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こちらのブログではFM GENKI(ゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役社長
河本 尚吾
MC
FM GENKI パーソナリティー
中村 佐織さん
中村 さぁ、河本さん。今日のテーマなんですが、「転職のポイント」についてのお話を伺いたいんですが。
河本 はい。
中村 ジョブチェンジとかね、今ゲームではありますけれども。今までにもお話は伺ってきましたが、ひとつの仕事だけやっていてもダメだよっていうお話を、河本さん何度かおっしゃってますよね?それってひとつの仕事に打ち込むというだけではダメな時代になって来たと考えていいんですか?
河本 ダメな時代って言うか、リスクが高いって言うのかな。仕事を一生懸命するのは全然良い事なんですけど、打ち込むのも本当に良い事なんですけど・・・。じゃぁ、それで日本で一番くらいの結果を出せますか?と。そんなの「日本で一番」なんてかなりの人が無理じゃないですか?
中村 ええ。
河本 という事は、時代が変わって、それがテクノロジーの進化とかで必要なくなって、「もう少し別の能力も必要になりました」ってなった時に、途端に不利になるんですよ。時代が変わらなければ全然いいんですけど、時代が変わるという前提で考えると色んな事をしておいた方がいいですよっていう。
中村 確かにそうですよね。前回も“定の字がなくなる働き方”というお話をしましたが、「ひとつの会社でずっと一生居られると思うなよ」みたいなお話でしたよね?
河本 そこまで強くは(笑)
中村 そうですね(笑)ソフトな河本さんですよね(笑)でも、定年退職まで居られるかどうかっていうのは分からない時代ですから。
河本 まぁ、客観的に言って、企業の平均寿命は短くなってるんですよ。ちょっと前までは30年とか言われてたんですけど、確か20年ですね。
中村 かなり短いですね。
河本 その時点で単純に考えて危ないじゃないですか?
中村 はい。
河本 いわゆる、“定”の時代は、新卒で入って、一社で一生勤め上げるというのが美学と言うか・・・、レールと言うか、常識と言うか、そういう時代でしたけど、それが全部変わりますよっていう事は、一社で一生って実はリスクになるんじゃないの?もしくは、会社は一緒でもいいけど、会社の中で積極的に移動して、色んな仕事を経験しておかないと、ダメな時代になるんじゃないかなっていう風に警鐘を鳴らすと言うか・・・。そういう風に考えるというのが、転職を前向きに捉えるコツかなという風に思います。
中村 では、例えばもう少し具体的に考えていきたいんですけど、営業をやっているサラリーマンの方が、他の何かスキルを身に付けたいという風になった場合に、どういう所を目指せばいいでしょうか?
サラリーマンが他のスキルを身に付けたい場合はどうすればいいの?
河本 全然関係ない所を、一回やってみるというのは、絶対良いなと思いますけどね。
中村 今営業していて、扱っている商品とは違う所とか?
河本 車の営業に行ってるんだったら、業種を変えてみるとか。車業界じゃなくて、服の業界に行ってみるとか、サービスの業界に行ってみるのもいいんですけど。そうやって業種を変えるっていうやり方もありますし、今度は人事に行ってみるとかね。
中村 全く違う所ですね!
河本 はい。そうするとまた一から覚えないといけないので大変ですけど。ただ、それが出来る様になってくると、今度、営業の視野と人事の視野と二つの視野が持てるんで。社会が広く見えるんですよね。
中村 そうですね。
河本 という事は、色んな繋がりが見えて来るので、より結果を出しやすくなるんですよ。
中村 あとは、差別化というところにもなりますか?
差別化でレアキャラに!
河本 差別化にも繋がります。人事しか出来ない人より、営業と人事が出来る人の方が絶対に視野が広いし、結果を出しやすいので。差別化に繋がりますし、もし趣味でアラビア語なんてやってたら、もうキャラとして確立しますよね。
中村 なかなか実用性はない様な気もしますが(笑)
河本 仮に、中東の会社が、日本に法人を作れるか知らないですけど、そういう仕事をお願いしたい時に、ビジネスマンでアラビア語が出来てって言ったら、本当にほぼその人しかいないみたいになるじゃないですか?
