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【第131回】“利己的”ではなく“利他的”な社会を目指して 2020.10.8放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役社長
河本 尚吾

MC

FM GENKI  パーソナリティー
津雲 あおい さん 

 

まず、目指すのは「人から応援される人間になる」こと!

津雲 さて、河本さん。明るいBGMではあるんですけれども、最近、何かこう…どうも明るくない話題が多いと言うか。

河本 そうですね。

津雲 何となくではあるんですが。

河本 うんうん、例えば?

津雲 私、SNS大好きなんですね。Twitterとかよく見るんですけど、どうも呑気に見れるタイムラインじゃなくなってきたと言うか。何か見るのが嫌になっちゃう様な…。

河本 はい。あれ、何て言うんですかね…?あっ、誹謗中傷か。

津雲 あっ…はい。いろいろとありますよね。

河本 よくニュースにもなってるくらいなので。まぁ、昔からそうだったかどうか知らないですけど、最近はよく聞きますね。

津雲 そうですね。あれ、何なんですかね!?

河本 う~ん。個人として余裕がないのか、人のことが許せないのか。

津雲 はい。

河本 こんなにギスギスした、生きにくい世の中だったかな?叩かれない様にとか、そういうことを気にして生きていかないとダメな現代?

津雲 はい。今、言葉を選びましたね?(笑)

河本 楽しい?っていう。

津雲 言葉を選びながら生きているっていうのに、凄く疲れるなーって思うんですね。

河本 うんうんうん。

津雲 「こう言ったら叩かれる」って今おっしゃいましたけど、その叩かれると言うか、ダメ様に思われるんじゃないかなとか、こんなことを言ったら他の人が傷付くんじゃないかな、とかっていう過度な心配というか、人の反応をとても気にする様な、そんな感じかな?と思ったりしますね。

河本 何か、より加速している様な気がしますね。

津雲 加速?

河本 昔よりも。気にしないといけないことが、増えてると言うか(笑)不自由って言ったらいいんですかね?

津雲 そうですね、自由じゃない気はしますね。勿論、気遣いっていうのは大事かなとは思うんですけど、気遣いを通り越してる様な気はしますね。

河本 分かります、分かります。

津雲 本人でもないのに「そんなことを言ったら、傷付く人がいると思いませんか~?」みたいな(笑)

河本 まぁね…(笑)どっかにはいるでしょうね。

津雲 そうですね(笑)

河本 でも、分かります。何なんでしょうね。見失ってる感があるんじゃないのかな?と。

津雲 見失ってる感?

河本 昔だったらね、義理人情を大事にしないといけないとか、あったじゃないですか?

津雲 はい(笑)そうですね。勧善懲悪とか。

河本 人格として、どういうのを目指すべきかみたいな。「挨拶はしなさい」とか、「感謝の心を持ちなさい」みたいなのはあったと思うんですけど、そういう根本的なところで、どういう人間関係とか、どういう人間が良いとされるのかっていうのが、一旦迷子になっちゃってるのかな?っていう風に思うんですね。

津雲 迷子に?

河本 うん。だから、人の失敗の上げ足を取ったり、叩いたりっていう。いわゆる、マイナス点ばかりを見ちゃうみたいな。だから、完璧を求めちゃうっていうか、完璧以外は0点みたいな。

津雲 あー。

河本 完璧なんかないのに、何かそういう感じ。まぁ、言語化されてないので分からないですけど、感覚の話ですけど。言い方を変えると、どういう風な人間関係とか社会とか、コミュニティとかでもいいんですけど、良いのかなぁって。ある人が言ってて、ほんとに「そうやなぁ~」と思ったのが、結局、“人に応援される人間になろう”っていう。

津雲 人に応援される人間になろう?

河本 はい。仲間とかでも友達でもいいんですけど。じゃぁ「どうやったら、応援される様な人間になるんだろう?」っていうと、結局、自分も人を応援できないとダメだと思うんですよね。

津雲 あー!なるほど!はい。

河本 自分は応援しないのに、自分だけ応援してもらうなんか、それはちょっとおこがましいと言うか、ありえへんと言うか。

津雲 あははは(笑)よっぽどの人じゃないと…。そうですね!確かにおっしゃる通りです(笑)

河本 じゃぁ「頑張ってね」とか「応援してるよ」とか言葉だけじゃなくて、具体的にお金か時間を、その人に為に使えるかどうかなのかなぁ?っていう風に思うんですね。

津雲 お金か時間をその人の為に費やすことが、イコール応援?

