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こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。
■放送日時 第2・4木曜日 9:29~9:49
■提 供 株式会社マインズ
メインスピーカー
株式会社マインズ 代表取締役 会長 河本 尚吾
MC
FM GENKI パーソナリティー 脇 たまき さん
“五月病”について
脇 さぁ、今日は5月の11日ということで、河本さんGWが明けてしばらく経ってるんですけれども。
河本 はいはい。
脇 ちょうどこのくらいの時期ですか“五月病”と。
河本 まぁ、よくね。最近はあまり聞かないですけど。まぁ、見てないだけかもしれないですけど(笑)今もやっぱりそう言うんですかね?
脇 そうですね。最近は少なくなってきたかなと思うんですけど、でも、症状としてはやっぱりあるのかなーという感じがするんですけど。
河本 まぁ、そうですね。
脇 4月に新入社員だったりとか新しい学校に入って、頑張って4月中は馴染もうとする訳ですけど、長期休暇に入って、そこでまたちょっと「あぁ…また新しく出ていくのがちょっとしんどいな…」っていう病気だと私は認識してるんですけど(笑)
河本 そうですね(笑)多分、GWで完全にスイッチをオフにしちゃってるんでしょうね。
脇 そうですね。
河本 またオンにするのがしんどいんでしょうね。
脇 やっぱり、こう会社でもそういう人っているんでしょうね?
河本 まぁ、いるんでしょうね。なんせ新卒とか新人に多いんでしょうね。
脇 そうですね。河本さんもご自身が会社員時代はそういう経験はなかったですか?
河本 僕は全くないですね(笑)
脇 あははは(笑)性格的なものかもしれないですけど(笑)
河本 かもしれないですね(笑)長期休暇はやっぱりソワソワしますね。
脇 どういうふうに?
河本 何か、こんなに休んでていいんかな?みたいな。
脇 あー。仕事してないことがっていうことですか?
河本 まぁ、それもダメなんでしょうけど、僕の場合は結構ソワソワするっていう。まぁ、だから本当はヨーロッパとか旅行に行ってみたいですけど、10日とか休まないとダメじゃないですか。
脇 そうですね。
河本 ソワソワするんだろうなとか思いながら(笑)
脇 どうなってるんだろう…みたいな(笑)
河本 うん…慣れてないっていうのはありますね。
脇 あー。日本人は基本的にそういう人が多いかもしれないですよね。
河本 慣れていかないとダメなんでしょうけどね。
脇 うーん。結構外国の方はゆっくりとね。
河本 学生時代はね、夏休みとか40日しっかり休めたんですけどね(笑)
脇 はい!満喫できました(笑)
河本 社会に出るとちょっと違いますね。
脇 まぁ、置かれてる立場っていうのも違ってきてるからだとは思うんですけどね。
河本 うんうん。そうですね。
脇 休みが明けてですね、ちょっと心の病であったりとか、そういうのになる方も多いって聞いてるんですけど、日本ではそれでなくても昔よりも心の病に罹っている人の人数が増えてるってニュースでもやってましたよね。
河本 増えてるんですか?これね、絶対におかしいと思うんですよね。人口減ってるのに病気増えてるって何かおかしくないですか?
脇 そうですよね。割合的にどういうことなんでしょう?
河本 便利になればなる程増えていってるっていうのも何か変ですし、精神病患者なんかは世界で一番多いとか言いますし。
脇 え!?そうなんですか!?
河本 どこまでを含むかにもよるんでしょうけど。ちょっと何かこの数年、コロナ前位からそうだと思うんですけど、多分コロナで余計に加速したんだと思うんですけど。
脇 あー。
河本 あれだけ“ステイホーム”みたいなことを言われたら、余計に悩んじゃう人が増えてるんじゃないかなっていう。それに対する処方箋的な物が、薬とかだと根本解決にはなってないんじゃないかなっていうのは感じますね。
脇 人との触れ合いとかであったりとか、人に言って貰う言葉で救われることとかもありますもんね。
河本 当然そういうのもありますし、どうしようもなく自分に自信がなかったり、どうしようもなく自分のことが嫌になったり、嫌いになったりっていう。実は、僕も20代の時に経験があるんですけど。
脇 えーそうなんですか!?
河本 はい。やっぱり、全ての物事が上手くいかなくて、チャレンジしても失敗して、やっぱり自分に自信がなかったり、自分のことをとことん嫌いだったりとか打ちのめされた時に、やっぱり自分の存在意義みたいなものを見失ってた時なんですよね。
脇 あー。それちょっと危ない時期でもありますよね。
河本 そう…。「何で俺ってこんなんなんだろう」みたいな。「何てダメな奴なんだ」みたいな。
脇 自己否定しちゃうんですね?
