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【第124回】将来の為にまずはお金の勉強を。 2020.6.25放送分

ブログマインズのわくわくキャリア相談室

こちらのブログではFM GENKI(エフエムゲンキ)にて放送中のラジオ番組、【マインズのわくわくキャリア相談室】のトーク内容をご覧いただけます。

■放送日時  第2・4木曜日 9:29~9:49
■提  供  株式会社マインズ

メインスピーカー

株式会社マインズ  代表取締役社長
河本 尚吾

MC

FM GENKI  パーソナリティー
津雲 あおい さん 

 

景気低迷に備えて一人ひとりが個人でできること

津雲 さて、河本さん。

河本 はい。

津雲 最近、不景気、不景気と言われていて。前回の放送でも、河本さんは「2020年から2025年は、崖っぷちと言うか不景気になるだろうって前々から言われていました」という話はされてたかと思うんですけど。そんなことって、予想はできてたんですね?

河本 普通に経済誌にも書いてましたし、僕が言い始めたのではなくて、多くの方がそう言ってたので…というだけですけどね。

津雲 うーん。ただ、みんなが分かってたとしても、なかなかそれに対して反応できていなかったっていう人がほとんどじゃないかなと思うんですけども?

河本 会社的に言うと、やっぱりそういう時に取る方法って、それまでに財務体質をよくしておいて不景気をちゃんと乗り切れるようにすると、次はまた好景気が来るから、その時また勝負できるからって言って、財務の方をしっかりと良い状態にしておくんですかね。お金を残しとくっていうのが多いですよね。

津雲 今、株とかもいったん下がったから「今が買い時だぞ」みたい話も知り合いの中で出たりするわけですが。

河本 はいはい。

津雲 「今買わないと!」みたいな感じなんですけど、そういうことではないんですか?

河本 まぁ、個人で言うと…。不景気の対策ってことですね。

津雲 はい。

河本 それも一つの手段ですよ。仕事はなくなるかもしれないですけど、そういう風な金融資産というのもどんどん変化していくので、そういうのを知っていたら、安い時に買って高い時に売れば増えるわけですから。そういうの勉強しておくのも非常に大事ですよね。

津雲 ただ、「こういう時にこうしたらいい」という勉強っていうか、お金の勉強って、いったいいつしたら良かったんだろう?って。自分の人生を振り返ってみて、やった覚えが全然ないんですけど、今からでも遅くはないんでしょうか?

河本 遅くはないですね、全く!

津雲 そうですか!でも、いつからだったら、一番良かったんでしょうね?

河本 うーん…。中学生くらいじゃないんですか?

津雲 中学生でもう勉強しなくちゃいけないんですか!?

河本 たぶん(笑)

津雲 学校でそんなことは習ったような記憶は…。もちろん株式会社ってものがあったり、いろんな会社があるのは知ってはいましたが。

河本 うん。でも、義務教育だから学費はかからなくても、給食代はいるでしょう?

津雲 そうです、給食代がかかるかな?私の時代はかかったんですが。

河本 今、どうなんでしたっけね?中学は、給食がない場合もあるのか。

津雲 そうですね、ないところもありますね。選択式ですね。

河本 小学生は、なぜかランドセルにお金払わないとダメじゃないですか。

津雲 そうですね。

河本 …とか、とかとか。全て「0円」で済んでいるわけでなくて、お金がかかっているわけですよね?それは何のためのお金なんだろう?って、1回考えてみてもいいんじゃないかな?という。それを合計したら、大人になるまでにいくら自分が親に使ってもらっているんだろうってね。

津雲 一人で大きくなったわけじゃないですからね。

河本 そうそう、自分のお金じゃないですよね?ていう意識ができるだけでも、全然違うと思いますし。

津雲 なるほど。そういうのって、学校で教えてくれたら良かったのになって、思うんですよね。

河本 なぜか教えないですね。今からはキャッシュレスになるから分からないですけど、僕らが学生の頃だったら、ほとんどの人が絶対ATMを1回は使うでしょう?でも、使い方の実習とかないですよね?

津雲 ないですね(笑)

河本 絶対に使うのに教えないって、もはや悪意としか思えないんですけどね。

津雲 もうね、まごまごしましたね。一番最初に使うときって。

河本 そこまで徹底して教えないのは、なぜなんだろう?ってね。不思議ですね。

津雲 確かに実習はなかったです。あぁ、そうですね。

河本 だったら、どちらにしてもそれを言ってもしょうがないので。今から一個一個やっていくしかないので、やっぱり真摯に勉強していくべきだろうなっていう風に思いますし、うちの社員にも言ってますね。「60歳まではなんとか給与所得だけでもいけるかもしれないけど、100年時代に給与所得だけで生計立てられると思う?」って聞いたら、全員「うん」とは言わないですね。じゃあ、どうするん?

