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【第158回】自分に必要な情報はどうジャッジする? 2021.11.25放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役
河本 尚吾

MC

FM GENKI  パーソナリティー
津雲 あおい さん 

 

情報を“浴びる”だけでなく、それをジャッジできるように

タイトル

津雲 さて、河本さん。突然ですけれども、私、最近スマートフォンで『おかねチップス』っていうサイトにハマってると言うか、気に入って見てたりするんですけれども。

河本 それは僕は知らないですね。

津雲 はい。これはチップス=ヒントとか、情報とか欠片とポテトチップスみたいな「つまんで、気軽に楽しめる」っていうのをかけてると思うんですけど。仕事だとか働き方に関する情報が載ってたりとか。

河本 え!? お金じゃないんですか?

津雲 お金の話もあるんですけどね。

河本 『おかねチップス』だけど、仕事とかの話の方が多い?

津雲 そうですね。働き方とかフリーランスで働く人とか、副業で働く人への情報をたくさん集めているような。そんなサイトをパラパラ見てたりするんですよね。

河本 はいはい。

津雲 この中で面白いのがあって『スタートアップバックステージ』っていうサイトの紹介もしてたんですよ。

河本 スタートアップ??何ですか?(笑)

津雲 これはですね、小中高生の企業家を育てる為の教育メディアらしいんですね。

河本 へぇ~。

津雲 いろんなブログがあったりとか、自分に合った仕事の見つけ方っていうのを、小中高生でも分かるような簡単な言葉で紹介してるんですよ。

河本 はいはい。

津雲 日々の生活の中で目に映る現象とか、出来事を課題にして、その解決策を導き出すっていうことを習慣化するのを目標にするみたいな。そんなことがあって、「これって何か小中高生向けには書かれているけれども、自分にも勉強になるのかな?」と思って。こんないろんな紹介をしてたりして、面白いなって思ったりしてるんですけどね。河本さんは、自分で情報収集とかアンテナの張り方って言うんですかね、何かされてることってあるんですか?

河本 あの…、あります!

津雲 おっ!

河本 今はいわゆる新聞とかではなくて「マクロ経済だったらこの人のブログは見ておこうかな」とか、いろんなビジネスだったらこの人のことを見ておこうかな?とか、そういう媒体とかじゃなくて、特定の個人を追いかけてるっていうのが多いです。

津雲 noteとかブログとかっていうことですね?

河本 そうそう、YouTubeとかでも。

津雲 あ~。

河本 今はですけど、そうできるようになるまでは、大変でしたね。

津雲 じゃあ「この人の話をずっと追いかけていこう!」って決めるまでは、割に迷子だったんですか?

河本 迷子っていうか、今は情報が溢れてるって言われてるじゃないですか? ダダ漏れだと。

津雲 はい(笑)

河本 その通りで、ニュースも含めて要するに“浴びる”ばかりで、それが正しいかどうかっていうのが、最初は分からなかったので。

津雲 あ~。

河本 それがジャッジできるようになるまでが、大変でしたね。当然パッパラパーだった時もありますしね(笑)

津雲 あははは(笑) 最初はそういう感じだった訳ですね。ちんぷんかんぷんと言うか?

河本 はい。なので幅広く、深くも知っていかない専門性のあるところはそうですけど。今でこそ会社をやってますけど、会社勤めしてる時に僕が始めたのが、日経新聞をとりあえず一年間読もうと。

津雲 お~。まぁ購読はしたことありますよ。でも、何と言いますか…、何を読んだらいいのやら…(笑)

河本 僕も分からなかったんで、とりあえず営業職っていうのもありましたし、その割に何も知らなさすぎるし。何かで読んだ時に、昔も言ったことあるかな? 今から20年位前ですよ。国民の平均年収が当時で480万円くらいだったかな…? それが書いてあったんですよ。

津雲 はい(笑)

河本 「えっ!?それだったら、結婚して家建てて、子供を大学まで行かせたら、破産じゃないか…あれ!?」って思って。

津雲 はい(笑)

河本 「え!?騙されてる!?」って思って(笑)

津雲 おー、騙されてる?(笑)

河本 じゃぁ、ちゃんと自分で調べるしかないんだなって思って。

津雲 あっ、そこでなんですね!

河本 そうそう。何かおかしいと思って、訳も分からず見出しだけでもいいから読むようにして。中の文章も読めたら読んだらいいんですけど。

津雲 じゃぁ興味関心惹かれなくても、とにかく見出しだけでも全部読む? 

河本 そうですね! 政治的な話もありますし、社会的な話、経済的な話、技術的な話。最初、言葉の意味が分からない時は、えずきますけどね(笑)

津雲 あははは(笑)

河本 何かもう嫌ですけどね。

津雲 見るのも嫌になっちゃうけれども、読む?

