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【第189回】人はなぜ会社を辞めるのか? 2023.3.23放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

 

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役 会長 河本 尚吾

MC

FM GENKI  パーソナリティー 脇 たまき さん 

 

新しい会社の捉え方

  さて、河本さん。

河本 はい。

  早速なんですけれども、本題に入る前に、貝!アサリ!美味しかったです~!!

河本 ありがとうございます!

  “シェフの貝どころ”買わせていただきまして。

河本 ありがとうございます。やっと今年からネットで買えるようにできたので。

  ねっ!何かすごくパッケージもお洒落で、人にお贈りするのにもピッタリじゃないかなと思ったんですよ。

河本 そうですね。地元で誰かお世話になった人とか、身内とかに贈る時に何を贈ったらいいか結構迷うじゃないですか?

  はいはい。

河本 だから、そういう時に丁度良いかなと。喜んでもらえるし贈られた側も。アサリなんてあまり贈る対象にならないじゃないですか?

  あっ、そうですね!意外とないですもんね!

河本 そう。なので、そういうものに使って欲しいなと。当然家で食べてもらうのもひとつですけども。

  私、酒蒸しにしたんですけど、ちょっとキャベツを入れてね。殻に身がパンパンに入ってるんですよ!

河本 そうそう。入ってるんですよ。

  すごいめちゃくちゃ大きくて!それで、何センチあるのかなって測ってみたんですよ。そしたら、横幅4㎝ありました!

河本 あ~。それはかなり大きいものですね。殻は夏場に大きくなるんですよ。身が入るのが寒くなってからなんですよ。

  そうなんですか。

河本 そうそう。その時にしっかり畜養しておくとあれだけ身がパンパンになるっていう。

  あれはリピートします!本当に!

河本 ありがとうございます(笑)

  やっぱり食べてみて実感するって大事ですね!

河本 そうなんですよ。いかに食べてもらうところまで持っていくかが今からやらないといけない事かなっていう。

  なるほど!そうですね。

河本 頑張って売っていきます(笑)

  これからも楽しみにしています。

河本 ありがとうございます。

 

  今日はですね、テーマが“会社をなぜ辞めるのか”“仕事場をなぜ辞めるのか”っていう話なんですけれども。
実は、私の友達で今悩んでいる子がいて、介護職をしてるんですよ。ある病院で25年働いてたんですけど、経営者の方が数年前くらいに代わって、そうすると頑張っても全然お給料が変わらないシステムに変わったりとか、あと、何かちょっとした資格を持ってても待遇が変わらないとか評価されないっていう風に変わってしまったみたいで。
ただ、そこの母体がすごくしっかりしてるんですって。絶対潰れないだろうっていう母体なので、評価されなくて昇給しなくてもこのまま定年までそこで働くか、それとも、新しいちょっと歴史が浅い規模のところに移るかっていうのですごく悩んでいるんですけど。悩み過ぎて占いまで行って(笑)

河本 あははは(笑)

  占いの先生には「母体のしっかりしてるところで続けなさい」って言われて泣いちゃったんですけど(笑)

河本 はいはいはい。

  やっぱり、そういう風に悩んでる人もね。同じところで働いて26年なのでなかなか変わる勇気もないみたいなんですけど。どうしたらいいんですかね?

河本 まぁ、介護職は絶対に仕事が無くならないので。その母体を気にしなくていいんじゃないかなって思いますけど。

  あっ、じゃあ、新しい方に?

河本 うん。母体がしっかりしてるから辞めない方がいいんじゃないかっていう考え方はあまりしなくていいかなと。

  あっ、そうですか!

河本 別に職業なので。職業としての介護、ヘルパーさんとかは、どこでも求人が出てるくらい人不足なので。あとは、その自分のやる気に合った待遇のあるところを探す。もしくは、新しい会社っていうのをどの様に見るかにもよるんですけど。

  はいはい。

河本 不安定という見方も当然できるんですけど。歴史が浅いとも言えるんですけど。言い方を変えるとチャレンジング。

  あ~、なるほど。

河本 どんどん変化していく。どんどん成長していく。なので、どんどんポストができる。じゃあ、そっちの方がお給料が上がりやすいですよね?ポストができるんですから。

  あ~確かにそうですね。

河本 新しい会社が悪いんじゃなくて、比較的社歴が浅いかもしれないけどちゃんと成長してるところを選ばないとそれはできないので。どちらかと言うと成長してるかどうかを見る。それはホームページとかに概要で、○○設立、○○設立とかどんどん施設を増やしていってるのかとか。どんどん規模を大きくしていってるのか、周辺の事業にどんどん参入していってるのかとかを見ていくと、大体そういう事業が出る度にポストができるじゃないですか?

