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こちらのブログではFM GENKI(ゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
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メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役社長
河本 尚吾
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MC
FM GENKI パーソナリティー
中村 佐織さん
コミュニティ・仲間意識はどこから?
中村 最近、新しい猫ちゃんをお迎えしてメロメロだという(笑)
河本 超メロメロです(笑)
中村 幸せな時間ですよね。
河本 そうですね。当然、飼ったことも無かったので。
中村 あっ、そうですか。
河本 犬派やと思ってたんですけど。
中村 あっ、犬派やと思ってたのが、猫派になったと。
河本 そうそうそう。
中村 ここ、ディレクターもそうですけど、私も含め、3人共猫派。
河本 意外と自分が飼う前は、当然話題にしないので、話題にならないんですけど。猫の話をすると、周りに猫が好きな人がこんなにおったんやと(笑)
中村 あははは(笑)
河本 知らない事だらけだったなという勉強はあります。
中村 ひとつのコミュニティがすぐに出来ますからね。仲間意識で。
河本 そうそう。
中村 あははは(笑)ここもまたひとつの猫好きグループになりました!さぁ、という事で、今日はですね、先日もちょっとお話に出たんですけれども、“時間満足度”っていうワードが出ましたよね?これって、限られた時間の中で、どれだけ満足するかとか、楽しいかっていう事を考えればいいんですか?
河本 今、僕がイメージしてるのは、多分瞬間やと思います。時間って言っても一瞬の・・・。瞬間的な満足度っていうんですかね。
中村 達成感とはまた別ですか?
「楽しい瞬間」は多い方が良い!
河本 それも含めてです。そういった“時間満足度”っていう呼び方が一番良いのかどうか分かんないですけど。例えば『○○が楽しみやなー』って言ってる瞬間って、結構満足度高いと思うんですよ。『あの人と会うの嫌やなぁ…』って思ってる時は、低いと思うんですよ。
中村 うん…確かに…。会社に行くの嫌だなぁとかっていう時も?
河本 うん。低いと思います。「結果」っていうんじゃなくて、「時間」って色んな時間があるので、家族と一緒に居る時は高いとか、低いとかあると思うんですけど、それも、優先順位を付けるやり方って、日本の場合は多いと思うんですよ。家族が一番とか。
中村 うーん。
河本 そうじゃなくて、そういう満足が高いモノは、多い方が良いんじゃない?っていう。
中村 ジャンル問わず?
河本 ジャンル問わず。何の満足が自分が高いんかって、その指標であまり測る事なかったと思うんです。別に人とわざわざ比べるものでのないので、実は、ひとりでゲームしている時が好きなんだ、とかでもアリやと思うんですよ。でも、それは1個にしちゃダメなんじゃないかなって。いっぱいあった方が良いんやろなっていう。
中村 そうですね。
河本 それは、会社の中にもあった方が良いだろうし、家庭の中にもあった方が良いと思うし・・・、個人でもあった方が良いと思うし、何か別のコミュニティでもあった方が良いと思うし。っていう風に、色々幅を広げていった方が良いんじゃないかなって。
中村 じゃぁ、時間満足度を上げる為には、どうすればいいんでしょう?
河本 今、一生懸命考えてる最中なんですけど…(笑)まぁ、えっと~…未来にそういう状況が作れたらいいなって感じです。自分自身の。みんなそれぞれの。今じゃなくて。
中村 今じゃなくて未来に。という事は、今の現状は把握しないとダメですね。
河本 そうそうそう。未来に、そういう時間満足度が高い瞬間が多い人生にする為に、今何が出来るかみたいな。そういう視点で考えていくと、ちょっとは考えやすくなるのかなとは思ってるんですけど。
中村 確かに。今の自分がどういう状況で、どのくらい幸せに思ってるのかとか、時間の使い方もそうですけど、あんまり把握せずに、ぼんやりと毎日の事をこなしていってるっていう感じが私自身はするんですけど。
「他人からの評価」ヒトの目、気にしちゃいますよね・・・
河本 人と比べる事に、あまりにも慣れ過ぎてるって感じがあるかなっていう。
中村 あっ、それはね!どうやったら比べない様になるんでしょうかね?
