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【第140回】職探しをする前にまずは自分の棚卸をしてみよう。

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役
河本 尚吾

MC

FM GENKI  パーソナリティー
津雲 あおい さん 

 

コロナ不況でも人材採用が活発な企業もある!

 

津雲 さて、河本さん。今もマスク姿でお話をしているんですけれどもね。

河本 はい。

津雲 コロナで緊急事態宣言は延長と言うか、まだ長引いておりますけれども…大変な時代が続いております。

河本 そうですね。また暗いですね。

津雲 はい(笑)でも、こんな時にでも、例えば「新しい世界に行こう!」「転職しよう!」とかしている人達はやっぱりいる訳ですよね?

河本 いますいます。当然。

津雲 そうですよね。企業の方でも、新しく人材を雇うっていうことは、こんな時でもあるところはあるんですよね?

河本 あるところはあります。今回とリーマンショックとの違い。リーマンショックってほぼ全業種がダメージ食らったりに近いんですけど、今回のコロナは本当に業界によるっていう感じなので。

津雲 はい。

河本 やっぱりIT系とか物流系とか食品系とか、ボン!って逆に伸びてる所もあれば、エンタメ系とかアパレル系とか、やっぱりダイレクトにダメージを受けるっていう本当にバラバラなので。それが顕著ですね。

津雲 はい。

河本 求人はあるのはあります。

津雲 あるんですよね。ただ、コロナ禍じゃなければそうでもないけれども、こんな状況だからこそ、より優秀なと言うか、そういう人材を企業も欲しいと。

河本 欲しいですね。はい。

津雲 河本さんが思う、これからのこの時代に求められる人材ってどんな人材なんだろう?って改めてお聞きしたいなと思って。

河本 あー。あの、プレイヤーとしてとマネージャーとしてでまた全然変わって来るんですけど。

津雲 プレイヤーとして?まぁ、つまり一般社員として?

河本 そうですね。自分が実務をバリバリやりますよ!最前線でやりますよ!っていうのと、それを管理しますよっていうのとではやっぱり全然違うんですけども。

津雲 はい。

河本 でも、どちらにしても何って言うかなぁ…。イメージですよ。

津雲 はい。イメージ。

河本 生活もあるので当然お給料も大事です。休み大事です。

津雲 はい。大事です。

河本 コロナ前に散々言われてたやつですよね(笑)

津雲 はい(笑)

河本 働き方改革みたいな(笑)有休が取れるのか取れないのか大事な事です。

津雲 はい。

河本 そういった諸条件は当然大事なんですけど、まぁ、それを大事だと踏まえた上で、それよりも、自分自身がどういう事が今まで経験して出来て、これからどういう事にチャレンジしたいか。そのチャレンジをする為に自分のどういう所をより活かしたいかとか、新しくこういう事に取り組みたいかとかっていうのとかがちゃんと棚卸を出来ている人って言うんですかね。

津雲 自分の棚卸が出来ているかどうか。はい。

河本 それに対しての待遇なので。

津雲 あー。つまりは転職するうえで、相手の方とお話をする時に、自分っていうのはどういう人間なのか、どういう人材なのかっていうのを分かってない上で、分かってないのに待遇の話ばかりしていても仕方ないよっていう事ですかね?

河本 そうですね。そりゃそうじゃないですか(笑)

津雲 そりゃそうですね(笑)

河本 何が出来るか分からないのに、待遇出せないです(笑)

津雲 言われてみれば、ごくごく当たり前って言えば当たり前なんですけど、ちょっとでも分かんないで言ってしまう人多いんじゃないですかね?

河本 そうそう。だから、先に自分が「こういう事が出来て、こういう事がやりたくて、その為にこういう事をやって」とか、っていうのが積極的転職っていう感じでしょうね。

津雲 あー。

河本 出来ればこのコロナ禍ですけど、積極的転職をする方っていうのは、やっぱり結果的に待遇も付いて来ると思うので。逆にピンチをチャンスに変えれるかも知れないですよね。

津雲 はい。だから、もしかしたら、やむを得ず転職をしてしまうという方もいらっしゃるかも知れないですけど、その中でも出来るだけ積極的な転職に転換出来る様に考え方を変えるというのも大切かも知れないですね。

河本 大切です。やっぱり、企業はどっちが欲しいと言われたら、まぁ…比べたら分かりますよね(笑)

津雲 そうですね!!(笑)

河本 なので、過去の経験を活かしてとかっていうのは、ぶっちゃけちょっと荒いんですよ。

津雲 荒い?

