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こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役 会長 河本 尚吾
MC
FM GENKI パーソナリティー 脇 たまき さん
皆さんは知ってますか?”チャットGPT”のこと
脇 さて、河本さん。今回はですね~、最近話題の“チャットGPT”?
河本 はい(笑)
脇 合ってますよね?(笑)
河本 合ってます合ってます(笑)
脇 これについて色々と教えていただきたいんですが。
河本 はい。まだ教えられるって言う程、僕も使いこなせてはないですけどね(笑)
脇 河本さんはもう入れてます?
河本 入れてます。
脇 あっ、早速!
河本 ただ、僕が入れてるのは3.5。無料のやつですね。
脇 ええ。
河本 チャットGPT4になってから、これだけ騒がれるようになったので。
脇 そうなんですか!?
河本 本当は4をちゃんと使うべきなんですけど。まだもう少し慣れてから、ある程度決めてから4を入れようかなと思ってる段階。そんなとこです。
脇 何か、チャットGPTが、企画書とかもそれで作れるとかっていう話ですよね?
河本 作れますね。条件設定をちゃんと言ってあげれば、すぐ出てきますね。
脇 あっ、そうなんですか!?その条件設定っていうのは、「○○に対する企画書を作ってください」とか?
河本 そうそう。それが商品なのかサービスなのかイベントなのか分からないですけど、その設定を言ってあげたら出てきます。
脇 試してみましたか?
河本 はい。だから、例えば、「地方の漁師が成功するストーリーを作ってください」とかね(笑)
脇 あっ!アサリの養殖!(笑)
河本 そうそうそう(笑)「アサリをどうやって売り出すか考えてください」とか。
脇 はい。何て答えて来られました?
河本 まぁ、「ある漁師が」とかね、色々と作るんですけど、ちょっと条件設定が少な過ぎるので。例えば“姫路の~”とか“元シェフの~”とか、それに付け足していく事によってちょっとずつストーリーが変わってきて。「いや、まだ足りないな」とか「まだ駄目だな」とかっていうのを、まぁ、言ったらチャットGPTと会話してるみたいな感じですかね。
脇 あー。なるほど。
河本 自分が満足できるまで、条件設定を続けていくみたいな感じなので。
脇 やってみて、「これは頼りがいあるな」と思いましたか?
河本 考える時間が大幅に減るだろうなと。しかも、誤字脱字とかを直すとか、文章を箇条書きに直すとか、要約するとか、そう言った事までできるので。間に挟む人っていうのが、もしかしたら減るかもしれないですね(笑)
脇 あっ、なるほど!人件費削減にはなるかもしれない?
河本 ホワイトカラーの領域なので、僕は全部が無くなるとは思えないですけど。営業は営業で残るでしょうし。ただ、企画っていう所とかデザインっていう所とか、もしくはコンサルとかっていう所っていうのは、その条件設定でだいぶ時間を短縮できるので、そこに時間を多く使っていた人っていうのは、それ以外の事って何ができるんですか?っていう様な話になってくるかもしれないですよね。
脇 あっ、なるほど。コンサルタントって、例えば会社のコンサルタントとかそういった事ですか?
河本 そうですそうです。
脇 それを、チャットGPTがやってくれるんですか?
河本 やってくれますね。まぁ、コンサルタントって課題解決じゃないですか?
脇 あー、今この商品があまり売れないとか、どうしたらいいだろうとか?
河本 そういった課題を解決するのにコンサルタントを頼む訳であって。まぁ、課題が分からないけどコンサル入れるってなると、課題を見つけてもらうってなると思うんですけど(笑)課題を見つけるのは、チャットGPTには不可能かもしれないですね(笑)
脇 そうですね(笑)
河本 課題が分かってるんだったら、チャットGPTに条件設定を入れるだけじゃないですか?
脇 例えば、「うちの会社は洋品店をやってるんだけど、全然売れない。どうしたらいい?」これじゃダメなんですよね?
河本 えーっと、回答は返って来ますけど、質問がフワッとしてるので回答もフワッとしてるっていう(笑)
脇 あははは(笑)
河本 ありきたりになっちゃうっていう(笑)あと、士業とかは大変なのかもしれないですね。
脇 士業っていうと何ですか?
河本 弁護士とか。
脇 あー、なるほど!税理士とか?
河本 税理士も全部じゃないですけど、多分、税理士さんとか弁護士さんに質問する訳じゃないですか?「こういう場合は法的にはどうですか?」法律なんて一番得意分野じゃないですか。
脇 そうですね。六法全書に則って。
河本 そう。範例も全部記憶できてる訳なので。こうですよっていう風に返って来ちゃうので。実際に裁判に行く事はできないですけど、日常の質問はチャットGPTの方がすぐ返ってくるかもしれないですね(笑)
脇 確かに、その分弁護士費用が抑えられるっていうのは大きいですよね?
