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こちらのブログではFM GENKI(ゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役社長
河本 尚吾
MC
FM GENKI パーソナリティー
中村 佐織さん
中村 河本さん。10月に入って、消費税が増税しましたが、河本さんのお家の方では、何かその前に買い物したりとかっていうのはありました?
河本 いや、特にないです。
中村 特に?
河本 日用品とかは買ったかも知れないですけど、そんなに・・・こう大きなイベントにはなってなかったですね。
中村 あっ、もう自然に?
河本 淡々と(笑)。良いのか悪いのか分からないですけど。諦めモードみたいな。
中村 今回は割と、8%になった時よりも諦めムードと言うんでしょうかね。
河本 何かね。変な感じですね。
将来への不安・老後の不安はどこから?
中村 今日はですね、金融庁の資料からという事で、お話を進めて行きたいと思います。《年代別の老後不安についてのアンケート》というのがありまして、20代30代40代50代、そして60~70代という風に分かれているんですけれども。《老後に不安を感じている事》というアンケートで、1位が“お金”という世代が、20代30代40代50代全てが、老後に不安を抱えている事№1が“お金”だったと。
河本 はい。
中村 そして、60~70代の1位は“健康”だったそうなんですね。この結果については、どういう風にお考えになりますか?
河本 見事!って感じですね。
中村 “お金”という所で?
河本 今を表してるなって感じがしますけど。
中村 やはり、国がそういう風に持って行ったっていうところもあるのかなと。
河本 うーん。なんて言ったらいいんでしょうね…。お金が心配なんだったら、お金の勉強したらいいのになって思いますけど。
中村 あははは(笑)シンプルにそうですね。
河本 シンプルに。
中村 お金の不安っていうのは、老後の事ですから、きっと、今働いていて得ているお金だけでやっていけるんだろうかっていう事でしょうね。
河本 それがやって行けそうにないから不安なんでしょうけど。当然、経済状況だってずっと変わって行きますし、お金稼ぐのだってどんどん大変になっていきますので。
中村 そうですね。
河本 本当に色々考えないといけない事は山盛りなんですけど、先進国でお金の勉強しないのは、日本だけだとかってよく言いますもんね。
中村 そういう教育を受けてきてないとかは、ずっと言ってますもんね。
河本 うん。それがここに来て、完全に表面化しちゃった感じなのかなと思います。
中村 顕著なのは、60~70代は、お金の事っていうのは4位に来てますから、もうこの世代はちゃんと大丈夫だみたいな。
河本 まぁ、もうね、逃げ切った感全開ですもんね。
中村 あははは(笑)逃げ切った感!確かに!その表現ピッタリですね。
河本 もう言っちゃっていいと思います(笑)
中村 いやっ、私もそう思います。
河本 感情的にはそんな感じですかね(笑)
不安への対処は・・・「予防」すること!
中村 だって、ここだけ全然違って、60~70代の1位で心配なのは“健康”、その次に“認知症”。まぁ、健康に繋がるところでしょうね。で、3位は自らの介護とか、その次にお金が来ているという事ですからね。他の50代までが割と似ていて、その後、“健康”とか“認知症”とかに不安がある訳ですけど。じゃぁ、そういう色んな老後の不安に対処していく為には、一体どうしたらいいんだろうっていう風に思うんですね。
河本 やっぱりこの金融庁の資料でも言ってる様に、『投資しましょうね』『お金にも働いてもらいましょう』っていうのが、ある一つの道なんだとは思いますけども。
中村 あっ、以前にもおっしゃってましたね、河本さん。お金に働いてもらうっていう。
河本 ただ、今見て思ったんですけど、認知症も結構みんな不安がって
中村 意外と来てますね。
河本 健康もそうなんですけど、何かね、不安っていうのがどこから来るのかとか、不安はどうやったら解消出来るのかっていう事を、もっと真剣にやった方がいいのになって思いますね。
中村 それはどこが主導でやった方がいいんですか?
河本 自分で。
中村 あっ、自分で?
河本 だって、認知症になるのが怖いんだったら、認知症っていうのがどういう時に起こって、どういう予防があるのかとか、っていう事はネットで簡単に調べられるので、それの対策をしておけば、認知症になったら嫌だなっていう不安から解放される訳じゃないですか?そういう事を、不安のまま放ったらかしにしてるっていうのが、顕著に出てるのかなって思いますけども。
中村 まぁ、それと、色々とニュースなんかでも取り上げられる事も多いですし、老老介護になって来ると、健康に関する関心の中でも認知症っていうのは、介護をする方としては負担になるところも心配としてあるんでしょうね。
河本 うん。老後の不安っていうのも、予防って言うか、防ぐ事も結構出来ると思うんですね。予防という概念があまりないので。
中村 予防ですね!
河本 はい。健康とかも、長く使う体だって考えると、「ちゃんとメンテナンスしてないとそりゃガタが来るでしょう」っていうのは普通に考えたら分かる事なんで。じゃぁ、ガタが来ない様な管理をしましょう。長く使える様に管理しましょうって考えたら、何をしておかないといけないのかなーって、またネット見て調べたりとか、自分なりにやればいいと思うんですけど。
中村 じゃぁ、この金融庁のアンケートに回答した方達っていうのは、漠然とした不安を抱えているというところも大きいんですかね?
