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【第76回】セカンドキャリアについて。理想のライフスタイルを考えよう!2018.614放送

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

FM GENKI(ゲンキ)にて放送中のラジオ番組【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
出 演    株式会社マインズ代表 河本尚吾
聞き手    中村佐織さん(FM GENKIパーソナリティ)
提 供      株式会社マインズ

 

定年後の「セカンドキャリア」についてのご質問

中村 さぁ、河本さん。今日は47歳男性営業マンの方からのお悩み相談なんです。
『こんにちは!先日ついに老眼鏡デビューしました。自分もこういう歳になったんだなぁ…と実感しました。と同時に、急にこれからの事について不安を覚えました。この先定年後、僕はどうしたらよいのでしょう。セカンドキャリアについて何かアドバイスをいただけますでしょうか。今のうちに考えておくべき事はありますか?』という事なんですが。この方は、老眼鏡デビューした事によって、自分もこんな歳になったんだなぁと。そういう歳というか時期というのは、誰にでも来ると思うんですよね。

河本 はい。

中村 47歳だったらまだ若いし、「セカンドキャリアについて急に不安を覚えた」と言ってらっしゃるんですけれども。今人生長いじゃないですか。

河本 そうですね。「80歳くらいまでは元気で」っていうのがあるので。

中村 しかも仕事人生っていうのも、どんどん延びていますよね。

河本 アドバイスになるかどうかは分からないんですけども。「恐らく衰えた自分に何が出来るんだろか…」という漠然とした不安から、そういうものになるのかなぁという風に思うんです。

中村 そうですよね。定年ってこの方の場合だと、イメージ的には10年先の事を考えればいいって事なんですかね?

河本 定年というものは、その頃には65歳、もしくは70歳になっていると思うんですが。

中村 定年自体延長も?

河本 年金も延長されるんですけど。

中村 そうですよね。

河本 だからどちらにしろ、働き続けられる道を探して行く訳ですが、まぁそこにヒントがあると言いますか、「企業が雇ってくれないから自分が不安になる」っていうよりも、自分自身が自分の人生を、どの様に過ごしていきたいかっていうのを、考えるきっかけにすればいいんじゃないかなって思います。

中村 男性の場合だと、例えば独立するとか、転職するっていう色んな選択肢ありますよね。あとはもしかすると、ご結婚されていたら、お相手の方が働いて、自分は主夫として家事をするとかっていうのも、今後増えてくる老後のスタイルかもしれないなと思うんですね。

 

好奇心のまま動いてみる

河本 はい。どうしても生活していくにはお金かかります。本当に発想を変えたら、若い女性でも会社員を辞めて、県内の地方の村に一人で行って、ちゃんと資格を取って狩猟生活したりしてるんですよ。別に食べていけるんですよね。それは一人の話ですけど。どういったスキルがいるとかも関係ないですし、それは本人がそういうライフスタイルをしたかったからだと思うんです。

中村 はい。

河本 なので、世間体がどうとかじゃなくて、自分自身がどういう風な“人生”って言ったらちょっと重たいかもしれないですけど、ライフスタイルにしたいかとか、どういう物に興味があるかっていうのを、今のうちにボランティアでも構わないので、色んな所に好奇心のまま動いてみるっていうのが良いんじゃないかなって思います。

中村 定年まで今の職場に勤めあげる理由もないですよね?

河本 まぁ絶対に雇ってくれる保証っていうのも分からないですからね。

中村 そうですよね。

河本 それは企業からしても、雇いたくないっていう意味じゃなくて、将来の“不確実性”って言われてるんですけど、技術があまりにも進歩し過ぎると、10年後にどういう事業領域で、自社が仕事してるかっていうのが確定出来ない訳ですよ。そうすると、どういう風な人材を育てればいいのかっていうのも、昔みたいに40年50年スパンで見れるかっていうと分からない訳なんです。別に雇いたくないからとかじゃなくて、出来る事は出来るだけやるんだけれど、自分自身でも考えていってくださいね。っていうのが今なのかなという風に思いますね。

中村 河本さんご自身は、経営者でいらっしゃるという事で、言ってみれば、一生会社を支えてと言うか引っ張って行かなければいけないという、ある意味定年がない訳ですよね?

河本 はい。何とか「成長させていかないと。」というのが責任としてはあります。

中村 その“第二の人生”みたいなものは考えてみられた事あります?

河本 当然考えたこともありますが、欲張ってそういうのは全部やってみればいいんじゃないかと思っています。計画がないのはダメですけど、計画通り行くとも限らないので。会社の計画の中で、こうやって10年後FMゲンキで喋らせてもらえる計画なんて無かったですから。

中村 あはは(笑)そうですね。

河本 そうです、そうです。色んな活動の中にご縁があって、こういう形になっている訳なんで、それが分からないから頑張れるっていう発想なのかな、という風に思うんですけど。

中村 これから、今もそうですけど、高齢化社会になっていまして、ある程度の年齢になると体も衰えてきて、老眼鏡、目が辛いとか、足腰が辛いとかっていう歳になっても、働かなければいけないっていう時代も来るかもしれないじゃないですか?
そんな時に今“クラウドワーク”っていう言葉もありますよね?通勤電車に乗らなくても仕事が出来たりっていう、そういう時代も実際きているんですか?