河本 訓練しかないんじゃないですか。
中村 訓練…。
河本 どうしても、そういう要素は無くなる事はないかも知れないですけど、それが全てっていうのも疲れるなみたいな。画一的な価値基準。
中村 そうですよね。しんどいですよ確かに。ただ、世代的に相対評価で育ってきた世代なので・・・、競争っていう中で。
河本 まぁまぁ、そうですね。
中村 だから、「負け」っていう意識が凄くあるんですよね、どこかに常に。勉強終わって、卒業したところで、社会に出たとしても「勝ち負け」。
河本 うんうん。尺度としての時間満足度が、レールに乗った時間満足度にしか、認められなかったみたいな感じなのかなって思うんですよね。・・・そうじゃなくて、自分で勝手に好きなだけ増やしていいんやでってなったら、どうなるんだろうみたいな。
中村 うーん。
河本 っていうのを増やしていった方が、地域社会も含めて、アリなんじゃないかなと思って。
中村 確かに、人の目を気にしないとかっていう風に考えると、楽しい事はいっぱい増えるなって思いますね。
河本 そうそうそう。人の目って、人の“どんな目”を気にしてるのかなとか。
中村 うーん。考えたらそうなんですよね。何となく自分で思い込んでる所もあるのかも知れないですね。この人いつまで独身なんだろうとか(笑)そういう所もあるじゃないですか?生活の面、人生においてね。
河本 結婚…どっちでもいいと思うんですけどね。
中村 そうなんです。自分自身はそう思ってても、もしかしたら、この隣のおばさんは、心配してるんじゃないだろうかとか。まぁ、色んな事を考えるわけですよね。自分で狭めてるのかも知れないですね。
河本 うーん。まぁ、そういう社会やったっていうのは、事実あったと思うんですけど。例えば、結婚することが正しい、離婚することがダメだとかって、そういう基準って今後も要るのかな?みたいな。じゃぁ、それって年齢で判断せなアカンことなん?とか。100年時代に!?っていうと、無理が来てるような気がして。
中村 そうですね!
河本 じゃぁ、違う思考をした方が、そんなにストレスなく、わざわざそんな要らないストレス作らなくていいやんみたいな。
中村 うーん。
河本 疲れる!!(笑)
中村 疲れますね(笑)
河本 もっとやりたい事に没頭した方が、多分、ストレスフリーになるんじゃないかなって。
「時間の価値」を意識する
中村 100年時代って言われる様になったら、当然仕事をする、働く時間っていうのも長くなりますよね?
河本 合計は長くなると思います。長くなるんですけど、尚更、時間価値を意識した方がいいのかな?今の、未来の為に。80歳になっても、バリキャリで、今と同じ様な働き方が、可能かどうかは人によると思うんですけど、一般的にはなかなか難しいと思うんですよ。
中村 そうですね。
河本 でも多分、仕事はしたいと思う。要するに役に立ちたいとか、必要とされたいとか、活躍したいとか、何かしたいっていう動機は残ってると思うんですよ。それを、仕事を通して、それが出来ればいいと思うんですけど。
中村 今、なかなかまだ仕事というよりも、ボランティアの範疇しか、活躍の場がなかったりっていう事もありますよね。
河本 そうそう。しっかりと会社活動とかを通して、出来た方がいいと思うんですけど、それを邪魔してる要因っていうのは何なんだろうなって。そういう事を考えていくのも、大事な事なんじゃないんかなって思うんです。
「人生100年時代」“定年”の歴史と未来のカタチ
中村 定年っていうのは、どうでしょう?無くなりますかね?
河本 僕は無くなると思います。例えば、江戸時代は定年なんて無かったですからね。
中村 あっ、そっか。ほんまや!(笑)
河本 そうそうそう。無い時代の方が長いので。
中村 昭和に入ってからでしょうかね?高度成長期。
河本 戦前…明治の後半くらいやったかな。工業化と共に。年金制度とかが、整って来るのと同時くらいなので。
中村 そっか。でも、その時必要だったんですよね。どっかで線引きしないとっていう、年金制度なんか作る為には。
河本 そうですね。合ってるか分からないですけど、戦国時代とかの前って、兵士って言ったらいいんですかね?何て言ったらいいんでしょうね?