  そうですね!

河本 それで、お給料を上げたければ、主任になるとか課長になるとか、上に上がらないと基本的にはやっぱり上がらないので。

  ええ。

河本 じゃあ、今の所にそのポストが無いんだったら、これからできるであろう所に行く方がやりがいも出るでしょうし。その今勤めてるところが好きか嫌いかで嫌いになっちゃてるんだったら絶対辞めた方がいいですし。

  そうですね。泣いてました(笑)

河本 あははは(笑)泣くぐらい嫌なんだったらもう絶対辞めた方がいいです!

  そうですね(笑)いくら母体がしっかりしてて経営が安定してるからと言って、多分環境的に涙が出る環境なんじゃないかなっていう(笑)

河本 母体がある介護グループホーム他にもいっぱいありますし。

  そうなんですね。

河本 仮に転職して会社が潰れても、それは経営陣の責任であって従業員の責任じゃないので。別に履歴書に傷がつくわけでもないですし、実際採用する側もそうは見ないので。

  そうなんですね。

河本 見ないです見ないです。逆に、ついちゃダメなのが懲戒ですよね。

  あっ、懲戒!?

河本 懲罰という罰。

  何かをやったからみたいな?

河本 減給とか懲罰とか言うじゃないですか?公務員とかでもよくニュースになるじゃないですか?

  ええ。

河本 出勤停止とかね。懲戒解雇って言うじゃないですか?この“懲戒”っていうのは本人が悪いという意味なんですよ。罰なんですよ。

  そうすると、新しい採用としてはちょっとこの人難しいかなって感じになっちゃいますか?

河本 採用のされるハードルは極端に上がりますね。

  あぁ~…そうなんですね。

河本 だって自分が悪いんですもん。

  そうかぁ…。でも、それがなかったら介護職というのを26年やっていたというわけだから。

河本 どこでも採用されます!

  ですよね!!勇気を持って。

河本 はい。

 

自分の市場価値を知る

  プラスα、河本さんが新しい介護施設だとすると、雇う時にその人に何を求めますか?

河本 従業員としてですか?

  はい。従業員として。

河本 それは、現場で一生懸命頑張ってもらう事を当然第一に求めますね。さっき言った上にいく要素として持ってるとすごく上がりやすいだろうなと思うのはマネジメント能力ですよね。

  マネジメント能力?

河本 要するに、部下を管理しないといけないわけじゃないですか?

  ええ。

河本 管理って何なの?っていう話になるんですけど。結局、PDCAを回す事なんですよね。

  PDCA?教えてもらえますか?

河本 “Plan Do Check Action”って言って、計画・実行・チェック・修正。それをちゃんと部下のを見るっていうのが上司の仕事なので。それプラス、プレイヤーの業務もしないといけないので。一般的に言うと“プレイングマネージャー”。ここは日本ではすごく不足してますね。

  へぇ~。

河本 なので、その管理する能力っていうものを身につけておくと、これもどこに行っても引っ張りだこですね。

  あっ、そうなんですか!!

河本 そうそう。丸投げとは全然違うので(笑)

  はいはい。管理能力っていうのを持つ。

河本 そうですそうです。遅れてたらケツを叩かないといけないわけですし、チェックもしないといけないですし、信頼関係も作らないといけないわけですし。言ったら、個人で成果を出すんじゃなくてチームで成果を出す方向に持っていかないといけないわけじゃないですか?

  はい。

河本 それは会社が最も求める事ですし、言い方を変えると中間管理職とも言いますけどね。

  ええ。ええ。

河本 それができる人とできない人とでは、やっぱりその先が全然変わってきますね。

  っていう事は、これができます!って新しい職場にアピールするためにはどういう風に?

河本 まぁ、今の職場で役職を一回つくところまで狙ってみるか。

  ほぉ~。。

河本 もしくは、それを想定して一度シュミレーションしてみるか。自分に部下がもし3人いた場合、自分はどうするだろう?と。

  あ~なるほど。じゃあ、働き方の考え方も自分自身変わってくるっていう事ですよね?

河本 そうですね。逆に、その人を評価しないといけないわけでしょ?

  ええ。

河本 評価するためには、一年終わってどうだったっていうのはこれは結果論と言うか、厳密に言うとこれはちょっと間違えてるんです。

  はい。

河本 一年始まる前に目標を共有してないとおかしいんですよね。

  なるほど!!

