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FM GENKI(ゲンキ)にて放送中のラジオ番組【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
出 演 株式会社マインズ代表 河本尚吾
聞き手 中村佐織さん(FM GENKIパーソナリティ)
提 供 株式会社マインズ
「面談」とは…「キャリアの確認」なんじゃないかな?
中村 今日は、個人的と言うか、うちのディレクターの個人的なお話からなんですけれども。ディレクターの管理職をされている奥様のお話なんですが。
河本 はい。
中村 やはり管理職として、部下と面談をしなければいけないそうなんですが、一体面談ってどういう事を聞けばいいんだと。その辺がよく分からないと。面談ってそもそも何なんだ?というところをちょっとお伺いしたいんです。すごくザックリとした質問なんですけれどもね。 そもそも面談っていうのは、会社の中でよく使われるというか、マインズさんでもされているとお聞きしますが、面談というのは何の為にするんですか?
河本 ひと言で言うと…“キャリアの確認”じゃないですかね
中村 キャリアの確認?
河本 はい。お互いの。
中村 お互いの?上司が部下に確認をするだけではなく?
河本 お互いに自分自身のキャリアを確認し合えばいいんです。
中村 その辺り、もうちょっと詳しく教えていただいてもいいですか?
河本 そのキャリアっていうのをどう捉えるかなんです。言葉は聞いた事あると思うんですけど、「キャリア」の意味って人それぞれだと思うんですよ。
中村 そうですね。自分が積んできたものとか、スキルだったり。
河本 人生と捉える場合もありますし。いわゆる出世の事を言う場合もありますし。職業人生、仕事人生っていう意味でのキャリアを一応言うようにしますけれども。仕事が全てとかそういう意味じゃなくて、結局仕事と人生が切っても切り離せない訳ですよね。
中村 ええ。
河本 友達同士が喋ってるのは面談って言わないですよね。
中村 確かにそうですね。
河本 夫婦の会話も面談って言わないですよね。
中村 「面談」と使うのは、やっぱり上下関係があって、そして組織の中でのみ発生するものですかね?
河本 僕が今パッて思い付いたのは、学校の三者面談とか。
中村 学校も「面談」って言いますね。
河本 主に何の話をするかって言うと、将来の話ですよ。それをキャリアと言うのであれば、それ(将来)の話ですよね。ただ、昔は学校で言うと、良い大学を出て良い会社に入ったら良いと。だから勉強しなさいと。シンプルだったんですが、今はそうじゃなくて、多様な人生・キャリアが創造出来ますもんね。
中村 はい。
河本 その多様なキャリアっていうものが、多様化してるのが今なので、それは会社においても一緒だと思うんです。どっちが偉いとか偉くないとか、凄いとか凄くないじゃなくて、自分がどれだけのキャリアを選べるのか、もしくはどういうキャリアを歩みたいのかっていうところを確認し合うっていう感じですかね。
マインズの面談スタイル
中村 では、例えばマインズさんの場合ですと、河本さんが社長として部下に面談をします。その場合に面談でお話をされる、聞かれる事っていうのはどういった事がありますか?
河本 どういう事がやりたいかとか、それに伴った働き方ですね。結局。
中村 やりたい事と働き方?
