないですけど、それを気にする社長さんとか会社もあると思います。


中村 それはさっきおっしゃった信用とか?


河本 信用とか、結婚してるから辞めないだろうとか。


中村 そうですね。家庭があるから。


河本 ちゃんと働くだろうとか。ちょっとネガティブですけどね。


中村 ええ。


河本 っていうのは、今じゃないけど、昔から大きな基準のひとつとしてはあったんじゃないかなとは思いますね。まぁ、それが今や嫌婚にまで行っちゃったんですか…。


中村 嫌婚っていう言葉は、私自身もまだちょっとピンと来ない感じはするんですけども。なぜ嫌婚なのかという事なんですけれども、敢えて結婚する必要がないとか、そういう風に考えている人がね、嫌婚という意識を持っている人としては、結婚よりも仕事が大事。結婚って仕事に支障が出るという風に考えている、影響が出ると考えている人にとってはそうでしょうね?


河本 時間をどっちに使いたいかとか、そういう事だと思うんですけど。


中村 うーん。

 

 

「結婚」は目的(ゴール)ではなく「幸せ」になるための手段

河本 別に結婚の専門家ではないので、あれなんですけど(笑)概念とか価値観とかっていう話で言うと、結婚が良いか悪いかとかっていう話ってよくあるじゃないですか


中村 はい。


河本 でも、結婚って手段なんで。


中村 手段?


河本 目的ではないと思うんですよ。結婚する事が目的なんだったら、ちょっとおかしいですもんね。どちらかって言うとスタートのはずなんで。


中村 そうですね。


河本 ゴールじゃないはずなんで。


中村 ええ。


河本 でも、昔って、皆が同じ手段を取る事によって、同質性とか、要するに幸せの形を、これが幸せでそれ以外はダメみたいな、そういう排他的な感じだったと思うんですよね。でも、時代的には皆が結婚してっていう様な時代だったら、それはそれで当たり前の様なレールでいいんでしょうけど、手段のひとつなのにそれが目的化しちゃってて、そもそもそれ自体に意味がないのに、それが偉いとか、偉くないとか、すぐ身分化しちゃう様な風潮は嫌ですね。


中村 うんうん。


河本 目的はね、幸せになる事だと思うんで。別に、結婚しない方が幸せになれるんだったらそれで良いと思いますし、結婚した方が幸せになれるんだったらしたらいいですし。別にその幸せの形を他人がとやかく言う事じゃないと思うんですよ。


中村 ただ、今までは、それを会社なり勤め先なりっていう所で、影響を受けてたっていう部分はありますよね?


河本 そうそう。それの考えだったら、本質的には、皆同じ様な生活をしてたじゃないですか?だから、自分と他人が一緒っていう前提で物事を考えるからそんな事になるんじゃないかなと。


中村 うーん。


河本 自分は結婚したのにあの人はしないな。何で?って。っていう所は、そもそもの出発点として、完全に間違えてるんじゃないかなっていう風に思いますけど。


中村 でも、今こういう人が増えてる中で、割合が逆転すると、今度はまた違ってくるかも知れませんねっていう事ですね?

 

 

 

時代と共に変化する価値観

河本 そうそう。まぁ、長い目で見たら、いわゆるバツイチとか、昔だったらそんなの恥ずかしいとか、今は全然そんな事ないじゃないですか?


中村 ええ。

 

河本 長い目で見たら、ちょっとずつ変わって来てるんですけど、それでも制度自体はそんなに変わってる様に思えないので。自分達の考えをもっと自由に、自分と他人が一緒っていうのがちょっと出発点としてはね。じゃぁ、外国人とかがもっと増えたらどうなるの?って。絶対違うじゃないですか?


中村 ええ。そうですね。


河本 何の話をするの?っていう事になると思うんで。


中村 あとね、趣味や自分の時間を優先したいから結婚しないとか、結婚制度が自分に合わないからっていう風に考える人もいるそうなんですけど。という事は、結婚っていうのは結構制約が多いものなのかなって。結婚した事がない身としては、そうなのかなっていう感じがするんですけど。


河本 まぁ、法律で色々決まってるんでしょうからね(笑)それなりの制約はあるんだと思うんですけど。別に、結婚にこだわらなくてもいいとは思いますけど。


中村 趣味とか自分の時間を大切にっていうのは、結婚してからでも出来る事ですよね?


河本 そうだし、まぁ、しなくてもいいですし。本当にどっちでもいいと思います(笑)


中村 どっちでもいい…河本さんですよね(笑)


河本 うん。どっちでもいい(笑)自分が楽しい、したい様にすればいいと思うんで。


中村 ただ、ちょっと気になるのは、こういう風潮が進むに連れて、少子化っていうのも必然的に進んで行くんじゃないかなっていう心配があるんですけど。

 

 

少子化が加速する!?

