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【第101回】新入社員の意識変化について。2019.7.11放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(ゲンキ)にて放送中のラジオ番組、マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

 

 

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役社長
河本 尚吾

 

 

MC

FM GENKI  パーソナリティー
中村 佐織さん

 

中村 さて、今日はマインズさんの嬉しいお知らせからなんですが、平成30年度、≪姫路市女性活躍推進企業表彰≫というものをですね、第1回目になるんですが、こちら2社選ばれたうちの1社が、株式会社マインズさん!おめでとうございます!

河本
 ありがとうございます。

中村
 以前からマインズさんは、女性の活躍について、非常に力を入れていらっしゃいましたけど、今回こういう表彰をされたというのがまたキッカケになって、新しく女性の活躍っていうものに対して意識が高まったんじゃないですか?

 

河本 そうですね。意識が高まったのもありますし、ちょうどこの「働き方改革」が、また境になって来ると思うんですけど、ワークスタイルの変化が、より進むのかなという風に思ってます。恐らく、女性活躍ってその働き方改革のプロセスなんですね。言い方変えると、男性しか活躍してなかった時代があるっていう事なんで。だから「女性も活躍できる様にしましょうよ!」っていうプロセスを経て、働き方改革で、性別、年齢問わずというところに突入して行くんじゃないかなという風に思います。


中村
 なるほど。こちら2社受賞されている訳で、それぞれ受賞のポイントを拝見したんですけど、マインズさんの場合は、やはり女性が非常に働き易いというところを意識されているなっていう事と、それから、当然ながら、男性も女性もっていう同じ位置で頑張りましょうっていう事ですよね。


河本 はい。

中村 いやー凄い!今回が1回目のこの企業表彰なんですけど、今後はこういったマインズさんとか、モデルケースとして、色んな企業さんが後を付いて来られるという事になるんでしょうね。

河本 大きく変わって来ると思うんで、逆にこの準備が出来ていないと、人材が枯渇していくんじゃないかな、という風に思いますね。

中村 なるほど。素晴らしいです!

河本 ありがとうございます。僕は男ですけどね。

中村 あははは(笑)もう既にいっぱい頑張っていらっしゃる社長ですから(笑) さぁ、そして、お話は変わりまして。今日はですね、女性のお話から始まったんですが、テーマは≪新入社員の意識変化≫という事でお話を伺いたいんですが。

河本 はい。

中村 最近の新入社員さんの感覚って言うんでしょうかね。そういう所って、社長としての河本さん自身が感じられる変化って何かありますか?

 

 

 

新入社員の感覚・意識の変化について

河本 うちの会社自体は新卒を辞めたので。よく統計では見ますけども・・・。


中村 ええ。統計で言うと色々と出ていますが、そんな中でも私がちょっと気になったのは、最近の新入社員の方でね、自己啓発と言うか、自分の勉強の為の習い事だったり、資格を取ったりっていう費用の事なんですが、全額自己負担でも勉強したいと考える新入社員っていうのが、とある調べで言うと、たったの13.6%。非常に低い値だったという事です。


河本
 うーん。低いと言えばめちゃくちゃ低いですね。ある程度、社会人を経験した我々からすると、ガッカリすると言うか、あと、勿体無いという感じですかね。


中村
 勿体無い?


河本
 はい。自分自身に投資はしたくないという事なんですかね、これは。


中村
 この統計上で言いますと、一番多いのが、「会社が費用を全額負担してくれるなら勉強したい」あるいは、「会社から費用の一部援助があるなら勉強したい」という事ですね。まず、お金の事から考えてるのかなと(笑)


河本 そういう事ですね。ちょっと…拝金主義的な感じですね。

中村
 やる気が無い訳ではないんでしょうね。
河本 うんうん。でも、今、社会全体が、何となくそんな感じなってるのかなと。損か得かしか考えない様になっちゃってる様な気がしますね。

中村
 そうですね。

河本 会社が費用を出して勉強する方が「得」っていう考え方があるんだったら、自腹で勉強するのは「損」っていう考え方になるんじゃないですか。

中村
 でも、最終的には自分の為になる訳ですけどね。

河本 もちろん!なので、そういう風な雰囲気と言うか、概念と言うか考え方が、社会通念上みたいになってる事に問題があるんじゃないかなっていう風に思います。

中村
 うーん。それと、あとはですね、就職氷河期とかを今の学生さんって全く経験されてないですよね

河本 はい。

中村
 これはほんとに、アラフォーとかのやっかみにしか聞こえないかも知れないですけど(笑)「苦労してないからこんな事言えるんちゃうの!?」って思っちゃうところもあるんですよ。

河本 そうですね。世代感と言うか。

中村
 世代感でね(笑) 他にも地元で就職したい学生さんが減って来ているとか。「どこでも入れたら有り難い!」っていう時代と違うんだなって。

河本 違いますね(笑)

中村
 だって、就職口がいっぱいある訳ですもんね。

河本 山の様に。

中村
 山の様にありますもんね。となると、どうしてもそういう…ちょっと言い方厳しいかも知れないですけど、甘えっていうのが出て来てもしょうがないのかな?

 

 

「大転職時代」の到来!?

河本 まぁ、そうですね。新卒一括採用の問題のひとつに、同じ学力、同じ能力でも、就職する年代によって就職先が変わってしまうっていうのが問題として元々挙がってるんですね。要するに、景気が良かったりとか、人不足な時ならいっぱい就職出来るけど、それがその逆で、不景気だったら就職出来ない訳じゃないですか?能力じゃなくて、景気で就職が決まってしまう、変わってしまうっていうのはひとつの問題なんで・・・。僕は、今、新卒採用を考え直して行きましょうっていう時期に入ってるっていうのは賛成なんですけどね。

中村
 なるほど。

河本 それで全てが決まってしまうって何かおかしいので。その景気の悪い時に就職しても、景気の良くなった時とか、自分の能力をもう一回磨いて、自分が行きたい会社にもう一回チャレンジ出来るとかの方が自然かなって感じがしますね。

中村
 そういう体制は、会社の方が作らないといけないですよね?