河本 そう。自己否定ですね。やっぱりそれの延長線上でドーンと気持ちが落ちたりとか、誰とも会いたくなくなったりとか。
脇 引き籠っちゃったりとか?
河本 うん。幸い、僕の場合は、何とか周りの手助けもあって自分で立ち上がることができたから良かったですけど。
脇 あぁ…そうなんですね。
河本 それは本人にしか分からない苦しみがね。まぁ、五月病でここまで言うのはちょっと大袈裟かもしれないですけど(笑)
脇 まぁ、でも、延長線上にはあるかもしれないですもんね。
河本 その病気に対する認識の対処法っていうんですかね?メンタルに対する対処法っていうのを、欧米の医学だけじゃなくて、本来の日本的な学び方っていうのも体得しておくほうがいいんだろうなーっていうのを改めて思いましたね。
脇 日本的な学び方っていうのはどういう?
河本 うんと…僕が立ち直った理由っていうのも、親だったり友達だったりにこれ以上迷惑掛けられないなっていう。
脇 あぁ…なるほど。
河本 要するに、自分の為だけに動いてる訳ではないので。っていうことに気が付くのに時間が掛かった訳ですけど(笑)じゃあ、親にこれ以上迷惑掛けられないなって思えるかどうかじゃないですか?
脇 そうですね。そこに気付けるか。
河本 「何で自分が生きてるんだろう」ってね。自殺が多いっていうのも悲しい話なんですけど。今また増えてるじゃないですか?
脇 うん…増えてますね。小学生とかでもいるって聞くので。
河本 だから、自分自身も、最近特に色々歴史のこととか勉強して思うんですけど、昔々、何千年も前からずーっと紡いできてる訳じゃないですか?何千年も。その結果自分がいる訳で。それを「何で?」って言ったって「それは先人たちの意思でしょ」っていう。
脇 あぁ、なるほど。
河本 親がどうこうもあるけど、やっぱりその意思をちゃんと継いで、それをまた次の誰かに渡していくでいいやんみたいな。なのに、例えば、教えられてるのは就職に失敗したとか、転職に失敗した、受験に失敗したとか。要するに、他人との競争が引き金になってることが多い訳じゃないですか?
脇 あー。でも、言ってみたらそうですねー。
河本 やっぱり、その教え方自体が間違ってるんだろうなと。他人のこととかシステムのことなんかじゃなくて、ちゃんと自分自身が自分と向き合って自分のやりたいことをやっていける、その為の努力は必要だと思うんですけど。
脇 はい。
河本 それで失敗したってその後やり直せばいいだけだし、要するに、「他人に評価されることを気にしろ」と教えられてるようなもので(笑)
脇 あははは(笑)
“過去と他人は変えられないけど自分と未来は変えられる”
河本 「他人と違うことをするな」というふうに教えられてるようなもので。そこに多分苦しさはあるけど表現できないから、誰も分かってくれないからっていうのがあるんじゃないかなっていう。もっと他人のことより自分のことを気にしたほうがいいのになっていうふうに思いますね。何かDNA的に言うと、日本人が民族の中で一番混血してるらしいんですよ。
脇 あっ、一番いろんな人種が混ざってるっていうことですか?
河本 そうそう。だから、お酒飲めない人もいれば飲める人もいたりとか。
脇 あっ、そうですね。
河本 そうそうそう。背の高い人もいれば低い人もいて多種多様じゃないですか?
脇 顔立ちも結構いろんなね。
河本 バラバラです。何か欧米系っぽい人もいれば、のべっとした人もいたりとか。他の民族ってもう少し均一なんですよ。
脇 確かにそうですね。
河本 それだけ混ざってるっていうことは、それだけいろんな文化を受け入れてきたっていうことだと思うんですよね。
脇 はい。
河本 それだけ多様性があったんだと思うんですよ。でも、今どうですか?っていうと逆じゃないですか?
脇 ちょっと排除する?
