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【第89回】マインズ企業理念“好奇心を持って働こう!”その為に必要な事とは?2019.1.10放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(ゲンキ)にて放送中のラジオ番組、マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

 

 

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役社長
河本 尚吾

 

 

MC

FM GENKI  パーソナリティー
中村 佐織さん 

 

 

 

「慣習」止めて初めて気が付く「文化」の存在

中村 さて、2019年最初の放送となります。今年も河本さん、よろしくお願いします。


河本
 よろしくお願いします。


中村
 年末は、河本さん『来年は年賀状出さへん!』と宣言をされて終わったっていう印象があるんですけれど実際にいかがでしたか?お正月は出されませんでしたか。


河本
 はい。出しませんでした。やっぱり結構勇気いりますね。


中村
 いりましたか?(笑)


河本
 いります!あと、頂いたのに返せないという心苦しさが結構あるなっていう申し訳ないみたいなのが・・・、すごく思いましたね。


中村
 次から復活するとかそういう事はありますか?


河本
 SNSで繋がってる人にはSNSで『明けましておめでとうございます』を伝えたりとか、直接会った人にはそれを伝えたりしたんですけど、平成を最後に僕も止めようと思ってるとかいう人は結構いましたね。


中村
 反応としては、賛成とかっていうのが多かったって感じですか?


河本
 『けしからん!!』って声は無かったですね(笑)


中村
 それでも、どうしても出したい!っていう人はいるみたいですけどね。宣言をしたところで、うちのディレクターは、“出したい人”“書きたい人”みたいで。そういう人もいるっていう感じでね。みんなでせーので止めれたら、それはそれでいいんでしょうけど。日本人気質としては、誰かが始めないとっていうところもありますからね。

 

河本 何かこういうのも文化なんだなって改めて思いましたね。


中村
 止めたことによって文化を感じた?


河本
 ちょっとうろ覚えですけど、辞書によると文化っていうのは、慣れ親しんだ生活様式とか、スタイル、風習を総称して文化って言うらしいんですけど、慣れ親しんでいるので、空気みたいに違和感がない訳です。それが文化だったって気付くのは、止めたり、変わったりしてからやっと気付くみたいな感覚になりました。良い勉強になりましたね。


中村
 例年とはちょっと違ったお正月をお迎えになったという感じでしょうかね。そして、会社としては、年度というのがある訳ですけれども、やっぱり新年というのは会社にとっても新しい年の始まりという事で、社長として河本さんは、何か訓示みたいなものは毎年されるんですか?


河本 うちが4月~3月なので、3月の終わりに次年度の方針みたいな形で、方針とかそういうメッセージとかは出しますね。


中村
 年明けには『今年は~』っていう、何かそういう事はお話にならないですか?

 

 

「無関心」からは何も生まれない

 

河本 『引き続き頑張りましょう!』みたいな。うちの企業理念って言うんですかね、物差しとなってる、自分達を表す言葉が“好奇心を持って働こう”っていうのが、我々のキャッチフレーズと言いますか、行動基準なので、そこを改めて自覚してやっていきましょうみたいな事はあります。


中村
 好奇心を持って働こうっていうのは、すごくキャッチーと言うか、素敵だなという風に思うんですが、実際にどういう風に好奇心を持っていけばいいんだろうって思いますよね。


河本
 そうですね。まぁ、僕が比較的好奇心旺盛っていうのもあるかも知れないんですけど。


中村
 確かに、型にはまらないとか、何でもやってみようとかっていう言葉は、河本さんからよくお聞きする様な気がしますね。


河本
 やった事ない事をやったりとか、変えてみたりしたらどうなるんやろうっていう所に、結構ドキドキしちゃうんですよね。ワクワクというか、どうなるんだろうみたいな。


中村
 あはは(笑)それってある意味、ギャンブラー体質とかそういう事ではないですか(笑)


河本
 それは分からないんですけども(笑)飽き性でもあるかも知れないので、ちょっと何とも言えないです。


中村
 常に動き続けるっていうところでしょうかね?


河本
 この言葉自体は、我々が雇用とか仕事を扱ってるので、言わば“労働”という言葉の対比みたいなイメージですかね。ただ単に、お給料貰ってその為にやってるっていうだけやったら、あまり面白くないじゃないですか。だったら好奇心っていうところを…、例えば、隣で働いてる人『何でこの人こんなに頑張ってるんやろう』とか、例えばサボってる先輩とかいたら、『何でこの人こんなにサボってるんやろう』とか、お客さんとかで『何でこの人こんなに怒ってるんやろう』とか、『何でこの作業が存在するんやろう』とか、『これ無かってもいいんちゃうん?』みたいな、そういう関心を持ってもらいながらやると、色々周りのものに興味が出てくると言いますか。


中村
 そうですね。


河本
 それの逆の、「無関心」はちょっと悲しいなっていう。
やっぱり隣の人と関わって、仕事以外の話もした方が、結局仕事の受け渡しってスムーズになるんで。困ってるなとか分かるので。結果的には助け合えるけど、双方が無関心だと絶対に成り立たないので。


中村
 何も生まれないですよね。


河本
 そうですね。仕事の大部分、人生の大部分を仕事に使うので、そこ無関心・無気力だと、結構豊かな人生にしにくいんじゃないかと思って。
仕事を通して、会社を通して、自分の人生を豊かにしていってもらいたいなっていうのがありますし、一緒に豊かにしていきたいなって思うので、うちは社内での行動を、これにメッセージとして掲げてるっていう感じですかね。


中村
 じゃぁ、好奇心=夢とか、そういう事に繋が、っていくって考えたらいいんでしょうかね?