津雲 昔だったら「年金があるから大丈夫」っていう時代が…長かったですよね。

河本 だから勉強しないと、だめなんですよ。

津雲 そっか。

河本 それにみんなお給料、お給料と言いますが、法律用語に「お給料」ってないですからね。

津雲 え?なんて言うんだろ?

河本 所得税的には「給与所得」ですしね。

津雲 あ、そっか。言われたらわかるんですよ(笑)

河本 労働基準法上でいうと「賃金」ですしね。

津雲 ああ、賃金。はい。

河本 健康保険とか社会保険の年金とか…社会保険上でいうと「報酬」ですしね。呼び方が違うんですよ。

津雲 あぁ。でも言われてみたら「分かるよ、分かるよ」って、知っている単語ですよって感じなんですけど。

河本 呼び方が違うということは、それぞれに定義が違うんですよ?

津雲 んん?

河本 だって、言葉が違うわけじゃないですか。

津雲 はい、使い分けされているわけですね。

河本 例えば、所得税上は交通費は非課税ですよ。聞いたことあります?

津雲 あります。

河本 でも社会保険の報酬上は、交通費を含んだものを報酬と呼びますからね。

津雲 ややこしいな~。

河本 ややこしいんですよ。でも、それを皆さんは払っているわけですよね。会社が自動的に引いてますけど。で、残ったのを手取りというわけですけど。そもそも手取りにしか興味がない。

津雲 ないですよね。いただきますよね、明細を。明細をもらって、見るのは手取りのところです。

河本 でも、払っているんですよね、お金を。

津雲 まあ、引かれているんですよね(笑)

河本 引かれているんですけど(笑)、払っているんですよ、これは。税金や社会保険を。

津雲 払っているんですよね。

河本 その入ったものを計算するんだったら、出ていくものも計算しないとおかしいですし。

津雲 本当は知らないといけなんですよね。そこも意識しないと。

河本 自分のお金なんですからね。

津雲 うーん。なんかいったん自分の懐にはいったものじゃないと、なんかあまり実感ないですよね?

河本 まあ、例えば「株」とかって言いますけどね、一般的には。所得でいうと配当所得という所得に分類になるんでしょうしね。というふうに、所得というのは1個じゃないですよ、そもそも。持っている間は所得じゃないですもんね、資産ですよね。

津雲 え?株を保有している間は、所得でなくて資産?それを売るからお金になって所得になる?

河本 そうそうそう。

津雲 あぁ、そういわれれば、そんな気がしますね。わかります(笑)

河本 (笑)

津雲 分かっているようで、分かってないこといっぱいありますね(笑)なんとなーく、の経済活動をしていることになるわけですね。

河本 そうです、そうです。それでも、それを意識してみないと分からないし、体得できないし。でもいきなり勉強したからと言って、株で勝てるかというと、そんなわけないし。

津雲 はい。でも、勉強した方がいいですよね?

河本 絶対いい。はい。

 

人生100年時代を生き抜くためのお金の勉強を

河本 比較的、安心?というかローリスクは、長期型のやつで。長期で運用するとかのが安全ですしね。

津雲 すぐ買って、すぐ売るでなくて、そもそもの「会社を応援する、出資する」っていうことも含めて長期で運用していく?

河本 そうそう。とか、海外の株とかをみていくと、なぜ長期がいいかっていうと、今回のコロナでもそうですが、良かったり悪かったりするんですが、何十年という単位でみると一応右肩上がりなんですよね。

津雲 ああ、徐々にではあるけれども…。

河本 だから、ずっと安定的に毎月ちょっとずつでもやっておくと、良い時も悪い時もちょっとずつやっていくと、経済は必ず右肩上がりになるので、資産としては増えるという考え方なんですね。

津雲 へえ。だから、ちょっと毎日の上がったり下がったりにあまり左右されずに。

河本 長期の場合はね。

津雲 はい。

河本 でもそれって、10年20年の話ですよ。もっと言えば30年。でも、そうやって作っていった資産っていうのが、年がいってから自分の安心に変わるわけじゃないですか?

津雲 うん。老後を支えるわけですね。

河本 そうそう。

津雲 こんなお金の勉強って、実は「あんまりお金お金って、そんなに言うもんじゃありません」って、小さい頃に言われてた気がするんです。「そんながめついこと言わないで、こうなんかもっとゆったり生きなさい」みたいなそんなことを言われて育ったような気がするんです。

河本 そういうことです。今でもそんな風潮あるんじゃないですか?