河本 最近は、やっと「新卒だけじゃなく」とか。「終身雇用はもう無理」とかっていう事は、転職が今までよりも増えるという事になりますね

中村
 それは学生さんも分かってる。

河本 分かってる人は大体分かってますね。それを、専門用語で聞いた事あると思うんですけど“雇用の流動性が高くなる”っていう。

中村
 雇用の流動性?

河本 要するに、一社でずっと一生居るんじゃなくて、転職を繰り返すって事は、労働市場が動いて行くって言うんですかね?そっちの方が良いんじゃないかっていう話。

中村
 うーん。だからよく河本さんがおっしゃる、昭和の時代の会社のシステムですよね。終身雇用で、長く勤めれば勤めるほどお給料が上がっていくという。

河本 まぁ、基本的には。

中村
 そういう時代ではないんだっていう。まさにそれですよね?

河本
 大手、富士通とか、アルペンとか、大手が何千人のリストラとか、早期退職ですけどやってるんで。そういう時代じゃないのに、概念とか思い込みですね。刷り込みって言ってもいいかも知れないですけど、それだけが残っちゃってるっていうのが、すごい意識の変化を邪魔しちゃいますね。

中村
 そういう昭和の時代の人達にとっては、最近の新入社員がいきなり高給で採用されるとかっていう事もありますよね?

河本 ありますあります。

中村
 あれはもう受け入れ難い現実なんじゃないかななんて思うんですけど(笑)

河本 どうなんでしょう。いわゆる、高度経済成長期なんて僕ら経験してないですから。いっぱい良い目に合ったと思うんですよ。それと一緒なんで。

中村
 そう納得できるんでしょうかね?

河本 そういう時代性ですから。

中村
 「時代だ!」ってお父さん達が思ってたらいいですけどね。

 

 

「能力」を磨くと選択肢は増える!

河本 その新卒1000万の人と、同じだけの能力と可能性を生み出せるんだったら、逆に言えば1000万貰える可能性はありますけどね。年功じゃなくて、可能性とか、能力とか。アレの場合は、全世界を移動する幹部候補生みたいな話やったと思うんですよ。

中村
 うんうん。

河本 という事は、語学もいるんでしょうし。カルチャーっていうものの耐性とかもいるんでしょうし、更に色んな能力が必要なんだと思うんですよ。それが出来るんやったら逆に貰えると思いますけどね。

中村
 という事は、学生時代に如何に、人よりも差をつけられるかっていうところも大切になりますね。

河本 そうですね。新卒1000万って言っても、その学生はトップクラスですからね。

中村
 でしょうね。

河本 全ての学生が対象ではないので。トップクラスの本当の一部の学生なんで、そりゃ、厳選に厳選を重ねられるはず。

中村
 そうですね。

河本 もちろん。だから、能力とか、学生時代にどれだけ色んな事を頑張って勉強したり経験したかとか、色んなものがあるので、普通に学生してて1000万貰える訳ないですから。

中村
 あはは(笑)でも、そういう風な、貰えたらいいなみたいな、夢を持ってる学生さん結構多いみたいですけどね。

河本 「能力」なんで磨かないとね。

中村
 能力ですね!理想としてはね、さっきの地元で就職したい学生さんが減ってるっていう。もし地元で就職するんだったら、働きたいと思う様な企業が多く出来るとか、給料が良い就職先が多く出来るとか、理想はいっぱいあるんですよね。夢っていうのは。それは自分ではなく、相手に対して求める事ですよね?

 

 

未来のことは誰にも分からないから・・・

河本 そうですね。就職ってなると、どうしても企業に求めますもんね。で、その数が、企業の数自体が都市部の方が多いので。

中村
 そうですよね、当然。

河本 選択肢は都市部の方がありますし、職業選択の自由がある以上、やっぱり多い方に行く方が可能性が高いので、非常に合理的だなと思いますけど。

中村
 そうですね。疑問に思ったのは、本当に地元で就職をするって事は必要なのかどうかっていうところなんですけど。

河本 絶対必要だとは思わないですね。もし、地元に帰って来て欲しいんだったら、その学生を変えようとするんじゃなくて企業ですよね。魅力ある企業が増える様にしたら、選択肢として地元というのが加わるという事になるので、変わるべきは企業だと思います。

中村
 でも、学生さん達も、色々と選択肢は広がっているけれども、結局は能力っていう所は非常に求められる、ある意味厳しい様な気もしますね。

河本 そうですね。その企業も、今後一生雇い続ける保証なんてそもそも不可能ですから。

中村 
そう考えるとね、ある意味厳しい。

河本 結果論として、「昭和って良かったね」って話で。振り返って分かる話、先の事は分からないです。

中村
 そうですね。という事は、この狭間にいる我々世代っていうのは、結局どうなっていくんだろうっていう気もしますけど(笑)

河本 自分達の思う様に生きて行けばいいんじゃないですかね(笑)もう、社会通念上とか、訳の分からんもんに縛られる事なく、自分がこうしたいなーって思う事にコミットして行けばいいんじゃないですかね。

中村
 それを体言しているのが河本さんだと思うんですけどね。

河本 そうなれる様には頑張りたいです。

中村
 さぁ、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は7月25日の放送となります。河本さん、ありがとうございました。

河本 ありがとうございました。

中村
 この番組は株式会社マインズの提供でお送りしました。

 

 

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