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こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役 会長 河本 尚吾
MC
FM GENKI パーソナリティー 脇 たまき さん
進む高級化
脇 さて、河本さん。今回もよろしくお願い致します。
河本 はい。よろしくお願いします。
脇 今日は3月14日という事で、明日が確定申告、所得税の方の締め切りになるんですけれども、私ギリギリセーフで入り込みまして(笑)
河本 あっ、ご苦労様でした(笑)
脇 ほんと大変でした~!もう一個インボイスは3月末まで猶予期間という事ですね。
河本 なるほど。
脇 ほんっと大変でした!
河本 そうですね。インボイスが入るは、こういう時期に嫌なニュースばかり流れますし。まあ、腹立ちますね。
脇 そうなんです…。そう思ってる方リスナーさんでも多いでしょうね。
河本 いや~これは口が悪いとか忖度とか抜きで普通に考えて「ちょっとこっちの気持ち考えて!」っていうのが。それなかったらどこで辻褄を合わすと言うか、どこを落としどころにするんだろうっていう位ちょっと異常事態かなっていう風に思いますけども。
脇 そうですよね。私もテレビ観ながら画面観ながら計算しながら「もー!!」てなってました(笑)
河本 行かれたんでしょ?
脇 行きました。会場に行ったら本当に沢山の方がいらっしゃってて。私と同じ払う側の人達がいらっしゃってて、この姿を見てテレビで会見してた政治家の方達はどう思われるんだろうって(笑)
河本 まあね~、一回は顔出して欲しいですね。まあ、来ないでしょうけど(笑)
脇 あははは(笑)ちゃんと私達は勿論、税金を納めなきゃいけないこれは義務なんですけど、やっぱりちゃんと使って欲しいって思います。
河本 せめてね。でも、まあ、いくら言っても伝わらないのでね(笑)悲しい事に。
脇 悲しいです…。
河本 いろんなものが崩れかかってきてる感じしますね。今までの建前と言うか。いわゆる政治家とは!?みたいな。え??っていう事ばかりが続いてるなっていう風に思って。じゃあ、子供達に何て教えたらいいのかなっていう(笑)そういうのがあふれてますね。
脇 子供もそういうニュースは見てますからね。
河本 だから、大人になって、どんな大人になるべきかとか、どうやって誰かの為にとかどんな仕事とか言っても全然説得力が無くなるというか。
脇 ですよね。「嘘付いちゃダメだよ」って教えても「え~だってこの人…」って言われちゃったら(笑)
河本 嘘だってバレても認めないじゃないですか!みたいな話になっちゃうのでね。
脇 はい…本当に辛いですね。
河本 モラルも教えられなくなるっていう(笑)どうしたらいいんだろうっていう。
脇 教育的にも良くないですよね(笑)
河本 良くないですね。悲しい事に。でも、やっぱり唯一思うのは、日本人って結構忘れやすいじゃないですか?
脇 あっ、そうなんですね。
河本 だから、メディアの報道がなくなったら、ふっと忘れちゃうので風化させないで欲しいなって。どこかでちゃんとケジメ付けて良い方向に向かう様な結末を迎えて欲しいなっていう風に思いますけどね。
脇 その為に私達も忘れないでおくっていう事ができる事であり大事な事ですよね。
河本 うん。派閥解消?30年前にも言ってたらしいですね。
脇 あっ、そうなんですか!?
河本 じゃあ、今回のも嘘か?ってなるじゃないですか(笑)
脇 そうなりますね(笑)とりあえず言っておいて~みたいな。
河本 それの繰り返しはもう嫌だなっていうのは普通に思いますけどね。
脇 私達もそれに気付かないといけないですね。
河本 そうですね。
脇 本当にどうしようもないなって。
河本 そうですね(笑)まあ、自分達で頑張っていきましょう!(笑)
脇 はい(笑)で、どうしようもないで言えば、ニュースに出てたんですけど、イカナゴの料金なんですけど、今はもう数年前から高級魚になっていますよね。イカナゴの新子漁が11日播磨灘で解禁されたっていうニュースが出てて、一籠当たりのお値段なんですけどお幾ら位だと思いますか?
河本 1万円位ですか?
脇 なんと、およそ17万円でございます!!
河本 え~…。
脇 今年イカナゴに付いた値段ですよ。これが今年林崎で過去最高値になりまして。去年はおよそ9万円だったんですって。
河本 それでも9万円ですか!?