津雲 でも勉強しないと生きていけないんだったら、それは勉強しないと。

河本 いや、ダメだと思いますけど。むしろ一番最初にしないといけないんじゃと僕は思いますけど…。じゃあ、自分たちでしていくしかないですね。

津雲 そっか。学校がしてくれないんだったら、自分たちが、まずは親が勉強して、子どもさんと一緒に勉強していく。

河本 それをもう一歩言うと、世界、先進国は特に、右肩上がりなんですよ。日本って横這いもしくは下がっているわけで、この30年間を通して。じゃあ投資してどうなるんですか?増えない。

津雲 はい。横這いか減っちゃう。

河本 減ってる。成長してないわけじゃないですか。これって、まあまあやばいことですよね。

津雲 はい。

河本 で、そういう場合って、平均の年収は下がってるわけですよね。海外は全部上がっているんですよね。

津雲 そっか。

河本 じゃ、給料が上がらない構造の中にいる中で、どうやって給料上げていくんですか?というのは本気で考えないといけないことなんですよ。それを会社のせいにしたって…。

津雲 仕方ないですよね。社会全体がそんな感じになっているわけですから。

河本 上がらない、上がりにくい構造になっているので、「じゃあ、どうするんですか?」 っていうのは、他人任せじゃだめじゃないですか?

津雲 本当にそうですね。そうだわ!

河本 社長がとか、雇われているからとか関係ない。

津雲 きっちり自分で払っているんだ、稼いでいるんだ、ということを考えて増やしていかないと。

河本 減ってもいいんなら、いいんですけどね。

津雲 まあ。それはそれで、無いなりの生活をすることができるならばいいんでしょうけれど。

河本 「もう、これぐらいでいい」んだったら、それでもう全然その人の自由ですけど、その「これぐらい」ってどれぐらいなの?(笑)

津雲 はい(笑)。漠然としてますね。もうちょっと具体的に落とし込んで、自分で考えといた方がいいよ、と。

河本 そうそうそう。そうですね。

津雲 いや、でも。本当こういうのを教えといて欲しかったな。

河本 いや、僕も自分で知っていって、都度びっくりですね。

津雲 そうですか!河本さんでもまだびっくりされるんですか?

河本 なんで、もっと早く教えくれなかったんだって。

津雲 ですよね。昔うちの父親が、もう亡くなっているんですけど「国家百年の計は教育にあり」とずっと言っていて、何の意味やらさっぱり分からなかったんですけど。教育はね、しておかないと。

河本 でもね、もう割り切るしかないんじゃないですか?どっからどう見ても、子どものための教育とは思えないので。

津雲 あら?誰のための教育なんですかね?

河本 …教育者?教育に関わる人のための教育?

津雲 うーん、深いな…。本人たちは、そういうつもりじゃないかもしれないですけど。

河本 だから、個人が悪いわけでないですよ。

津雲 全体として、そうなってしまっているかもしれない?

河本 まぁ、ねぇ。毎日会社に行きなさいというような教育を、毎日学校に行きなさいみたいな、正解を探すような教育をして、社会に出て稼げるのかな?と、なんか別のことを教えてあげればいいのになっと、誰でも思いますよね。

津雲 そうですよね。

河本 でも、その責任は自分にあるんですよ。学校にはないわけですよね。

津雲 学校のせいばかりにしてはいけない。

河本 だから、自己責任(笑)

津雲 (笑)よく出てきます、この番組で。自己責任。

河本 だって責任は自分しかとってくれない。誰かとってくれれば楽ですけど、誰もとってくれないでしょ?

津雲 とってくれないです。

河本 しょうがないですもん。

津雲 はい、自分で、自分の人生、自分の家族の人生は、自分がなんとかしなくちゃいけない。

河本 その責任のとれる範囲の自由はやればいいと思うんです。だから、学校に頼らずとも、その範囲で。学校に行くのも自由、行かないのも自由っていうのが一番いいですからね。どうせ自分の責任なんだから。

津雲 そう、自己責任。勉強するもしないも自己責任。

河本 そうですね。

津雲 でもせっかくなら、勉強した方がよさそうですね。

河本 好きなことを勉強するのが一番だと思います。

津雲 お金好きです(笑)

河本 あははは(笑)

津雲 ということで、マインズのわくわくキャリア相談室、本日はこの辺りでお別れです。次回は7月9日の放送です。河本さん、ありがとうございました。

河本 ありがとうございました。

津雲 この番組は、株式会社マインズの提供でお送りしました。