河本 意味が分からないですからね。

津雲 はい。

河本 でも、分からないなりにも一年位読んでたら、何となく出る頻度とかで「この文字、言語は、社会的には出る頻度の高い言語なんだな」って。

津雲 なるほど!

河本 当時で言うと「解散」とか。

津雲 はい、解散(笑)

河本 そう、総選挙の解散とか。「比較的よくでるなー」みたいな。

津雲 解散してばっかりじゃないですか(笑)

河本 いや、「解散するかも!?」とか、「不信任案が出たら解散」とかっていう見出しで、「解散」っていう言葉が、よく出てくるなーって。

津雲 「解散すると経済が動くぞ」っていうことが、何となくそれで分かる?

河本 いや、解散って、ハッタリ要因でよく使ってるんだなっていう。

津雲 あーそっかぁ!「するかも?」ですね。なるほど!

河本 そうそうそう。っていうのが分かってきたりとか(笑)

津雲 はい(笑)

河本 「解散って言葉だけが一人歩きしてるけれど、一体どういう意味なんだろう?」とか。

津雲 はい(笑) 

河本 「GDP」ってよく出てくるな~とか。何が?っていう(笑) とにかく「GDPアレルギーは無くなったぞ」って言える。中身は知らんけど。

津雲 中身は知らんけど(笑)

河本 じゃぁ次は、中身が書いてある記事がたまに、中身のハシリが分かった前提で大体書いてありますから。分かった前提ばかりで読んでると、何となく分かってくるんですよ。

津雲 へぇ~!

河本 とかっていうのをしながら、一年位かけたら点と点が線になってきて、土台めいたものが少し作られるのかな? っていう。それまではしんどいですね。

 

まずは自分にとっての“興味関心を育てていく

津雲 点と点が線になって、土台になるまでがしんどい?

河本 しんどいですね。筋トレでもダイエットでも、多分、効果が如実に感じ取れるまでがしんどいと思うので、一緒だと思いますよ。

津雲 そう。しんどくて辞めちゃうんですよね…。

河本 まぁ、僕は脳トレだと思ってやってましたけどね。

津雲 あー、トレーニングなんですね!

河本 当時若いから、やっぱり筋トレする子の方が多い訳ですよ。同級生とかでも。

津雲 はい。その時に?

河本 「俺は脳トレをしてるんや」と。

津雲 あははは(笑)

河本 「筋肉は衰えるけど、脳みそは衰えない」っていうのを言い切って(笑)

津雲 はい(笑) でも、確かに、それが一年続いたことで土台になって、その上に積み上がっていく情報っていうのはわりに?

河本 今度積み上がってくると、次に面になるとかよく言うんですけど。その面になってくると合ってるか、要するにポジショントークかどうかっていうことが分かってくるって言うんですかね。

津雲 あー。

河本 例えば、テレビ業界にいて、テレビの否定しないじゃないですか?

津雲 はい。

河本 そんな感じで、ポジションがあるじゃないですか? それぞれに。

津雲 そうですね。それぞれに立場というものがあって。

河本 それぞれが商売ですから。字を書く、喋る商売をしてるので、本当のことなのか、ポジショントークなのか何かを売りたいから言ってるのかが、ある程度何目的かが分かってくるようになると、「あー、そうか」と。

津雲 相手の発言の裏にある物が見えてくるようになる、っていうことですね?

河本 そうそうそう。そりゃ、政治的思想も「思ってることと言ってることが、一緒かどうかなんて分からない」じゃないですか?

津雲 はい。

河本 政治的ポジションはあるでしょうし(笑)

津雲 はい(笑)

河本 だから、情報ってそういうことなんだな、みたいな。「じゃぁやっぱり自分で考えないとだめだ」っていうのを思って、「自分で考える為の材料としての情報収集」みたいな感じをするようになって。ある程度追い付いてきたなって感じるまでには、5年位かかったかなーと思いますけど。

津雲 えぇ~…。それでも、今からでも始めた方が良いですよね?

河本 絶対良いです!今パソコンできないから、一生パソコン使わないって無理じゃないですか?

津雲 はい。

河本 まぁ、パソコンは使わなくていいかも知れないですけど、何らかの形で。

津雲 ネットであるとか、社会と繋がる何かを?

河本 まぁプライベートだったらいいけど、仕事上ではほぼ避けて通れないと思うので。

津雲 はいはい。

河本 それと一緒で、自分で物を考える為にも、そういうのをちょっとでも知った方がいい。別に100点取る必要はないので。

津雲 はい。

河本 できれば興味のある周辺から、やった方がいいんじゃないかなとは思いますけど。

津雲 だってしんどいんですもんね?点と点が線になるまでは(笑)

河本 しんどいです!まぁ、芸能界が好きだったら、テレビ局の決算書から見てみるとか。

津雲 あー。なるほど!