河本 雑いって言ったらいいんですかね。

津雲 はい(笑)

河本 どの経験?っていう。

津雲 あー。

河本 それの経験っていうのは、身に付けたスキルの話なのか、こういうクレームがあったり、こういうトラブルを解決した時のメンタルの経験なのか、どれなのかっていうのによって、活かせれる経験と、逆に捨てた方がいい経験とがある訳じゃないですか

津雲 捨てた方がいい経験なんてあるんですか!?

河本 例えば、技術が進んだら。

津雲 あー。

河本 新しい事に取り組む事に対しての障害になる場合があるので。でも、そういったメンタルの所なんていうのは絶対にあった方がいい経験でしょうし、っていう所の棚卸が出来ているかどうかっていうのは結構重要ですね。

津雲 これ、もしかしたら転職しなくてもやっておいた方がいいかも知れないですね。

河本 いいですね。

津雲 そっかぁ~。

河本 それが結局、自分は何が出来て何が出来ないかとか、何がやりたいかとかを考える時に結構必要な事かなっていう。と言うと、結局、色んな事しんどい事とか新しい事を今経験してた方が、転職する時も得やっていう話になってくる訳です。

津雲 そうですね。積極的転職をする為の経験と考えるのならば。

河本 やれる事が多い方がいいじゃないですか? 

津雲 そうですよね。

河本 経験も多い方がいいじゃないですか?色んな種類の経験があった方がいいので。

津雲 幅がありますよね。

河本 そうですそうです。だから、それを「これしかやってない」ってなったら、今転職すぐしなくても、お金貰える貰えない関係なく社内で手を挙げてみるとか。その方が転職よりはリスクが少ないですしね。

津雲 そうですねー。「この道一筋でやって来ました」っていうのもひとつのね。

河本 それはそれでアリなんですけど。例えば、100人いたらそういう人って2.3人だと思うんですよ。

津雲 そんなもんですかね!?

河本 いや、それで通用する人。

津雲 あっ、通用する人!はい。何となーく続けてきた人はもうちょっといるかも知れないですね。

河本 それは沢山いられると思うんですけど。

津雲 はい。

河本 それが次も通用するかは分からないですからね。

津雲 うん。ですね。

河本 それに、それは待遇が上がるかどうかは逆に微妙ですね。

津雲 捉え方によっては、それしか出来ないのかになってしまう訳ですね。

河本 そうですそうです。まぁ、バッチリ、ピンポイントで合えばいいですけどね。

津雲 はい。

河本 結局、自分の棚卸が一番大事になって来るかなって。それをやると、積極的転職をして、結果転職をして良かったっていう可能性はかなり上がると思いますけどね。

津雲 うーん。棚卸をする事が出来ているかどうかっていうのがひとつ求められる人材。

河本 それらを経験してこれからの話が出来るかどうか。

津雲 これからの話が出来るかどうか?

河本 この会社に入ってどういう事をやって公言して行きたいとか、業績を上げていけるかっていう話が出来るかどうかですね。

津雲 何となく、企業にとって必要な事を「はいはい」って言ってくれる人の方が扱いやすいかなっていう気もしてしまうんですけど、そうでもなくて?

河本 新卒だったらそうかも知れないですね。

津雲 あーはい。

河本 だって、逆に言うと新卒にこんな話出来ないじゃないですか?

津雲 そうですね。

河本 経験値0なので。

津雲 はい。

河本 じゃぁ、いわゆる転職っていうのは経験値アリっていう事じゃないですか?

津雲 はい。

河本 じゃぁ、経験値アリが言える事ってそっちだと思うんですね。

津雲 はい。

河本 その「はいはい」って言う人でいいんだったら、経験値無い人を雇いますもんね(笑)

津雲 そっかぁ…。結局、転職人材と言うか、その転職して来る人を企業が雇い入れる時に求めてる事っていうのは、その人が今までに経験して来た事を基に自分の会社に来たらどう発展してくれるのかっていう事なんですね?

河本 そうですそうです。だから、それも業種にもよるし。だって、トラックのドライバーの募集っていうのに、「新規事業やりたいんです!」って言われても…。

津雲 「いや、欲しいのはドライバーだから」って言う事ですもんね(笑) 

河本 そうそうそう。本当にケースバイケースだし、自分がそうしたいとか、これが出来るとかをベースでやっと求人を探して行く。とりあえず探すっていうのが多いじゃないですか?