脇 なので、今年は倍近くになっていて、どんどん獲れなくなってきてるんですよね。その漁の期間も始めてもすぐ終わるんです。
河本 居ないからね。
脇 そう。居ないからガソリン代とかが無駄に掛かっちゃうから、解禁したけどもう終わりますと。なので結果高級魚になってると。どんどんどんどん高級魚です。
河本 まあね、この辺りのご当地ですもんね。
脇 そうですよ。昔なんかはお隣さんとイカナゴのくぎ煮作って交換してってやってましたけど、もうそんなのできないです。
河本 いろんな所で獲れなくなってきてるっていうのは全国的な話だと思いますけど。イカナゴってこの播磨地域で身近なものまでそうなのかって思うと辛いですね。
脇 そうですね。海の環境とかも変わってきてるのかなって思いますけど。
河本 これはやっぱり田んぼもそうらしいんですけど、結局土じゃないですか?だから、同じものを作り続けたら、結局土が栄養が無くなって同じものができなくなるから土を入れ替えたりとか、いわゆる肥料ですとか、なんせ土を耕すと言いますか豊かにしていく努力をする訳ですよね。多分、それが海にも言えるんだと思うんですよ。
脇 ああ~。
河本 同じものをずーっと獲り続けてたら、それが次に育つだけの栄養みたいなものが無くなっていっちゃうんじゃないかなっていう。
脇 確かにそうかあ…。
河本 循環してるとはいえ、それは実際何を主成分として食べてるのかっていうのは分からない事の方が多いので。
脇 はい。
河本 何らかの影響はあるんだろうなと。だから永遠に獲れ続けるっていうのは今後はどこにもないんだろうなっていう風に思いますね。
脇 何か、播磨灘の海っていうのは、山の栄養が降りてきて播磨灘に溜まってるから良いものが獲れるっていう風に聞いてるんですけど、そうすると山の栄養もちょっと減ってきてるっていう事ですかね?
いいものには理由と付加価値がある
河本 いや、分からないですね。例えば、牡蠣でも今シーズンじゃなくて一年前のシーズンって凄い養殖が不作だったんですよ。
脇 あっ、そうなんですか!?
河本 今年は良いんですよ。
脇 あ~そういう流れがあるんですね。
河本 大漁、いっぱい獲れたっていうのでも毎年同じものが大漁かっていうと、今年はこれが大漁だけど去年は違うやつが大漁だったみたいな感じで、やっぱり何か循環してるのかなっていう風に思いますね。
脇 相手も生き物なのでね。毎年同じ結果出せって言われても困るよって牡蠣も思ってるのかも知れないですね。
河本 まあ、そうですね。その代わり違うものが付随して付いてきたりとか。そんな中でずっと人気で獲り続けてるものっていうのはなかなか復活は難しいのかなって。さんまとかもそうじゃないですか。
脇 そうですよね。
河本 アサリも実際昔はどこの砂浜にでもあったものが、やっぱりあれも獲り続けたんですかね(笑)
脇 皆が「わ~潮干狩りだあ」って獲り続けちゃったんですかね(笑)
河本 もう無いですもんね。
脇 潮干狩りとかも全然聞かないですもんね。
河本 そうです。じゃあ、復活するんですか?って言うとまたそれも違うみたいなので。
脇 自然にはなかなか難しいですか?
河本 そりゃ、一部では獲れるよ~っていうところは当然あると思うんですけども。昔と比べると何百分の一とか何万分の一みたいな形になっちゃってるので。
脇 アサリにしてみたら「人間のアンタ達が獲り過ぎたからでしょ?」ってね(笑)
河本 天然の物はね。
脇 人間が助けてあげないといけない部分っていうのはあるもかも知れないですね。
河本 あるのかも知れないですね。海の事は陸より分かってないので。
脇 そうですね~。
河本 でも、それをこう生活してる人からしたら大変ですもんね。
脇 そうですよ~。だから、よめないから本当に困ってらっしゃる方多いと思います。
さっきアサリの話が出たので、河本さんのアサリのお話もちょっとさせていただきたいんですけど。2月にふるさと納税で送って頂きましてありがとうございます。
河本 あっ、ありがとうございます!
脇 思ったんですけど、アサリの大きさ、殻自体の大きさが前回送った頂いた時より大きくなってたんですよ。
河本 そうですね。うちも国産で“さりひめ”っていう商品名を付けてるんですけども。さりひめと畜養と比べるとやっぱり国産の方がちょっとデカいんですよ。
脇 あっ、そうなんですか!