河本 例えばですけど。

津雲 はい。全然見る気がないものよりは、まだ身に付く可能性が高いですね。

河本 そういう入口は何でもいいんですけど。少しずつ点を増やしていって、どこかで線になるので。そういう時にちょっとドヤ顔ができると(笑)

津雲 あははは(笑)

河本 人に聞かれた時に(笑)

津雲 はい(笑)

河本 今で言うと「DX」じゃないですか?

津雲 あー、DX。

河本 言葉だけが一人歩きしてるような気はしますけど(笑)

津雲 そうですね。それでも知ってて言うのと、知らないで「ふーん」って知ったり、顔で言うのとはまたちょっと違うっていう?

河本 ちゃんとそれをものにできて、使いこなせてるか、そうじゃないかだけじゃないですかね?

津雲 その上で「私には合わないな」とか、「合ってるな」っていう判断ができてくる?

河本 そうですね。結構、自分を知ることにも繋がりますよ。

津雲 あ~。

河本 何が悲惨なニュースなのかって、人によってちょっとずつ違うじゃないですか?

津雲 あっ、そうですね! 誰もがこれは悲惨だなって思うものもあるんですけど。私はそうではないと思っても「うわぁ…」って思う人もいる訳ですよね?

河本 うん。例えば嫌な話ですけど、もし家族で交通事故で亡くなられた方がいたら、やっぱり車に関する事故のニュースとか、運送とかそういったものに関してのことってシビアだと思うんですよ。

津雲 そうですね。

河本 でも、そうじゃない人、また、別の事故なりニュースなりにやっぱりより関心がいったりとか。それが、気候変動とかだったりとか分からないですけど。自分自身の環境、生い立ちが、結構、潜在意識の中で絶対影響してるので。

津雲 そうですね。

河本 言い方を変えると、子供に「やりたいことをやっていいよ」って言っても、何も分からないのに、世の中何も知らないのに、やりたいことも何もないって思ってるんですよ(笑)

津雲 はい。知らないですよね。

河本 知らないんです。だから、何がやりたいかも分からない。それは大人でも一緒で分からないので。そういうのに触れることによって、自分の潜在意識の中にうずくものがあったら、それによる周辺を探して行ったらいいっていう風に思いますけど。

津雲 今からでも、自分の天職みたいなものが見つかるかも知れないっていうことですよね?

河本 あると思います。

津雲 知らなかっただけですもんね?

河本 はい。多分、僕が心の底から結婚願望がなかったら、平均年収480万とかで、子供を作って家を建ててみたいなイメージなんか絶対しないじゃないですか?

津雲 あっ、そっかぁ。そこで、何も思わなかった訳ですもんね?「ふーん」で終わってた訳ですもんね。

河本 うん。当時、別に結婚願望なんて全く無かったですからね。20代前半なんて。

津雲 そうなんですね!

河本 でも、そこに動機付けられるっていうことは、何らか思うことがあるんですよ。

津雲 そうですね。思ってらっしゃったんですね!

河本 っていうことは、みんなそれぞれどこか見てたら、他の人はスルーするかも知れないですけど、「ん?」ってなることがあるので。

津雲 でも、それは人それぞれなのでということですね?

河本 そうそう。

津雲 何が引っ掛かる様になるか分からないけれども、とにかく満遍なくシャワーを浴びて、点と点を結んで行く努力をする?

河本 そうです!僕、結構宗教の話とかも結構好きですし。日本のとかじゃなくて世界の。歴史ってほぼ宗教の歴史みたいなものじゃないですか?

津雲 そうですね。宗教と民族とですよね。

河本 そうそう。意外と見てたら面白いなーみたいな。何か自分とは客観的に見れるって言うか。でも、他の人にはそんな感覚ないとかもあるでしょうし。

津雲 人によって違うよっていう。

河本 逆に、僕は芸能とか全く興味がないので。

津雲 あははは(笑)

河本 新しい歌も全く知らないし。

津雲 あぁぁ…そうですか。

河本 でも、生きるのには困らないし。

津雲 そうですよねー。だから、自分にとっての興味関心を育てていくことも身になるのかなっていう感じですね?

河本 うんうん。

津雲 分かりました。マインズのわくわくキャリア相談室。本日はこの辺りでお別れです。次回は12月9日の放送です。河本さん、ありがとうございました。

河本 ありがとうございました。

津雲 この番組は、株式会社マインズの提供でお送りしました。