河本 大きいですね。まぁ、今まではこれでよかったですからね。一生懸命就職して、仕事して、定年になって、そこから年金貰うでよかったんで。いわゆる、「年金ってものが本当にに貰えるんかな」とか。「そんな60歳や65歳で貰える訳ないやん」とか。もっと遅くなるんやろうなって、そういう風にみんなが感じてるので、今のライフスタイルのままだと多分難しい、ムリゲーやなって。じゃぁ、どうしたらいいんんやろうっていうところで、不安なんかなっていう風に思いますね。
中村 という事は、具体的なプランを作っていかないと、これからは「不安や不安や」って言ってもしょうがないですよね。
河本 言っててもしょうがないですね。本当にもう国が助けてくれる訳じゃないんで。
中村 そうですね。
河本 自分たちでどうにかしないと本当に困る事になるんだろうなと。暗くなっちゃいますけどね。
与えられた知識だけで物事を判断するのは危険な時代
中村 ええ。今、お金、健康、認知症、あとは介護とか、色んな老後の不安っていうのをこのアンケートでは挙げてますけれども、結局、これって最終的にはある程度お金で解決出来る問題かなって思うんです。全て。
河本 はい。介護なんかは特に。
中村 健康だってお金で医療とかね。
河本 どんどん発達してますしね。
中村 何とかなる部分ってあると思うので、やはり最終的にはお金に働かせるっていう所がすごく大切なのかなって。
河本 多分ね、日本の場合、あくせく汗水垂らして労働してお金を得るという事が尊いんですと。なので、そうやって暮らしをしていくのが正しいんですみたいな概念と言うか、そういう考え方を無意識のうちに植え付けられてるんやと思うんですね。
中村 それってもうね、DNAと言うか、農耕民族の性と言うか(笑)
河本 なので、それを受け入れて、それをアップデートしていかないといけないんじゃないかなと思います。別に、汗水垂らして働くのが悪い事じゃないんで。
ただ、それが全てであっては、自分自身が苦しくなるよっていう。だからこんなに不安なんですからね。
中村 うーん。その術を知らないという。河本さんがおっしゃる、お金についての教育を受けて来なかったじゃないですか?
河本 税金とかは書かされますけどね。習字とかで。
中村 そうそう!習字で何で“税金”って書かなアカンねん!っていうね(笑)
河本 意味が分からないんですけど。
中村 あははは(笑)
河本 でも、お金の勉強はあまり受けてなかった様な気がしますね。
中村 そうですね。その辺は国が改善できる事のひとつじゃないですか?
河本 まぁ、こうやって言い出してるんで、教育にも入れていくのかどうか、今既に入ってるのかどうか、専門じゃないんで知らないんですけど、僕らの世代は少なくても特になかったなと。
中村 なかったですね。
河本 今の若い人達がそれで困ってるので、自分で勉強するしかないなって。
中村 お金を増やしていくっていう、お金に働いてもらうには、一番先に考えるのはやはり“投資”かなっていう風に思うんですが、他にも色々と出来る事ってありますか?
河本 その国が推奨してるNISAっていうのも、良いか悪いかはそれはその人それぞれの判断でしょうけども、一応税の優遇が付いてるので、それだけ推奨してるって事は言えると思うんですね。NISAを通してやると、税金はこの範囲やったら掛かりませんよとかそういう事があるものなので、それはやった方がいいのかなー、調べてみてもいいのかなって思いますし、そういう事をする事によって、色々知識を増やしていって、やった事ない事に少しずつ挑戦していったらいいのかなーと思ってます。
中村 NISAも一時、すごく色々とテレビでもやってましたし、流行りものみたいな感じでの扱いやったのかな、ブームだったのかな、という風に思ってるんですが。
河本 結局、テレビで言っててっていう、フワッとした知識で物事を判断するのは、僕はちょっと危険な時代かなと思ってます。ちゃんとそのワード、言葉の定義とかを自分で調べて、ちゃんと自分で物事を考えて判断出来る様にならないと、人がこう言ってるからとかだけで判断しちゃうと後悔すると思います。まぁ、調べるのとか面倒くさいし大変ですけど、一個一個そういう事をやっていかないと不安っていうのは解消されないと思うので。
中村 そうですね。
河本 ストレスじゃないですか?やっぱりストレス掛かったままやったらキツイですよね。
中村 はい。
河本 それって見えない、訳の分からないストレスじゃないですか?生きててもしんどいしね。
中村 そうですね。
人任せにせず、「自分で自分の身を守る」
河本 もっと良くしようと思うと、こういう所を一個一個自分で調べて解決していかないと、誰か任せではもう無理なんだろうな、みたいな時代かなって思ってます。
中村 その、資産形成だったり、あとは、資産の寿命も延ばして行かなければいけないっていうところですよね。じゃぁ、その術は自分で、やはり自分の事は自分で守るじゃないですけど、災害なんかもそうじゃないですか?まず自助っていう。自分で自分の身を守る。そういう意識を持つっていう事が大切なんでしょうか?
河本 そうですね。しっかり生きるって言うか…(笑)
中村 深いなぁ…。
河本 そうしないと、逆に自分が多分しんどくなっちゃうんじゃないかなっていう風に思います。
中村 そこに気付くまでがなかなか難しいなって。私も河本さんのお話を伺ってて、やっと、「あっ、そうなんだ」って実感する部分もありますし。
河本 お金とかも結局、人と比べたりするじゃないですか?日本人って。
中村 ええ。もちろんそうですね。比べます。
河本 意味ないですよね。人と比べても。ある、ないを人と比べて、それで豊かさとか幸福度が決まるだったら、そんなに面白くない人生、価値観よりも、自分で物事を判断して、その為に手段としてのお金が必要なんであって、だからその手段はいっぱい勉強した方がいいに決まってるんで。逆の様な気がするんですけどね。
中村 自分がいかに幸せかどうかっていう事ですね。
河本 うんうん。
中村 さぁ、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は10月24日の放送となります。河本さん、ありがとうございました。
河本 ありがとうございました。
中村 この番組は株式会社マインズの提供でお送りしました。