河本 はい。時間に制限がある人でも、やりたい事はある訳ですし、あとはそれが出来るのかどうか、会社の制度として可能なのかどうかを検討しますね。出来ない場合は、それにはこうしないと無理だとか、これなら出来ると思うよとか、そういうのを話し合っていく場にしてますね。
中村 とっても前向きですよね。
河本 そうですね。後ろ向きな面談は、言葉で言うと例えば「懲戒」とか。時にはしないといけない事なんでしょうけど、一般的な面談で、定期的に行われるものっていうのは、本来はキャリアに関する事だと思うんです。それが双方にとって一番良いんじゃないかな。
中村 私の中で面談っていうイメージは、その面談の日までにやってきた事を振り返って、反省だとか…、そういう事をさせられるのかなっていうイメージでした。
河本 それどっちかって言うと、人事評価とかそういう感じですね。その面談だったら、そういうのも入って来ますけども。いわゆる普通の面談っていう場合は、そういった事を確認し合うのが良いんじゃないかなっていう風に思います。
中村 それによって面談を受けた部下の方も、具体的なビジョンが見えてくるっていう事ですよね。
河本 そうですね。はい。一生ここで働きたいと思ってる人もいれば、そうじゃないと思ってる人もいるかもしれないですし。でも、これが善でこれが悪っていう考え方を、どんどん止めていけたらなと思いますね。それが“多様性”なんで。
中村 それも個性っていう言い方に置き換えますか?
河本 個性…と言うか多様性です。これもありだけど、これもあり。自分と同じじゃないと全部ダメっていうのが、そもそもちょっと無理があるんじゃないかなーと。
中村 それはあくまでも、会社のルールの中での多様性って事ですよね?
河本 これは話をする上での大前提、心構えですかね。 結婚する人生が良し、そうじゃない人生も良し。じゃないと個人の人権って守れないと思うんです。
中村 ええ。
河本 それを会社の場合だと、長く務めるのが良くて、そうじゃないのは悪いにしちゃうと、多様性の逆、偏りがすごい出てくる様な気がしますね。 自分がそう思うのは良いと思いますけど、そうじゃない別の意見もしっかりと受け入れるっていうのが、すごい大事なんじゃないかなと。だから確認なんですけど。
具体的な答えが返ってこない場合は自分のしたい事を言う!
中村 河本さんがそうやって何がしたいのかとかを聞かれると、答えは具体的に返って来ますか?
河本 もちろん返って来ない場合もあります。ただそういう場合は僕が言います。自分のしたい事を。
中村 河本さんの?
河本 はい。 『こうしたくてこう思ってるんだけど、どう思う?』っていう質問に対しては、意見が必ず返って来ますよ。
中村 それは面白いですね!
河本 まぁ、逆の立場で考えたら、そりゃ特に思ってない時もありますもんね。
中村 「現状が良い」という場合ありますよね。それが幸せな場合。何もやりたい事がない、今の状態で十分満足しているっていう。
河本 そうそう。それはそれで別に良いですしね。ただ、個別の欲求があるんだったら、そういったのを聞いたりとか。それによって今まで意識してなかった事とか、考えてなかった事とかを、少しでも気付くきっかけになったら。気付けばみんな考えますもんね。
中村 そういう面談って何だか良いですよね。自分が気付かなかったやりたい事を、具体的に言葉に出す事によって、更にこの会社でこういう風にしていこう!っていうアドバイスが貰えたりして。という事は、その会社で続けてやっていこうって事になるじゃないですか。
河本 そうですね。長く意欲高く続けてもらう為の中に、そういう満たす物がなかったら、物理的に無理ですもんね。
中村 だから、自分の事を考えると同時に、会社の事を一緒に考えていきましょう、会社の未来、そして自分の未来を一緒に考えていきましょう!っていう、すごく前向きな面談ですよね。
河本 はい。ちょっとネガティブな言い方したら、どうせ70歳くらいまで仕事しなきゃいけない訳ですよ。
中村 そうですね(笑)
河本 そしたらやっぱり、前向きに考えていった方が良いじゃないですか。どこの職場であれ、そこの会社であれ、社員としてどんな形であれ、仕事はしていく訳なので、じゃぁそこをどの様に自分はやっていくんだろうっていうのを考えていく。
『宝くじが当たったらな~』とかよく言いますけどねー。当たらないんでね(笑)
中村 あははは(笑)当たらない…ですね(笑)
河本 そりゃ、何万人に一人とかは当たりますけど。
中村 それを待っててもしょうがないですからね。
河本 そうそう。
中村 でも大体、自分がどうなりたいですか?と聞かれたら、まずお金じゃないかなっていう風に私は思うんですが、それだけではないんですか?先ほど多様性っておっしゃいましたけれども。
河本 いわゆる“幸せ”と思うもの、カッコ良く言うと“幸福感”って言った方が良いかもしれないし、“HAPPY”って言った方が良いかもしれないですけど、なんせそれって形の無いものじゃないですか。
中村 はい。
「幸せ」は社員と目指す!
