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こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役 会長 河本 尚吾
MC
FM GENKI パーソナリティー 脇 たまき さん
失敗は成功のもと
脇 さて、河本さん。
河本 はい。
脇 今回のテーマが【あなたが一緒に働きたい人】というのをテーマにしようと思うんですけど。
河本 はいはい。
脇 4月になると新卒の社員さんも入ってくると思うんですね。どうなんでしょうか?新しい環境で、やっぱり入ってくる新卒の方も思いはいろいろとあると思うんですけれども。河本さんも会社で一緒に働きたい人っていうのはイメージとしてはありますか?
河本 ありますあります。逆に、一般的には皆さんはどういう風な人と一緒に働きたいってイメージしてるのかな?っていうのは知りたいところでもありますけどね。
脇 そうですね。私は一緒に働きたい人って、やっぱり上司とかそういうのをイメージするんですけど。前回の放送でもあったんですけど「目的をハッキリ持ってこういう道に行きましょう」っていう風に道を示してくれる、何の為に自分はこれをやってるのかを示してくれる人が一緒に働きたい人かなっていうのは感じます。
河本 実際上司だったらそうですね。
脇 ええ。
河本 でも、組織的なのは僕も専門なので言語化するのが仕事みたいなところもあるのでいろいろと考えたんですけど、自分自身の事も含めて。でも、やっぱり究極のところシンプルに「言動一致の人」がマストかなっていう(笑)言ってる事とやってる事が一致してる人。
脇 あ~。
河本 正しい事を言うとかじゃなくて、正しい事なんて誰でも言える訳ですよ(笑)
脇 そうですね(笑)理想の事を言えばいいので。
河本 それに行動が伴わない人が多い訳でしょ?綺麗ごとで終わったりとか。じゃなくて、言った事とその後の行動が一致してる人。ここが大事で、それでこそそういう人の言葉には重みが付いてくる訳ですよ。
脇 はい。
河本 だからこそ、この人が言うんだったらとか、この人が困ってるんだったらとか助けて欲しいんだったらとかっていう話になってくる訳で。それが一致してない人の言う事って軽いんですよね。
脇 はい(笑)信用もできないですもんね。
河本 どこを信用するの?っていう話になる訳ですよ。「言ってる事を信じてくれ」って言ったって、行動が伴わないのにどこを?っていう話でしょ?その最たる例が政治家ですよね。
脇 あははは(笑)今よく言われてますけどね。
河本 あれだけ言葉が軽い…(笑)誰が信じるの?っていう話じゃないですか。
脇 なかなか投票率も上がらないですもんね。
河本 まあ、そりゃそうですよね。それ自体がまた彼等の思うツボなんでしょうけども。
脇 なるほど。あまり上がって欲しくないっていうのがね。
河本 上がって欲しくないですよね。組織票を持ってるだけで解決できるから。そういうもんです。
脇 あー。そっかあ。それが日本の社会の仕組みにも繋がってきてるのかなっていう感じがしますね。
河本 まあ、僕らがそこを変える事はできないので。会社とか日常でどういう人とって言ったら、やっぱり言動一致してる人は逆に言うと応援もできるじゃないですか。
脇 はいはい。
河本 それが一致してない人は応援のしようがないですよね。っていう事は、自分自身も応援されたかったら信用して欲しかったら言動一致から入らないと。その結果失敗でもいいんですよ。
脇 失敗でもいいですか?
河本 いいですいいです。言って、やった。結果失敗した。これは構わないんですよ。
脇 そうですか。
河本 再チャレンジしたらいいだけなので。言った、失敗するからやらなかった。これはダメなんですよ。
脇 あ~そういう事ですか。
河本 そうそう。信用は得られないです。アドバイスもできないです(笑)
脇 そうですね(笑)
河本 っていう事は、周りの人は別に好きとか嫌いとかじゃなくて一緒に仕事をしようとはならないですよね。
脇 そうですよね。
河本 結局、どんな人と仕事がしたいかっていうのは、自分自身が変わる事によってでしか解決できないっていう事になってくるんですよね。
脇 回り回って結局自分?