河本 こうじゃないとダメとか。
脇 あー。確かに。
河本 マスクしてないとダメみたいな。
脇 あははは(笑)
河本 だから、やっぱり昔からの歴史とか文化とか価値観とかを教えてないから不安になったりとか、存在意義を見失ったりとか、何かになるんじゃないかなーって。自分自身が勉強して経験もあるから余計にそう思いますね。
脇 あー、なるほど。河本さんはいろんな経験もされているので、そこからそういうふうな考え方に至ったというか。
河本 そうですね。エネルギーの使うところをもしかしたら間違えてるんじゃないかなっていう。
脇 もっと自分のことにエネルギーを使ったほうがいいですよね。
河本 そうですね。自分の座右の銘じゃないけど、自分ことわざでは“過去と他人は変えられないけど自分と未来は変えられる”と。
脇 おー。“過去を他人は変えられないけど自分と未来は変えられる”確かに…。
河本 過去は変えられないじゃないですか?終わったことだから。あとは、それを糧にするのは未来を変えることになるじゃないですか?でも、過去は変えられないので。あと、僕は他人も変えられないと思うんですよ(笑)
脇 あははは(笑)「変わって~!」ってお願いして、「変わるよ」って言ってくれる人もいますけど、変わってくれない…(笑)
河本 そうそうそう(笑)いや~絶対皆経験あると思いますけど、他人を変えようとして失敗した経験は(笑)
脇 あります!(笑)そしてガックリするっていうね。
河本 そうそう(笑)変わらない。だから、そこにエネルギーを割くんじゃなくて、自分が変わることによって良い影響を与えることにエネルギーを注いだほうが余程良いんじゃないかなっていう。なので、そっちにエネルギーを使うようにしてます。直接的に他人を変えようとするんじゃなくて、自分自身が変わって成長したり大きくなったりすることによって、良い影響を与えていくというか、そのほうがプラスだし振り回されずに済みますし(笑)
脇 確かに(笑)余計なところにエネルギーを使わずに済みますよね。
河本 そう。だから、人のことを必要以上に気にしない。人にどう思われてるかとか、それで文句ギャーギャー言ってくる人とは付き合いしなくていいんじゃないかな。合わないんだから(笑)
脇 あははは(笑)
河本 ちゃんと自分自身がこうだっていうのをちゃんと受け入れてくれる人達だったら自分も受け入れるじゃないですか?否定ばかりされたら鬱陶しいでしょ?喋りたくないわってなるので。
脇 確かに…なります(笑)
河本 逆に人気者になろうって思うならあまり人のことを否定しないほうがいいっていうことなんですけど。
脇 簡単ですけどね(笑)でも、人に迷惑をかけるのはダメですけど、自分がやりたいことがあるんであったらそれで嫌われたって別にいいんじゃないかっていう。
河本 うん。良いと思いますよ。
脇 ですよね。
河本 嫌われる、要するに同調圧力の逆ですよね。その同調圧力をうまく自分の目的の為に利用する人達も結構いるので。「常識でしょ」とか。
脇 あっ、なるほどね。
河本 正義とか常識とか正しいとか間違ってるとか、その判断基準はその人の判断基準であって、自分自身の人生の判断基準は別に自分が持てばいいだけであって、それを他人が持つことのほうがおかしいと僕は思うので。ルールは守らないといけないと思いますけど。違法行為とかそんなんはダメですけど(笑)
脇 あははは(笑)
河本 そんなの以外は主体的に自分自身の人生を謳歌して楽しめばいいんじゃないかなっていう。
脇 それが先祖から培われてきた、引き継いできた魂をまた自分の魂にして未来に繋げていくっていうことにも繋がりますよね?
河本 結局、魂が一番大事なんじゃないですかね。
脇 魂?(笑)
河本 見えないですけど、明らかに意思が働いてて、今の親、お爺ちゃんお婆ちゃんを遡ったら何万ってなるじゃないですか?その小さな意思かもしれないですけど、それの結果が今じゃないですか?
脇 ええ。
河本 これを別に血として子供とかっていう意味じゃなくて、魂として他の人の人生の一部に良い影響を与えられたら、それで自分自身も肉体は死ぬけど魂がちゃんと残っていくんじゃないかなっていう。その時に「お前の魂なんか要らないわ」って言われないようにね(笑)
脇 あははは(笑)確かにそれは悲しいしね(笑)
河本 悲しいでしょ?(笑)会社でも最近よく言いますけど「魂を磨け」と。「ちゃんと磨いて輝かしておけ」というふうな言い方はしてますけど。
脇 あー。
河本 逆に見えないから「変な宗教なんじゃない?」とかすぐそんな入り方になるかもしれないですけど。でも、人の繋がりだって見えないですもんね。
脇 そうですよね。なるほど。
河本 と思います(笑)
脇 何か、生きてる意味が見えてきたような気がします(笑)ありがとうございます!
河本 はい(笑)
脇 マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。河本さん、ありがとうございました!
河本 ありがとうございました。