河本 幸せは人それぞれって言う様に、ある人にとっては全然思わない事が、その人にとっては幸せだったりその逆もあったり。だからそれ自身を自分が何を思うのかっていうところを、自分で考えてみるっていうのは結構大事なんじゃないかなーと思いますけどね。
中村 実際そういうものを答えとして出される方もいらっしゃいますか?
河本 いや、答えとしてって言うか、僕自身も元々そこを目的に仕事をしているので。幸せになりたいから。ただ、一人ではなれないので…(笑)
中村 そうですね(笑)
河本 僕の場合は、うちの社員と一緒になっていけたらいいなと思ってるんです。まぁ、先方がどう思ってるかは、聞いてみないとアレなんですけど…(笑)
中村 あははは(笑)そこを面談で補うというか。
河本 意思表示は一応しますけど(笑)
中村 でもそれで部下の皆さんはやる気を出されるんじゃないですか?
河本 そうですね。出してもらえると嬉しいですね。
中村 河本さんの思いを聞くことによって、あっそうなんだっていう相互理解。
河本 そうですね。結局相互理解でしょうね。
中村 幸せになるには当然努力が必要ですよね。
河本 勉強が必要って感じじゃないですかね。習った事ないですもんね。
中村 学校ではそうですね。いわゆる勉強しか習ってないですね。
河本 世界平和とかは習いましたけどね。
中村 習いましたね(笑)そうじゃないんですよね!社会に出て会社の中にいると。
河本 そうです。当然そうなってくれたら、もちろん世界平和は良い事ですよ!
中村 良い事です。でもそれを考えるのは、また別の人が考えて…(笑)
河本 色んな事にエネルギーを燃やす人がいても良いのと一緒で、自分達が何を以て幸せなのかっていう。もしお金が全てなんやったら、本当にそこに行けばいいと思うんですけど、考えたらそれが全てではないっていうのを、ほとんどの人が分かると思うんですよ。
人生の設計図、具体的なビジョンの描き方
中村 ええ。その面談において、何をやりたいか、どうなっていきたいか、っていう事を聞かれているっていう事でちょっと思い出したのは、最近のメジャーリーグの大谷翔平君。
河本 すごいですよね!
中村 目標をメモリにして、人生を設計図みたいに書いてあったじゃないですか。あーいう具体的にビジョンにしていくって事が大切なのかなって思ったんですよね。
河本 そうですね。彼とかの場合は、どうなりたいかっていうのが先に強くあったので、そういうのが違うとこなのかなって思いましたけども。
中村 最終目標があって、それをする為には何が必要なのかっていうところですね。
河本 アスリートって呼んだらいいのか、プロ野球選手って呼んだらいいのか分からないですけど、「プロでこうなる!」っていうのがあったんだと思うんですよね。
中村 私もあれを見て、ちょっと具体的に、今からでも人生設計図を書いてみようかなって思いました。私達面談とか無いので。
河本 取り込んでみるのは良い事だと思います。
中村 そうですよね。何だか面白いなーという風に思いましたけれども。
河本 今まで何をやってきたかっていう棚卸にもなりますしね。
中村 整理するとか可視化するっていうのは大切ですよね。もう少し詳しい事は、マインズさんのホームページなどをご覧ください。
河本 よろしくお願いします。
中村 さぁ、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。河本さんありがとうございました。
河本 ありがとうございました。
中村 この番組は株式会社マインズの提供でお送りしました。