河本 「この一年何する?」っていう。「どうなる?」それで結果で突き合わせるわけじゃないですか?

  はいはい。

河本 こっちの最初の取り決めを抜かしてる場合が多いですよね。それで後になって「アイツはできてない」とか。いや、それは脳みその中の事で共有できてないからで。それって後出しジャンケンみたいなものじゃないですか?だから、自分自身が一年始まる前に、半年でもいいですよ。自分で決めるんです。「これとこれとこれをしよう」って。それで、半年たってから突き合わせる。「これできた、これできなかった」っていう風に。「じゃあ、次の半年はこうしよう」っていう。これを癖づけておくとすごく能力は向上しますし、客観性も持てますし主体的になれますね。

  なるほど~!!これから4月に入っていくので、ちょうど新しい目標を立てるには良い時期ですよね。

河本 良い時期ですね。給与とか会社の評価は関係なく、自分の人生においてのこの一年をどういう風に位置づけようかとか。こういう目標を持って実行しようっていうのを自分で決めていくっていうのは全員やった方が良いですね。

  それができていくと自分の中の成功体験としてね。

河本 そう。自信にもなるし。

  そしたらもう泣かなくても新しい所にポンといけますね。

河本 いけます。まずは3回面接に行くでもいいと思いますよ。

  あははは(笑)なるほど!!

河本 別に採用されても行かなくてもいいんですから。

  あっ、そうですね!とりあえず探してみてまず3回どこかに行く。

河本 4月に3回行くとか(笑)

  そうですね(笑)

河本 その度に履歴書を書かないといけないのは大変だなぁとか色々思う事もありますし。

  行く度に「こんなところもあるんだ」って新しい発見にもなるし。

河本 面接でも、その会社、その担当者によって聞く事も全然変わってくるでしょうし。

  そうですよね。私も前にありました「100万円あったら何に使う?」とかね。

河本 そうそう。それも経験ですし。

  そうですよね。

河本 その方の場合は、恐らく介護職で行く限りはほぼ落ちる事ないと思うんですけど。仮に不採用になったとしても、できるだけその原因っていうのを自分で考えて、何が原因やったのかなって。もしくは、あえて不採用になる事を目的に色々と本音を言ってみるとか(笑)

  あぁ~!

河本 「あっ、やっぱりこれは不採用になるんだ」とか、「それでも採用になるんだ」とか、分かる事が増えるじゃないですか?

  はい。あっそっか!「まぁ不採用になってもいいや!」って、とりあえず受けた所で自分の思い・本音をぶつけてみるっていう。そしたら、多分、雇う方と雇われる方って思いが違ってたりっていう事もありますもんね?

河本 当然あります。その会社が何を求めてるかってその会社それぞれですし。どのポジションが欲しいかもその会社ごとですし。

  はい。

河本 どういう人材がいいかっていう人物像もその会社それぞれで色が違うので。だから、そういうのを知る上でもいいんじゃないかなと思います。

  なるほど~。いやでも、これって多分こういう悩みって、私の友達の場合はたまたま介護職だったんですけど、どんな会社でもやっぱり現状悩んでる人っていらっしゃると思うので当てはまりますよね?

河本 当てはまります。だから、履歴書を出してみる、面接を受けてみるは全然やってみて、要するに自分の市場価値を知っていく方が自分の為になると思いますね。その会社の中での自分の価値=市場価値なのかって言うとそれは違うので。市場に出た方が価値が高い場合もあれば低い場合もあります(笑)

  あははは(笑)それはそれでちょっとショックですけどね(笑)でも、またそれは新しく自分の事を冷静に見てね。

河本 そうです。低いんだったらヤバいので、そういう人が会社を辞めると損なんですよね。

  あ~!なるほど…。

河本 もし低いんだったら、本当は努力勉強して別にできる事を増やす事をしないといけないですけど。

  じゃあ、あれですね。辞める辞めないに関わらず、とりあえず色んな所を受けてみて、自分の市場価値を知るっていうのも良いかもしれないですね。

河本 良いです。それによって可能性も見えてくるので。打ち合わせの時にチラッと出ましたけど、100年時代って言ってるわけじゃないですか?

  そう!今、人生100年時代ですよ!

河本 今からの方が大変なので(笑)

  あははは(笑)ですね!今のうちに!今が一番若いんだから!

河本 そうです。今のうちにできる事を増やしてた方がいいです(笑)

  すご~い!ありがとうございます!私にとってもためになりました!!

河本 ありがとうございます(笑)

  ありがとうございます!
マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。河本さん、ありがとうございました!

河本 はい。ありがとうございました。