中村 武士?室町時代とか。
河本 足軽とか。戦になったら集まるじゃないですか?
中村 はい。
河本 あの人達はほぼ農民やったんですよ。
中村 あっ、そうですね。
河本 戦の時だけ駆り出されるのを、職業として軍人にしたのが、信長が初めてやみたいな。兼業じゃなくて専業。・・・という事は、それだけの経済力とか、出世も含めて、色んなマーケット作ったって事だと思うんですけど。
中村 ええ。
河本 多分、工業化と共に、兼業農家が、専門のサラリーマンとしてなっていくっていう事は、そういう定年とか、年金とか、そういったものとセットにして、専門的に工業化を進めていったみたいな感じなんかなっていう。工業化の次の時代に今なってるので、もう一回、言わば、「働き方改革」もそうですけど、専業っていうよりも、多様性を持って、兼業みたいな色々していく様な時代にまた戻るんじゃないかなみたいな。
中村 なるほど。
河本 じゃぁ、その準備をもう一回始める時に、何が邪魔になってるんかなみたいな事を考えていくといいのかなっていう風に思いました。今。(笑)
中村 あっ、今!?あはは(笑)話してる中で(笑)
河本 そうそうそう(笑)
中村 定年が無くなったら良い事の方が多いでしょうかね?
河本 良い事?そうですね。活躍の場は、人によっては大きく増えるんじゃないですかね。
中村 ただ、同じ会社でずっと居るっていう訳ではなくなる?
今後の会社の在り方・働き方はどうなるのでよう?
河本 なくなると思います。それは、この会社にも関わってるけど、他のこの会社にも関わってるとか。この会社には、このプロジェクトだけ関わってるとか。そういう風な、色んな関わり方になると思いますね。
中村 すごく効率的ですよね?社会にとっても。
河本 そうですそうです。それを出来る様にする為に、どういうマインドでいた方がいいのかが、多様性って僕は思ってるんですけど。ダイバーシティとか。例えば、20歳の人と80歳の人が、同じ職場で働くっていう事をイメージすると、どういう風に仕事を進めるべきなんやろうとか、どうやってコミュニケーションを取っていくんやろうとか。
中村 そうですね。
河本 育ちも文化も経験した事も、何もかも違うので。偉そうだからとか、年上だからとか、年寄りだからとか、若いから・・・とかっていうのは、今までの理由であって、これからの理由じゃなくなるんやろうなって。じゃないと、一緒には無理やと思いますね。
中村 ええ。ただ、その世代間ギャップをまとめていくのは、経営者、社長の大変なところでもあるんじゃないですかね。
河本 ただ、新しい文化にしていくっていう感じなのかなっていう。
中村 文化…。
河本 信じてるものも違う人ばかりが集まるでしょうし、外国人まで入って来たら尚更。
中村 そうですよね。
河本 何でしたっけ?あの…、性別とかの…何って言うんでしたっけ?
中村 “LGBT”ですね
河本 そう!“LGBT”。結婚してるかしてないかなんて、ほぼ意味無くなるじゃないですか。
中村 そうなってくるとね。河本さんのおっしゃる多様性っていう事ですもんね。
河本 そこに愛社精神をぶつけても、何か違う様な気がするんですよ。
中村 もう、そういうレベルじゃないんですね。
河本 はい。僕はそういう人達で、一緒に何かをする場合は、多分ビジョンしかないんじゃないかなって。
中村 ビジョン?
河本 そのビジョンを共感出来て、実現したいって思っている人同士じゃないと、話し合いが出来ないかなって。
中村 ビジョン=目標と考えてもいいんですか?
河本 目的でもいいですね。
中村 目的。共通の目的を持っていれば関係ないって事ですね。それぞれ個々の。
河本 その方がスッキリする。
中村 そうですね。スッキリまとまりましたね。何か分かり易い。ビジョンっていうキーワード。またこれからも出てくると思うんですけど、また改めて伺いたいと思います。
マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は5月9日の放送です。河本さん、ありがとうございました。
河本 ありがとうございました。
中村 この番組は株式会社マインズの提供でお送りしました。