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【開催終了報告】未来の働き方セミナー(2018.11.16)
【神戸支店特別企画】迫りくる2019年「未来の働き方セミナー」
2018年11月16日(金)14時00分~、神戸支店による初企画、「迫りくる2019年~未来の働き方セミナー~」を開催いたしました。
「働き方改革(正式名称:働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律案)」をセミナーテーマに掲げ、「働き方改革」に備え、雇用の確保と生産性の向上・雇用環境の改善で人材に選ばれる勝ち組企業を目指す事を目的とし、働き方改革関連法案とは何か?この法案の背景や注意点、今後の課題等についての講義となりました。
ご参加いただきました皆さま、誠にありがとうございました。
登壇:マインズグループ代表 河本尚吾
セミナー内容
今回のテキストは働き方改革についての情報がたっぷり詰まった約50ページ。
参加特典として、受講者の皆さまには今回の資料を全てお持ち帰りいただきました。
今後自社で働き方改革を進められる上で、ご参考にしていただければ幸いです。
【講義内容】
◆働き方改革関連法案とは(背景・概要・施行日一覧等) ◆時間外労働について ◆フレックスタイム制について ◆労働時間について ◆高度プロフェッショナル制度について ◆勤務間インターバル制度について ◆年次有給休暇について ◆産業医・産業保健機能の強化について ◆同一労働同一賃金について |
同一労働同一賃金
今回とくにクローズアップしたのが、「同一労働同一賃金」の項目でした。
同一労働同一賃金は、「同じ仕事であれば同じ賃金である」という考え方なのですが、
そもそも賃金の仕組みがどうなっているかというと、日本の多くの企業は、いわゆるメンバーシップ型、在職年数に応じて賃金が徐々に上がるという仕組みになっています。
正規、非正規(契約社員、パート社員など)間の不合理な待遇格差を埋める目的である「同一労働同一賃金」ですが、実際には仕事内容の範囲を明確にするのは大変難しく、
この項目では、契約社員のトラック運転手が会社に是正を求めた「同じ仕事をしているのに正社員と比べて待遇に格差があるのは不当ではないか」という訴訟を例に挙げながら、具体的に解説していきました。
【同一労働同一賃金についての講義内容】
・不合理な待遇差をなくすための規定の整備 ・労働者に対する待遇に関する説明義務の強化 ・行政による履行確保措置及び裁判外紛争解決手続(行政ADR)の整備 ・同一労働同一賃金のポイント |
まとめ 「働き方改革」企業の対策・課題
上記は今回のアンケート結果です(一部抜粋)
「働き方改革」に取り組む上で、課題と感じておられる点は何ですか?
の質問に対し、「ノウハウが足りない」が25%
何かと話題になっている「働き方改革」ですが、意外とリアルな情報は少ないようで、皆さまも具体的なノウハウを求めて当セミナーにご参加いただいたようです。
今回、神戸で開催いたしましたセミナーは、タイトルのとおり「迫りくる2019年」ということで、2019年度からの「働き方改革実現」に向け要点をピックアップし、課題・対策等をまとめました。
セミナー終了後に設けた「質問コーナー」では
・時間外労働の具体的な上限規制について
・在宅社員に関する労働時間の適正な把握方法について
など 質問も飛び交い、ご参加いただいた経営者さま、担当者さまは皆、一つ一つの項目に関心を持たれ、熱心にメモを取りながら受講されており、当社としても「働き方改革」が企業にもたらす影響を強く実感いたしました。
「働き方改革」に対しては、多くの課題が示されていますが、課題や問題点等、取り組み方法は企業によって様々です。
今回のセミナーでお伝えしましたとおり、働き方改革関連法案に関する対応を放置したり、また対応を誤ると重大なトラブルにつながります。
時代の流れに逆らうのではなく、法改正の内容を把握し、「働き方改革」の目的である「一億総活躍社会を実現するための改革」「男性、女性、高齢者、若者関係なく、誰もが活躍できる社会にしていくための改革」を進め、従業員満足度・生産性向上により選ばれる企業を目指していきましょう。
次回は、姫路本社にて「採用」に特化した研究会、ひょうごHC戦略ラボのセミナーを12月に開催いたします。
とくに採用活動に力を入れたい経営者さまには是非ご受講をお勧めいたします。
2019年、採用活動はいよいよ「攻め」の時代到来!
当セミナーでは、採用マーケティングの手法や事例、最新動向を総まとめとしてご案内しますので、来年以降の貴社の戦略立案時の参考として是非ご活用ください。
開催日時:2018年12月26日(水)15時30分~17時30分