河本 うん。その人が困ってる時とか、手伝って欲しい時とか、それが分からなくても察したりとか想像したりとか。まぁ、余計なお節介って言われるかも知れないですけどね。

津雲 はい(笑)

河本 具体的に、そういうのを頼られた時でもいいかも知れないですし、相談とかそうなる前とかでもいいですし。

津雲 「何か弱ってるな」とか「困ってるな」っていう時ですね。

河本 そうそうそう。電話で話を聞いてあげるのも、時間を使うことだと思いますし。

津雲 あっ、そうですね。

河本 そういうことをしてあげれると、やっぱり自分がそうなった時とかにも、助けて貰えたり、応援してもらえたりすると思うんですよね。

津雲 そうですね。

河本 だから、やりたいことがあった時とかに応援してくれるだろうし、困った時だったら助けて貰えるになるんだろうし、そういう関係を構築する努力をしていくことが必要なのかな?って。昔の言葉で、…まぁ今でも使いますけど、“利他的か、利己的か”っていう話やと思うんですね。

津雲 利己的ばっかり最近聞きますね~。

河本 そう。だから「利他」って言われると、少し学問っぽくて。

津雲 はい。聞き慣れないと言うか、耳慣れないと言うか。

河本 勉強っぽくて、あまり体感できないと思うんですけど、結局は「相手の為に」っていうのが利他的なので。それは自分の為にもなりますし。その利他的な感覚、行動っていうのが、大きく抜け落ちちゃってるんじゃないかな?っていう。

津雲 あー。

河本 その利己的。自分さえ良かったら良いと。

津雲 まぁ、そうなっちゃいますけどね。

河本 うん。その利己的な集団になってくると、それって幸せの奪い合いみたいになってくると思うんですよね。

津雲 何か嫌ですね~!聞くだけで、何かその言葉は…悲しくなってきますね。

河本 「自分さえよければいいんや」って言うか。奪い合うと思うんですよね。

津雲 そうですね。確かに…。

河本 それは誰も望んでないはずなのに、皆、利己的になっちゃてるとね。まぁ、皆じゃないですけどね。

津雲 でも、結果として、幸せの奪い合いになってしまってると。

河本 なっちゃうんじゃないかな?っていう。

津雲 うん…。

河本 そうじゃなくて、応援してし合ってっていう様な、コミュニティとか社会だと“共生”=“一緒に共に生きる”っていう様な奪い合いの市場じゃなくなると思うんで。

津雲 素敵ですね!

 

“利他”の気持ちを高め、互いが助け合える社会を目指して

河本 今はできないけど、いつかこれはちゃんと返していこうとか。

津雲 あっ、そっか!応援してもらったからと言って、すぐに返さなくてもいい訳ですね。

河本 それはいいと思います。

津雲 「出世払い」でいい訳ですね(笑)

河本 出世払いでもいいですよ!(笑)でも、やっぱりそういうのをしていったりすると、結構豊かになってくんじゃないかな?っていう風に見ててよく思いますね。

津雲 そうですね。そうなると、とっても素敵だなって思いますね。確かに、そうやって考えると、幸せの奪い合いをしているからこそ、相手を叩くと自分に幸せがやって来ると思ってるから叩いちゃう?

河本 下を作るっていう感じなんですかね。自分よりも。

津雲 そういうことですね。叩いて、自分を上にしようとする。

河本 「キラキラするな!」みたいな。分からないですよ(笑)

津雲 「何かあの子、キラキラしてムカつく~!」みたいな(笑)そんな感じですか?

河本 そうそうそう。分からないですけど(笑)「もっと自分を見て~」かも知れないですけど。

津雲 あっ、そうですね。裏返すと。

河本 裏返すとね。それは分からないですけど、利己的か利他的か。利他って、一見自分が得しない様な感じなんですけど。

津雲 はい。他の人のことを考えている訳ですからね。

河本 逆に利己的なのが前面に出てくると、何か皆が“どよーん”としたり、不自由さを感じるっていうことは、やっぱり利他が大事なんじゃないの?っていうのを思いますね。

津雲 はい。あー!それで思い出しました!いいですか?