河本 あり得ると思います。それに、税理士なり僕がもう一個やってる社労士なんかも、テンプレート的な物だったらすぐくれるでしょうし。要するに、質問の精度が高ければ高い程チャットGPTの回答が高いっていう事なので。
脇 じゃぁ、質問する側の質と言うか。
河本 質あります。
脇 ありますよね?(笑)
河本 それがフワッとしてると、何回やり取りしてもフワッとした回答になっちゃいますし、何回やり取りしても満足しないと思いますね。
脇 あ~。そうなんですね。
河本 ただ、全体的に論理的思考能力を言語として使えるかどうかなんですけど、それが論理的にちゃんと質問を順番に作っていけるかどうかなんですけど、学校でそんな事習わないですし。
脇 そうですね。
時代に合わせた能力を身に付ける
河本 どっちかって言うと、言葉っていうのを蔑ろにしてるような気もするので。条件設定をできる能力は“本を読む”が一番良いんですけどね。
脇 あー。なるほど。
河本 じゃないと身に付かないので。
脇 はい。言語力はね。
河本 そうそうそう。それが一番の訓練になります。
脇 本をとにかく沢山読む?
河本 そうですね。文章を。
脇 文章を読む?
河本 うん。そこからちゃんと「要するにこういう事だね」とか、自分の中の脳みそでその本を読んで感想なり理解を得る訳じゃないですか?これを繰り返すとやっぱり上がりますよね。
脇 この本が一体何を言いたかったのか、そのテーマとか自分の中で起承転結で。
河本 そうそう。その本から何を得たのかとか。
脇 はい。
河本 でも、今、僕もそうですけど動画が多いじゃないですか?
脇 多いです!
河本 僕は、YouTubeとかが出る前、紙の時代ですよね。めちゃくちゃ本読んでたので。
脇 あ~。何冊位ですか?
河本 いや~…小説とかも含めると500冊とか。
脇 うわっ、それは年間で!?
河本 いや、トータルで。年間で言っても20~30冊は。小説合わせたらそれ位いってたと思うんですけど。少なくても10冊位は小説以外の本を読んでたので。その蓄積があるからいいと思うんですけど、文章力なり理解力なり、適切な日本語で指示を出す力って上司に求められる力とほぼ一緒なので。
脇 あー!確かにそうですよね!
河本 その能力が培われてない、学校でも教えてないのでそれができない人が多い。なので、チャットGPTっていう技術革新があってもそれを使い熟せてるかどうかが大事なので。僕は、今の小学生、特に中学生くらいには、チャットGPTを使い熟す授業の方が余程本人の為になるだろうなと。結果的に質問力が上がるっていう事は、言語能力も上がるので。
脇 はい。そうですよね。
河本 あと、自分の目的とか意思を明確に言語によって伝える事を相手にもできる訳なので。感情論じゃなくて、論理的思考能力が育つと思うんですよ。それが一番社会に出ても為になるし、チャットGPTより先の技術があったとしても論理的思考能力は永遠にいるので。
脇 そうですね!
河本 丁度いいなと思うけど、まぁ絶対しないでしょうね。
脇 あははは(笑)だって今、読書感想文ですらチャットGPTが書いてくれる訳ですもんね?
河本 書いてくれますね(笑)だから、それを使うなとかじゃなくて、使う時代になんだから(笑)それを使ってどういった物を生み出せるか競争の方が面白いんじゃないの?って思いますけどね。
脇 うんうん。それを上手に使えるには、やっぱり人間の力、言語力っていう事ですよね?
河本 今のところそうですね。だから、多分デザインなんかも当然できてくると思うんですけど。それも指示を与えないと動かないので。「脳みそ勝手に覗いてやって」っていう訳にはいかないので(笑)
脇 そうですね(笑)
河本 結局そこかなと。だから、別に、今の人もこれからの人も使える人は使えるし、使えない人は使えないままかなと。
脇 今後は、結構それを使い熟す人と使い熟せない人との差が出てきそうですかね?
河本 まぁ、この“ググる”がだいぶ定着してるはずなんですけど、何かあったらすぐググって調べたりとか、それをちゃんと日常からする人っているじゃないですか?
脇 はい。私、しますね。
河本 でも、全くしない人もいるじゃないですか?