河本 まぁ、既に進んでますけどね。


中村 進んでますよね。でも、これって一緒じゃないですか?


河本 それが更に進むのかどうかは分からないですけど。まぁ、でも、ぶっちゃけ少子化の事を真剣に考えたりするのが政治じゃないですか?我々自身は、法律の範囲の中で、自由に生きて行けばいいんじゃないのって思いますけどね。


中村 そうですね。少子化対策と国は言ってますから。私達がどうこう出来るものではありませんからね。


河本 そうそうそう。子供がいっぱい出来たら、それだけ何かが安くなるのかって言ったら、知れてますしね。


中村 そうですね(笑)


河本 それも踏まえた上で考えたらいいんじゃないかと。それで、損だって言う人も当然いてもおかしくないですし。


中村 今の河本さんが、社会全体を見て感じられる事としては、その嫌婚っていうのはあったとしても「別に」っていう感じですか?

 

 

結婚反対派・賛成派、両方いて当然

河本 まぁ、結婚反対派もいて当然でしょうっていう感じですけどね(笑)そんなの一個にする必要ないっていう。一個にしようとするからおかしくなるんかなみたいな。別に、だって…他人の人生ですよ。


中村 うん。そうですね。


河本 それを「こうしろ!」とかって、そんなん…。自分の人生なんだから好きに決めてくださいっていう。


中村 でも、なかなか変わらないものですよね?もう何十年もこういう事って言われてる様な気はするんですけどね。キャリアウーマンっていう言葉も昔はあったりとかね。


河本 ありましたね。


中村 ねぇ。


河本 どうしても、制度の弊害って色々あるんだと思います。うーん…。「結婚賛成派」対「反対派」で議論するとかっていうのもあるんでしょうけどね。


中村 うーん。


河本 でも、例えば、ウエディング業界にいたら賛成派でしょう?


中村 そりゃそうですよね(笑)当然ですよね(笑)

 

河本 皆、それぞれの都合があるから。だからこそ尚更、自由でいいんじゃないって思いますけど。


中村 自由化は放っておいても進んで行くという感じでしょうかね?


河本 極端な話、90歳で初婚とかでもいいんじゃないですか。別に。


中村 あっ、素敵ですね。それはアリですね!


河本 アカン事ないでしょ、多分。


中村 全然、家族の問題だけでね。ありがとうございます。


河本 全然(笑)


中村 何で私がありがとうって言ってんの?っていう(笑)


河本 あははは(笑)


中村 さて、ここでですね、河本さんからお知らせがあるんですね?

 

 

マインズから【ひょうごHC戦略ラボ(セミナー)】のお知らせ

 (※このセミナーは終了いたしました)

 

河本 はい。【ひょうごHC戦略ラボ】年内の納め、12月18日にうちの5階のセミナールームで行います。15時半~17時半。採用に関する総集編って言うんでしょうかね。


中村 ええ。


河本 来年の採用どうこうがどうなるかっていう様な事を、一緒に勉強して行きたいなっていう風に思ってますので、ご興味のある方はホームページの方からお申し込みください。

 

中村 結構、今年も何回もセミナーありましたね。


河本 ありましたし、やりましたけども。採用ってひと言で言っても、結局、人手不足だと言いながら、一方で、大手企業ではリストラとかがあったりしてる訳です。単純な足し算引き算で言ったら、ピースはめ合ったらいけるんじゃないの?って感じなんですけど。


中村 ええ。


河本 まぁ、人はそれぞれ希望があるので、そんな簡単に上手くはいかないので。結局、企業として、人的資源、必要な人材を取る為に、どういう活動、ブランディングをしていったらいいかっていう様な事を中小企業もやらないと、そこにお金を掛けないと来ないですよね。


中村 うーん。


河本 それを、いわゆるリクルートとか、僕らも派遣会社ですけど、そこに外注してた訳ですよね、自社の採用活動を。


中村 ええ。


河本 でも、それだけじゃもう無理になってきてるので。じゃぁ、自前でどうやって人の募集をしていきますか?っていうのを本格的にやらないとなかなか。大手企業でさえも徹底的にやってるんで。中小企業は更にやらないと当然負けちゃいますよねっていう当たり前の話なんですけどね。


中村 ええ。まぁ、これは是非、総集編という事で、今までのセミナーに参加しそびれたっていう方も、是非ご参加いただけたらいいんじゃないかと。そして、“2020年の採用動向を大胆予想”というね。予想を。


河本 予想ですね(笑)


中村 ご興味のある方は、是非ご参加ください。
さて、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は12月26日の放送となります。年内最後ですね。河本さん、どうもありがとうございました。


河本 ありがとうございました。

 

中村 この番組は株式会社マインズの提供でお送りしました。