中村 そうですね。確かに。
河本 それは、その可能性を目指して元々やっていた訳ではないじゃないですか?好きでやってた事なんで。
中村 はい。
河本 でも、それがそういう事に繋がる事は予想出来ないので、やっぱり色々な事を、好きな事とかも、積極的にどんどんやって行った方がいいなっていう。それが、これからのキャリアの作り方の基本になるかなと思います。
中村 別のスキルをゲットしようと思うと、やっぱり一番最初に考えるのが語学かなという風に思うんですが、英語は割と多いですよね。もちろん、英語が出来た方がいいなっていうのは定番としてあると思うんですけど、そこからもう一歩進んで、他人とは違う差別化っていうところがね。
河本 僕、ドローン作れる事が出来る能力があったら、結構レアやと思いますけどね。
中村 唐突ですが(笑) 確かに!!そうですね。
河本 あれを、ラジコン感覚で機械が好きだから~って、どういう構造になってるんだろう?とか色々やってたら、今後、ドローンが活躍する世界が見える訳じゃないですか?じゃぁ、それが管理できる人って、急にそんな時代になった時に「あっ、俺出来る!」って。「うわっ、貴重な人や!」っていう。
中村 そうですよね。だって、今ドローンの操作の講習会っていうのは結構増えていってて、興味を持ってる人はいるみたいですし、実際にドローンを使う現場とか、需要っていうのはこれからどんどん増えますからね。
河本 増えます増えます。減る事は無いです。
中村 そうですよね。それを作る所から出来れば。
河本 構造を知っている。修理できるとか貴重でしょ? たまたま、そういうイジるのが好きで、そのコンピューターとかのプログラムを、どういう飛ばし方をするのかをずっと趣味でやってた。こんな飛び方するんだとか、大会に出ててとか。是非!!ってなるじゃないですか!?
中村 確かにそうですね。
河本 それはもう趣味が高じてみたいな話になりますしね。
中村 うんうん。
河本 何があるか分からないですけど、それ位チャンスもあるっていう事ですからね。
中村 ですね。
河本 そういう事にどんどん新しい物に挑戦して行って、体得していくと、そういった事も出て来るんで。
中村 うんうん。何かしないといけないなって思ってる人間は、確かに私の周りでも増えていて。例えばMC業界でもそうなんですけど、MC本業なんですが、カラーコーディネートの資格を取ったりとか、それからヨガだったりとか、表情筋トレーニングだったりとか、骨格診断とか色々とMCに割と近い所で、何かやってみようかなって資格を取ったりしてる人は増えてきていて。
河本 全く関係ない事やった方がいいですよ。
中村 全く関係のない事…。
河本 別に近い所がダメな訳じゃないんですけど、コミュニティがかなり近いので、何て言うかな…。仕事も含めて近寄った関係があるので、全く関係のないコミュニティに飛び込むと、そのコミュニティではその方がレアなので。
中村 なるほど
河本 それだけ色んな事が入って来るんですよね。そこのコミュニティに行き来できるっていうのは、すごいこれは貴重な人材で、コミュニティが違えば全然違うじゃないですか?何でも。
中村 はい。
河本 そういう新しいコミュニティに飛び込んで行く力っていうのが、今後結構必要になってくるのかなと。
中村 それはすごく参考になります。良いアドバイスをいただいたなっていう感じがしますね。
河本 テレビかどうか忘れましたけど、ちょっと前に見たのが、日本人だったかな…。国連って190か国?160か国…?それ位あるじゃないですか?
中村 ええ。
河本 その方は、そのほぼ全ての国歌を歌えるらしいんですよ。その国の言語で。
中村 あははは(笑)すごーい!!
河本 日本にも様々な外国の方が、在住、旅行も含めているじゃないですか。って事は、イベントがあるんですけど、やっぱりその国の国歌で出迎えるって事は、その人しか出来なかったりすると貴重ですよね。
中村 そうですよね。皆に教えたりとか、もしくは自分が歌ったりとか。
河本 それを通してすごい国民の文化を知る事になる訳じゃないですか?
