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こちらのブログではFM GENKI(ゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役社長
河本 尚吾
MC
FM GENKI パーソナリティー
中村 佐織さん
わくわくキャリア相談室「令和」最初の放送!「令和」はいったいどんな時代になると思いますか?
中村 さて、この番組としましては、平成が終わって、そして、令和最初の放送という事になるんですね、河本さん。
河本 おめでとうございます。
中村 本当に!こちらがおめでとうございます(笑)という感じがするんですけれども。・・・うちの社員がですね、ちょっと河本さんにお聞きしたいなという所がありまして。元号に合わせての時代の「流れ」とか、「変化」っていうのがあると思うんですが、彼曰く、彼のイメージとしては、昭和の時代は“猛烈”平成は“閉塞”。さて、令和は何でしょうか?と。河本さんの希望的なものでも結構ですし、予測でもいいんですけれども。
河本 まぁ、期待も込めてですけど、僕は、令和は“わくわく”の時代かなと思ってるんです。タイトル。この番組の。
中村 “わくわくキャリア相談室”
河本 はい。この“わくわく”が全てのキーワードになるんじゃないかなという風に思ってます。
中村 じゃぁ、この番組は、令和に向けて走ってきた様なものですね!
河本 そうです!やっと!時代が追いついてきたなって、思ってますね。
中村 平成っていうのは、河本さんにとってはどういうイメージをお持ちですか?
河本 「猛烈」とか「閉塞」とかっていう、社会とか、働き方っていうイメージだと思うんですけど、僕の場合の平成は「延命」って感じです。
中村 延命?
河本 本来終わらないといけないのに、無理矢理延ばしてたみたいな。「転換」を。そんな30年やったなという風に思ってます。インターネットが出てきた時代でもあるんで、そういったところではすごい盛り上がりましたし、全てが悪いとは思わないですけど。全体として、本当はもっと早くに、次のステージに行くべきだったのに、昭和のまんまやっちゃったなって感じがしますね。
中村 延命という事は、徐々に衰退していたという風な感じでしょうか?
河本 まぁ、色んなとこに無理が来ますよね、やっぱり。
中村 昭和のシステムのままだとって事ですね?
辻褄が合わなくなってきた!?昔からある「当たり前」というシステム
河本 そうですそうです。PTAとかも、専業主婦ありきのシステムだったのが、共働きなのに同じ様にやっても無理があるでしょ?っていう。すごくすごく当たり前の話が、もっと早く出来てたら良かったのに・・・、そういう話をさせないと言うか、しない空気と言うか、昔からあるから「当たり前」で、やらないといけないものみたいな。それが「責任」でしょ?みたいな。いやいや、ちょっともう一回考え直してもいいんじゃない?別に、いきなり止めるとかそういう話じゃなくてもいいけどっていう。
中村 論理的ではなく、辻褄も合わない所がいっぱいあったと。
河本 いっぱい出て来てたなと。企業もそうですし、働く側もそうですし。「良い大学行って、良い会社入ったら安泰」みたいなのって、終わった終わったって言われながらも、じゃぁ、そこからどれだけ抜け切れてるかって言うと、それを美徳としてるという所もあったりすると思うんで。
中村 企業は、その辺りも、ある程度見切りを付けていたりとかするんじゃないかなとか思うんですけど。逆に、学生さんとしては、良い大学に入った方がいいんじゃないかなっていう希望と言うか、期待はあったりするんじゃないですか?
河本 あります。優秀な学生さんは、いつの時代でも企業は必要なのでそれはあんまり問題じゃないんですけど。そうではない、とりあえずの人ですね。
中村 ええ。
河本 今、企業で働いていても、“とりあえず”働いてる。「惰性で」っていうのが、今後しんどくなるんだろうなという風に思いますね。
中村 ただ、昭和から平成にかけては、その昭和の名残を引きずって来た訳ですけど、平成の名残を今度は令和に向けて、まだ引きずっていく可能性もある訳ですよね?