河本 はい。

津雲 昔『エースをねらえ』っていう漫画があったんです。テニス漫画なんですけど。その時に、偉いお坊さんが、主人公の“岡ひろみ”に、天国と地獄の話をするんです。天国だったかな?同じ物が天国と地獄にはあるんですけど、長い箸と食べ物があるんですって、天国と地獄には。で、天国は、お互いに相手の口に長い箸で入れてあげる、地獄は自分で食べようとするから、いつまで経ってもご飯が食べられないっていう。すみません。長く話しちゃって。

河本 いえ。分かります、分かります。例えとしては分かり易いと思います(笑)

津雲 はい(笑)

河本 まぁ、助け合いみたいな?

津雲 それで、思い出しました(笑)

河本 そっちの方がいいと思います。ただ、裏切られるのが怖いとかもあると思いますしね。

津雲 そうですね。

河本 応援できる人ってどんな人なんだろう?。応援される人か。多分、言ってることとやってることが一致している人だと思うんですよね。

津雲 ほぉ。言ってることとやってることが一致している人?

河本 いわゆる、言動一致っていうやつですよね。

津雲 信用できますね。

河本 結局、信用というものが人間関係のキーワードになるのであれば、自分が信用できる人間かどうかって、自分では分からないじゃないですか?

津雲 うん。はい。

河本 だから、せめて、言ってることとやってることを一致させていく。「言ったのにやらない」とか、それだったら言わない方がいいと思う。

津雲 そうですね。割りに、言ったことを忘れがちなんですけど。

河本 僕も「痩せる!」って言って、何回も痩せれてないので、それはちょっとアレなんですけど(笑)そこは信用無いと思うんですけど。

津雲 あははは(笑)「また言ってるわー」みたいな?(笑)

河本 「また痩せる、応援してくれ」って言っても、多分、誰も応援してくれないと思います(笑)

津雲 あははは(笑)それに関しては、ちょっと信用ならない訳ですね。

河本 そうそう、「言ってるだけやろ?」っていう。

津雲 はい(笑)

河本 だから、僕も自分の体験上、誰かが「痩せる」って言っても「またまたぁ~?」みたいに思っちゃいますしね。

津雲 あー。なるほど。そこはやっぱりちょっと頑張りましょうか!

河本 だから、信用貯金と言うかね。

津雲 あっ、信用貯金!ちょっとずつ貯めていく。

河本 それをしていくのが、利他への一歩かな?みたいな感じは、何となく思いますけど。

津雲 言ってることとやってることを一致させて、信用を貯めて、応援してもらう自分になる?

河本 そう。何かね、その叩く場合って結局、正しいか正しくないかみたいなのがとても多いじゃないですか?

津雲 はい。

河本 どっちかって言うと、正しいか正しくないかよりも、正しいこと言っててもできなかったらあまり意味ないと言うか、行動として。それよりも自分がちゃんと言ってることを実行できたりとか、他人に言ってることを自分が実行できてたりとかの方が大事なんじゃないかな?っていう。視点をそっちに切り替えた方が、もっと幸せになれるかなとは思いますけど。

津雲 そうですね。そうやって考えてると、自分からとにかく変えることで、ちょっとずつでも、この利他の社会に変えて行けるかも?みたいなことは希望が持てますかね?

河本 多分、社会全体っていうのは、なかなか難しいと思うんですよね。そんな影響力ある訳ないし。

津雲 あー、なかなかね。社会全体が一気に変わるっていうのはね。

河本 うん。自分がそうなって、そういった人達を自分の周りに増やしていく方が、いいんじゃないかなっていう。

津雲 やっぱり、自分を変える方が簡単ですかね?

河本 簡単だと思います。

津雲 なかなか痩せれませんけどね。

河本 それは多分、本気じゃないからじゃないですかね(笑)

津雲 あははは(笑)本気で思って、本気で変えるって決めて、言ってやったらまた信用がね。

河本 そうですね。仕事絡みになると、結構尻に火が付いてするんですけど。プライベートはちょっと…、なかなかダラダラしちゃいますね。

津雲 難しいですね(笑)全方位にっていうのはなかなか難しいですけど、何か一つ自分で決めて、言ったこととやったことを一致させていくっていうところからの。

河本 そういった人同士の応援のし合い、助け合いが一部では広がっているとは思いますし。それが理想としてるんじゃないかな?とは思いますね。

津雲 はい。そんな理想の社会を、目指して頑張っていきましょう!マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は10月22日の放送です。河本さん、ありがとうございました。

河本 ありがとうございました。

津雲 この番組は、株式会社マインズの提供でお送りしました。