河本 フリーランスとしてそういう働き方を選んでいる方も沢山います。ただ結局自分に何が出来るんだろうって考えちゃうと思うんですけど、今すでに働いてる訳なので、その間に何が出来るというか、自分が何がしたいかっていうのを考えた方が良いんじゃないかなっていう風に思います。

中村 そうですね。

 

ビジネスの色々なカタチ・可能性

河本 それが本当に趣味的な物でも、僕は全然良いと思うんです。

中村 そこから仕事になる可能性もありますよね?

河本 可能性あります。僕はインスタやらないですけど、インスタとかでフォロワー10万人とか20万人とかっていうのは凄いんでしょ?

中村 みたいですね…。私もインスタはあんまり…(笑)FMゲンキはやってますけど、そうですね、何十万人っていうのは凄いですよね。

河本 やらない人からしたら分かんないですけど、やってる経済圏の中では、フォロワーが多い、リツイートが多いっていう事自体は価値がある事だと思うんですね。

中村 確かに。私がフォローしてる、とあるご夫婦。結構お歳を召しているんですけども、そのご夫婦が、自分たちのファッションやコーディネートをいつもアップされているんですけど、それが物凄い世界的にお洒落だ!って事で広まって、ついにそのご夫婦の本が出たりとか、コーディネートをプロデュースした服が出たりとかっていう風に、最初趣味でやってた事が今ビジネスになっているっていう、そういう方もいらっしゃいますからね~。

河本 本当に今、物もサービスも、満ち溢れてる時代っていうのはよく言われてるじゃないですか?だからこそ、そういう物って生活に絶対いるのかって言われたら、要らない訳ですけど、必要なものが満ち溢れてる便利な時代だからこそ、そういった自由な個人の物が認められたりしていくような時代になってる訳なんで。ちょっと違うかもしれないですけど、今から20年前とかだったら、男でぬいぐるみ好きとか言うたら多分、マニアとか少数派だったんじゃないですかね。

中村 でしょうね。

河本 今はもう別に、「ガンダム好き!」と言っても、何か趣味っぽくなってる。

中村 アニメ好きな大人もいっぱいいますし、可愛い物が好きな男子もいますね。

 

広がる価値観の選択肢

河本 僕はガンダム興味ないですけど、ガンダムがとても好きな人達の中では、欲しかったらお金払ってでも買う訳ですから。自分が好きな物、もしくは、自分の周りの人が興味を持ってて、誘われて自分が行ってみるとか、そういうキッカケを沢山作っていけばいいんじゃないかなって思います。

中村 昔よりも、価値観とか、そういう物の選択肢は広がってるって事ですよね。

河本 広がってます!だから、そういった意味では自由になってきているんじゃないかなぁって思います。

中村 ただ、例えば冒頭に紹介した47歳の方の場合だと、昭和生まれでなかなか新しいスタイルっていうものに対しての「恐怖感」とか、「不安感」っていうのはあったりしますよね?

河本 そうですね。その「不安」っていうのは、分からない事から始まるみたいなんです。

中村 確かにそうですね。

 

不安感・抵抗感からの脱却

河本 だから調べればいいんです。それをしないと、ずっと不安なままになるので、あんまり体に良くないですよね。不安な状態を放って置く方が、体に良くないと思うので。不安が消えるまで調べればいいんじゃないかなぁって思います。

中村 そうですね。不安と抵抗感もあると思うんです。やっぱり、ビットコインでもそうだと思うんですけど、昭和世代の人は、形の無い物に対してよく分からないから最初から「受け入れない。」「見ない事にする!」くらいのところってありますよね。

河本 そうですね。時流って言うんですかね。ちょっと引いて見ると、金本位制だった時代って、確か100年も前じゃないですもんね。

中村 あっ、そうなんですか?

河本 そうです。金がベースにあって、紙幣はありましたけど、担保が金だった時代はつい最近まであった訳で、その担保が外れて紙幣になってから100年も経っていないんです。そう考えると、何かそんなに変化してもおかしくないよなって、紙幣が絶対じゃないよなっていう風に思えてくるんじゃないかなって。

中村 そう言われればそうなりますね。ただ形の無い物に対しての不安感みたいなものは、世代的にあったりするのかなっていうところはあると思うんですけども。

河本 はい。

中村 河本さんがおっしゃった様に、知らないで不安なら「知ればいい」という事ですよね?

河本 そうですね。調べるのは簡単なんで。

中村 そうですよね。そしてやっぱり、今から色んな事を考えて、トライして行くという事が大切だと。

河本 出来れば、いっぱい失敗した方がいいんじゃないかなって思いますね。

中村 今ほんとに、副業もオッケーな会社も増えてきていますしね。その中で見つけてもいいですし。

河本 そうです。失敗ってビットコインに失敗するとかそういう意味じゃないですけど。何か興味があるかなと思ったけど、実は無かったみたいなのとか…、そんなの繰り返してもいいと思うんですよ。

中村 なるほど。さぁ、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです

河本 ありがとうございました。

中村 この番組は株式会社マインズの提供でお送りしました。