河本
 ほんとはもう少し体系的に、好奇心は具体的にこういった物ですよ!っていうのを作っていかないといけないんですけど、まだそれが出来てないんですよ。うちもまだ未熟ですね。


中村
 そういう事でも、具体的に形にしていこうっていう様な試みもお考えなんですよね?

 

「好奇心を持って働こう!」

河本 そうですね。今月も幹部でまた合宿して、ビジョンですね。自分らがどういう風に今後目指していきたいのか、社会にどういった形で必要とされていこうとしたいのか、っていう様なそもそものやりたい事、もしくはどういう分野で活躍したいのかとか、どういう人に必要とされたいのかっていうのを話し合う場を一応作ろうとしてるんですけども。


中村
 合宿っていうのは、マインズさんでも新しい試みになるんですか?


河本
 そうですね。初ですね!


中村
 何か合宿っていうと割と厳しいというか、自己啓発だったりとか、そういうイメージがあるんですけれども、そういう感じではないんですね?


河本
 そういう感じではないです。まぁ、初めてですけど、緩く、出来るだけ無責任に発言できる環境って言うんですかね。


中村
 会社では出来ない事ですよね?


河本
 そうそうそう!気分を変えて。
僕自身も10年を超えて、創業時に掲げていた物をアップデートしたいなとは思ってたんです。去年も掲げてたんですけど、まだそこに魂が吹き込まれてないと言いますか…(笑)


中村 
器は出来たけれども、そこに魂をっていうアレですか?


河本
 自分自身でも本当に心の底からそう思えて、それの為に何を犠牲にしても頑張れるかみたいなとこまで入りきってないんで、やっぱりそこまで入り込みたいなっていうのもありますし。


中村 
河本さんの場合は、“ワンマン社長”と言うよりは、幹部の方と一緒に、共通の認識とか夢とかそういうものを持っていこうっていう、その辺を大切にされてるんですかね?


河本
 僕の場合は、自分一人で出来る事は、まぁ知れてると思ってるので。だから、みんなでやろうよっていう感じですかね。ひとりで出来ない事をするので、だから大きな夢の方が、みんなの力が必要ですし、みんな自身の個人の夢も会社の中で果たせれるんだったら、それが一番ベストかなって思うので。


中村
 そういう事をまずは幹部の皆さんの中で、具体的な言葉だったりとか形にして、そこから社員の皆さんに伝えていくっていう形ですかね?


河本
 そうですね。なかなか温度差もゼロじゃないですし、一回で全部が伝わるのも難しいですし。じゃぁ僕自身が、自分の感性なり思ってるイメージを、100%言語化出来てるかって言われたら「分かるやろ!?」ってなっちゃう節もありますし。それが一番ダメなんですけどね(笑)


中村
 わかります(笑)


河本
 僕も努力しますし、社員の人にも努力して欲しいし、結局は一緒に作り上げていくものかなって思います。


中村
 そういう“好奇心を持って働こう”という言葉を掲げているマインズさんですけれども、今年は合宿をまずは行って、もちろん会社の社員さん全員が、同じ夢に向かって進んでいくっていう、そういうところも最終的には目指していらっしゃると?


河本
 そうですね。そうありたいですね。

 

 

個々の夢、会社の夢

中村 個人ってそれぞれ夢があったり、モチベーションがそこまで上がってなかったりとか、色々あると思うんですよね。そういうのも上手くまとめていくっていう何か方法みたいなものはあるんでしょうか?


河本
 これ分かんないですけど、会社としてのビジョン・夢も大事ですし、各個人に戻ると、自分自身の人生としての夢とか目標とか、志みたいなものも大事やと思うので。


中村
 社内での売り上げとかっていう事ではなくて、人生ということですね?


河本
 そうですそうです。言い方変えると、僕自身も会社の代表としての夢もありますし、そりゃ当然個人としての夢もありますし、みんな自由でいいんじゃないかなっていう。出来るだけそれが連動してて、実現の方向に向かえるのが一番良いだけで、絶対に一個じゃないとダメって事はないと思うんです。


中村
 会社って大変ですよね。個々の夢も抱えつつ、会社の夢も持たなきゃいけないっていう。


河本
 そうですね。でも、なかったら結構ぞっとしません?


中村
 確かに怖いですけどね。実際そういう方向を向いてる会社がどれだけね…特に意識してない経営者の方っていうのもまだまだいらっしゃるんじゃないかと思うんですけれども。


河本
 その往々にして何て言うんですかね。例えば社長自身とか、上司の人自身が持ってる欲求、それが出世したい欲求だったりとか、
その欲求を共感して欲しいって部下になっちゃうので、部下の欲求を聞いてあげた方がいいかなと思います。


中村 
なるほど。という感じで今年もお送りして参ります。
さて、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は1月24日の放送となります。河本さん、ありがとうございました。


河本
 ありがとうございました。


中村
 この番組は株式会社マインズの提供でお送りしました。