脇 しないですね。「そんな事をしちゃダメだ。自分の記憶で思い出せ。」って(笑)
河本 知れない事は知らないまま放って置くとかね。
脇 はい。いますね。
河本 その意味を調べないとかね。
脇 いますいます。
河本 じゃぁ、すぐググる人はチャットGPTでも同じ様にすぐ使い熟すと思うんですよ。
脇 そうですね。
河本 ググらない人はチャットGPTもしないんじゃないですか?(笑)面倒臭いって。
脇 ですよね(笑)確かに苦手意識持ってる人は一定数いらっしゃるでしょう。
河本 まぁ、必要と思わないんだったら、別に自由なんでね。ただ、AIって言うくらいなので、特定の部分においては人間を遥かに超える能力を発揮してくる訳なので。ポポポンっていう先に行くスピードがまた上がるんでしょうね。
脇 そうですね。それをうまく助けてもらえる存在になれば。
河本 そうですね。サービス的にはいろんな物がまた生まれるんだろうなって思いますし、楽しくもなるんでしょうけど。働く側に回ると、じゃぁ、今度要らないって言われないように、自分自身がどうすればいいんだろうなっていうのは結構多くの人が悩むと思うんですけど。僕は、結局人間力を磨くのが一番早いんじゃないかなと思うんですけどね。
人に必要とされる人・応援される人になるためには
脇 その人間力を磨く方法の一つとして、さっきおっしゃってた本を読むっていうのもありますか?
河本 それは当然、論理的思考能力の方なので。どちらかと言うと、人間力って、魅力とか、コミュニケーション能力とか、人に好かれるとか、人間臭い方ですよね。尊敬されるとか、この人ともっと一緒にいたいと思われるとか。それをどうやって磨くの?って話なんですけど(笑)
脇 どうやって磨いたらいいんですかね?
河本 うーん。僕は「魂を磨け!」って言いますけどね(笑)
脇 あー。それは前回もおっしゃってましたね。
河本 そうそうそう。それしか方法はないんじゃないかなっていう。どうやったら磨けるんだろう?って考えると、まぁ、善い行いをするとかね(笑)
脇 はい(笑)“得を積む”ですね。
河本 そうそうそう。
脇 それは、一つにはボランティアとかもおっしゃってましたよね?
河本 そうそう。色眼鏡で人を見ないとかね。
脇 うんうん。
河本 結局、そういうものの積み重ねっていうのが、魂は見えないかもしれないけど、その人のオーラと言うか、何らかの感じるものはあるんじゃないですか。多分。
脇 その自分が経験して来た事が、人を見た時に「この人どうかな」っていう勘に繋がるっていうかそういうのもやっぱり?
河本 あると思います。目付きとかね。
脇 あー!なるほど!
河本 まぁ、明るい顔した人と睨み付けてる人とどっちの方に居りたいかって言ったらねぇ(笑)何をするにしても、結局人と一緒にじゃないとできない事は多いので。自分一人で楽しむ事もあるんだろうけど、できれば仲間と楽しんだ方がね。ご飯を食べる事もそうじゃないですか?
脇 そうですね。楽しくなるし美味しくなるし。
河本 会話もそういうある程度一緒の方が、合うじゃないですか?
脇 はい。
河本 そしたら楽しい事尽くしだけど、そうなる努力をちゃんとしていきましょうって感じなのかなーっていう。
脇 うーん。
河本 じゃぁ、結局、人に必要とされる限り仕事は必ずあると思うので。うちの人事理念でもある“人に応援される人になろう”か。その前には必要とされないといけないし、自分も応援できないといけないしっていう様な話になってくる。その“得を積む”こういったフワッとした話かもしれないですけど(笑)結局はそれの繰り返しによって、信用とか信頼とかが付いて いろんな情報なり仕事なり最終的にはお金なりっていう所になってくるんじゃないかなーっていう。より“人として”っていう所が大事になってくるんじゃないかなっていう風に思いますけどね。
脇 やっぱり、信用とか信頼ってお金で買えないですもんね。
河本 買えないですね~。
脇 それで一回失うとお金ってまた儲ければいいですけど、一回失った信頼ってなかなか取り戻せないですもんね。
河本 取り戻せないですね~。失くすの簡単だけど積み上げるのめっちゃ大変ですよね。
脇 あははは(笑)
河本 ちゃんと信用を積んでる人ってそれが簡単に無くなるような事しないですからね。
脇 そうですよね。ちゃんと分かってるからね。
河本 そう。だから、やっぱり行動も変わってくるだろうし、ちゃんと付き合う人も変わってくるだろうし、お互いそれが分かってる人同士でちゃんとやってないとっていう話だと思うんです。あっ、時間!?(笑)
脇 あっ、そうですね(笑)あのチャットGPTの話から始まりましたけど、結局は人間の力っていうのが大事で根幹にあるっていう事で。
河本 僕はそう思いますね。
脇 何かちょっと安心しました(笑)ありがとうございました。
河本 まぁ、分からないですけどね。
脇 あははは(笑)マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。河本さん、ありがとうございました!
河本 ありがとうございました。