河本 そうですね。
中村 どんどん下り坂になって行く。このまま・・・。
河本 変わりたくない人達も沢山居ますからね。
中村 そうですね。元号が変わったところで、人は変わらないですからね。いる人は(笑)
河本 そうですね(笑) 意識、マインドを変えない、変えたくない、色々あると思うんですけど。でも、じゃぁその閉塞感、結局、楽しかったのかなー生きてて。それが楽しかったならいいんですけど。まぁ、閉塞って出てくるくらいやから、何か息苦しかったとか、先が見えないとか。
中村 そうですね。
河本 窮屈だとか、色んな感じがあったんじゃないかなっていうのは思いますね。
中村 じゃぁ、その閉塞感とか、期待が持てないとかっていう部分を、これから“わくわく”に変えて行くにはどうすればいいんでしょうか?
窮屈感を「わくわく」に変えていくには?
河本 自分のやりたい事をやる!これに尽きるのかなと。
中村 自分のやりたい事をやる?
河本 それは、仕事だけじゃなくて、人生として。自分の人生を楽しむんですけど、その楽しむっていうのも、ただ単に楽して生きていくとかではなくて。
中村 キリギリス的ではなく?
河本 キリギリス的ではなく、どういったものに没頭したいんだろうとか、どういった事に興味があるんだろうとか、そういった好きな事とか、興味がある事をより掘り下げていったりとか、広げていったりとか、その中に仕事も入ってればいいですけど。仕事が好きな人はそれでいいですし、仕事以外にも好きを沢山見付けるっていう時代になるんじゃないんかなっていう。
中村 うーん。
河本 この言い方が正しいかどうかは分からないんですけど、「物差し」を変えようっていうのは、僕はよく言ってますけどね。
中村 それは、今までの常識とか概念を変えましょうっていう事ですか?
河本 いわゆる良いと言われてる、例えば、良い大学行って、良い会社入って、結婚して家建ててみたいな。これって社会が作った成功ですよ。
中村 はい。
河本 いわゆる、社会が作った幸せで、この人の幸せかどうかなんて分からないんですよ。それって、幸せとか価値、これに価値がある、これを楽しいと思うとかっていう様な、自分が本来持ってないといけないものを、社会とか世間に預けちゃってるんじゃないかなと思うんですよね。その物差しで全部計ろうとするので、人と比べるし、その物差しの上位の人と自分を比べるし・・・って言う様な。昭和はそれでも良かったのかも知れないですけど、僕は、平成になって、価値の時代に入っていくべきだったと思ってるんですけど。まだ、物差しを変えきれずに30年行っちゃったなと。
中村 うーん。
河本 このまま100年時代になるって事は、一人一人が自分の物差しを持って、価値判断していって、自分の幸せの為に努力していくっていう様な時代になると、好きな事が出来るんで。それを人にどうこう言われる筋合いも無いですしね。
中村 そうですね。
河本 じゃぁ、今度、好きな事がないとか、やりたい事がないとか、っていう課題が出て来るんですけど。小さい事からでもいいので、そういった物を変えていって、今までとは違う世界っていうものを作っていけば“わくわく”出来るんじゃないかなと。
中村 そうですね。今までの、もしかすると私の感覚も、もう既に昭和の感覚なのかも知れないんですけれども。世間一般の平均値の中に居れば安心っていう。中流っていう言葉もあったじゃないですか?そういう部分で、やっぱりこの概念っていうのは、なかなか変えられないのかなっていう所があるんですよね。
河本 やっぱり、ああいう時代って・・・、西洋アメリカに追いつけっていう。キャッチアップの時って、目標が結構明確だし、サクセスが分かり易いので、あんまり迷わないですよね。
中村 そうですね。
ポジティブリストからネガティブリストへの転換
河本 その戦後復興から考えると、実は事実正しいですし、みんな幸せになれますしね。相対的に分かりやすかったのかなと思うんですけど。
中村 逆に、今、選択肢がありすぎて、やりたい事をやったら?やろうってなっても、なかなか難しいのかなっていうところもありますよね?
河本 なので、自分自身を減点主義じゃなくて、加点主義で考えていった方がいいのかなっていう。減点主義って、100点からミスしたら引いていくでしょ?
中村 テストは普通そうですね。
河本 悪い事したら。
中村 学生の時なんかから既にそうですね。
河本 って事は、やって良い事が決まってて、それをその通りやれば良かったって事じゃないですか? じゃなくて、加点主義でいくと、0点スタートですからね。
中村 上は何点っていう決まり、上限が無い訳ですもんね。
河本 仮に100点が上限でもいいですけど、基本的に無しでもいいですしね。
中村 マイナスよりは、プラスになって行った方がいいですね!