河本 はい。期間が長いからっていうのもあるのかも知れないですけど。やっぱり一回り大きいですね。それが特徴かなと思いますけど。
脇 前の時も大きかったんですよ。大きかったんですけど、今回もう一回り大きくなってて、手に乗せた時に本当にハマグリとまではいわないですけど、ハマグリのちょっと小さいくらいあって本当にアサリ?みたいな感じで(笑)普通よく世の中で言うのは、大きいと味が大味になるって言うじゃないですか?
河本 はいはい。
脇 なんですけど、食べてみたらそれどころかむちゃくちゃ密度が高い美味しいアサリの旨さがキュッと詰まってたんですよね。
河本 それもやっぱりこのシーズン終えてもっと大きくなるんですよ。なるものに関しては。
脇 そうですか!
河本 気持ち悪くなるまで大きくなるとさすがにちょっとね…味としては(笑)
脇 ハマグリまでいくとダメですか!?
河本 もうダメですね。
脇 今位が丁度いい?
河本 ちょうどいいですね。もうピークですね。サイズも味も。
脇 じゃあ、ちょうどいい頃に私は注文できたっていう事ですね!
河本 そうですね。
脇 嬉しい~。家に届くのって結構新鮮だったんですけどね、あれはどの位前に獲れたやつが家に届くんですか?
河本 えっとね、早くても2日前、ギリギリだったら1日前。
脇 そんなに新鮮なものが!
河本 ちょっと嵐とか波の都合で海に出れなかったら話にならないので、ちょっと余裕は見て2日前とか位になりますけども。まあ、だから凄い新鮮です。水槽で砂抜きしてますので。
脇 そう!それが凄く助かって砂抜きしてくださってるんですよね?
河本 そうです。
脇 アサリって何が大変って砂抜きが本当に大変なんですよ。
河本 アサリ好きな方もあのジャリが嫌いだっていう人はかなり多いんですけど。
脇 そうなんです…。
河本 あれ実はからくりとまでは言わないですけど、市販のスーパーで売ってるやつとかでもどうしても当たりがあるんですよね(笑)
脇 あります。1日暗闇に置いて抜いてもジャリっていう時あります。
河本 そうなんです。うちのも絶対にゼロですかって言われたらそうでもないですけど、限りなくゼロに近い理由は単純なんです。アサリが元気だからなんですよ。
脇 えー!元気なアサリは砂を吐くんですか?
河本 そうです。弱ってたり死にかけだったらやっぱり吐かないです。
脇 人間と一緒ですね。
河本 そうですそうです。だから環境的にも陸に揚げたけどもそのまま同じ海水でそのまま砂抜きするので元気なんですよ。だからちゃんと砂を吐くんです。
脇 へぇ~そうなんですね。
河本 スーパーで売ってるやつをさらに砂抜きしようとしても元気がないので、吐くっていってもどうしても残るんですよね。
脇 弱ってるからなんですね。
河本 そうです(笑)
脇 その点、河本さんのところのアサリは本当に身がピチピチしてパーンと張ってるんですよね。人間でいうところの肌ですよね(笑)
河本 そうですね。パンパンですね。
脇 はい。
河本 やり始めて分かった事ですけど、その砂は何で残るのかとか、そういう事かと(笑)でも、買う人からしたらそんなの分からないですよね。元気かどうかなんか(笑)
脇 はい。とにかく見た目で分かります!元気だ!っていうの。砂抜いてある!っていうのがすぐわかりました(笑)
河本 そういうところにしっかりと価値を付けていく。もしくは、そういった物をちゃんと守っていくっていうんですかね。それは我々は当然努力するんですけど、一次産業というか水産だけじゃなくて農業も含めて、ちゃんとした工法でやってて、ちゃんとした管理をやってるところっていうのには、ちゃんとそれを推進する様な仕組みを国の方も作って欲しいですけどね。
脇 確かにそうですよね~。
河本 偽装をいつまでも認め続けるとか(笑)輸入物と一緒くたにしちゃうとか。それをすると発展はないですね。より生産者は苦しくなる一方なので。
脇 頑張っていらっしゃる生産者の方っていっぱいいると思うので、そういったところにちゃんと細かく目を向けていただいて支援する様な形も作って欲しいですよね。
河本 うん。フランスとか良い例ですよね。ワインとかシャンパンとか文化をしっかり守る為にいろんな規格を作ってっていう。和牛ではでき始めてるんですけどね。
脇 そうなんですね。じゃあ、海産物の方にも是非助けていただきたいと思いますよね。
河本 そうですね(笑)
脇 マインズのわくわくキャリア相談室本日はこの辺りでお別れです。次回は3月28日の放送です。河本さん、ありがとうございました!
河本 はい。ありがとうございました。