河本 結局自分なんですよ。優しい上司が良いとかいろいろとあると思うんですけど(笑)
脇 はい(笑)
河本 そういう風にしていこうと思うと、自分が変わっていかないと、そういう結果を作って信用を重ねていかないとそういう自分の理想とする環境にはならないんですよね。それの逆が全部人のせいにして行って、自分は悪くないとかね。
脇 あー。でも、やりがちですよね。
河本 やりがちなんですよ。
脇 人はどうしても…。
河本 自分を変えるというのは、なかなか簡単なようでそこと向き合う辛さとかもありますからね。
脇 はい。それと悪気なくとか。気付かずにね。
河本 無意識とかね。
脇 それをちゃんと指摘してくれる人がいる環境っていうのは幸せだと思うし、指摘された時に素直にそれを受け入れる心を持ってるっていう事も大事ですよね。
河本 大事です。そこでひねくれたりね、腹立てたりしたって良くならないんですよ(笑)結局。だから、それを怒られて指摘されて腹立てたりとか、俺は悪くないって言ってもいいんですけど、その後の人生良くなりますか?って。言ってもならないんですよ。じゃあ、損するの誰ですか?って言うと貴方なんですよっていう。でも素直になれない…何でなんでしょうね。
脇 恐らく、その言われた方の人は自分にも言い分があって、これをするにはちゃんと自分なりの理由があるからっていう事で言い返すんだと思うんですけど。一回受け入れるっていう事が大事なんでしょうね。
河本 大事ですね。100点の人なんて世の中いないので。
脇 ええ。
河本 自分が変える恐怖っていうのもあるみたいなんですけど。でも、自分が思うだけじゃなくて、行動をちゃんと比較して欲しいなと。他人と比較するんじゃなくて、自分が言ってる事を本当にやってるかな?っていう。昔よりそれをできる様になってるかな?っていうところを見ていって欲しいなっていう風に思いますね。何かすぐ人と比べるでしょ?
脇 比べますね!
河本 比べてもしょうがないでしょ?
脇 あの人と比べて自分はどうだとか。
河本 別の人生なんですから。
脇 はい…(笑)
河本 そんな事より、自分を磨いた方が早い訳で。その為に労力とか時間を使って欲しいなっていう風に思いますね。他人を出し抜く為に使うんじゃなくて(笑)
脇 人間のさがみたいなところありますよね!人と比べちゃうとか。
河本 うん。だから、うちの人事理念っていうのも結局“人に応援される人になろう”というところに集約してるんですけど。
脇 ええ。
河本 誰だって応援されたら嬉しいですしね。「頑張れ~」って言って欲しいじゃないですか?
脇 はい。
河本 でも、その前に欲しがるばかりじゃなくて、まず自分が人を応援しないと。お互い様なので。じゃあ、どんな人を?って言うと、やっぱり言動一致の人を応援するべきだと思うんですよね。そうじゃない人をどうやって応援するの?っていう。
前回の競争社会の話じゃないですけど、例えとして正しいかどうか分からないですけど、徒競走で全力で走る。徒競走って全力で走るっていう前提があるじゃないですか?
脇 ええ。
河本 全力で走ってる人を順位は別として「頑張れ!」って応援できますよね。
脇 はい。
河本 タラタラ走ってる人を応援できないじゃないですか?
脇 できないです(笑)
河本 でも、「応援してくれ」って言われたらどうします?
脇 タラタラの人に?(笑)うーん。タラタラ応援するかも(笑)適当に言うみたいなのしかできないですね(笑)
河本 応援の仕様がないですね。
まずは行動を
脇 そうですね。こっちもそんなに力込められないですよね。
河本 そうそう。っていう事は、自分自身も応援されたかったら、やっぱり言ってる事とやってる事とかそういう事を一致させて行って、その結果が徒競走最下位でもいいじゃないですか。
脇 頑張った結果最下位でもね。
河本 っていう事を結果の前にその行動。
脇 はいはい。
河本 結果によっては、練習したり再チャレンジしたりすればいいので。一発成功なんか逆にそんなの無理ですよ(笑)
脇 そうですね~(笑)
河本 別に失敗したって死ぬ訳じゃないんですから。何回でも挑戦できるんですから。そっちのマインドの方が余程人には信用されたりとか、逆にいい人が集まってきたりすると思いますね。
脇 「失敗しても大丈夫だよ」って言って貰えたら、多分ビビらずにできるのかなとは思うんですけど。実際、そういう風に行ってくださる方はごく一部なのかも知れないですね。
河本 でも、失敗ってね、チャレンジがあるから失敗する訳じゃないですか?
脇 はい。
河本 失敗するなって何もするなっていうのと一緒ですからね。
脇 そうですよね!!