河本 そうそうそう。ただ、今、何もしてなかったら0点なんです。すればするだけ加点されていく方が分かり易いし、楽しいっていう。
中村 確かに楽しい。
河本 今までは、どちらかって言うと、「ポジティブリスト」だったのかなっていう。やって良い事だけ書いてあるみたいな。それ以外はやっちゃダメ!みたいな。
中村 そうですね。
河本 人の目を見て話しましょうとか。挨拶をしましょうとか。学校でもそうですね。
中村 うんうんうん。
河本 じゃなくて、これからは、ネガティブリストの方が良いのかなって。
ネガティブリストとは?
中村 響きとしてはポジティブっていうのは、とても良い事に思いますが。そうではなく?ネガティブリスト?
河本 やってはいけない禁止事項だけ書いてある。例えばサッカーで、手使っちゃダメじゃないですか?
中村 はい。
河本 だから、足だけじゃなくて胸も使うし、頭も使うし、背中使っても良い訳ですし、使っちゃダメなのは手なんですよね。
中村 それ以外だったら何でもいいってなると、色んな事を考えますよね。
河本 そうそうそう。本来のゲームってそうじゃないと、UNOでもルール決まってますもんね。まあ、ローカルルールはあるかも知れないですけど。
中村 ええ。ええ。
河本 7枚やったら7枚。8枚やったらダメなんです。
中村 そうですね(笑)
河本 そういうゲームルール。禁止事項があって、その中で自由に競い合うから楽しいのであって見てる方もワクワクするし、やってる方もいっぱい頭使わなアカンし、いっぱい勉強せなアカンし。
中村 河本さんが以前からおっしゃる、ゲームルールっていうのはそういう事なんですね!
河本 そうですそうです!
「教育」や「老後」もまた転換期!?
中村 という事は、教育も変わっていかなければいけないと?
河本 と、僕は思いますけどね。
中村 教育を変えていくっていうのは、非常に難しそうですね。
河本 それは、すごい時間がかかるんで、またの機会が一番良いかなと思うんですけど。教育もポジティブリストでやってるとか、全部が逆転して、加点主義の社会になってるのに、減点主義で教育してたら、そりゃおかしい事になりますよね。
中村 そうですね(笑)
河本 でも、まだ社会では、全体的にはまだ減点主義なんですかね。会社とか、場所によっては全然違うんでしょうけども。
中村 うーん。
河本 「令和」というこの転換期をきっかけに、変わって行きましょうよ!っていうのは、良いキッカケになるんじゃないかな。
中村 じゃぁ、ここが踏ん張りどころって言うんでしょうかね?
河本 そうですね。このまま逆に変わらないと、貧富の格差はとてつもなく開くと思います。社会保障費がとてつもなく上がっていくと思うし、悲惨な事になると思います。
中村 怖いですね、そう考えると・・・。安穏としてられないと言うか。
河本 そんな中で、100歳まで生きなさいって言われてもね?そりゃしんどいですよ。
中村 しんどい…ですね。年金だって…っていう話ですからね。
河本 75歳とか80歳からとかになるんでしょうね。
中村 うーん。
河本 老後が無くなる訳ですからね。
中村 老後が無くなるっていうのが、これまたひとつのワードとして意識していないといけませんよね!
河本 そうそう!老後は無くなるのに、介護はあるんかも知れないですしね。
中村 って、当然なってきますよね。
河本 本当に組み直さないといけないと思いますね。健康寿命がとても大事になるんでしょうし。
中村 ワクワクする為には、楽しい事を見付けてやって行こうっていう事ですね?
河本 そうですね。
中村 って事は、自分から動かないといけないと。
河本 要するに自分が欲しい物、お金だったらお金でもいいんですけど、欲しい物の為に、徹底的に勉強したらいいんじゃないかなって思いますけどね。
中村 でも、“わくわく”というのが、令和のワードに河本さんから出てきたという事で、何かちょっと明るい気持ちになりましたね。
河本 ありがとうございます。
中村 さぁ、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は5月23日の放送となります。河本さん、ありがとうございました。
河本 ありがとうございました。
中村 この番組は株式会社マインズの提供でお送りしました。