中村 ですよね!
河本 すごいなと思って。
中村 レア!!
河本 レアです。だって、「国連加盟国全部の国歌をその国の言葉で歌えます!」って、「それが何!?」って感じじゃないですか?
中村 それだけ聞いたら「だから??」ってなりますけどね(笑)
河本 でも、やっぱりそれも好きだから始めた事だと思うので。
中村 じゃぁ、まずは好きな事からやってみるのは良いかも知れませんね。
予測できない世界
河本 絶対それが良いと思います。
中村 それがお金に繋がるのか?とか、今の仕事に関係してくるかな?プラスになるかな?って言う風に、変に考えると良くないのかも知れないですね。
河本 先の繋がりは見えないので。前にも言いましたけど、今、僕こうなってるけど10年前は全く予想出来てませんでしたし。
中村 そうですね。おっしゃってましたね。
河本 そうです。今後も予想出来ないです(笑)
中村 河本さんは、常に動き続けていらっしゃるので。今の社長として、経営者として、そして社労士さんとしてっていう、色んなお顔をお持ちですけれども、それプラスαの事はお考えですか?
河本 もちろん!もっとキャラ立たせて行こうと思います(笑)
中村 あははは(笑)うわー。益々濃ゆくなって行かれるんですねー(笑)
河本 そっちの方が楽しいじゃないですか。
中村 あっ、楽しいっていうワードはすごく素敵ですね。
河本 新しい事するのって、怖い事もあるんですけど、恥かく事さえ慣れれば、大した事でもないので。
中村 恥をかく事を怖がらない!
河本 知らない事は知らないので、覚えていったらいいだけなんで。
中村 新しいスキルを身に付けるには、年齢は関係ないという事ですか?
河本 関係ないと思いたいですね。でも、少しでも早くやった方が、慣れてくると楽になるんじゃないですか?
中村 あっ、そうですね。
河本 最初がしんどいので。
中村 でも、今の仕事一本でキャリア積んで来られた方も希望捨てなくてもいいですか?
河本 全然!!100年時代ですから。
中村 100年時代って思うとまだまだ先は長いですよね。
河本 そうですそうです。一昔の一生って多分60歳位でしょ?そこからは「余生」とか言うじゃないですか?「老後」とか。
中村 でしたね。
河本 「余生」って・・・よく考えたらすごい言葉ですよね?
中村 何か人生終わったみたいな…(笑)
河本 一旦終わったから、あとは残りのって意味でしょ?余りとか。
中村 余りってひどい言葉ですよね(笑)
河本 そう(笑)でも、今の一生は100年で考えましょうねって事なんだったら、余生はないって事ですよね。
中村 そうですよね!そしたら、いつから始めても全然いいですよね。
「人生100年時代」の時間の使い方
河本 時間の使い方次第って事になってくるんじゃないかなと。
中村 ただ、その何か新しい事に飛び込む為の「勇気」と、もちろん「時間」も必要ですし、「お金」だったりとか、リスクを背負う必要も出てきますね。
河本 うん。お金を使わない場合は、自分の時間を使うべきでしょね。そういう集まりに自分の時間を使って、休みの日に行ってみるっていうのはお金かからないですからね。
中村 そうですね。
河本 質問してみるとか、話を聞いてみるとか、それもお金かからないので。お金がかからないって事は、時間を使って、体験、経験値を増やしていくしかないので。
中村 じゃぁ、どんな形でもどんな環境でも、自分に出来る事ってある訳ですね。
河本 ありますあります。ドローン会社に『休みの日に僕をタダで使ってください!』って言ったらどうなるか分からないですよね。
中村 いってみようかな…(笑)でも、転職を考えていらっしゃる方にとっては、すごく良いヒントになったんじゃないかなと思いますね。
是非ご参考になさってください。さぁ、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は10月10日の放送となります。河本さん、ありがとうございました。
河本 ありがとうございました。
中村 この番組は株式会社マインズの提供でお送りしました。