河本 言ってる事が矛盾しまくってるんですよね。だからまあ、失敗大いに結構!っていう感じですね。行動したんだからっていう。サボってたらダメですよ(笑)何も改善がないので。
あと、多分、自分の限界値が見えるのが潜在的に怖いとかもあるのかも知れないですね。
脇 あー。なるほど。
河本 だから本気にならないとかね。
脇 「やったらできるんだけど」っていう事がよくありますよね!!「私やったらできる子やねん」って。いつやったの?っていう(笑)
河本 失敗してもいいからやらないと限界値も上がらないので。いざという時にしかそういう能力も発揮できないのでね。やっぱり、自分に正直にというか、そういう事を大事にしてる人と一緒に仕事なり何かをする方がプラスαの経験とか成果になると思いますし、気持ちいいしそっちの方が楽しいかなっていう風にワクワクすると思いますね。
脇 限界突破!(笑)歌にもありますけど。
河本 自分の限界なんて分からないですよ。自分が一番分からないって思いますもん。
脇 やっぱり追い込まれないと分からないですか?
河本 分からないです。そんな漫画みたいに目に見えて技が見える訳じゃないので。
脇 そうですね。
河本 人それぞれだと思いますし。何かフワッとした事かも知れないですけど、結構、挨拶が大事だよっていうのと同じ位大事だと思いますね。自分の言動一致をさせて行くっていうのは。
脇 はいはい。
河本 まあ、受験勉強でも本当に受かりたくて一生懸命勉強という行動をした結果落ちてもそれは恥じゃないですよね。本気でやらない方が恥なはずなんですけども。
脇 そうですね。
河本 どっちかって言うと、意外と結果だけしか捕らわれないと言うか、プロセスはあまり評価されないと言うか。でも、その行動をしたチャレンジをしたっていうところに本当は価値があるはずなんですよ。
脇 そうですよね。無駄じゃないですよね。もし落ちたとしても。
河本 僕はやっぱり常に本気で行動できる人を採用して行きたいですね。
脇 いや~でも、河本さんみたいな上司がいらっしゃる会社だったらいいなっていう風に思います。
河本 いや(笑)まあ、勿論、僕も悪いところいっぱいありますよ。
脇 でも、私が経験してた時の上司は、「途中どんだけ努力してても結果が伴わないと意味がない」っていう人だったので(笑)
河本 それも一理あるんですよ。
脇 そうですか!?
河本 それも事実としてはその通りなんですけど。結果が伴わなかったら意味がないっていうのはまさにその通りなんです。ある意味。それと同時にっていう感じですかね。
脇 あ~。
河本 じゃないと、結果が伴わなかったら意味がないんですけど、ケースバイケースと言うか。じゃあ、結果が出なかったら全てダメなのかって言ったら改善ってないじゃないですか?
脇 そうですよね。
河本 そこで止まったらダメなんですよ。次は結果が出る様に何を変えるかとかそっちの方が大事なんですよ。
脇 ダメだったとしても?気持ちをもう一回振り絞って?
河本 気持ちというか本気でやるから結果が出なかった時に何が原因かが分かるんですよ。このやり方じゃダメだったのかとか、始めるのが遅かったのかとか。本気でやらなかったら何が原因か分からないでしょ?
脇 はい。そうですね。
河本 だから、改善して行けるんですよ。まあ、トヨタじゃないですけど改善ですよね(笑)
脇 あははは(笑)
河本 その前提で“PDCA”ってビジネス用語でよく聞くと思いますけど、それもこれが前提ですもんね。
脇 PDCA?
河本 はい。“Plan-Do-Check-Action”計画・実行・チェック・再チャレンジ。これをグルグル回しましょうよっていうのがあるんですけど。PDCAが一回じゃないんですよね。
脇 ずっと?
河本 ずっとやり続けるんですよね。
脇 そしたら会社も自分の仕事のレベルが上がって行く?
河本 そうそう。それの連続なので。ぶつ切りにしがちですけど、結構永続なんですよ。それでこそ、一年振り返るとだいぶ変わったなっていう風になる訳で。っていうそれは仕事の話ですけど。まあ、人生においても普通に当てはまると思いますし、人としても普通に当てはまるとは思うんですけど。
脇 はい。
河本 さっきのどっちかって言うと、ハッスルカルチャー的な考えかも知れないですけど(笑)
脇 はい(笑)いや、でも、大事な考え方ですよね!生きて行く上でも。
河本 うん。失敗は別に恥じゃない。
脇 そして言動一致ですね!私も耳が痛いところもあったので(笑)肝に銘じて行きたいと思います!ありがとうございます!
河本 はい(笑)
脇 マインズのわくわくキャリア相談室本日はこの辺りでお別れです。次回は3月14日の放送です。河本さん、ありがとうございました!
河本 はい。ありがとうございました。