津雲 そうですね。時給で探したりとか、給与、待遇で探したりとか。

河本 どこまで行っても待遇面ばかりになるので。それよりも、今までの自分の今までが活かせそうやなとかっていう軸で探して、その後に待遇を見るっていう感じの方が良いと思うんですよね。

津雲 うん。結果的にどっちもが幸せになりそうですよね。

河本 そうです。双方が不幸になるのは一番悲惨なので。

津雲 そうですよね(笑)

河本 双方が不幸になる為に活動してる訳じゃないので、お互い。なので、そういったベクトルでお互いやった方がいいやろうなっていうのは思いますね。

津雲 企業だってお金を掛けて求人したりする訳ですもんね。なるほどー。

河本 「良い会社に入りたい」「良い人材が欲しい」この“良い”がザックリし過ぎてるんですよ(笑)

津雲 あははは(笑)でも、わかります。そりゃそうですよ。良い人欲しいですしね。良い所入りたいですしね(笑)

河本 でも、“良い”は人によって、会社によって違うじゃないですか?

津雲 そうですね。

河本 でも、全部“良い”で括っちゃうんで。ミスマッチがかなり横行するっていう(笑)

津雲 日本語は難しいですね~(笑)

河本 悪い所に行きたいなんて誰も思わないじゃないですか?

津雲 そうです。思わないです。

河本 幸せの形も人それぞれじゃないですか?

津雲 そうです(笑)

河本 だから、良いも人それぞれなので(笑)他人が決める事じゃないので。

津雲 はい。

河本 じゃぁ、自分で“良い”を定義しなくちゃいけないんですよね。それに合う会社を選べばいいという。

津雲 はい。

河本 同じ様に会社もこういう人材が欲しいって定義するじゃないですか?

津雲 はい。

河本 合わなかったら合わないんですよ。

津雲 そこまで考えた上での合わないだったら、まぁそれは仕方がないなーっていう気がしますね。

河本 そうです。だからこそ、ちゃんと面接とかで話し合えるんですよね。

津雲 あー。今までこう何となく「良い人生とか良い暮らしをしたいわー」ってぼーっと思ってましたけど、もうちょっと具体的に考えないと近付けないですね。

河本 そうなんです。結構、ザックリ。じゃぁ、実際の行動とか入ってからの事を分からないじゃないですか?自分しか分からないじゃないですか?

津雲 分からないです(笑)

河本 相手は分からないので(笑)それを「信じてくれ」って言ってもまだやってるところ見てないので。

津雲 はい(笑)

河本 それをどれだけ客観的に分かって貰えるかとか、そういう事かって理解して貰えるかとか。会社も一緒で「うち、こんな会社ですよ」って言っても、まだ入ってないので本人は分からないですよ。

津雲 うんうん。

河本 だから、どれだけ言ってる事と中身が、実際が一緒かどうかっていうのを確認し合う作業みたいな感じなんですけどね。

津雲 それが本当は面接なんですね。

河本 そうですね。面接と言うか転職だったりとかマッチングか。本当の良いマッチングだと思いますけどね。

津雲 うーん。

河本 だから、どちらかって言うと、短期的って言うよりも中長期的に考えて行く事ですもんね。

津雲 中長期的?

河本 うん。

津雲 この場合の中長期的って何年位の話なんですか?

河本 いや、結果的に転職しなくてもいいんですよ。そういう意味です。

津雲 あー!はい。

河本 でも、棚卸をやったりとか、自分軸っていうのを構築して行くっていうのはやっておいた方がいいじゃないですか?

津雲 はい。転職をしなかったとしてもそうですよね。

河本 それをした上で求人を見てもいいじゃないですか?別に応募しなくても。

津雲 あー!そっかぁ…。

河本 その準備をしてるからこそ、何らかしらの出会いがあるかも知れないですけど、それを一切しなくていきなり転職しようとしたって分からないじゃないですか?

津雲 そこから棚卸をしてたんじゃ、ちょっと間に合わないかも知れないですよね。

河本 そうですそうです。その準備をしてる人には出遅れてますもんね。

津雲 そうですね。

河本 準備してる人はいるので。

津雲 はい。これは年度末が近づいて来る今ですね。

河本 うーん。。。

津雲 いつもですか?

河本 いつもですね(笑)

津雲 あははは(笑)これは失礼いたしました(笑)

河本 あっ、えーっと、それは働いてる人がっていう事ですか? 

津雲 そうですそうです。

河本 あー。年度末なり1月1日にやるとか。

津雲 何か決めて定期的にね。

河本 年に一回は自分の経歴書を更新して行くみたいな。そういうのはやった方がいいなーっていうのは思いますね。そしたら、1年前の自分と比べてどうやったかっていうのも分かるので。

津雲 はい。

河本 意外とやってる人は少ないです。

津雲 はい。自分の棚卸。皆さんも是非してみてください。マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は3月11日の放送です。河本さん、ありがとうございました。

河本 ありがとうございました。

津雲 では、この曲を聴きながらのお別れです。河本さん、ご紹介をお願いします。

河本 はい。“良い”を自分で決めたい方にお送りします。スマイルレンジャーで『Switch』です。

津雲 この番組は、株式会社マインズの提供でお送りしました。